ブレーキケーブルによる引きの軽さ比較
よく【DURAのケーブルは引きが軽い】とか、
何とかネット上にもいろいろな情報が出ています。
そこでかれこれ前回の交換から5000㎞ぐらいは走ったので
実証実験をしてみようかというお話です。
今回の変更はこれに変えます。
DURAグレードのポリマーコーティングケーブルです。
現在使用していたものとの比較ですが、ビアンキの純正ケーブルですので、
ジャグワイヤーのアウター、インナーは不明ですが、コーティングをしてる
感じはありません。
ですのでおそらく通常のステンケーブルでしょう。
本当はばねばかりで測りたかったのですが、
調達が間に合わず今回は簡易的な方法で検証します。
こういうことです。
自転車を90度起こしブレーキレバーにこれをぶら下げます。
どの重さで動かなくなるか(レバーが引けなくなるのか)を検証します。
数字では表しにくいですが、ジャグワイヤーのぎりぎりの重さで
DURAケーブルで引くことができれば検証になるかと思います。
で早速現状の確認です。
フロントです。
リア
761gです。
この状態だと根元まで引くことはできません。
5割方引けている状態であります。
この状態でDURAケーブルに交換後、同じようにひっかけて
引くことができればケーブル交換による違いが判るはずです。
で交換です。
交換の記事はこちらから↓
アウター&インナーブレーキケーブル交換
交換完了です。
交換は通常通り、切り口の処理、インナーの取り扱い等
に細心の注意を払い行いました。
で結果はというと
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↓
↓
余裕で引けます。
761gでは簡単に引くことができます。
これは感動です。
実際にケーブルだけでこんなに違うものだとは、、、
で少しづつ水を減らしていき同レベルまで引けなくなるまで減らします。
根元までは引けないがひっかければ5割程度引けている重さです。
で重さはというと、
↓
↓
↓
677g-761g=-84g
割合で行くと1割以上軽く引くことができました。
実際に引いた感覚でいうと
確かに軽い感じはあります。
ケーブルのポリマーコーティングが引っ掛かりを少なくしている感触です。
ケーブルの撚り(?)ごとに【クックックッ】とくる引きが細かく軽くなっています。
決して正確な数値で出ているものではありませんが、
ポリマーコーティングケーブルに交換することで
引きが軽くなることは間違いないようです。
しかし完成車で販売しているロードバイクって、
コンポーネントはシマノ、とかスラムとかあるわりにケーブル類は情報が全く
といっていいほどないように思えます。
シマノは純正品以外のケーブルの使用は推奨していません。
おそらくコンポーネントの能力を引き出すためには専用の設計の
ケーブルが必要ということでしょう。
アウターキャップまで専用設計です。
実際の交換しての実走インプレはこちらの記事でご紹介いたします。
コメント
コメント一覧 (2)
私の見落としがなければ、5000km分の走行で使用した後のジャグワイヤーだと受け取れます。
5000km走行分の劣化を含んだワイヤーと新品のDURAワイヤーで比較しても、両方の「本来の性能」の比較にはならないのではないかと思い、コメントさせていただきました。
ニッセンのケーブルで同じ実験をお願いできますか?
よろしくお願いします。