ミノウラ FG540 ハイブリッドローラー徹底比較!その②

実はハイブリッドローラーをお借りできたというか、、、お客様から注文を頂いていたのですが、お渡し前に存分にお楽しみいただく許可を頂けましたのでミノウラのモッズローラー(3本ローラー)と徹底的に比較をしてみようと思います。

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トレーニングマットとセットでご注文をいただきました。

ということで早速本題へ!


▶商品詳細

こちらです。

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箱にそのままぶち込まれているアクションブリッジとは少々違いしっかりとダンボールで保護されています(・∀・;)。。。コレなら安心ですネ。
過剰包装なぐらいしっかりとダンボールでうまいこと包まれていました。

取り出した状態だとこんな感じです。
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モッズローラー(3本ローラー):6.5kg (+負荷装置+アクションブリッジ)
ハイブリッドローラー FG540:10.1kg

ハイブリットローラーは2ピースに分かれています。


▶乗車前比較

①収納

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画像をみていただければ一目瞭然かと思います。

3本ローラーはアクションブリッジを外してありますが、それでもコンパクトさはハイブリッドローラーのほうがコンパクトになります。

奥行きはこんな感じです。
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どちらも大差はありませんネ。

モッズローラーは負荷装置をつけると完全には折りたためなくなります。
更にアクションブリッジが邪魔をして、、、
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致命的なデカさ、、、Σ(・∀・;)コリャ,ジャマダナ...

お世辞にもコンパクトとはいい難い感じになります。
当店でも使用しない時はアクションブリッジだけは外して収納しています。

②組み立て
モッズローラーは2段階折れ曲がりますのですべてを伸ばしてアクションブリッジを取り付けます。
アクションブリッジの前後調節は工具フリーとはいかずに6mmアーレンが必要になります。

一方ハイブリッドローラーは
①フロント三脚をバカっと開きます。
②リアローラーのアーム部分を引き出します。
③フロントとリアアームをクイックで止めて完了
この3段階で、工具は一切無しで組み立てることができます。

またハイブリッドローラーはフロントの高さを変えられるため仮想ヒルクライムのポジションを作り上げることもできます。このフロントの高さ調整も工具なしで調整できます。


③組み立て後のスペース
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このようになります。

長さはそこまで変わりませんが、大きく違うのは幅です。

後輪側はハイブリッドローラーのほうが遥かに狭いですが、フロント側は横に広がる3脚の幅がかなりせり出た形になります。

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前からみるとこんな感じです。
長方形のモッズローラーに対して、三角形に広がるハイブリッドローラー、こんなイメージです。

後方の幅が狭いのでフロントは幅を広く持たせて安定感をだしているような感じがします。
幅の狭いモッズローラーも後方の幅は広く不安定ということは一切ありません。

④バイクを取り付けてみると、、、

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なんだかハイブリッドローラーのほうが高く感じます。

乗り降りをしてみればすぐに気が付きます。
ハイブリッドローラーのほうが若干バイクが高い位置に来ます。

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ハイブリッドローラーのほうがローラー径の違いか、ざっと計測で3cmほど高い位置につくようです。

ハイブリッドローラーのほうが乗り降りが少々大変です。




▶乗車後比較

①負荷は?

モッズローラー、ハイブリッドローラー共に7段階式の負荷です。
※モッズローラーは負荷装置+アクションブリッジ取り付け状態での比較です。

同じ会社(ミノウラ)さんが作っているので「負荷にそこまで差はないか?」そんなことを思っていたのですが、少々違いました。
※パワーメータは使用していないのであくまでも主観的なお話にはなってしまいますm(_ _)m

(H)7・6・5・4・3・2・①(L)
高負荷    ↔    低負荷
まずは最低負荷から、
この状態だとどちらも大差はありません。
若干ハイブリッドのほうが軽いような気がします。

(H)7・6・5・④・3・2・1(L)
高負荷    ↔    低負荷
次はこの真ん中負荷での比較です
どちらも大体同じぐらい、若干モッズローラーの方がおもいか?そのぐらいの差でした。

(H)⑦・6・5・4・3・2・1(L)
高負荷    ↔    低負荷
いわゆる最大負荷です。
この場所ではハイブリッドローラーの方が結構重かったです。

負荷装置の問題だと思うのですが、どこだと全く一緒、そんなところはありませんでした。
ハイブリッドローラーのほうが最大負荷が重かった、このぐらいの差でどちらが優位ということではないです。

負荷についてはミノウラからは推定のパワーデータが公開されています。
http://www.minoura.jp/data/trainer/detail/fg540-perfoermance-data-ejt1.pdf

とは言ってもこれはおそらくあくまでも推定値かと思います。
実際にタイヤが設置してタイヤで掛ける負荷、、、ワタクシが色々と試したところ”何より空気圧”、コレの影響がものすごく大きいです。
できればこの計測時の空気圧やタイヤの太さなんかも記載してくれると嬉しいです。。。

