RD(リアディレイラー)プーリーについて

本日は千葉でも初雪が観測されました。
普通に雪降ってます。
そして非常に寒いです。
寒いのが大の苦手なてんちょーにとってはとても苦痛な時期です。
寒くておしっこを我慢して尿石症になってしまう猫さんの気持ちがよくわかります。


ということで今回は【プーリー】のお話です。

※シマノ製品は各パーツごとに小さなモデル(仕様)変更を繰り返すことが
 多く見られます
。2016年1月現在確認が取れた情報となります。


★ロード用リアディレイラーのプーリーについて★
RD9000/9070 Gプーリー/Tプーリー シールドベアリング
RD6800/6870 Gプーリー/Tプーリー シールドベアリング
RD5800     Gプーリー/Tプーリー ブッシュ式
RD4700     Gプーリー/Tプーリー ブッシュ式
※上記現行プーリーにおいてセンタロン機構なし

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※シマノ公式HP部品展開図より抜粋

展開図にて確認が取れる とのことで確認をしてみたところ
シールドベアリングではないものはブッシュ(上図赤丸)があります。

正確に言うとてんちょーのRDにはゴムのパッキンのようなモノ入っているの
ですが、展開図にはありません。
もうなくなったのでしょうか、※詳細は不明です。

■テンションプーリー(Tプーリー)

テンションプーリーは取付方向あり。
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※覚書のような簡略図です。

アップにします。

テンション(T)プーリー
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見るからに回転方向の指定がありそうな【歯】をしています。

フロントのインナーorアウター、リアのローorトップでチェーンラインが厳しい
状態でもなめらかにチェーンが歯に刺さるよう進行方向(歯のかみ合わせ)
の方向に傾斜(?)をつけてあります。
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インナートップはわかりづらいですが、アウターローはチェーンラインが厳しいです。

いわゆるたすき掛けのような状態でもチェーン、プーリーが滑らかに動きそうです。

チェーンとかみ合わせが終わる方向は(TプーリーからGプーリーへの移動)
インナー&アウタープレートで固定されていますのでチェーンラインが曲がる
ことはなさそうです。
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ですので抜ける方向には傾斜はついていません。



■ガイド(G)プーリー

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テンションプーリーに比べて進行方向の指定が無いです。
(※6800系のブッシュ製品の画像です)

パッと見 テンションプーリーのように鋭く尖らせたほうが
【スプロケ-Gプーリー間】の動きがなめらかにいきそうなのですが、、、
おそらくそれをやってしまうと、変速時にチェーンに自由度ができすぎてしまい
鋭い変速ができなくなってしまいそう
です。
ここの調整はおそらくBテンションで調整すればTプーリーのような角度は
いらないということだと思います。

変速時の動作はフロントとの違いは
【フロントはプレートでチェーンを押す】
【リアはプーリーでチェーンラインを移動させる】
ということです。

なのでプーリーには多くの負担が掛かってくるはずです。
【プーリーのガタが大きくなって、走行時、非常に雑音がう るさくなった場合は、
プーリーを交換してください。】※シマノディーラーマニュアルより
このようにあります。
確かに横方向に力を加えるを繰り返していると、プーリーが消耗品というのが
よくわかる気がします。
回転に横方向の力を加えるのはある程度負担がかかってしまうからでしょう。


リアスプロケの変速ポイントはものすごいので省略します。
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好きな方はご自身のスプロケをよ~くみてみて下さい。
シマノの技術の髄が詰め込まれています。

丸はわかりやすいところですが、これだけではないです。

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これが変速途中です。

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Gプーリーが隣の歯の下まで来て止まります。
(これがレバーとリアディレイラーの仕事です。)
この状態でクランクを回すとスプロケの変速ポイントにかかり変速が行われます。

変速はチェーンの動きを利用してリアスプロケの隣の歯へと移動させるので
チェーンが動いていないと当然変速はできません。


この原理を考えれば確かに、Tプーリーはセンタロン機構があってもいいじゃない
かなぁと一瞬考えてしまいますが、これはいりません。

プーリーの切り込みの幅であれば異音も含めた不具合は起きないはずです。
とんでもなく細かく計算された幅で、ありますので整備の面はシビアになります。

以前のRD9000プーリーはセンタロン機構があったという情報もありましたが、
シマノが無くしたということは理由があるのかもしれません。

要は【正確な動き】と、【正確な整備】で必要性をなくせるということです。


Gプーリーは正確で素早い変速にはやはりセンタロン機構はないほうが早そうです。
遊びがあればあるほど(変速のための)力が伝わるスピードに遅れが出ます。

Bテンションも整備書にあるように
「チェーンづまりしない位置までガイドプーリーがギアに近づく ように
Bテンションアジャストボルトを回して調整します。」
ということです。
離れすぎているとそれだけチェーンに遊び(余裕)が出てしまうと素早く正確な変速からは
遠のいてしまいます。


ではよく言われているブッシュからシールドベアリングに変えると【どうなんだ?】と、
いうことですが、ブッシュとシールドベアリングでは差があります。
実際に回転させてみればその差は一目瞭然です。


結構回転いいですね。

前回の記事と同じものですが、これはシールドベアリングです。
そしてブッシュの方はというと、、、

全く回りません。1回転なんて全然無理なレベルです。

こんな素敵な動画がありました。

回りませんねぇ。。。

ということは回転は軽くなっていることは間違いありません。


体感的にはどうかというと、
【なんだか少しいつもよりも調子がいいのかもしれない】
このぐらいでした。

変速はなめらかになります。

これもとても主観的になあれでもうしわけないのですが、
【なめらかな気がします】

ペダリングの軽さはう~ん、プラセボぐらいかもしれませんが、
変速の滑らかさのほうがわかりやすいような気がします。


ではズバリおすすめするかしないか!ですが、
これは【おすすめします!】

だって回転まったく違いますから悪くなるわけがありません。
そこまで価格も高いパーツではないので気軽に交換できるのもいいです。

では社外品はと言うと、、、ちょっと怖いところです。
最近のはやりではTプーリーの大型化とか、セラミックベアリングかなんかの
回転自慢のものもありますが、個人的には社外品ではなくてもシールドベア
リングのものに変えれば十分なのではないかと思います。
実際に試したわけではないのですが、変速に少々不具合が出る場合が多いとの
情報が結構出てきますね。

そうなるとブッシュからシールドベアリングに変えても【なめらかな気がする】ぐらいで
変速性能はなめらかになった気がします。このぐらいの差なので逆に【変速性能が
落ちる】ぐらいであれば(小さな異音等も含む)変速性能の落ちることのない
純正プーリーのシールドベアリングでいいんでないかと、、、

社外品は見た目はめちゃくちゃカッコいいものもあります。
小さいところのおしゃれ、いいですよ。

社外品でも純正よりも性能が明らかに良くなるのであればシマノはDURAグレード
であればとんでもない価格の高性能プーリーを入れてくるはずです。
それがないってことは、、、


しかし社外品は最悪自転車を壊すこともあるようなので装着は
【くれぐれもご注意を】ですね。


ということで、プーリーのお話でした。

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