ロードバイクの各種ボルトのお話し
自転車のボルトは主に組み付けに使うのもは六角のボルトが多く使われています。
更にサイズでは小さいものでは2.5mm~大きいもので8mm、この大きさが多く、主には4,5mmが使われています。
まずは六角の穴の大きさ別に一例です。
▶2mmブレーキカートリッジシュー固定ボルト 1-1.5N・m
▶2.5mm フルクラムのレーシング3玉当たり調整用ボルト
ディレイラーハンガー固定ボルト
▶3mmプーリーボルト 2.5-5N/m
ボトルケージボルト
▶4mm コラムクランプボルト
ハンドルクランプボルト
フロントディレイラーケーブル固定ポイントボルト 6-7N・m
リアディレイラーケーブル固定ポイントボルト 6-7N・m
シートポストクランプボルト
ブレーキシュー固定ボルト 5-7N・m
ビンディングペダル用クリート固定ボルト 5-6N・m
▶5mm フロントディレイラー本体固定ボルト 5-7N・m
リアディレイラー本体固定ボルト 8-10N・m
クランクボルト 12-14N・m
ハブ軸 15-17N・m
ブレーキ本体固定ボルト 8-10N・m
ブレーキケーブル固定ボルト 6-8N・m
コントロールレバー固定ボルト 6-8N・m
▶6mmヘッドキャップ
▶8mmペダル 33-55N・m
締付けトルク記載のものはシマノ推奨トルクを記載してあります。
※あくまでも参考値であり、モデルによって差がある場合があります。
一概にそれだけではありませんが、基本的にはボルトのアタマの六角サイズが太くなるに連れて締付けトルクが上がってくるということです。
▶締付けトルクに関して締付けトルクに関して商品に直接トルクが記載してある場合があります。
※参考画像です。
こういった場合はこのトルクが
メーカーの最大推奨値ということですが、締め付けていくものには必ず【締め付けられる側】の都合(?)もあります。
上記はシマノプロのステムですが、逆に
コラム側にも推奨締め付けトルクがある可能性があるということです。
注意書きにもしっかりと書いてあります。(以下マニュアルより抜粋)
・製品に指定されたトルクより高いトルクを使わないで下さい。これ以上は駄目よってことです。
・ボルトが仕様通りに締め付けられているか定期的にチェックして下さい。増し締めの推奨です。
▶M4、M5って何?よく間違われているお話しを聞きますが、六角(メス)ボルトなんかによく書いてある表記で、
【M@×aa】という表記です。
通常手前の【M@=(ネジ切り部・ネジ呼び軸径)軸径】で、右側が【aa=長さ(mm)】です。
これはボタンキャップなのでわかりやすいですが、
【M5】というとイメージで
【ネジ頭部に六角の5mmの穴が開いている】ではないということです、
このネジはボトルケージ用に交換して使用しているものです。
ビアンキはなぜかボトルケージ用のチタンボルトがトルクス形状なので使いにくいので交換してます。(出先で緩んだ等の不具合に対処がめんどいため。)
ということです。
細かく言うとピッチとか色々ありますが、基本的にはこれぐらいを覚えておけばいいと思います。
要はMの意味は軸径であり、M4のボルトを買って【頭が4mmの六角の穴じゃなかったよ!】ってこともあり得るということです。
▶ボルトの種類通常ステムなんかではステンレスボルトを使用していることが多いです。
チタンなんかもありますが、やはりパワーのかかるところには少々怖い記事が時々見かけることがあります。
明らかにステム用の形状をしているのに、ボトルケージ用と記載のあるものもあるところが、、、ちょっと怖いです。。。
▶たかがボルト、されどボルト何にせよ、シマノのパーツは基本的にリペアパーツ・スモールパーツとして取り寄せが可能です。
プロ製品はネジ一本からはないのが非常に残念です。
プロ製品は基本的にネジがほしいときは、、、「本体も買ってねっ♪」ってことでした
シマノに確認したところステムは通常のステンレスのボルトで代用が可能ということでしたが、少々残念!
ステムなんかは特に特徴的な頭の形のボルトですから、汎用ボルトだと結構みっともないことになってしまいます。
ボルト、、、特注しようかなぁ、、、ということで「M5ボルトは5mm六角とは限らない!」そんなお話しでした。
技術屋さんからしてみればこんなコトは当然と言われれば当然のことですが、確認のためのお話しです。やはりしっかりとしたトルク管理は安全管理の基本だと思います。
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ロードバイクの締め付けトルク管理 トルクレンチ選び
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