今回は【ロードバイクの整備のための工具たち】ということで
これから紹介する工具はロードバイクの整備に必要不可欠なものです。
しかしロードバイクの整備をするにあたってすべてを一気に揃えると大変です。
重要な工具からご紹介します。
【いい工具は作業を速く正確に行うことができます。】
▶ アーレンキー(六角レンチ) ★★★★★
これがなくては始まりません。
ほとんどのパーツはこれでいじることができます。
ココはお金をかけてもいいところでしょう。
好みにすごい差が出るところではありますが、
やはりおすすめはロングのボールポイント付きです。
ある程度の精度で固さがあるものがお勧めです。
セットで2000円もだせばある程度ものが買えるでしょう。
■各種パーツ取り付けネジ等
※画像はSK-11のボールポイント
かなりハードに何年も使っていますが、未だに現役。使い勝手がいいです。
六角は自転車整備の中でも最も重要な工具です。
ココはどんなにお金をかけてもいいと思うところですが、実はこのSK11のボールポイントのセット、いいですよ。
ボールポイントというのがなんともポイントです。
実売でホームセンターでも1500円出せばお釣りが来ます。
高級特殊合金鋼使用のハードクロームメッキ、剛性は十分です。
1.5mmから10mmまで必要十分です。
8mmはLOOKのKEOペダルの脱着にのみ使います。
10mmは使わないかもしれないです。
10mmで締め付けるネジはこの長さでは足りないでしょう。。。
傾き角度も約25度と申し分有りません。
精度も申し分ありません。
別の使い方といえばフロントディレイラーの調整等に使います。
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▶ プラスドライバー ★★★★★
整備ではあまりマイナスは使わないです。
しかしプラスはディレイラー調整に必要になります。
整備に慣れていないことは力をかけすぎてしまうことが有り、
ネジをなめやすいです。
本来プラスドライバーでいじるネジはそこまで力をかけるネジではありませんが
慣れないうちはやはり注意が必要です。
ビットで交換式のものであればジャストサイズを選びやすいです。
しかし、実際に使用するのはほぼほぼ1サイズのみです。
安いビットで買って一番使うサイズのみいいものを買い足してもいいでしょう。
■前後ディレイラーの調整、一部パーツの取付等
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そしてなめが少ない【T字】のものをお勧めいたします。
ディレイラーの調整なんかも微調整がT字のほうがし易いです。
ほぼ使うのは大きめのプラスのみです。
▶ よく切れるハサミ ★★★★
これは結構使いますね。
バーテープ、ビニールテープを切ったりあらゆるものの加工に使います。
100均ではすぐに切れなくなってしまいますので、やはり
ある程度の金額を出しても後悔することはないでしょう
まぁ100均でも事足りてしまうのが現状です。。。。
■柔らかいものの切断
▶ 精密ドライバー ★★★
これ意外に使う場合が多いです。
ドライバーとして使うのではなく、先の細い工具として使用します。
各種ダストシールを開けたり、細かいものを触る際に使ったりします。
これは先っちょが細ければなんとかなることも有りますので、
工具として使うというよりはほじったり、引っ掛けたりが多いので
安い100均でもなんとかなってしまうことが多いです。
フルクラムハブの分解にもあると便利です。
▶ ケーブルカッター ★★★★
これがないと各種ケーブル交換はできません。
ブレーキのアウターが一番太いので切断能力はブレーキのアウターに合わせて
4mm~5mmぐらいまで切断できるものがおすすめです。
自転車の専用品は使いはいいですが、1500円も出せば切断できるものはあります。
よく切れるものは後から整形の時間短縮になります。
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なんだかんだでこれも結構使ってます。
▶ ピンセット ★★★
なんだかんだで無いと結構不自由する工具です。
■細かいところのゴミをとったり、ケーブルを掴んだり、ベアリングの掃除にも使えます。
安いもので十分ですが、無いとやはり不便です。
100均物でなんとかなってしまうでしょう。
▶ スプロケ外し&BBレンチ ★★★★★
これは無いと外せません。
BIKEHANDのものが安くても使用は全く問題ありません。
スプロケの締付けトルクは規定の数値がものすごい数値です。
しっかりとずれることなく締め付けられるものがいいです。
金額も1500円ぐらいで2本セットで買えます。
3兄弟です。
特に真ん中のスプロケ外しが使い勝手がいいです。
ガッチリ差し込んでガンガン体重をかけても全く問題ありません。
純正のモンキーでつかむ奴もありますが、あれよりも遥かに安定性がいいです。
BBレンチもしっかりはめてしまえば体重をガンガンかけられます。
価格:3,434円 |
★なれないうちはすべての工具に当てはまりますが、多少高くても精度のいいものを使った方がいいです。★
BIKE HAND製も何も問題なく使えます。
【在庫あり】BIKE HAND(バイクハンド)YC-306BB BBレンチセット D/A用 価格:1,101円 |
力のかかり方が全然違いますので、O型のものを選びましょう。
BBは大きさがありますが、ワタクシの工具の写真のようにバコッとスペーサーのような工具を挟むことで対応できる物もあります。
▶ チェーンカッター ★★★
いつの間にかどんどん増えてしまうチェーンカッターです。
これがないとチェーン交換はできません。
例えミッシングリンクでもチェーンの長さを揃えるために切るという作業
が出てきます。
11速になりミッシングリンクの必要性がほぼなくなりました。
あまり安かったり小型のものはお勧めできませんが、SHIMANOの
純正品であれば【切る・つなぐ】は問題なくできます。
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特に初心者の方はいいものというか、どんなものがしっかりと使えているかわからないと思います。
安いものもたくさんありますが、純正品の安心・安定感は高いです。
▶トルクレンチ ★★★
精度の問題もありますが、整備初心者の方の手よりかは正確に測れるかと思いますが、過信は禁物。
しっかりと状態を見ながら使用するのがいいと思います。
特に整備初心者の方にありがちな【締めすぎによる破損】を防止します。
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増し締めとかの目的でも使います。
賛否両論あるところではありますが、特にカーボン製のパーツを使っている方は全く使用したことがないと、どのくらいの力がどのくらいの数値、、、というのがわかりにくいのでそういったことの確認のためにも1セットあるといいと思います。
なんといっても自転車用は低トルクに設定されていますのでやはり自転車用のものがいいと思います。
自動車用のものはトルクが高すぎてダメです。
実はこのPWTのトルクレンチも精度が少々ずれ気味という報告もあり不安が少々あります。
ということでなんだかんだ言ってもシンプルなものが一番!
