ロードバイクのカセットスプロケとギア比の選び方


そもそもギア比とはなんぞやというところからのお話です。

歯車比
 歯車比(はぐるまひ)は2つの歯車またはローラーチェーンでつながれた2つのスプロケットの歯数の比、ないしは駆動ベルトでつながれた2つの滑車の周長の比である。歯数比、ギア(ギヤ)比、ギア(ギヤ)レシオ(英: gear ratio)と呼ばれることもある。 Wikiより抜粋 https://ja.wikipedia.org/wiki/歯車比

うん、、、何のことやらよくわかりませんねん。


ということで例のごとくめちゃくちゃ簡単にご説明いたします。

まずは歯数の話から。。。

※歯数=丁数=@T : このように呼ばれるものがいわゆるギアです。
 何個山があるかということです。

リアドライブは【丁数】が【少なければ少ない】ほど【重い】=【少ないケイデンスでいっぱい進む】です。
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フロントは【丁数】が【多ければ多い】ほど【重い】=【少ないケイデンスでいっぱい進み】ます。
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今回はなんでかというかということのお話しではなく選び方のお話しです。


この重いとか軽いとかの感覚は変速機の付いているものならば何でも一緒です。

ママチャリの内装ギアもそうですし、(ママチャリなんてシフターに【軽い】↔【速い】なんか書いてありますね。)車もオートマ車でも【4AT】とかあります。【4速オートマ】ということですね。
最近は殆どCVTですが、CVTも要は無断階の変速機が付いているということです。


自転車でも車でも発信するときに重いギアを使うことはあまりないと思います。

そして発進後もいきなり重いギアへと変えるとやはりスピードに乗せるのが大変ですね。

ですので走行状況に合わせた適切なギアを選ぶということが大切です。

 
車の場合はギアを簡単に交換することはできませんが、ロードバイクの場合は比較的簡単にギアを丁数の違うものに交換することができます。

それがリアのカセットスプロケットもしくは、フロントのチェーンリングを交換するということです。


それともう一つよく使われる言葉に【クロス】という言葉があります。
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注)これではありません。

正確に言うと【クロスレシオ】と言います。

ギアの丁数が隣の歯の丁数と近いもののことです。

大袈裟に言うとリアで

11T-18T-25T
これは結構離れているのでクロスとは言いづらいです。クロスの反対で【ワイドレシオ】と言います。

11T-13T-15T
ギアの大きさがそこまで差のないものを【クロスレシオ】と言います。


ギアの丁数が離れていれば速度域を幅広く使えるというものですが、逆に言えば細かくギアを選択することができないということです。


ママチャリの3段変速なんかでもそうですが、
【一番軽いギアだと軽すぎるけど、一個重くするとちょっとオモすぎる、、、どうしよう、、、】というのがワイドの最大の弱点です。

その点クロスだとなめらかに繋がるのですが、
【発進が重たい、】【スピードが出たときにもっとギアがほしい、、、】とこうなってしまうわけです。

ギアの段数はコンポーネントによって決められています。

その中で【走るステージ】や【体力】、【走るスタイル】に合わせて適切なギア(カセットスプロケットやチェーンリングの丁数)を選択するというのが今回のお話しです。

注)MTB用、ロード用はギア比が大きく違う場合があります。扱う速度域等が違うためです



では具体的に選んでいく上で何から選んだらいいのかわからない方が多いと思いますので、最初に選ぶポイントのご説明からです。

これを考える上でとても便利なのが、ギア比の計算ツールです。
今回はこちらを使用させていただきます。
ロードバイク ギア比・速度計算ツール
とても便利ですよ。


▶最大スプロケ(リア側)

通常ですと11Tか12Tが多くをしめています。

14Tなんかだとジュニアスプロケと言われています。
※絶対的に脚力が少ない人ジュニア向けのカセットスプロケです。

ですので今回は11Tと12Tはどうなの?と言うと、

フロントの丁数と合わせて考えます。

例えばフロントがコンパクトクランクの50/34Tだとします。

最高速を考えると【リア11T-フロント50T】が最高速を出すギアです。

ケイデンス90で回すと51.5km/h、
高速巡航の時は110回ぐらい、62.9km/h
スプリントの時は120以上回しますので、68.7km/h

下りはとてもスローなわたくしにとっては十分カバーできます。

これが例えば12Tだとすると、、、

ケイデンス90で回すと47.2km/h、
高速巡航の時は110回ぐらい、57.7km/h
スプリントの時は120以上回しますので、62.9km/h

ということです。

どの程度のギアまで踏めるか、またどの程度の速度域まで使うかということで必然的に決まってきます。

平地だけではなく下りでスピードに乗ってくる時のことまで考えます。


こんなコトを考えながら適切なスプロケを選んでいきます。


▶最小スプロケ(リア)

