ロードバイクのタイヤ・チューブ交換のポイント ~どんなチューブでも失敗しないために~


ということで本日はチョット良いチューブでも失敗しないロードバイクのタイヤ交換の方法のご紹介です。

基本的にラテックスであろうと、軽量ブチルだろうが、重量級ブチルだろうが(笑)交換方法は一緒です。ラテックスだから破れた、、、それは多分ラテックスが悪いわけではありません。
どんなチューブを使用しても手技によるミスは極力減らしたいものです。
タイヤの種類、ホイールの種類によっては結構キツキツのものもありますが、基本的には”タイヤレバーを使わない”これをポイントにタイヤ交換のコツを再度見直してみようと思います。


今回交換するタイヤはこちら↓↓↓
 P5034154
iso grip採用のディアマンテ4です。

(*´罒`*)ニヒヒ

今まで使っていたのはこちら
P9154022

ハッチソンエキノクス2です。

倉庫に眠っていたものをもったいないからなんとなく使っていただけです。

たしか1月ぐらいに変えていたので4ヶ月ぐらいでしょうか、、、
距離にして3000km弱ぐらい、です。
P5034158
平らな部分が10mmを超えたので交換です。

タイヤをケチって使うのは本当に危ないです。絶対にやめましょう!★

ヅラブレーキだって、タイヤがダメなら止まりませんし、電ズラだってタイヤがダメになったら走ることだ出来ません。節約のできるところとできないところを見極めるのが安全のためには大切ですね。
1番ケチっては行けないパーツは間違いなくタイヤであると考えていますヨ。

ということで今回は交換方法ではなくてポイントです。

ですので手順についてはサラッといきます。


まずはタイヤを外して恒例の体重測定です。
P5034164

エキノクス2 【222g】単発あたりです。
ゾロ目が最高です(?)

P5034153

 ディアマンテ4の23c 【213g】

これで【9g】の軽量化、、、これでヒルクライムのタイムもバッチリ!
、、、な~んてことはありませんね。

説明に使用するのはR-Airです。
画像が消えちゃいました。。。orz

確か70gぐらいだった気がします。


で早速作業へ。

ザクザクいきます。

新しいタイヤは折りたたんでパッケージされていますので、これを整形します。
P5034165


片側のリムをはめる際にはロゴと、バルブ穴を合わせます。
パンクの時の目安になります。

片側をリムに入れたら、バルブ穴にバルブ部を入れます。

★POINT①★
空気をすこ~しだけ入れます。

チューブはくしゃくしゃのままリム内に収めようとすると、ねじれたり、曲がったりいいことなんてありません。必ずリム内部に落とし込む際には少しだけ空気を入れておきます。これによってねじれ、曲がり、噛み込み等リスクを極力減らすことができます。

でバルブサイドからチューブをタイヤに合わせていきます。
っとこれではダメです。

こうなります↓↓↓
P5034167

 んでもってこのままはめようとするとこうなります。

 P5034171

ぜったいダメですネ(;´∀`)


チューブの種類によっては多少大きめだったり小さめだったメーカーや種類によって多少差があります。

どちらかと言えば【大きめ】のほうが多いです。ワタクシの経験上


で大きめの時にどうするかというと、、、

 P5034168
バルブから反対側、およそ半分の箇所をリムのバルブ穴から反対側に合わせます。①

でそれを更に半分にして0時6時3時9時をしっかり確認します。①~②
rect4318
次に③です。0時6時3時9時4点を起点としてタイヤの中にチューブを均等に入れていきます。

まだリムの中には収めません。

P5034170

 均等に入るとこんな感じです。
rect4328

均等に入ったら次はリムの内側にチューブを入れていきます。

この段階ではチューブに空気を入れたまま行います。

rect4328-0
こういう状態にします。
このときにチューブがぺったんこだと上手くリム内部に収めることができません。

P5034176
チューブをリム内部に収めるとこんな感じになります。


★ポイント②★
親指全体を使って優しく広い面積でリム内にチューブを入れていきます。


この段階で弱いチューブはこするとだめになります。
あくまでも優しく優しく綺麗に全周入れていきます。

※ココで例えばチューブが濡れている、またしなやかさが定評のラテックスチューブはしなやかさが原因となって挟まりやすいです。
そんなときはパウダーをはたいて行うとイイです。
ミシュランのラテックスなんかは粉っぽいですネ。あれはリム内へ滑り込ませる際にさらっと入るように、ラテックス自体摩擦抵抗が非常に大きいので挟まりやすいので、少しでも摩擦を減らす、滑りやすくするために粉がまぶしてあります。