おまけ的なアレですが、ハイブリッドローラーは負荷の調整ダイヤルを手元に持ってくることができます。詳細は後述

②静音性


もうこれはですネ、、、
ハイブリッドローラーの勝ちです。

モッズローラーがかなり使い込まれているというところはハイブリッドローラー有利なところもあるかとは思いますが、それでも発生する音はハイブリッドローラーはモッズローラーの半分ぐらいです。
どちらも低回転(低速)で乗っている時はそこまで差はありません。
ガンガン回して踏んでいくとモッズローラーはある程度の音を奏でてくれます。一方ハイブリッドローラーは低速のときと高速になったときの差が少ないような気がします。
ハイブリッドローラーものすごく静かということではありませんが、どちらかと言えばやはりハイブリッドの勝ちかと思います。

住宅事情で音を気にしなければ行けない場合はハイブリッドローラーのほうが無難かと思います。

③負荷調整機構
ハイブリッドローラーはコントローラーを”ビヨ~っ!”と伸ばして手元に持ってくることができます。
一方モッズローラーは本体後部につくため移動はできません。
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左:ハイブリッドローラーの負荷調整装置
ダイヤルをひねることで負荷調整、配線の長さは十分なぐらいの長さで手元に持ってきてハンドルバーに固定することも可能です。
と一見便利っぽいのですが、このダイヤルが硬いのなんのって、、、かちかち動くような感じではなくておそらく実際に回した感じとするとシフトケーブルなんかと同じ構造かと思います。
結構硬いグリップシフトのようなひねり心地です。
特に重い方に変更する際は結構力がいります。(おそらく重→軽の移動はリリースの動作で軽いです。)ゼェゼェ言っているような状況の時は片手で気軽にポンポン変えて、、、と言うのは少々難しいような気もします。

右:モッズローラーの負荷装置と調整機構
本体上部のレバー式で前後に動かすことで調整できます。
コントローラーはありませんので基本的には降りて調整となります。
慣れてくれば乗車したまま右足だけ外してつま先でガコガコできるかもです(笑


④フロントの固定とダンシング

アクションブリッジを使用したモッズローラーのほうが自由度が少ないです。
アクションブリッジ+モッズローラーは縦方向には少し動いてくれますが、横には殆ど動きません。
ハイブリッドローラーのほうがフロントは縦横方向に、多少は動きます。
横方向の自由度はハイブリッドのほうが高いです。
それでもガンガンバイクを振るような乗り方はできません(というか怖くてやってません。)ので、過信は禁物です。

あくまでもシッティングがメインで、ダンシングもできないこともないがそこまで優秀というものではない、そのぐらいに考えておいたほうがいいと思います。



▶比較まとめ

どちらが優れているということよりも各々の特徴を書き出します。

①収納はハイブリッドローラーのほうがコンパクトになります。
②組立は微妙にハイブリッドローラーのほう簡単です。
③アクションブリッジを外せば3本ローラーとしても使えるモッズローラーの汎用性は高いです。
④負荷はどちらも似たようなものでもっと強烈な負荷がほしいのであれば最終的には空気圧で多少は調整できる気がします。とは言ってもどちらも最強負荷でアウタートップで1時間とかは常軌を逸したレベル。。。((((;゚Д゚)))) 負荷が足りないということは無いと思います。
⑤静音性はハイブリッドローラーの勝ちです。
⑥ハイブリッドローラーはリア側はかなり狭くともなんとかなりますが、フロント三脚を開くスペースが必要です。モッズローラーは後方まで同じ幅のスペースが必要です。

ざっとですが、こんな感じです。
どちらがいいかとはまさに使用環境を考慮して購入するのがいいと思います。
やはり”音”の問題は結構大きいですからネ。

やはり室内トレーナーは便利です。雨の日も雪が積もっても安定してトレーニングができます。速くなりたい、遠くまでいけるようになりたい、そう考えるのであればやはり高級ホイールを買ったりするのもありですが(笑、やはりなんといってもまずは”ロードバイクに乗る!”コレに付きます。
有名な選手のインタビューでもよく言われていることです。
”ロードバイクに乗る時間を少しでも増やしましょう!”ということです。そのための手段としてローラー台があります。30分でも時間がとれれば乗ることもできますし、場合によっては結構なトレーニングもできます。

また室内トレーニングならではの利点もあります。
①水たまりもなく自転車が汚れない
②信号待ち、一時停止等の煩わしさがなくトレーニングに集中できる
③飛び出し等もなく事故が無く安全

こんな便利アイテムが4万円弱です。

個人的な印象ですが、外走っても結構なスピードで走れる人は聞いてみると実はローラー台でしっかりとトレーニングをしている。なんてことが多いような気がしますヨ。
もちろん環境の良いところをいつも走れたり、時間に余裕があればいいとは思うのですが、時間がありありですって場合はあまりないと思います。そうなると少ない時間でいかに効率的に、そう考えるとローラー台っていい投資だと思います。
速く走るにはエンジンの強化以上に効くことはありませんかネ(≧∇≦)b

ということで今回はハイブリッドローラーとモッズローラーを徹底的に比較してみた。そんなお話でした。

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