こちらは逆に主に登坂に使います。

こちらのほうが最大ギアよりも選択肢が多いので悩んでしまうところでもあります。

登りがきつい場合はリア側で大きな歯を使用したほうが楽になります。

28T とか32Tとかがあります。

やはりきつい登坂はできるだけ軽いギアがあったほうが安心できるものです。


しかし最大の問題は歯数の少ない方のギアはワイドになってしまうということです。

最大が32Tの場合で32T-28T-25T、、、
最大が28Tの場合で28T-25T-23T(22T)、、、

と歯数が多い方のギアに比べて歯数の差が大きくなります。

歯数の差が大きい(ワイド)というとどういうことが起きるかというと、、、

まさに最初の方に書いたママチャリの例です。

32Tまで入れると次の28Tにギアを変えたいときにガクッと回転数が落ちることになります。

32Tだったら軽すぎるけど、28Tだと重すぎる、、、この間にギアがほしい、、、こんなことがある時があります。

32Tでスピードが上がってきて、28Tヘ変速で一気に重くなってパタッと、、、こんなことがあり得無いとも言い切れません。・・・ありえない話では無いということです。


またこれとともに、最大の難点はスピードが落ちすぎるということです、スビードが落ちすぎればバランスが悪くなります。

例えば32Tを使うとフロントコンパクトの32Tで9.3km、、、激坂等の攻略でケイデンスが60まで落ちれば8kmです。

※28Tがあればあの登れたのに、、、そんないいわけはいけません(笑


そんなときに便利なのがコンパクトクランクと言われるフロントが幾分小さなギアです。

▶コンパクトクランク(フロントギア)

普通の大きさのクランクが【52 or 53T】-【36 or 39T】というものに対して

コンパクトクランクは【50/34T】という2丁程度小さなフロントギアを持ったチェーンリングです。

コンパクトクランクに関しては最近否定的なお話しが多く目立つ用になってきましたが、ワタクシはめっぽうオススします。

ワタク氏が貧脚というのもございますが、とても便利なギア比です。

※何年か前は52/39Tが主流でありましたが、最近では52/36Tがメインになりつつあります。
この大きさだと12-28Tとかのリアカセットが使いやすくなるかもです。



▶おすすめのギア

もちろんワタクシのおすすめはコンパクト(50/34T)にリアのカセットが11-25T です。

これがワタクシの走り方、走る場所、脚力にもっともあっていると思います。


基本的に最近山の方へよく行っていますが好きなのは平坦です。(特に風の強い日、、、) 
 
平地でなんて相当なことではない限り、11Tは使うことはありませんが、クローズドのコースの下りは11T ケイデンス 110まで回し切ります。それだって速度が62.9kmです。

なんも不自由はありません。 

最小も25Tですが埼玉のラルプもそうですが、たいていの激坂はこれで登れました。

25Tで登れないような坂に挑んだことはありますが、多分 それは乗り方・登り方の問題です。・・・落車、、、文字通り坂からおっこちるようなフロントがまくってしまうようにスッカスカになるような坂でした。。。。

少々難しいギア比のお話しでしすが、登りでの最小ギア比は1.36、これがフロントがノーマルクランクの36Tになると1.44、フロント36Tリア28Tで1.29、、、ということです。

そんなことを考えて今のギア比に至っているわけです。



ちなみにアルテグラの6800 11速だと

11・12・13・14・15・16・17・18・19・21・23
11・12・13・14・15・16・17・19・21・23・25 ←これが今使っているギア
11・12・13・14・15・17・19・21・23・25・28
11・12・13・14・16・18・20・22・25・28・32
12・13・14・15・16・17・18・19・21・23・25

これプラスでジュニアがあります。

平地で16・17付近を一番良く使います。
ケイデンス90で35km/hぐらいで、ケイデンス100で40km/hです。

そうなるとこの辺のギアがクロスしている方が細かくギアの選択ができますので選択するカセットスプロケは必然的に絞られてきます。

11Tは主にクローズドコース用ですが、無いと不便なので必須。

※公道の法定最高速度は標識なしの場合で60km/hです。つまり実質公道での自転車の最高速度は60km/hということ。長い下りでもそれ以上は出してはダメということです。標識がある場合は標識に従いましょう。




主に平地メインで考えて選択していますが、せめて25Tは激坂の時はどうしても、、、貧脚御免!

