LAPIERRE(ラピエール)Xelius SL(ゼリウス)インプレそれは”魔法の絨毯”


最近はめっきり整備詰めで梅雨の晴れ間を有効利用が全くできてはおりませんが、お足元の悪い中多くのお客様にご来店いただけるのはとてもありがたいことです。本当に有難うございます。

合間合間や深夜、夜な夜なちょこちょこといじくり回してはチョイ乗りしたりしてだいぶポジションもでてきなところではあります。走行距離も100㎞を超えてシェイクダウンも順調ではありますのでココらへんで一発、初期インプレという皆様の購買意欲を刺激するような記事を作成させていただこうと思いますm(_ _)m。



▶ベース車両データ
P6175606

LAPIERRE:ラピエール
”XELIUS(ゼリウス) SL 600 FDJ MCP”

立ち位置としてはオールラウンドフレーム、最近流行りのエアロロードではありませんがフォークは薄型のブレード、フロントブレーキはダイレクトマウント、ダイレクトマウント用にざっくりとえぐれたようなフォーク形状になっています。
LAPIERREはプロチーム”FDJ(エフデジ)”にバイクを供給しているメーカーです。
XELIUS(ゼリウス)はグレードがあり、一番上がアルティメイト、その下がカーボンの使い方が少々違う600とか500とかの数字が入るモデルがあります。
日本国内ではアルティメイトはフレーム販売のみ、下位グレードは完成車販売となっております。

今回ワタクシの新しい相棒になったのは600というものでベースが6800のアルテグラで組まれているロードバイクです。
先日の記事でもお伝えいたしますが、ところどころGSであったり、CS5800(105グレード)が使用してあったりその割にはサドルはアンタレス・・・と不思議なところがあります。

おそらくLAPIERRE的には「カセットだぁ?どうせ変えんだろ?」なんて思っているかどうかは不明ですが、そこはスルーしておきましょう(笑



▶変更点
IMAG2675

ハンドル:ZIPP→3T ROTUNDO
ステム:ZIPP→Pro PLT 120mm  10°
サドル:Fizik ANTARES R5→ Pro Aerofuel
フロントディレイラー:FD-6800→FD-R9100
チェーンリング:52/36(セミコンパクト)→53/39(ノーマル)
リアディレイラー:RD-6800GS→RD-6800SS
リアスプロケ:CS-5800(11-28T)→CS-6800(11-25T)
ホイール:WH-6800→RS81-C35

ざっと見てこんなところです。

これ以外では
ペダル:LOOK KEO BLADE2
バーテープ:Dixna ロードバーテープ+プロエンドキャップ
マスコット:ちーばくん
こんな感じです。


▶自分用完成車


この状態、ボトルケージも取り付けた状態での完成車重量は実測で7.7kgです。
ボトルケージは17gぐらいのフルカーボン製の超絶軽量品です。
現在店頭で販売中でございますm(_ _)m

センプレと全く同じぐらいではありますが、なんか軽く感じる今日このごろです。。。
サイズがワンサイズ違いますので大きい割に重量増がないのでこの感じなのでしょうか。
もうすこしフレームのカーボンが厚ぼったくしっかりしている方が好きなんですが、転んだりしたときに怖いので、、、BB周りのボリューム感は今時っぽいボリューム満点です。

ホイールがクイック込み+リムテ込みで1825g(実測)なのでココをもう少し軽めにして、シートポスト、サドル、ステム、ハンドルを軽量のものをつければ6kg台突入できそうです。。。まったく予定はございませんが・・・(;・∀・)

ということでベースがセンプレとほぼほぼ同じなのでフレーム単体としても1000gぐらいのものかと思います。このぐらいの重さであれば重量的アドバンテージも全く悪くありません。

重さはどうなのかというと、、、軽いです。
とても軽く感じます。
センプレの様なひらひら感があるわけではなく、重量がものすごく軽く感じます。


▶インプレッションッッッ!!!

①ちょい乗り
乗ればすぐにわかります。

「んんん~?やべっ、後ろパンクした。(´・ω・`)ショボーン。。。」
「あれっ?してない。。。」

ん~~もう乗り心地良すぎです。
なんというかまさに表題の通りゼリウスは”魔法の絨毯”の様です。

ちょっと浮いてんじゃねーの?みたいなイメージですヨ。
ため息が出ますよ、、、( ´Д`)=3ハァ…


②超低速走行
軽さが災い、ひらひらする感じは否めません。
そもそもこのグレードで15㎞/hとかでポタリングにも満たないスピードで走ることは想定されていないのかもしれません。
それでも安定性が悪い感じはありませんが、軽さが悪く目立ってしまうようなイメージです。
まぁこの辺はセンプレも全く一緒デス。


③ダンシングで踏んでみた
バイクをブンブン振って加速していくと、、、
「軽いっ!」
やはり軽いです。
そして・・・
ヌメッとしてておっそいのぉぉぉ、、、
「じぇんじぇん加速感ありません。」
何だこれっ?

