ロードバイク フレームセットについて その2

前回に引き続き【フレームセットについてその2】です
下の画像を元にお話を進めます。
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①トップチューブ
トップチューブの形状傾きで【ホリゾンタル】【スローピング】に分けられます。
【スローピングフレーム】後方にかけて斜傾しています。
ここの長さはポジションづくりに直接関係してくるため、斜傾しているチューブの長さのみを測っても角度によっては参考にならない場合が多いです。
そのためトップチューブのセンター~シートチューブのセンターを【ホリゾンタル換算】(直線距離換算)して長さを掲載してる場合が多いです。
【トップチューブ長】+【ステアリングコラム】+【ハンドルの突き出し量】がポジションを作った上で【ハンドルまでの距離がどのぐらいになるか】ということになります。

②ヘッドチューブ
ヘッドチューブ長が長くなるほどフォークを支持するヘッドセット幅の幅が長くなり、フォークを安定して保持することができるため安定につながります。逆に短くなるとハンドリングはクイックになる傾向にあります。
またトップチューブ長が長いほどハンドルの位置が地面より遠くなる(高くなる)ため上半身を起こした形でのポジションが作れるます。
そのため【ロングライド】思考のバイクは安定感や、直進安定性を求めるため、この【へッドチューブ長】が長めに設計されている傾向にあります。

③フロントフォーク
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上の画像がフロントフォークの各部名称です。
名前はさほど重要ではないです。
素材は【フルカーボン】の物、【クラウン】から上【コラム部】が【アルミ】で、【ブレード部】が【カーボン】のように組み合わせられているものなど様々あります。
また設計面では【ブレード】が前面方向に沿っているもの、直進のもの、波打っているもの、エアフィンが付いているものなどコチラも多種多様あります。
フロントフォークは【ブレーキング】、【コーナリング】、【乗り心地】(主にハンドル周り)等様々な影響があります。

④ダウンチューブ
トップチューブからBB(ボトムブラケット)に向けて下方向に斜傾しています。
最近ではBB周りの剛性を確保するためにびっくりするぐらい太くする傾向にあります。
BB周りの剛性が高いとペダリングに対する反応が良いというメリットが出てきます。
正面から見た時にデザインが見えるようにダウンチューブ下面にデザインが施されているものも有ります。
上部中央部分にはボトルケージを取り付けられるようにネジか切られています。

⑤チェーンステイ
正確にはBB中心から後輪軸中心までの距離です。
ここの距離は乗り心地と走行時の安定性に関わります。
当然ながければホイールベース(前輪軸から後輪軸までの距離)が長くなり安定性、乗り心地は良くなりますが、パワーの伝達効率・反応速度・回頭性は短いよりも劣ります。

⑥シートステイ
乗り心地、主に後輪からの振動がシートステイからサドルへと来ます。
各メーカーこの部分は様々な乗り心地をよくするテクノロジーを取り入れています。
カーボンの材質を替えたり、アルミフレームでもここだけカーボンのバイクも有ります。

⑦シートチューブ
その名の通りシートポストを突き刺すための場所であり、シートポストを固定するためにクランプが取り付けられる構造に有ります。
立ち角度によって乗り心地に影響が出ることも有ります。
またココには2本目のボトルケージを取り付けるためのネジが切ってあります。しかし最近はやりのスローピングがきついバイクだとトップチューブのボトルと、干渉してしまうことが有ります。





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