初~中級編 ロードバイクと低体温
初~中級編 ロードバイクと低体温
てんちょーはしきりにサイクルウェアを推奨しております。
「サイクルウェアは快適だよ」というお話は初級編のお話
今回は中級編「ロードバイクと低体温」をお送りいたします。
ロードバイクは乗車中、常に風にさらされている状態と同じです。汗をどっとかいた後寒くてしょうがない状態をご経験された方はお分かりだと思います
サイクルウェアの速乾性なぜそこまで重要なのかということです。
結論から言うと低体温状態の防止になるからです。
そこで必要なのが【吸汗速乾性】です。いつまでの衣類が濡れているのは不快なだけでなく、冷えによりパフォーマンスの低下がおきる、また風邪を引いてしまう、更には安全に乗ることが難しくなるかもしれません。
体が冷えくると筋肉は収縮することがお分かりだと思います。
体が冷えて冷えてしょうがない時は自然と姿勢は丸くなります。
また筋肉を震わせることにより体温をあげようとします。
体表面の血管は収縮し汗腺を閉じます。
表面的にはこれだけのように思えますが、実は体の中でも反応が起きています。
末梢血管は自律神経の働きによって、収縮することで体温を維持しようとします。
深部体温を維持するために血管を収縮させ生命の維持に当てるということです。
血液が十分に回らなくなった毛細血管はもちろん正常な活動ができなくなります。
かじかんだ指で糸を針穴に通すとき自然に指先を「はぁ~」っと吐息で温めようとしますね。
ここまで体温が下がることは珍しいかもしれませんが、
よくあるのはヒルクライムで標高は湿度にもよりますが、1000mで5~10℃下がると言われています。
更にヒルクライム後のダウンヒルで一気に体温を持っていかれる場合です。
ダウンヒル時は繊細なブレーキング操作が必要となりますが、運動機能の低下した指ではコントロールはままならなくなります。
それどころか当然体温が下がることにより、脳の機能も低下します。正常な判断能力がなくなります。
これは非常にキケンな状態です。
今の時期は30℃の次の日は20℃と気温の変動が大きく不安定な天気が多いです。
昨日は最高気温が21度でした。湿度は満載だったので1000m級の山で5℃下がるとします。
すると16℃これで半袖半ズボン汗びっしょりのダウンヒルはちょっとキケンですね。
できるだけびしょびしょに濡れたまま下り始めないようにした方がいいです。
また汗だけの水分ならまだしも雨も降り始めると更に体温を持って行かれてしまいます。
ウインドブレーカーやレインウェアは絶対的なお約束があります。
【降り始めを感じたら直ちに着ること】です。
「止むかなぁ、酷くなるかなぁ」と少しも粘らないで下さい。
まず雨水でウェアを濡らさないことが重要です。
やんだら脱げばいいだけですが、濡れたウェアにレインウェアを重ねるのは非常に不快です。
ヒルクライムや変わりやすい山のライドに一枚持っておくと安心の【レインウェア】
吸汗速乾性に優れた【サイクルウェア】
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