ママチャリの整備 パンドラの箱を開けてみた

今週の当ブログは迷走中!?
DURAーママチャリーDURAーママチャリって、、、 (;´∀`)ヲイヲイ

ということで本日はママチャリの整備です。 


先日のお話でフィディースDX の整備をしました。
完成車を整備するということ ~子供乗せママチャリ フィデースDX~

まずはこちらがグリップシフトだったものをサムシフターのほうが楽なのでサムシフターに交換です。

それにしても6速のサムシフターって鬼のように安いです(笑
Amazonで600円って、、、
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インナーケーブル付きデス。

外装変速機の整備は基本的にロードバイクとなんらかわりはありません。
ママチャリの外装変速機は唯一、”フルアウター”であることぐらいでしょう。
(要はシフターからディレイラーまで全部アウターで包まれているということ。)

これはR9100のDURA-ACEのFDでもフルアウターに対応してきたというのは先日のお話。。

まぁそんなことはどうでもいいんですが、フルアウターのケーブル交換は長ささえ足りていれば簡単です。ママチャリはフレームの中を通ることもめったにありませんし。
そしてアウターを切る必要がないということは末端の処理なんかもいりません。

ともあれ交換してみると、、、インナーがサムシフター付属のケーブルでは足りません。
ということでレボシフターから引っこ抜いて付け替えデス。

まぁこの辺は全く難しいことがありませんので、サクサク交換です。

ママチャリのレボシフターをサムシフター変える流れです。
①グリップを外す
②シフターを付け替える
(ブレーキとの位置関係に注意)
③変速調整
これだけです。

グリップはピッタリと吸い付いているようですが、実際の所吸い付いているだけです(笑
新しいものであれば柔軟性がありますので、先の細い工具で隙間を作ってあげて、その隙間からパークリをシューーーッと入れてあげれば後はずっぽし抜けます。
自転車の整備では速乾ではないパークリがよく使われますが、グリップ交換は速乾性の方がいいです。
パークリは物によってはグリップを痛めるものもありますが、抜くときだけサッと使って後は流してしまえばすぐにぼろぼろになることはないと思います。

グリップがもう何年も使っていればカッターなんかで裂いて取り外してしまうのが楽でしょう。
硬化が始まっていれば柔軟性がなくなり、普通の外し方でも避けてしまうことが多々あります。というかほぼ再利用は無理でしょう。。。

※基本的にグリップは剥がした後は交換になりますが、新車だったので勿体無いですから今回は再利用をしました。


新しいシフターを取り付けるときはブレーキとの位置関係に注意します。
ブレーキとシフターがバラバラですので、レボシフターの場合は
内側(右側)|ブレーキーレボシフターーグリップ|外側
こうなりますが、サムシフターを付けるときは
内側(右側)|サムシフターーブレーキーグリップ|外側
このような順番が妥当かと思います。

組付けの際はブレーキレバーを外して順番を入れ替えることになります。
これを忘れなければOKです。

最後は変速調整をして完了です。

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でこうなります(;´∀`)

レボシフターの車両はグリップの長さが左右で違いますので、右側のグリップが足りなくなってしまうんですネ。
これはおいおいなんとかすることにしましょう。

ともあれレボシフターーだとグリグリ回すとまとめて変わってしまったり、どっちがどっちだかわからなくなってしまったり、、、サムシフターのほうが確実にシフトができますので個人的にはこちらのほうがおすすめです。

いやぁ変速調整なんかも煮詰めてみればシマノの変速機は本当に素晴らしいですよ。
適当に整備してもきちんと変速しますし、煮詰めればターニーだってびっくりするぐらい素晴らしい変速をしてくれます。ジャラジャラいっているロードバイクときどきみかけます。大切なのはグレードではなくて整備ですネ。
11速コンポよりも整備難易度は低いですので、ロードバイクの整備の練習として外装変速のママチャリをつかう、これも悪くはないと思います。
構造なんかはほぼ一緒ですので。


ということでココまでは序章です。




ここからが本日のメインのお話、”パンドラの箱を開けてしまった”そんなお話です。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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↑↑↑今回の主役、以前足の親指の爪を持っていった愛車です。

内装変速機の調子がしこったま悪かったので”直らんべかなぁ”ということでばらしてみることに、、、
後にこれが惨劇を生むことになるとは、、、

まぁなにせママチャリの後輪をバラすことの大変さときたら、、、

外装変速のロードバイク、クイック緩めてクイッと、、、こんなに簡単にはまったくもっていきません。

チェーンカバーの一部を外して、ハブ軸固定ボルトを外して、リアキャリア、泥除け、スタンド、この辺を外して、チェーン引き、チェーンを外して、ブレーキを外して、シフトケーブルは外して、、、
ロードバイクの30倍ぐらい大変です。

もう物理的に無理なんですヨ
雨ざらし10年以上のママチャリはボルトはボルトでなくなっている始末、、、
パーツを外すだけでも朽ち果てたパーツはボロボロと崩れ落ちてきます。∑( ̄Д ̄;

今までこれで走っていたのが不思議なぐらいデス。。。

こういった自転車の整備は原則、外したパーツは交換する、このぐらいの勢いでないと駄目っぽいです。。。

ともあれようやく持ってハブ(内装変速)までアクセスできるようになりました。
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まさにパンドラ箱ですヨ。。。

こいつをばらしていきます。
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ヘドロです。。。 ( ̄へ ̄|||) ウーム.