と思ってサイコンを見てみると40㎞/hを楽にオーバー
まさに魔法の絨毯のように加速していきます。
スピードの割に加速感が少々乏しいのかも、、、遅くはないのですが、遅いように感じてしまうのはセンプレとの違いが明確であるからなのかもしれません。


④30㎞/h以上の巡航
この辺から不思議な感覚に襲われます。
25㎞/hぐらいかな~なんて思っていると30㎞/hをオーバーしています。
乗り心地がいいためか、スピード感が少しセンプレのときと違います。

軽い感じがするのはブレード型の薄々フォークが空力的にかなり役割を果たしているのかもしれません。
前面投影面積、空気抵抗なんかを考えても個人的にはフォーク形状もしかり、ハンドル、ヘッド部はかなりの影響をおよぼすところかともいます。サーベロかなんかがフレームのエアロ化よりもハンドルを変えたほうが効果的、、、だったかなんだかの記事をチラッと見たような見ないような、、、ウル覚えですm(_ _)mゴメンッ
とはいってもなんとなく気持ちがいい感じがする、ちょっと違うのかなぁ、、、そのぐらいですので誤差の範囲といえば誤差の範囲で、そのぐらいです。。。

この当たりの速度域から本領を発揮してきますヨ。



④40㎞/h以上の巡航
超快適です。
鼻くそほじくりながらでも巡航できそうです(笑
(ギャップで鼻血が出るのでおすすめしませんヨ。m(^Д^)mプギャー)

なんというか乗り心地が良すぎてスピード感がセンプレとは別物です。

高速巡航時のイメージとして、センプレレーシングマシン、衝撃吸収はいいとは言えガタガタならないわけではありませんし加速感スピード感もしっかりと体で感じることができます。
ゼリウスはと言うと、高級車のようなイメージです。
速度感があまりないというか、40㎞/hで走っていたとしても上質な乗り心地「ルネッサ~ンス!!」って感じでしょうか。。。(笑

瞬発力はウィッシュボーンでBB周りを強化していたせいもあるかとは思いますが(ゼリウスはまだシマノBB)現状センプレに軍配が上がるかと思います。
とはいってもデータを見たらひょっとしたら加速感がないだけでスピードはでているのかも・・・はい、でていますネ。(・・?ンダコリャ???

逆に悪い所とすると乗り味が良すぎていつの間にか足が削れられていく感じです。ヌメッと感があるというか、、、
もちろんスピード感がないところや、”慣れ”も問題もあると思います。


⑤荒い路面は?
おそらく最強レベルの衝撃終結性をもっているのでは、と思います。
「ダンッ」っと瞬間的に跳ねたり、リアのトラクションが抜けたり着地した瞬間の跳ね返りがものすごく少ないです。
抽象的で申し訳ないのですが、センプレで「バンッバッ!!」といくところがゼリウスは「ドゥムッ!」と落ち着きます。

なんでなんだかはよくわからんのですが、衝撃を受けた時の終結がものすごく速いです。


⑥コーナーリング・ブレーキング
超絶いいです。
まさに猫脚そらプジ・・・
路面の追従性、衝撃終息がものすごくいいのでベタッと吸い付いてくれいます。

ダイレクトマウントにブレード形状のフォークの味付け最高です。
ブレーキの効きというか、強めのブレーキングで剛性感を感じます。
これはダイレクトマウントブレーキであることと、ダイレクトマウント用に設計されているフォークがイイのだと思います。
60㎞/hぐらいからの減速もなにも不満なくコントロールできます。
アルテのダイレクトマウントなんですが、DURAのノーマルのようなまるで1グレード上げたような効きです。

センプレはかなりのクイック系のハンドリングでしたが、こちらはクイックというよりもラグジュアリー(?)なハンドリングです。
速度が低い時はひらひら感があるのはセンプレ同様です。



▶総評
IMAG2661

センプレはワタクシのイメージとしてレーシングマシンでした。
踏んだら踏んだだけ加速する、スピード感、振動とも速度とともに上がっていくものすごく素直なバイクです。若干のBB周りの弱さを感じることがありますが、ウィッシュボーンで”かっちんこ”してしまえば足りないところはなくなります。

それに比べてゼリウスはというと、まさに”魔法の絨毯”。不思議な乗り物です。

ツールなんかで”長時間、長距離を高速で走るため。”こんなことが大前提にありますので、少しでも楽ができる体への負担が少ないマシン、そんなところも重要視されているのでは?そんな印象です。

魔法の絨毯でありますし、一言で言ってしまうと”楽”なんです。
センプレで100㎞結構ハイペースで走ったらそれなりに疲れると思います。
ではゼリウスは疲れないのかというと疲れなくはないです。疲れなくはないのですが、センプレに比べて”楽”に走れると思います。
乗り心地が優しいのでなんですネ。体へのダメージが少ないです。

この”楽さ”に慣れてしまうと、他のマシンに移れないかもしれません。。。

乗り心地改善のためにシートポスト変えたり、サドルを変えたり、チューブを変えたり、カーボン製にしてみたり、、、色々やってみることがあるかとは思いますが、やはりフレーム交換はものすごく変わります。
硬質なアルミのバイクなんかからの乗り換えではものすごく効果を感じやすいバイクではないかと思います。ガンガン踏まなくても乗り心地の良さを実感しやすいです。

しかし”乗り換えただけで速く走れるか?”となるとお話は少し変わってきます。
多分いま現状で100㎞TTとかやったらセンプレよりも遅いと思います。
それは乗り方であったり、ふみ方、進ませ方が体に染み付いています。
センプレとは特性が少々違いますので乗り方が全くわかりません。
こればっかりはある程度の時間をしっかりとかけてならしていくしかないと思います。
夏の終わり頃に再度白石でも登ってタイムを見て見ようと思います。


ということで今回はゼリウスのインプレ、そんなお話でした。

センプレもゼリウスもどちらも素晴らしいバイクです!

ラピエール製品もちろん当店でご注文承らせていただきます。
お気軽にご相談をいただければと思います。
ブログでは書ききれないほどのワタクシの持つ情報をトクトクとお伝えさせていただきます(笑

+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。

ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから



★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★

2017モデル入荷致しました。


★レディースウェアも新作入荷です。


★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★


★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります

在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。

★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★