カンパ ゾンダC17・・・”アレ”って、
カンパのいわゆる高級ハブに採用されている”アレ”のお話です。
各所ではこんな事まで言われる始末です。
・お店にストックしておかなければならないパーツ
・欠陥品
ひどい言われようです。。。
ということで今回はこの”アレ”についてのお話です。
今回の主役の”アレ”はボーラなんかにも使われいてる”アレ”です(笑)
感のよい方はもうお気づきかとは思いますが、そうです”アレ”です。
ついに当店にもお越しいただくことに、アレが、、、
そもそもシマノやカンパ・フルクラムのハブに採用されている”カップアンドコーン”ってメンテナンス性というところも利点だったような気がしたのはワタクシだけでしょうか。。。
ともあれ新型ZONDA C17 のお話です。
※今回は作業に夢中になりすぎて画像を撮り忘れておりました。。。m(_ _)m
リアは全くも問題ありません。
従来通りのバラし方ですネ。
そして問題のフロントです。
カンパのカップアンドコーンのハブを開けたことがあればおわかりかとは思いますが、シマノのハブなんかと似ています。
※画像はDURAハブです。
こんなんして両側から外しては絶対に駄目ですヨ。
うん、従来品に慣れ親しんだものとしてはこうやりたいのは山々ですが、けしてやってはいけません。
というのもこれでやって成功する確率は1/2です(笑)
そうなんですヨ。。。
玉押し調整具のない方、緩んではいけない方から緩んでいくものですorz
このやり方で失敗する場合は俗言う”前世での行いがあまり良くない場合が、、、”な~んてアホなことを、、、(笑
シマノではこんな@@みたいな構造はありえません。
普通緩んでダメならがっつり止めちまえよ、、、って話で(# ゚Д゚)///
・・・ではなくて分解の仕方が違うんですネ。
仮に正しくないほうが緩んでしまうとネジの手応えもものすごく良くないです。よくない手応えですぐにわかりますが。。。
ではどうするかって言うと、、、
反玉押し側のところに14mmで平行に溝が切ってあります。
この溝に14mmをかけて回すのですが、、、
注意①
”絶対にロックボルトを入れた状態で行います。”
ロックボルトを入れないでやるとあっという間に後悔します。マジデスヨ,,,
注意②
玉押しは緩めて作業する
注意③
薄型のスパナは絶対に使わない。
この14mmで保持するパーツは恐怖のアルミです。
薄型、精度の悪い工具はいとも簡単にズルズルです。
っつーかシャフトのアルミ脆すぎですから、、、
14mmの工具は精度の問題ではないような気もします。
というのもシャフト側が実測で13.8mmぐらいでした。
0.2mmも隙間があれば面で押させることはできずに点での保持になってしまいます。
こうして角が落ちてズルズルに舐めていくということです。。。
あっという間にアルミなんて削れてまんまるに、、、
そして...(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ ←こうなります。
ワタクシ自身この作業をしてみてものすごく感じました。
こいつぁ悪だ、、、設計に問題あるんじゃねーの、、、
ちょっとよくないですヨ。。。
でどうするかといえば、、、
よく耳にするハブスパナ2枚がけですが、あれも駄目でした。
そもそもシャフトとハブスパナの嵌合も怪しいです。
ハブスパナを2枚使ったところで実際に保持する際は1枚になってしまって舐めが発生してしまうことが考えられます。(ハブスパナの精度の問題か?)
