そりゃないぜ、、、ビアンキフルカーボンコラム安全に関する重要なお知らせ


※本記事は随時下部に追記を入れさせていただいております。

当ブログをお読みいただいている方の中にもビアンキ乗りの方はいらっしゃると思います。

フルカーボンフォーク(コラム部もカーボン)
image4144

コラム部がアルミでできているカーボンフォークと、全てアルミ、また全てカーボン製品でできている場合、こんな場合があると思います。

今回はコラム部まですべてカーボンフォークでできている車両が対象ということです。

・スペシャリッシマ
・オルトレ
・センプレプロ
・フェニーチェプロ
・インフィニート
・インテンソ?


現行のロードバイクのモデルですと、この辺のモデルが対象になると思います。



なにげに公式ページを見てみるとさらっと、衝撃的な内容の【INFO】が、、、

この年の瀬12月30日にぶっこんできましたね。


安全に関する重要なお知らせだそうです。

何があったのでしょうか。。。


たったの数行の文章と2枚の図で説明されています。

1. ステム下部のスペーサーは 5mm 以上 35mm 未満とする

2. 取り付けの際 5mm スペーサー1 枚のみをステムの上部に置き、それ以上の厚さ(10mm 等)のものを置かない、また取り付けのためにコラムはステム上部より最低 2mm 出代を確保する

(;・∀・)ハァッ?


何を言っているのかよくわかりません。

・・・いやいやよくわかりますよ、公式ページにはきちんと図解でのっていますからね。

許容範囲です。
image4177

上部は実質5mmしか使えないということになりそうです。

コラム部の出代の指定です。
image4213

いやいや、、、そういうことを言ってるんじゃありませんネ。


これを言い換えると実質

①ステム上部には5mmのスペーサーを1枚のみいれること。これ以外の取り付けは全てダメです。
(上部のスペーサーなし(ステム+トップキャップのみ)は駄目。)
②ステム下部には5mm~35mmのスペーサーを入れること。
(ヘッドセットダストキャップ~ステム間にもスペーサーが必要)
③コラムカットは下部に最低5mmのスペーサーを入れて、ステムを取り付けた高さ+2mmのところでカットが最低の長さ。
(最低2mm出代を確保するのに、スペーサーは5mmの指定です。)

ワタクシの乏しい語学力ではこのように受け取ることができます。


5mmのスペーサーでトップキャップの引きしろ確保には実質2~3mm程度(4mmでギリギリでしょう。)の間で長さの調節ということになります。


ということは、理解はできます。

弊社で販売されているフルカーボンフォークを採用しているモデルにつきまして、ステムトップキャップの取り付け方によってはフォークが破損し重大な事故につながる恐れがございます。
下記の内容をご確認いただき、組み立ての際にはこちらを守っていただけますよう、何卒よろしくお願い致します。
えっ?

エェ━━( ゚Å゚;)━━!!?


「これ以外の使い方ではぶっ壊れる可能性がありますヨ。」ってこと?


どういうことなんでしょうか。。。

そもそも公式ページのバイクのスペーサー突出量を見てみれば、
image4199

左上から順番に、、、
スペシャリッシマ:おそらく5~10mm
オルトレ:構造的になしでしょう。
インフィニート:かろうじて5mmありそう。
センプレプロ:なし
フェーニーチェプロ:なし
インテンソ:なし

明らかにこう見えますが、、、

オルトレのXR4なんてどうするんでしょうか。。。
PB264173

こんなんですよ。。。

これのトップキャップにスペーサー入れろと??

切るのであればぴったりになるように切ると思いますが、、、


モデルに指定とかも公式ページの文言を見る限りではなさそうです。

「フルカーボンフォークを採用しているモデル」とあります。


はぁ、、、

それ以前にコラムって勝手にはえてきてくれればいいですが、切っちまったもんはどうしようもないです。


「不具合の可能性があります。気をつけてね。何かあってもちゃんと書いてあるでしょ!」以上!



