初心者がやってしまいがちなロードバイクの乗り方 3選

ロードバイクはスポーツです!
それはレース目的で乗るのも、趣味として楽しむのも、もちろん体力づくり、リハビリでもなんでもワタクシはスポーツの一環だと思っております。

単なる移動手段であればカゴが付いていたり、チェーンガードが付いていたり、スタンドが付いていたり、盗まれにくい馬蹄錠が付いていたり、、、
そんな自転車としていわゆる便利なものを取っ払って、不便で、乗り心地も悪い、けれども少しだけ速く走れる、少しだけ長く走れる。そんなちょっと素敵な乗り物だと思います。

ロードバイクはいわゆるママチャリとは少しちがった乗り物ということです。

ということで今回は初心者の方がやってしまいがちであり、ロードバイクをスポーツとして楽しむ上で、また集団走行をする上で大切になりますので覚えておいて損はないかと思います。

ということで早速本題へ



▶①ペダリング(脚)は止めない

ima4144


長いダウンヒルなんかではこの限りではありませんが、基本的にペダルは回し続けます。
初心者の方で多いのは「少し傾斜(下り)がつくと足を止める」ということです。

ロードバイクは基本的には足は止めません。
常にペダルは回っています。
足が止まる時は”ブレーキング””コーナーリング””長い下り”このぐらいかと思います。

特にクローズドのコースを走っていると良くわかりますが、下りもきちんとペダリングをする(加速orパーシャル)ということです。
というのは少し前のお話で、長い下りなんかではスピードを落とさないためにペダリングをするよりもしっかりと姿勢を伏せて空気抵抗を低減させる、そんなことをしたほうがスピードが出る場合もあるようなので絶対にというわけではないようになってきたようです。。。

ともあれ上りも、平地も下りも常にペダルを回す。下りは休憩時間ではないということです。
ママチャリなんかでは下りでペダルを回しているのは相当急いでいる人だけなのかもしれませんが、ロードバイクでは回し続けるということ、一定の負荷をかけるということです。

登坂は足を止めれば後退してしまいますので余り足が止まる方はいないと思いますが、平地なんかもそうです。
バーっとこいで、、とまる(ラチェット音「ジーーーーッ」)、またこいで、、、「ジーーーーーっ」ではなくて基本的に回し続けます。

一人では問題がないように見えても集団で走ると後ろの人から怒られちゃうかもしれません。
「脚止まってるどぉ (#゚Д゚)ドルァ!! 」

※長い下りとか、スピードが出すぎてしまう場合は安全を最優先してしっかりと足を止めてゆっくりブレーキをかけながら下りましょう。安全第一です。

”脚を止めない”一定の負荷で漕ぎ続ける練習をしておくと、平地の練習でもヒルクライムの練習になります。平地では疲れてくれば足を止めれますが、上りでは止めれません。
この辺のペース配分、と言うものがヒルクライムの苦手意識を出してしまっている可能性はありえるかともいます。
また自制心を鍛えるにはヒルクライムがいいかもですネ(笑

ということで1つ目、常に負荷を一定にかけておく、ペダリングをし続ける、ということです。




▶変速が少なすぎる

P4231776


現在のシマノコンポ105以上のグレードはリアで11速、フロントは2枚あります。
ということは多少ギア比が重なる部分もあるかとは思いますが、全てつかって22速もあります。

しかし平地を走っていればギアは”常にココ”。
上りはインナーに落として”ココだけ”
そんな方、結構多いと思います。

勿体にないですネ。

ワタクシの経験から行くとヒルクライムなんかでぶっこ抜かれる際にはできるだけ食らいついて、抜いていった方を1分1秒でも長く観察しています。タダでは抜かせねぇってことです(笑
その中で速い方によくあることは、”変速をしっかりと使っている”ということです。