ハブスパナだって14mmで作られていますからネ。
それに対してシャフトの溝は13.8mmで切ってありました。
ってことでこれです。
13mmスパナです。
これのままでは当然挟むことはできないので削ります。
サンダーでばい~んと、、
ジャスト13.8mmです。
このスパナを選ぶ際も、、、
厚みが重要です。
というのもできるだけ面で保持したいのでここの幅(厚み)もぴったりにします。
ノギスではかったところ5.5mm、
ホームセンターを巡りジャストサイズの厚み5.5mmで13mmスパナに巡り合うことができました
専用工具の出来上がりです。
(おおらくこれにしか使えなそうな、、、)
これでガッチリと挟んで後は回すしかありません。
バッキーン!といい音を立てて回りましたよ。。。( ´Д`)=3ハァ…
保持するところがあんなに脆弱なのにどんだけの締め付けだよって言うぐらいの硬さでした。。。
延長パイプまで使用しましたから...(´∀`;)
なんでもって手を出さないほうがいいかというと、
前述のようにシャフトが極端に舐めやすい。ということが第一点。
これと一番外側のロックボルトをいじっていると玉あたりが変わります。
フルクラムのレー3なんかと同じ構造ですが、割入りワッシャーのせいでガタが取り切れない時があります。そんな時はどうするかというとこの割入りワッシャーを一度完全に外して(ユルユルまで外してあげる)、再度入れ直す、それからガタとりをする必要があります。
これが実は逆もあり得て、、、きつくなりすぎてしまったときも一度この割入りワッシャーをいじって緩めて上げる必要があるときも出てきます。
ロックボルトをいじっているときつくなりがちです。
そして玉押し調整具を緩めまくってもゴリゴリが消えない、そんなときがあります。
無理くりゴンゴンガンガンやればできないことではありませんが、スマートではありませんので、、、(´∀`;)
こんな上記の作業もロックボルトが緩まないことにはできません。
玉押しが変わってしまった場合外さないと最悪乗ることすらできなくなってしまいます。
なかなかの構造です。。。
全くもっての個人的な意見ですが”17Cってどうかと思うところが拭いきれない”、というのが率直な感想です。
ZONDA 15Cは素晴らしいホイールでした。
耐久性もありますし、メンテもいい、軽量であると練習にはもってこいのホイールです。
ダガシカシです。
17C化の最大の難点は重量的はハンディがあるという所です。
そしてそもそもなんで練習用にはもってこいのあんなにいいホイールだったのに、こんな@@みたいな構造のアルミ製の”アレ”を使用することになったのでしょうか。
この17C化が絡んでいるような気がプンプンしますネ。
リムが重くなってしまうのを補うために普段使い用のZONDAのシャフトまでメンテ性、耐久性を落としてまでも軽量のアルミ製をぶっこんできた。。。かどうかは知りませんが、、、
結果
15C:1550g
17C:1596g
ほらね、アンダー1600ですよ。。。
\(^o^)/ヤッター!
ヤッテネェヨ(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ ハブラッ·
ワイドリムにして46gしか重量増になっていないしっ!!
ダマレッ(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ プギャラッ
リムの重量増の分+ハブの軽量化がC17の特徴かと推測できます。
C17はホイール外周(リム)の重量増は避けれないところだと思います。
一説ではZONDA15Cのフロントリム重量が450g前後という情報があります。
ホイール単体としては670gです。
ものすごくざっくりとした単純な計算ですが、、
17mm→15mmで1.133…倍になります。(多分広がった分薄くはなると思うのですが、それは考慮していません。)
ってことは509g、ワイドリム化でフロントは約60gも重くなるってわけです。
(あくまでも実測値でございませんのでかなりアバウトです。)
リム周りで60gの重量増っていうと、、、
通常のブチルチューブが105g
ビットリアのウルトラライトが90g位
ミシュランのウルトラライトが75g
チューブをちょっとぐらい変えたって追いつかないぐらいです。
単純計算でもフロントとリアでリム回りが120g増です。
すると15C:1550g→17C:1670g となります。
しかし1600gアンダーのC17の消えた70gは何処へ、、、
先ず一つ目としてフリーのスチール→アルミ化です。