これで終わりなんでしょうか、、、

ワタクシもいちユーザーとしてこの対応はちょっと、、、

一応問い合わせ先は記載がありますが、この年末年始につながるのでしょうか。12月30日にすごいものをぶっこんできたものです。

早速本日問い合わせてみようと、しかし繋がるのでしょうか。。。



ビアンキ公式ページ
フルカーボンコラムへのステムトップキャップの取り付け方法について
※直リンクが貼れないっぽいのでトップページよりご参照をお願い致します。

ということで、サイクルヨーロッパジャパン株式会社の対応がこれで終わるとは少々予想がしづらいですが、コレで終わりなんでしょうか。
何か事故でもあったのか、そんなことを考えてしまいます。

そんなお話しでした。


これって結構大問題なんじゃ、、、
 

+++追記です+++++

グローバルサイトには写真付きで解説がありました。

Bianchi Global News 公式ページ
IMPORTANT AND URGENT SAFETY WARNING

※こちらも直リンクはできませんでしたのでTOPページより【NEWS】の部分で確認できます。

英語ではありますが、書いて有ることはほぼ日本のサイトと同じ。

少々差があるとのことでコメントをいただきましたので全文ババンとご紹介をさせていただきます。

※ワタクシのツタナイ語学力なので間違いがあればご指摘お願い致しますm(_ _)m

*****************************
Dear Bianchi Consumer,

Bianchi is issuing an important and urgent safety warning for complete bicycle and frame set models with a carbon steerer tube (full carbon fork).  It has come to our attention that some bicycles, especially but not limited to Sempre Pro and Intenso have not been assembled according to normally expected procedures and this could result in catastrophic failure, leading to serious injury.
フルカーボンフォークの自転車の重要かつ緊急の安全警告。
特にセンプレプロとインテンソ以外の自転車でも「予想される手順以外の組み立て方をされていない」ため致命的な故障が発生し、重症を負う可能性があります。

Bianchi has recently learned that stem assembly's on some bicycles with a full carbonsteerer tube may have been incorrectly assembled with spacers above the stem totalingmore than 5 mm.  Bianchi is requiring all consumers that are using bicycle stemassembly's with this configuration on a full carbon fork to immediately stop using your bicycle and inspect your fork for damage and proper installation.
ステムの上部のスペーサーが5mmを超えている場合~~~
自転車の仕様を直ちに中止し、フォークのダメージを確認し、また適切に取り付ける必要があります。

 
If your stem assembly was already properly assembled according to the correct the method, there is no reason to be concerned that your fork maybe damaged and you can continue to use your bicycle without any problem. Regardless of your stem assembly method, we take this opportunity to request that you study and follow the attached instructions for proper stem assembly and check your fork periodically for any damage or wear.  
 
If you have stem assembly's with spacers totalling more than 5 mm above the stem please perform the following procedure. Please remove your stem, spacer and compression device and disassemble the fork from the frame.  Check the  fork for a possible wear mark or horizontal cut in the carbon fiber material in the front, lower position of where the stem is attached to the fork.
正しい組付けの場合は問題ありません。
適切でない場合は付属の説明書に従い、勉強し点検して下さい。

スペーサーが5mm以上ある場合はフォークを分解し、摩耗痕の点検をします。

If you have damage, please contact us at the below number or your Bianchi dealer to obtain a replacement fork which should be reassembled on your bicycle according to the attached instructions showing the correct assembly method.
損傷がある場合は、下記の番号、またはBianchi販売店に連絡して、添付の支持に従って組み立て方で、適切な組み立て直し必要があり、交換用フォークを入手して下さい。

If you are a Bianchi consumer and are not able or confident to provide this required inspection yourself, please bring your bicycle to a Bianchi dealer who can provide this service for you. It is important that you return all damaged forks to Bianchi for our evaluation and control.
もし点検が自分でできない、自身がないときはこのサービスを点検できる販売店に自転車を持ち込んで下さい。
破損したフォークをビアンキに戻して、評価と管理をすることが重要です。