傾斜、風、路面状況、その他もろもろに合わせて速い人はきちんと変速をこまめに行っているということです。

逆に初心者の方を見てみると、最初は適切なギアの選択ができておらず重めのギアで「グワーーーーッ」と登っていくのですが、段々と重くなってきて、”1枚、もう1枚・・・”どんどんギアが落ちてきます。
最後の28Tに落ちることにはもう限界、、、28Tで”よっこいしょ、、、ドッコラショ、、、”と超低ケイデンスで登って、少しでも傾斜がゆるくなってもギアを上げる余裕がなく、そのポイントが足を休められる休憩ポイントになってしまうということです。
またギアを落としすぎて、軽すぎてしまいケイデンスは瞬間的に跳ね上がり、スピードは一気に落ちます。そして心拍は一気に跳ね上がります。結果ものすごく変速の瞬間疲れてしまう、こんな現象です。
心当たりの方いらっしゃるのではないでしょうか。

こうではなくて、適正ギアをきちんと選択する、落とすところはきちんとタイミングを合わせて適正なギアまでを落とすことで、ケイデンスがあがりすぎたり、落ち過ぎたりしないためことが大切です。

上りがものすごくきつくて苦手です。そんな方もギア比を適切にして、ギアチェンジをきちんと行うことで少し楽に登れるようになるかもしれません。
ここでの注意はリアを闇雲に大きくしていけばいいということではありませんのでご注意を!

リアのロー側が大きくなってくればくるほどにギアが離れていきます。
6800のアルテで32T、28T、25T、23Tこんな感じです。
端数差が多くなればなるほど、ギア比が開いていきます。
ギア比が開くということは、「このギアでは軽すぎるが、一枚重くすると重すぎる。」こうなる時があるということです。

上りだけではなくて平地もですが、軽すぎるギアも疲労がたまるということがありますのでこの辺はいろいろと試してみるのがいいと思います。




▶頑張りすぎてしまう

上記2つのまとめのような感じですが、初心者の方でありがちなのは「頑張りすぎてしまう。」ということです。
常に100%、全力前進で2時間も3時間も走り続けられたら多分家にトロフィーがいっぱい転がっていると思います。
しかしそんな事はできるはずもなく、プロでも”常に頑張らないようにしている”こんなことも以前新城選手のお話の中にもありました。

ワタクシの貧脚程度のアレですが、トレーニングは2つのトレーニングのバランスが大切だと思います。
①高出力を継続し続けられるようにする
→限界値の継続時間の引き上げ
②高スピード、低出力の走り方を学ぶ
→ポジションであったり、踏み方等
この2つ、どちらかではなくてバランスです。

どのくらいの出力をどのくらい続けられるのか。どうしたら極力疲労を抑えつつも速度を維持できるのか。こんなコトをしっかりと理解することで足つきをしてしまっていた山を超えられるようになったり、集団走行でちぎられないようになると思います。


あとこの”頑張りすぎてしまう”にはもう一つあります。

これはスバリ”高ケイデンス走”にこだわりすぎてしまうということです。
ヒルクライムの適正ケイデンスは?90?100?
んなことはバケモノたちのプロの世界のお話です。
適正ケイデンスは90!これが強迫観念のように頭にこびりついている事があるということです。

軽すぎるギアで滅茶苦茶に90回、回すのであれば少し重めのギアでキレイに踏めるケイデンスを選択したほうが瞬間的には重く感じると思いますが、結果的に楽に走れる(坂道登って楽なわきゃないですが、、、)ことに繋がることがあります。

一度ケイデンス90という呪いを振り払って登ってみるといいのでは?そう思います。





ともあれ現在は様々なところからいろいろな情報が入ってくるようになりました。
ネット、雑誌、テレビ、DVD、これらはとても便利で素晴らしいものであると思います。
しかし弊害として、”頭でっかちになりがち”ということもあります。
「@@@はダメだ!」
「***が絶対にいい!」

しかし大切なことはなにより”しっかりと乗ること”だと思います。
「駄目だと見た・聞いたからやらない。」
「これがいいと聞いたから信じてそれだけをやる。」
これではなくて、実際に自分でのって、触って、試して、しっかりと体感した上で自分がどう感じたか、結果がどう出たか、自分なりにきちんと考えることが大切だと思います。

それをきちんと理解するためには少しでも時間つくりのってみたり、触ってみたり、いじってみたり、大切!そんなところです。

ということで今回は
”初心者がやってしまいがちなロードバイクの乗り方 3選”
そんなお話でした。

+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。

ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから



★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★

2017モデル入荷致しました。


★レディースウェアも新作入荷です。


★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★


★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります

在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。

★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★