フリーボディはハブの中でも結構な重量をしめるのでココを軽くします。
40g前後軽くできるというお話も。。。
弊害はと言うと、、、よく見る海の向こう側製のフリーの”齧り(かじり)”です。
そうアルミ製は従来品(C15)に比べてかじりが出やすいようです。
そして2つ目が今回話題のシャフトの変更です。
(後はニップルが真鍮からアルミにあれば辻褄がなんとか合うぐらいかとも思いますが、詳細は不明です。)
あくまでも推測の域でしかありませんが、情報を整理すると
・リム重量増加に伴ってハブやその他を軽量にした。
・結果重量増は46gに抑えることができた
・代わりに失ったモノもある
ということです。
”普段使いを主にするようなグレードでこれはないんでないんの?”っていうのが率直な感想です。
これがボーラとかならわかりますヨ。
ボーラなんてプロがレースで使ったりします。完全にレース機材です。
メンテナンスはプロのメカニックが行いぶっ壊れたら直ぐに交換です。
でもZONDAってどちらかと言うと練習用に主に使われるホイールかと思います。。。
それをメンテ性を犠牲にしてしまった軽量化って、、、
情報化社会の中で比較がものすごく簡単にできます。
まずはネットでホイールの情報を探します。
必ず出てくるサジェスト機能(予測変換)では
ホイールの名前を言れると必ず出てくるのが”ホイール名 + 重量”ってことです。
重量は調べたくなる気持ちもよくわかります。
重いよりかは軽いほうがイイです。
しかしただ重量だけで選ぶと後悔することになるってこともあるということです。
ZONDAの17C化でメーカーもお店も買い替え需要という大きな恩恵を得ることができます。
C17ってあまり表立って「おすすめできません、、、」そんなHPは数少ないです。
不思議に思ってしまいます。(整備する側の人間だからなのでしょうか。。。)
全くもってワタクシの個人的な意見ですが、
ワイドリムのなんだか空気抵抗とか、転がり抵抗とか、
はっきりくっきり全然違うぐらいの差はありませんでした。
そんな微妙な変化であればワタクシだったら整備性のよい方を選びます。
悪いことばかり書いているとワタクシがあたかもカンパが大っ嫌いな様な印象を持たれてもアレなのでC17のメリットもきちんと書きますヨ。
C15の最大のデメリットは柔らかすぎると感じる方がいる。ということです。
というのも乗り方によっては剛性がもう少しあったほうがいいということです。
例えば体重が重い方です。体重だけではなく、パワーの有無にも関係してくることですが、体重が重い、パワーがある方にはC15よりもワイド化して重量がリム周りの重量が多少重たくなったとしてもワイドにあれば構造上剛性は上がります。
リムの剛性って結構大切ですので、剛性の低いリムに乗るのであれば多少重くても剛性がしっかりとあったほうが進むと感じることもあります。
この辺は体感してみないと頭のなかで考えても難しいことだと思いますが、進むホイールってことです。常々書いていますが、特定の使い方(ヒルクライムレースとかでバリバリタイムを出す等)でなければ重量だけで良し悪しを判断するのはナンセンスということです。
某G社のハブも重量よりも大切なことに重きをおいているというのはよく聞くお話です。
なにが自分にあっているかは乗り方、体重、パワー等が複雑すぎるので一概にこれっ!と決めるのは難しいです。
お金に余裕があっあら何本か買えるだけ買ってみてその中から選ぶのが失敗がない方法だとは思いますが、これはお金持ちだけの特権かもしれませんネ。。。(;´д`)トホホ…
ともあれZONDAはいいホイールですが、全モデルのように神格化した乗ってもメンテもGOODという伝説的なことはC17化でストップがかかったかもしれない、それが今回触ってみてのワタクシの独断と偏見いっぱいの感想でした。
こうしてつらつらと少々辛口で色々と書きましたが、こういったことのお話って実際に使用するユーザーもしかり、メカニックもそうですが意見は様々です。
これがいいと思う人もいれば、よくないと思う人もいる、
当然のことだと思います。
色々な意見、お話が見れるってのも情報化社会のいいところだと思いますヨ!
なんだかんだで23cをまだまだ使いたいワタクシとしてはZONDAだったらレー3かなぁと、、、考えてしまいます。頑丈だしメンテ性もよくオールマイティーに使えます。
なんとレー3も2018モデルからワイド化したとの情報を頂きました。orz
このワイド化の波には抗えないのでしょうか。。。
こうなるとシマノ一択!?