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軽くきれいにしたところです。

ロードバイクの整備ばかりの方には珍しいものだと思います。
ほぼほぼ六角でばらしていくことになるロードバイクと違い殆どがハブコーンレンチやメガネ・スパナでばらしていくことになります。13、14、15、17この辺があればできますが、同じサイズを2本使うところもありますので要注意です。

遊星ギアとか太陽ギアとか、、、初めて聞くような名前のものがゴロゴロありますヨ。

ラチェット機構は内装内に収まっているのですが、爪とスプリングの関係性はロードバイクのラチェットと似通っているとことがあります。
下手したら爪を支えるスプリング状の金属はロードよりも細いです。
それを10年以上もノーメンテで乗れていた、変速できていた、マジデスカ。。。

完全にクリーニングを終えて組み上げること数回、、、

ヤッパリうまくいかないものです。
格闘すること丸2日、、、勇に20時間を超えております(;´∀`)

ということでインター3の開発元、世界のシマノ大先生へきいてみました。

ワ「カクカクシカジカ、、、うまくいかないんです」
シ「ロード用のコンポ何かと違って販売台数も全く違うぐらいでているのですが、余り効かないトラブルです。。。」
シ「ちなみにどのぐらいお使いですか?新品ですか?」
ワ「10年以上は雨ざらしでノーメンテです ( -`ω-)ドヤッ!」
シ「・・・交換したほうが、、、」
ワ「ですよね♪」
シ「ですね。。。」

おそらくワタクシの推測でしかありませんが、トラブルも修理して、、、というよりも交換がメインの整備になってくるのではないかと思います。
だってインター3は内部パーツを交換すればパーツ代5000円ぐらいですが、メンテするとなったら、、、うちで基本的に2000円/時間ですが、このぐらいのレベルのメンテはばらして組み上げれば、交換するほうが安いかも、、、そして内部の爪1つでも壊れていたら正常に動かないことも考えられます。
というか直らない可能性がある整備に時間をかけるのであれば確実に直すことのできる交換整備にしたいと言うのはしょうがないことかと思います。10年以上ノーメンテでつかってるので、、、

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洗えども洗えどもドブのような汚れが湧き出てきますヨ。。。

しかしインター3は本当に強いです。
内部のドブの汚れのようなものはドンドンでてきますが、それでもその他のパーツのようにサビが出ていたり、回転系がだめになっているということはありませんでした。(摩耗はそれなりにあったとは思います。)
外装変速と違ってメンテフリーと謳っている(のか?)だけあって、素晴らしい技術です。




一般的に10000円で自転車が買える昨今、何千円もメンテにお金をかけるのかというと、、、多分新しい自転車を買ったほうが安くなることもあるかと思います。
(先日のDURAのFD、、、1万円ぐらいです(笑)

今回雨ざらし10年以上の自転車をばらしてみましたが、インター3はおそらく内部パーツをまるっと交換でなんとか働けそうです。しかし自転車本体のパーツがもう寿命の物が多すぎてしまう、どんなに慎重に、優しく作業をしてもパーツをばらしていく際にドンドン壊れてきてしまう。ということです。

以前フロントのハブをばらした際もグリスは枯れ果て、虫食い、サビ等の不具合も確認できましたし、フレームも、、、内部はどうなっているのかもはや不明です。
おそらく内部パーツを交換すれば変速はできるようになると思いますが、インター3の外部パーツの摩耗状態も進行が進んでいると思われます。ギア抜けの症状もでていたので内部摩耗も進んでいたのだと思います。
BBもガタがかなりでています。ボルト、ナット類や金属パーツも地金が見えないぐらいサビの進行が進んでいるものばかりです。ドライバーでは全く動かすことができずにメガネで慎重に作業をしないと駄目なものも多々ありました。
これらを一から直していくほどのメリットがあるかないかといえば、非常に残念ではありますが”ない”という結論に至りました。

10年以上も雨の日も、晴れの日も、厚い日も、寒い日もともに歩んできた自転車が寿命を迎えるということを実感することは寂しく思います。
自宅から盗まれて、警察署から発見の連絡を受けて取りに行ったこともあります。
「調子が悪くても治るんじゃね!?ママチャリだし!」なんて甘ったるいことを考えておりましたが、ココ20時時間以上に及ぶ整備で「もう寿命だ。」ということを改めて痛感させられたということです。

自転車はとても便利な乗り物です。
ロードバイクはスポーツとして最高の相棒になりますし、ママチャリは日常生活をとっても便利にしてくれる乗り物です。
しかし整備をしっかりとしていないととても危険なこともあるということを忘れてはいけません。
乗れば乗るだけしっかりと”最後”に向かって着々と歩みを進めているということでもあり、逆に自転車は乗らなくても調子が悪くなります。
調子のいい状態を長く保つ、コレが整備の目的だと考えています。

ワタクシのセンプレよりももっともっと長く付き合いのあるママチャリの最後を自分で決めたことは本当に心苦しいことです。
ロードバイクみたいに手がかからないし、空気だけ入れればすぐに乗れる、お買い物の荷物もどっさりと詰める、いつでも乗れる、、、

そんな相棒に最後の最後までありがとう、というお話でした。


自転車は定期的なメンテナンスで寿命を伸ばしてあげることはできます。
今回はぶっ壊れるまで乗ったら、限界を超えてしまったということです。
自転車の使い方として、メンテにお金をかけるぐらいだったら乗り潰す、だめになったら乗り換える。これも間違いではないのかもしれません。激安のママチャリなんかはメンテのほうがお金がかかる場合も多々ありますし、各パーツの構造からして耐用年数もそこまで長く考えれていない様な激安自転車もあります。
しかしロードバイクなんかはとくにですが、限界まで我慢しないで少し調子が悪いと思ったらごまかしながら乗るのではなくて、早めにお店に持っていくことで結果的に費用も抑えられたり、いい状態を保つことができます。
些細な事でもご相談に乗らせていただきます。
お気軽にご相談下さい。

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