専用のパウダーもありますが、ない場合はシッカロール(小麦粉片栗粉はやめたほうがいいです(笑。)でもイイかと。
PC234411
※ビニール袋に入れてシェイク!これが1番均等で簡単なやり方です。


お話はもどります。チューブに適正な空気が入っていないといわゆる整備上の原因でパンクする【チューブを噛んだ】とかと言われるものが発生しやすくなります。

★ポイント①おさらい★

※軽くでいいのでチューブの断面図が丸くなるぐらい空気を入れて行います。


 全周入ったら確認です。
P5034177
片側のリム(ビート)はハマっていない状態ですが、この段階で柔らかいチューブが挟まっていないことをぐるりと一周確認します。

チューブ内に空気が入っていれば挟み込みのリスクが最大限に軽減できます。




この状態ができたらやっとこさリムにタイヤをはめていきます。
P5034160

つまむようにして押し込んでいきます。

★ポイント③★
この段階ではまだチューブに空気を軽く入れておきます。

ある程度まで入れていくときつくてリムに入らなくなってくるので少しずつ空気を抜きながら入れていきます。


おる程度のところまで行くと固くなってきますが、最後も馬鹿力ではめていくのではなくコツではめていきます。
基本タイヤレバーは使いません。

P5034180


★ポイント④★
最後の方で固くなってきたらタイヤをもみます。
正確にはビートをリムの中心に落とし込んでいきます。

最後が固くてはまらなくなって来たところの反対側から画像の用にタイヤをつまんでタイヤビートを中心に寄せてリムの中心部へ落とし込みます。
リムの構造を考えて上げるとわかりいいのですが、下の図のように落とし込むことで、外周が少しだけゆとりができてはめやすくなるということです。

rect4328-0-5

最後にはめる部分は一番きついはずです。まだハマっていない所をめがけて反対側からリムの中心部にタイヤをもみながらビートをセンターに落とし込んでいきます。

この作業を確実に行うことでレバー無しでも綺麗に入れていくことができます。

バルブ側が先でも後でもどっちでもいいので、落とし込んでいき最後までレバー無しでつまんで入れていきます。

最後が固いという場合がありますが、、、多少は固いです。
※この段階では空気を抜いてあげないと固くて上がらない事があります。固くて上がらないならエアーを抜いてしまいますが、一気に全部抜くのではなくてあくまでも少しずつ抜いて様子を見ながらのほうがイイです。。

★ポイント⑤★
コツは少しずつです。


一気に入れようとしないで少しずつ少しずつ入れていきます。
P5034181

一気に入れようとしても多分固くて入りません。

動画なんかでみたらよくわかりますが、上手い人は少しずつ入れていくんですね。

寄せて、、、入れて、、、また寄せて、、、入れて、、、
全然力を入れていないように見える方も多くいます。
ものすごく力もち!ということではなくて、
コツがあるってことです。


最後は必ずバルブチューブを軽く押し込んで引っ張りなおします。


で全周入れたら最後にチューブの挟みこみを再度確認して、空気を2bar位入れてタイヤのヨレを修正します。

良いタイヤは殆ど出ませんし、チューブが均等に入っているとやはり出にくいです。

最後に軽くバウンドをさせてチューブの細かいよれをとって(ワタクシにとっておまじないみたいなものです。)

再度空気を全部抜いてゆっくり規定圧まで入れていきます。


▶全体の流れのおさらい

①タイヤの片側をはめる
②チューブを入れる
③(チューブに空気を軽く入れた状態で)リム内に収める
④反対側をはめる

この流れです。




ということで、ロードバイクのチューブ交換のポイントを中心にまとめてみました。

必須の整備ではありますが、毎回毎回きちんと手順を踏んでやることで例えば出先でパンクしてしまった時も慌てずにいつもの手順通りできるようになれるはずです。
出先でのパンクは、例えば異物が刺さったまま交換してしまい、またパンク、、、よくあることです。
そんなときは一呼吸、もう一回確認をして、急がば回れの精神で、これはとても大切なことです。

入らないタイヤを無理やりレバーで上げるのではなくて、モミモミしていれるとか、チューブを均等に入れていくことで綺麗にタイヤを綺麗に入れることができます

また軽量チューブ等の薄いチューブは特にですが擦れたり、ムリに入れるとそれだけでダメになってしまうことがありますし、バルブの根本に変な力がかかって根本からエアー漏れがおきたりもします。

焦らず少しずつ丁寧に!【整備はアイジョー!】というオチでした。

後は練習あるのみです




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