ということで今回はワイドリム化の ZONDA C17のお話でした。
注)ゾンダが駄目なホイールということではございません。
メンテの際は注意が必要ということです。
整備初心者の方がメンテの勉強用に使うにしては少々難易度が高めかもしれません、というお話です。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
カンパのいわゆる高級ハブに採用されている”アレ”のお話です。
各所ではこんな事まで言われる始末です。
・お店にストックしておかなければならないパーツ
・欠陥品
ひどい言われようです。。。
ということで今回はこの”アレ”についてのお話です。
今回の主役の”アレ”はボーラなんかにも使われいてる”アレ”です(笑)
感のよい方はもうお気づきかとは思いますが、そうです”アレ”です。
ついに当店にもお越しいただくことに、アレが、、、
そもそもシマノやカンパ・フルクラムのハブに採用されている”カップアンドコーン”ってメンテナンス性というところも利点だったような気がしたのはワタクシだけでしょうか。。。
ともあれ新型ZONDA C17 のお話です。
※今回は作業に夢中になりすぎて画像を撮り忘れておりました。。。m(_ _)m
リアは全くも問題ありません。
従来通りのバラし方ですネ。
そして問題のフロントです。
カンパのカップアンドコーンのハブを開けたことがあればおわかりかとは思いますが、シマノのハブなんかと似ています。
※画像はDURAハブです。
こんなんして両側から外しては絶対に駄目ですヨ。
うん、従来品に慣れ親しんだものとしてはこうやりたいのは山々ですが、けしてやってはいけません。
というのもこれでやって成功する確率は1/2です(笑)
そうなんですヨ。。。
玉押し調整具のない方、緩んではいけない方から緩んでいくものですorz
シマノではこんな
普通緩んでダメならがっつり止めちまえよ、、、って話で(# ゚Д゚)///
・・・ではなくて分解の仕方が違うんですネ。
仮に正しくないほうが緩んでしまうとネジの手応えもものすごく良くないです。よくない手応えですぐにわかりますが。。。
ではどうするかって言うと、、、
反玉押し側のところに14mmで平行に溝が切ってあります。
この溝に14mmをかけて回すのですが、、、
注意①
”絶対にロックボルトを入れた状態で行います。”
ロックボルトを入れないでやるとあっという間に後悔します。マジデスヨ,,,
注意②
玉押しは緩めて作業する
注意③
薄型のスパナは絶対に使わない。
この14mmで保持するパーツは恐怖のアルミです。
薄型、精度の悪い工具はいとも簡単にズルズルです。
っつーかシャフトのアルミ脆すぎですから、、、
14mmの工具は精度の問題ではないような気もします。
というのもシャフト側が実測で13.8mmぐらいでした。
0.2mmも隙間があれば面で押させることはできずに点での保持になってしまいます。
こうして角が落ちてズルズルに舐めていくということです。。。
あっという間にアルミなんて削れてまんまるに、、、
そして...(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ ←こうなります。
ワタクシ自身この作業をしてみてものすごく感じました。
ちょっとよくないですヨ。。。
でどうするかといえば、、、
よく耳にするハブスパナ2枚がけですが、あれも駄目でした。
そもそもシャフトとハブスパナの嵌合も怪しいです。
ハブスパナを2枚使ったところで実際に保持する際は1枚になってしまって舐めが発生してしまうことが考えられます。(ハブスパナの精度の問題か?)
ハブスパナだって14mmで作られていますからネ。
それに対してシャフトの溝は13.8mmで切ってありました。
ってことでこれです。
13mmスパナです。
これのままでは当然挟むことはできないので削ります。
サンダーでばい~んと、、
ジャスト13.8mmです。
このスパナを選ぶ際も、、、
厚みが重要です。
というのもできるだけ面で保持したいのでここの幅(厚み)もぴったりにします。
ノギスではかったところ5.5mm、
ホームセンターを巡りジャストサイズの厚み5.5mmで13mmスパナに巡り合うことができました
専用工具の出来上がりです。
(おおらくこれにしか使えなそうな、、、)
これでガッチリと挟んで後は回すしかありません。
バッキーン!といい音を立てて回りましたよ。。。( ´Д`)=3ハァ…
保持するところがあんなに脆弱なのにどんだけの締め付けだよって言うぐらいの硬さでした。。。
延長パイプまで使用しましたから...(´∀`;)
なんでもって手を出さないほうがいいかというと、
前述のようにシャフトが極端に舐めやすい。ということが第一点。
これと一番外側のロックボルトをいじっていると玉あたりが変わります。
フルクラムのレー3なんかと同じ構造ですが、割入りワッシャーのせいでガタが取り切れない時があります。そんな時はどうするかというとこの割入りワッシャーを一度完全に外して(ユルユルまで外してあげる)、再度入れ直す、それからガタとりをする必要があります。
これが実は逆もあり得て、、、きつくなりすぎてしまったときも一度この割入りワッシャーをいじって緩めて上げる必要があるときも出てきます。
ロックボルトをいじっているときつくなりがちです。
そして玉押し調整具を緩めまくってもゴリゴリが消えない、そんなときがあります。
無理くりゴンゴンガンガンやればできないことではありませんが、スマートではありませんので、、、(´∀`;)
こんな上記の作業もロックボルトが緩まないことにはできません。
玉押しが変わってしまった場合外さないと最悪乗ることすらできなくなってしまいます。
なかなかの構造です。。。
全くもっての個人的な意見ですが”17Cってどうかと思うところが拭いきれない”、というのが率直な感想です。
ZONDA 15Cは素晴らしいホイールでした。
耐久性もありますし、メンテもいい、軽量であると練習にはもってこいのホイールです。
ダガシカシです。
17C化の最大の難点は重量的はハンディがあるという所です。
そしてそもそもなんで練習用にはもってこいのあんなにいいホイールだったのに、こんな
この17C化が絡んでいるような気がプンプンしますネ。
リムが重くなってしまうのを補うために普段使い用のZONDAのシャフトまでメンテ性、耐久性を落としてまでも軽量のアルミ製をぶっこんできた。。。かどうかは知りませんが、、、
結果
15C:1550g
17C:1596g
ほらね、アンダー1600ですよ。。。
\(^o^)/ヤッター!