All Bianchi products are designed to be safe if assembled and used property. We reassure you that all Bianchi frames and forks are thoroughly and continuously tested and meet required international safety standards.  Safety and reliability are equal to the performance we design into every Bianchi bicycle.
Thank you for your immediate attention to this important and urgent safety warning and we appreciate your decision to purchase a Bianchi bicycle.   
ビアンキのフレームとフォークは徹底的に継続管理をされており、国際的な基準を満たしております。
~~~~


ビアンキ公式グローバルサイトより引用
http://www.bianchi.com/global/news/news_detail.aspx?newsidmaster=360100&newstitle=important-and-urgent-safety-warning
****************************

ということですが、日本のサイクルヨーロッパの対応と少々差が出てきていると思うのはワタク氏だけでしょうか。

交換とか検査とか、、、どうなんでしょう。。。




写真が出ております。

rect4558

Wrong(駄目)とCorrect(正解)ってことですが、こんな組み方至極よくあることです。
寧ろポジション調整のときはこうなるものだと思うのですが、、、

それに、日本の公式ページの画像もこうなっています。
image4144

試乗会の画像っぽいですが、コレって駄目な組み方ってことですよね。。。


やはり土日だからつながらないのか、年末年始の休業だからなのか不明ですが、代理店はつながりません。

情報は逐一更新予定となっております。


+++1月5日更新+++

代理店(サイクルヨーロッパ)と連絡がつきお話しを聞くことができました。

色々とお話しをさせていただきましたが、

Q「これはどういうことなんでしょうか?」
A「本国より世界の代理店に向けて配信されたもので、詳細が不明です。」

Q「コラムカット済みの場合の交換等の保証、また正しく直すための工賃・保証等は?」
A「本国が年末年始の休業中で連絡がつきません。」

Q「いつになったらお返事をいただけるのか?」
A「1月10日頃まで本国本社がおやすみですので以降に詳細をご連絡させていただきます。」

Q「国内でこの様な取り付けで不具合が起きたことは?」
A「ございません。」

ものすごく簡単に書きましたがこんな感じでした。

ついでに、、、

Q「XR4もあの一体型ステムのトップキャップにスペーサを入れるんですか?」
A「・・・現在調査中です」


サイクルヨーロッパも困惑しているようでしたが、1番困惑しているのはユーザーである我々です。

一体何が起きたというのでしょうか。。。

何はともあれ詳細の連絡が来るのは1月10日以降になってしまうということですので、待つしかありません。


少し前に、カーボンコラムの切れ端で締付けトルク実験をした所10N・mぐらいかけてみましたがグローバルサイトのような傷は付きませんでした。寧ろステムのネジがヤバそうなぐらいの感じでした。もちろん割れもありません。コレに負荷がかかるとやばいとか何でしょうか。。。
しかしあの傷はどうして付くものなのでしょうか。

スペーサーの強度不足?コラム部の強度不足?考えられることは多々ありますが、連絡を待つしかありません。う~ん、現在も使用しているものなのでコレは少々不安です。
 
逐一更新予定となっておりますm(_ _)m



+++1月8日更新+++

公式ページが再度更新となりました。

1月6日付での更新です。
http://www.japan.bianchi.com

やはり「5mm以上のスペーサーは乗車を控えるように」ということです。

「代替フォークの手配」や、「販売店へ持ち込み検査をすること」等はありますが、具体的な情報がありません。

納期も未定、組み換えの工賃も記載はありません。

1番肝心の「なぜ?」というところも不透明なままなので謎です。

連絡はまだありませんので、詳細が不明です。


現在所有のバイクはというと、、、
PC314483

コラムは必ず残すようにはしているのですが、現在の出代は約5~6mmで10mmスペーサーが入るように残してあります。昔某社のコラムのクランプ部強度の問題でスペーサーは5~10mmぐらい残すこと、と合ったのでそれにならって残すようにしてある状態です。構造的に考えれば端っこのほうが潰れやすいということは分からなくないので、、、

これを正しく直すためには(5mmスペーサーに変更)
①下部に5mmのスペーサをいれる
→ポジションが変わってしまう、、、ムリポ
②再度コラムカット
→鋸歯の厚みを考えるとカット幅は約1mm、、、そんなことできるのか?

どないせっちゅうんでしょうか。。。

続報を待つしかなさそうです。。。



+++1月18日更新+++

CE社よりメールがきました。。。

ユーザー会員登録を行ったので個人情報が持っているとは思っていたのですが、

image144

HPの内容と一緒ですね。

公式ページの初めてこのお話がでたのは12月30日、さらに更新されたのは1月6日、でメールがユーザーに直接届いたのが1月18日本日です。

HPも更新されていて、1月17日に
「フルカーボンコラムのコンプレッションデバイスの取り付け方法について」
というPDFが貼っつけてあります。

こちらにはだいぶ作業工程が詳しく書いてありますが、肝心のところが、、、

代替品の詳細、納期等につきましては決定し次第ご案内させていただきます。
ということです。

まだまだ収束しそうにありません。

続報が入り次第更新させていただいます。

現状このまま「乗るなっ」てことですが、どうしたものでしょう。。。

・・・困りました。