ニューマシンのポジション出しのための作業のご紹介


先日に引き続きニューマシンのお話です。

新しいバイクが来たら、、、もちろん整備やセッティングはとっても大切なことですが、もう一つ大切なことがあります。
それが今回のポジション出しということです。

ロードバイクはメーカーによって各所のサイズ(ジオメトリ)が少しづつちがったりしてくるものです。それを以前のロードバイクに極力似通った姿勢、ポジションで乗れるようにするためにはどうするか?そんなお話をまた例のごとく寄り道、脇道、周り道をしながらのお話にしてみようと思います。


▶新旧比較

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メーカーによって多少サイズ表記の違いがあります。
センプレとゼリウスを見てみると、530と52というサイズ、一桁違うもののまるでセンプレのほうが大きなフレームに見えますが実はセンプレのほうがワンサイズ小さいなモデルです。
まぁ最近はスローピングフレームが主流になってきていますので、ホリゾンタル(仮想)換算とか言う事が多いのでサイズ選びの際はちょっとだけ注意が必要ですネ。

そもそもスローピングフレームが主流になってきた今となっては、シートチューブ長がフレームサイズのもとになるのもちょっと、、、
確かセンプレの530はホリゾンタル換算だったような気がします。
(ホリゾンタル換算:スローピングしていても仮想でホリゾンタル的に考えるよってことです。)
ゼリウスはホリゾンタル換算しないものがサイズ表記の元になっていて、
センプレはホリゾンタル換算したものがサイズ表記の元になっている。

う~ん、複雑ですが各メーカーごとのこういった違いがあるということです。。。。

数値ばっかり眺めていてもこれ以上のことは実際に乗りながら合わせてみない事にはなんともなりません。
ということで合わせてみると、、、



▶現車合わせ

どう考えてもハンドルが高いです。。。
またがっただけですぐにわかります(;´∀`)

というのも”リーチ”(BB-ヘッドチューブ上部:距離)はそこまで変わらないのですが、”スタック”(BB-ヘッドチューブ上部:高さ)が違いすぎます。

ここはフレームのジオメトリでよく言われる、”エンデュランスロードはヘッドチューブが長い”ということです。
ロングライドなど長い距離を走ったり快適性を上げるためにはヘッドチューブ長が長くとってあるほうがアップライトなポジョション(上半身がおきている)になっているということです。(ヘッドチューブがながければスタックも高くなります。)
まぁ同サイズで比べれば大差はないのですが、ゼリウスとセンプレは1ワイズ違いますのでこういったところの差がものすごく響いてくると言うことです。
ということでヘッドチューブが20mmも長くなればハンドル位置が高くなるのも仕方がありません。

ということで限界以上にハンドルを下げたい場合にどうするかというお話なんですが、ハンドル位置を下げる方法は2つあります。
①ステムで調整
②トップカバーで調整

ステムの角度を変えればハンドルの位置を低くできます。
詳細はこちらに↓↓↓
ステム長とアングル(角度)の影響 ロードバイクポジション調整

今回はまだまだポジション調整が微妙なので手当たり次第にステムを買うほどのお財布に余裕はありませんのでとりあえず緊急の措置的にトップカバーでもっと下げてみようと思います。

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右:FSA(純正)アルミのトップカバー 15mm
左:FSAカーボントップカバー 8.7mm

これにゼリウス付属のZippのステムはカッコよかったのですが、サイズが合わなければゴミ同然です。。。ということでリーチは余り変わっていないので、ステムは120mmPLTステムを持ち越しでくっつけてみます。

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それから、ジャマな部分のコラムはカットです。
今回はベタ切りしてみました。
ビアンキの一件があったのでメーカーさんにはしっかりと確認させていただきましたヨ。
メーカーさんは5mm残しをおすすめしていましたが、ベタでもOKということでしたので、、

ベタ切りしてみて思ったことです。
別に対してかっこよくもないし(←あくまでも個人的な主観であり好みの問題ではありますが、)強度的なことを考えても5mmスペーサー残しがやはりいいと思う。。。
ということでした(;´∀`)

まだ若干高い感じはしますのでステムを17°にする、もっと薄いトップカバーに変更、最終的にはトップカバー外しΣ(゚Д゚)ファッ、は全くおすすめできない技ですが、これぐらいでしょうか。。。

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FSAのトップカバー、カーボン調となんだかズングリムックリしていてあんまりかっこよくないです、FSAのアルミ7.8mmってやつのが合いそうですが、
5mmぐらいの”うすうす”(。>﹏<。)のカバー、探索中です。。。
(オービットに合うもの誰かご存知の方いたら情報を頂けたらとってもありがたいです。)



▶サドル高

サドルの高さは前回と同様にセッティング、、、なんですがクランク長が170→172.5に変わっております。
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2.5mmこの差がどうでるか、まだ全くわかりません(;・∀・)
多分25mm変わればびっくりするとは思うのですが、2.5mmですヨ。。。

そんなにパッとポジション出しの程度乗ったってわかりませんヨ。(;´д`)トホホ…

ということでサドル高は現状を持ち越し、角度はベースの水平。
前後は若干前より、というなんともアバウトなセッティングです。

それにしてもラピエールさん、結構厳しいっす。。。
というのも、、、

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シートポストの”LAPIERRE”のロゴがこんだけ出してギリギリです。(BB-サドルトップで730)
サドル自体の厚みがTT用で多少厚めということはあるのですが、コイツァ、、、脚長人でないとロゴがくっきりでないですゼ。

とはいってもこんな見た目的なものも大切ではありますので、”バッチリ見せびらかしたいぜ!”そんな時はサドルを薄めのものに変えるといいとおもいます。




▶まとめ

まだまだ”ちょい乗り”程度しか乗ってはおりませんが、ワタクシがものすごく痛感した率直な感想です。

”フレームが変わればポジションは基本的にやり直しになる”
ということです。

乗り心地、踏み味、進ませ方、全然違います。
まるっとコピーできたとしても、、、なかなか全く同じ走りができるかというと疑問が残るところです。となると参考になるのはサドル高、ステム長は目安ぐらいです。

あくまでもワタクシの主観ではございますが、ワタクシにとってのセンプレは”かっ飛ばすレーシングマシン”でした。フレームがそういう特性とかというよりかは、むしろ”ワタクシにとって”というところです。
ゼリウスはどうかというと、、、”魔法の絨毯”です。
この辺は後ほど詳しくインプレの記事を作成いたしますが、全く違う乗り物といっても過言ではないほどの違いがあります。

そのバイクの特性、自分の乗り方に合わせたポジション調整が必要ということです。


ということでゼリウスネタがしばし続くかとは思いますが、ゼリウスのポジション出しの作業のご紹介、そんなお話でした。。。

今後の予定
・ゼリウスってどんなバイク?
・我儘なやつが完成車を買うとこうなるゾ(笑


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全然本題とは関係ありませんが、”えふえふぶろぐ”PC用ページをリニューアル致しました。
本文がズラッと並んでくる従来のデザインはとっても見やすいとはいい難く、
特に整備系、例えば”リアディレイラー”の記事にグーゴー検索からはいってきて他の記事も、、、というときに見つけづらかったと思います。
そんなご意見をいただきましたので、PC用ページのリニューアルの着手にかかったということです。

現在のPC用ページはこのようになっております。
imag4144
サイドバー部の検索から過去記事の検索を行いやすくさせていただきました。
検索結果も見出しでの表示となります。

PCで御覧頂いている方は是非とも一度お試しいただければ幸いです。
今後共、よろしくお願い申し上げます。

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