ヤッテネェヨ(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ ハブラッ·
ワイドリムにして46gしか重量増になっていないしっ!!
ダマレッ(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ プギャラッ
リムの重量増の分+ハブの軽量化がC17の特徴かと推測できます。
C17はホイール外周(リム)の重量増は避けれないところだと思います。
一説ではZONDA15Cのフロントリム重量が450g前後という情報があります。
ホイール単体としては670gです。
ものすごくざっくりとした単純な計算ですが、、
17mm→15mmで1.133…倍になります。(多分広がった分薄くはなると思うのですが、それは考慮していません。)
ってことは509g、ワイドリム化でフロントは約60gも重くなるってわけです。
(あくまでも実測値でございませんのでかなりアバウトです。)
リム周りで60gの重量増っていうと、、、
通常のブチルチューブが105g
ビットリアのウルトラライトが90g位
ミシュランのウルトラライトが75g
チューブをちょっとぐらい変えたって追いつかないぐらいです。
単純計算でもフロントとリアでリム回りが120g増です。
すると15C:1550g→17C:1670g となります。
しかし1600gアンダーのC17の消えた70gは何処へ、、、
先ず一つ目としてフリーのスチール→アルミ化です。
フリーボディはハブの中でも結構な重量をしめるのでココを軽くします。
40g前後軽くできるというお話も。。。
弊害はと言うと、、、よく見る海の向こう側製のフリーの”齧り(かじり)”です。
そうアルミ製は従来品(C15)に比べてかじりが出やすいようです。
そして2つ目が今回話題のシャフトの変更です。
(後はニップルが真鍮からアルミにあれば辻褄がなんとか合うぐらいかとも思いますが、詳細は不明です。)
あくまでも推測の域でしかありませんが、情報を整理すると
・リム重量増加に伴ってハブやその他を軽量にした。
・結果重量増は46gに抑えることができた
・代わりに失ったモノもある
ということです。
”普段使いを主にするようなグレードでこれはないんでないんの?”っていうのが率直な感想です。
これがボーラとかならわかりますヨ。
ボーラなんてプロがレースで使ったりします。完全にレース機材です。
メンテナンスはプロのメカニックが行いぶっ壊れたら直ぐに交換です。
でもZONDAってどちらかと言うと練習用に主に使われるホイールかと思います。。。
それをメンテ性を犠牲にしてしまった軽量化って、、、
情報化社会の中で比較がものすごく簡単にできます。
まずはネットでホイールの情報を探します。
必ず出てくるサジェスト機能(予測変換)では
ホイールの名前を言れると必ず出てくるのが”ホイール名 + 重量”ってことです。
重量は調べたくなる気持ちもよくわかります。
重いよりかは軽いほうがイイです。
しかしただ重量だけで選ぶと後悔することになるってこともあるということです。
ZONDAの17C化でメーカーもお店も買い替え需要という大きな恩恵を得ることができます。
C17ってあまり表立って「おすすめできません、、、」そんなHPは数少ないです。
不思議に思ってしまいます。(整備する側の人間だからなのでしょうか。。。)
全くもってワタクシの個人的な意見ですが、
ワイドリムのなんだか空気抵抗とか、転がり抵抗とか、
はっきりくっきり全然違うぐらいの差はありませんでした。
そんな微妙な変化であればワタクシだったら整備性のよい方を選びます。
C15の最大のデメリットは柔らかすぎると感じる方がいる。ということです。
というのも乗り方によっては剛性がもう少しあったほうがいいということです。
例えば体重が重い方です。体重だけではなく、パワーの有無にも関係してくることですが、体重が重い、パワーがある方にはC15よりもワイド化して重量がリム周りの重量が多少重たくなったとしてもワイドにあれば構造上剛性は上がります。
リムの剛性って結構大切ですので、剛性の低いリムに乗るのであれば多少重くても剛性がしっかりとあったほうが進むと感じることもあります。