激坂で28Tに入れてしまうともう二度と25Tに入れられない、というなんとも精神的にも情けない理由もあります。

こういうことで使うカセットスプロケが決まってくるということです。


しかし本当にこればかりは【好み】の問題が大きいです。

ワタクシは平地も上りもギアをかなり細かく弄りたい方なのでクロス気味なギアが好きなのですが、逆にクロスし過ぎは近すぎて気持ち悪くてだめっていう方もいますね。

普段走るコースに合わせて自分が一番気持ちよく乗れるスプロケなりチェーンリングなりを選ぶのがいいと思います。

プロなんかではステージに合わせてカセットを変えたりもしています。
そんなことをしても楽しみが広がるかも知れないですね。
個人的には山に全くいかないければ11-23がほしいところではあります。。。前は、、、コンパクト、、、



最後にフロントのチェーンリングに関してですが、現行品9000/6800/5800/4700のダブルはPCD(ギア取付ピッチ)と呼ばれるものが110mmで統一されましたが、過去のモデルはPCDが違う場合があります。
※チェーンリングのご購入の際はPCDにご注意下さい。



ということで最後に【タイプ別おすすめのギア】のご紹介です。
 
▶フロント

ケイデンス重視(常用ケイデンス100前後)→ギアは軽めのコンパクトクランク

ケイデンスが低めでトルクで回す(パワー型)→ノーマルクランク

コンパクトで回しきってしまう(スッゲェ!)→ノーマルクランク

ノーマルで11Tが踏む機会がない(ギアがいつもピカピカ)→コンパクトクランク

 

▶リア

どうしても登り切れない坂がある→丁数を増やす

ついていてもピカピカの歯がある→減らすor増やす  クロス化

細かくギアを選択したい→よく使う歯数がクロスしてるものへ

1段飛ばしがしっくり来る→ ワイド化




ということで現行品であれば22速もあります。
ワタクシのギア比で言うと1.36-4.55もあります。

主に普段走るときに【どこらへんのギアをよく使うか、】【逆にどこらへんのギア歯を絶対に使わないか】で切り捨てるところは切り捨てて適切なギアを選ぶということは気持ちよく走れるだけではなくて実際にタイムが上がったりと言った効果が出ることもあります。

ギアを変えてすぐは今までと違う感じがしっくりこないこともあるかとは思いますが、慣れてくるに従って「なんで今までこれを使わなかったんだろう、、、」そんなふうに思ってしまうこともあるぐらいギアの選択は重要です。

買ったときについたまんまのギアのままステージに合わせずに乗っていた、、、なんていうのはひょっとしたらものすごく勿体無いことをしているのかもしれません

ということで今回は適切なギアを選択・選び方のお話しでした。

明日は埼玉県M山へ遠征です。
暑くなりそうですね。。。


なんてったって一番お勧めのスプロケはアルテグレードです。

精度がいい、、、ような気がします。

走行音が下位グレードよりも静かなイメージです。(※個人的な感想です。)
105とそこまで価格差が無いのもいいです。


11速コンパクトクランクと呼ばれるフロントギアです。

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フロントはアウターは少々高いですが、インナーは安いです。


リア側のカセットスプロケットの交換に必要な工具はこちら


取り付けるときは片方でもきますが、外すときは確実に両方必要になります。
セットで購入してしまうのがいいと思います。
純正のアダプター式のものよりも使いやすいです。


モデルによってはフロントのギア・チェーンリングの交換に結構厄介な工具を使うこともあります。

実はトルクレンチによってはT30のトルクスが入っているものもあります。

さすが自転車用のトルクレンチですね。

リアのカセットスプロケットの交換は難しい作業ではありません。コツは多少有ります。
少々力がいる場合もありますが、できたほうが良い整備技術だと思いますよ。


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