ということでこんな物があります。
TOPEAKのトルクレンチです。
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要は金属の【しなり】を利用してトルクを叩き出すのですが、実はワタク氏こちらのほうが信頼しております。
何故かっていうと、アーレンキーの締め付けにかなり近く手応えを覚えられるかです。
上のトルクレンチは手応えが違いすぎて、アーレンキーと比べるのが難しいのですが、こちらは手のトレーニングにも持って来いです。
このシンプルな作りこそ未だに大型のトルクレンチもこの形を使っているものが多くあります。
デジタル世代ではありますが、こんなシンプルなものも好きです。
ヘッド周り、サドル、その他増し締めにも大活躍中!なんといっても安い!
トルクレンチ選びに悩んだらおすすめの商品です。
▶ トルクスレンチ ★?
なんかちょっとしたところのボルトがこれの場合があります。
しかしなければ使いませんが、あればこれがないと回せません。
別物で代用できないかと色々やってみましたがダメなものはダメ。
面倒臭ければ6角に交換してしまえばつかわないでしょう。
Bianchiはボトルケージのチタンボルトがこれを使っているのですが、面倒くさいので変えてあります。
▶ その他の工具たち
ロングメガネレンチ
これは主に車用に使っていたものですが、LOOKのビンディングペダルの分解に使います。
またちょっと力をかけたいときは広い方の穴を使って工具の延長(鉄パイプ代わり)
にも使えるとても便利な工具です。
これはもう完全にハブ用です。
SHIMANOハブに主に使います。
ホントはハブコーンレンチセットです。
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シマノホイールのハブのメンテには必須です。
薄型ながらも精度が出ていないと簡単に舐めてしまうので要注意な部分です。
ニップル回し、クロモリ製だった気がします。
これ意外に制度がよく重宝してます。
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これじゃないとダメです。
ワタクシの勝手な印象だと輝く銀色の同型のものは精度が悪くゴミ箱直行でした。
Icetoolzのものですが、確か中身が一緒のものがイオンバイクとかでも売っていた気がいます。
多分中身は一緒だと思います。。。この業界そんなん結構ありますね。。。
なおフレ取りはこれとセットで使います。
エアロスポークはニップルを回すと一緒に回転してねじれてしまいます。
スポークが回転しない(ねじれない)ように抑える道具です。
これ以外の使い道はメモ・名刺を立てておく、ぐらいしか使い道がありませんが、
無いとどうにもならないとっても便利な工具です。
尚、ペンチ等でやってみましたがやはりこれがないと面倒くさいのでエアロスポーク(キシメン形状)のスポークのフレ取りの際はあったら便利、と言うかないと厳しいでしょう。
今後の傾向として完組ホイールのスポークはほぼブレード形状になっていくと思います。
そこまで高くなくて必須アイテム、振れ取り台の購入の際はニップルレンチだけではなくこちらも購入した方がいいでしょう。
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まだまだいっぱい有りますが、
今回は代表的な工具のご紹介でした。
実はアーレン(六角)も同じサイズが2本いる時があったり、これを抑えるために
この工具じゃなきゃダメとか、自転車って意外に専用品が多いんですね。
全部を一気に揃えようとすると大変お財布に痛いので、
必要に応じて揃えていくのがいいと思います。
何にもない状態からロードバイクを購入時
→アーレンキーセット、ドライバー
スプロケ購入時
→スプロケ外し2本セット
チェーン購入時
→チェーンカッター
振れとりをやってみたくなったら
→ニップル回し、きしめんスポークであればブレードスポークホルダー
こんなかんじで徐々にで十分かと思います。
ということで代表的な工具のお話でした。
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