この辺は体感してみないと頭のなかで考えても難しいことだと思いますが、進むホイールってことです。常々書いていますが、特定の使い方(ヒルクライムレースとかでバリバリタイムを出す等)でなければ重量だけで良し悪しを判断するのはナンセンスということです。
某G社のハブも重量よりも大切なことに重きをおいているというのはよく聞くお話です。
なにが自分にあっているかは乗り方、体重、パワー等が複雑すぎるので一概にこれっ!と決めるのは難しいです。
お金に余裕があっあら何本か買えるだけ買ってみてその中から選ぶのが失敗がない方法だとは思いますが、これはお金持ちだけの特権かもしれませんネ。。。(;´д`)トホホ…
ともあれZONDAはいいホイールですが、全モデルのように神格化した乗ってもメンテもGOODという伝説的なことはC17化でストップがかかったかもしれない、それが今回触ってみてのワタクシの
こうしてつらつらと少々辛口で色々と書きましたが、こういったことのお話って実際に使用するユーザーもしかり、メカニックもそうですが意見は様々です。
これがいいと思う人もいれば、よくないと思う人もいる、
当然のことだと思います。
色々な意見、お話が見れるってのも情報化社会のいいところだと思いますヨ!
なんとレー3も2018モデルからワイド化したとの情報を頂きました。orz
このワイド化の波には抗えないのでしょうか。。。
こうなるとシマノ一択!?
|
ということで今回はワイドリム化の ZONDA C17のお話でした。
注)ゾンダが駄目なホイールということではございません。
メンテの際は注意が必要ということです。
整備初心者の方がメンテの勉強用に使うにしては少々難易度が高めかもしれません、というお話です。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
コメント
コメント一覧 (8)
情報ありがとうございますm(_ _)m
確かに良さそうですネ!こういったものであればTOPのイグザクトレンチ薄型なんかも良さそうではあるのですが、近所のホームセンターに売っていなくて、、、(・∀・;)
レンチを削ったものは完全に専用工具になりました(笑
こうして記事にしていただくと、詳細は想像していたよりも厄介な事態で大変恐縮しております((((;゜Д゜))))
この度は整備をしていただき誠にありがとうございました。m(_ _)m
お預かり中のホイールまで貸していただいて、本当に助かりました。
お借りしたホイールに乗った後に改めてゾンダに乗ると、元々自分が思っていた印象とは違った一面にも気付くことが出来て、大きな収穫となりました。
また何かありましたら、ご相談させて頂きます。
先にリンクを張って置けば良かったです。
ナメまくってほとんど丸くなったボルトも回せるので
ランバ・ラルも
モンキーとは違うのだよ、モンキーとは。
と言ったとか言わなかったとか
今のうち買いあさっておかなければ(笑)
が、C17化以降はそうでもありません。
極論、ハブやスポークパターンは味付けの類でホイールの性能はリムの性能と言い換えてもいいとさえ思っていますので、ゾンダがベストバイだったのはC15のリムありきですよね。
今オススメしているのはアレックスリムのALX473です。
30mmハイトのセミワイドリムでありながら、リム単体400g(代理店のライトウェイ曰く)の軽さです。実際軽さを感じるホイールでしたが、ゾンダ程進む感じはありませんでした。
ところが11月にリリースされるALX473 EVOではハブの見直しで重量微増ですが、そのあたりが大きく改善されるようです。
シールドベアリングなので玉押し調整の勉強なんかはできませんがw
http://cyclist.sanspo.com/358101
お世話様でございます。
いえいえこちらこそ、お預かりになってしまい申し訳ございませんでした。
いろいろなホイールに乗ってみるということはとてもいいことだと思います。
ホイールは合う合わないが顕著に出るところですからネ(≧∇≦)b
またお気軽にご相談下さいm(_ _)m
名無しさん
情報ありがとうございます。
リンク確認させて頂きました。
ランバ・ラル、、、(笑)
量産型ザクさん
情報ありがとうございます。
たたた確かに、、、((((;゚Д゚))))ガクブル
もう15Cは壊滅状態に、、、orz