諸悪の根源 ロードバイクのカタカタ音を見逃してはいけない理由と原因

基本的にロードバイクは普段走行できる・する状態でカタカタと音がなるのは基本的には良くないことだと考えております。
点検の基本の落下チェック、当店でも点検の際には必ず行う確認方法の1つです。
下手したら点検だけではなく自転車をお返しする際にはほぼ100%と言えるほど行っております。

ということで今回は”諸悪の根源 カタカタ音は絶対に見逃してはいけない理由と原因”ということです。



▶カタカタ音はなぜ悪い?
自転車の落下チェックでカタカタ音が出るのは良くないというのは冒頭でも書きましたが、ではなぜカタカタ音が出ると良くないのかというところのお話から始めてみようと思います。

なぜカタカタ音がするのか?
細かい一つ一つの原因はさておき、もっと根本的なところを考えてみると答えが見えてきます。

カタカタ音がするということはどこかにいわゆる”遊び”(隙間)ができてしまっているから。という場合が多く、逆に言うと”遊び”があるからカタカタ音がなるわけですネ、

ということでなぜ遊びができてしまうのか?
と考えてみると、、、
ほとんどの原因は締まっているはずのものもが、緩んでいる。この場合が多いです。
もちろんそれだけではありませんが、原因が”緩み”の場合が多いということです。

締まっていないといけないものが緩んでいていいことはありませんネ。

この緩みというものは場合によっては非常に危険であったり、機材を壊してしまう可能性をも秘めています。

また緩み・遊びがあるからこそカタカタ音が出るということは振動でどこかとどこかが当たっている・ぶつかっている可能性が高いということです。小さな衝撃でも繰り返し加わることで傷がついたり、傷が広がったり、、、機材にダメージを与えてしまうこともあります。

そのカタカタ音が特に危険を伴わないのか、それもとも非常に危険なカタカタなのか、機材を壊してしまうような非常に良くないカタカタなのか、、、これの判別が簡単にできればいいわけですが、実際には一筋縄では行かずに少々難しい場合もあります。また簡単に原因が判明すれば対処をすればいいだけなのですが、時々そう簡単には根本的な原因がわからず対応が難しい場合もあります。

危険なのか危険ではないのかがわからない、また原因が不明な場合等のカタカタ音を見逃してはいけないということです。



▶カタカタ音になれるべからず

例えば新車の納車の状態でカタカタ言っていたら、、、多分嫌ですよネ。
そうなんです。嫌なんですヨ。。。(´∀`;)
お店から受け取ってカタカタ言ってたら”なんかカタカタ言ってますが、、、”と多分聞いちゃいます。。。

またある時からカタカタいい出すと、
( ̄ー ̄?).....??アレ??と気がつく場合もあります。

だがしかしです。。。

本当は良くないことなんですが、多少カタカタしたって大したことではないと推測の自己判断で、あまり気にしないことがあるそうです。。。(; ̄▽ ̄)ハハハ...

これがいいことではありません。
あっちがカタカタ、、、こっちがカタカタ、、、
複合的にカタカタ、、、だんだんと大きくガタガタ、、、
そういえば大きくなってきたかも、、、
いつから鳴り出したんだかなぁ、、、

最初のうちは気になっていた異常なカタカタ、最初は小さい音だったカタカタも徐々にガタガタする音に、、、それもいつも鳴っているといつしかそれが普通の様に思えてしまうようになってしまう場合もあります。それがなによりも良くないことですネ。
いつもと違うような事があればそれはしっかりと異常かもしれない。そう考えることが大切なことだと思います。


▶落下チェック時のカタカタ音の原因

①バルブナット付近
意外と多いのがこちらです。
バルブナットが緩んでいる、ということは多いことですが、これだけではありません。
主にディープ系のホイールのほうが多いトラブルですが、ナットがない場合はバルブがホイールのバルブホールに振動で当たることでもなる時があります。
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※チューブレスは緩んだらエア漏れてしますネ。。。

また極稀にですが、細かく小さな音でカサカサのような音がするときもあります。
これは何かと言うと、リム内異物です。
異物は取り出してあげる必要があります。
実は新品の状態でも。。。(´∀`;)

②もしもの時の装備品等
もしもの時の装備品で最も多いのは携帯ポンプです。
これもかなりカタカタなりやすいです。
本体がカタカタなっている場合、本体がフレームやどこかに接触してなっている場合、対処が変わります。
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このフレームとのクリアランスが、、、(笑)

またハンドル周りのマウント系も大体大手メーカーだとカタカタ言うものはほぼありませんが(怪しげな激安製品はガタつくものも。。。)、こちらも緩みであったり、経年でガタが大きくなってしまう場合なんかにカタカタ言い出すものがあります。

新品の状態でカタカタ言うものは、、、♪~( ̄。 ̄)ノ”⌒( )ポイッ
どうしても自転車用としてはあまりいい商品だとは思えません。。。

ツールケースの中身がガシャガシャとか、サドルバックがユルユルとかあまりいいことではないかと思います。サドルバックは極力揺れないようにしっかりと固定したり締め上げたりしたほうがいいですネ。
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ブラブラしないようにデス。
ブランブランしたサドルバックを時々見かけますが、見栄えもよくありませんし、機能的にもちょっと・・・(; ̄▽ ̄)ハハハ...


③ボトルケージのネジの緩み
こちらも時々見かけます。
軽量カーボンなんかで十分にトルクを掛けられないものも無くはありませんが走行の振動で緩みやすい部分ではあります。
トルクが十分にかけられないような場合はロックタイトなんかの使用も試してみるといいと思います。
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逆にダウンチューブやシートチューブのボトルケージ穴、ブランドナットを締め込みすぎて壊さないようにも注意が必要です。ユルユルになってしまった場合は、打ち換えが必要になります。


④ホイールのガタ
こちらも少なくありません。
前輪降臨(←過去に打ち込んだ記憶はないのですがなぜこの変換??)後輪どちらでも起こりえます。
また侮るなかれ、新品でも起こります。
先日もMAVICの新品ホイールでもガタがありましたネ。(´∀`;)
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⑤ヘッドパーツのガタ

ステムの交換時なんかにしっかりとヘッドパーツのガタ取りができていない場合にガタが出ている場合が多いです。
下手したら前輪を持ち上げた段階ですぐに分かる場合もあります。
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⑥フレーム内のカタカタ
最近は何でもフレーム内にぶっこむ傾向にあります。。。(笑)
機械式でも電動でもブレーキなんかも各種ケーブル、ジャンクションであったり、、、
これらが悪さをする場合もあります。

Di2ケーブルはタイラップのようなものをくっつけたり、メーカーによっては分厚いクッション的なものをかぶせたり対応がいろいろです。
意外と完全内装のジャンクションBも落とし穴だったりもします。

あとはリアブレーキがアウターぶっこみ構造の場合は普通のときはならなくてもブレーキを掛けたときだけなるときなんかもあります。
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当然これだけではありませんが、多い原因を6個ご紹介でした。


▶数少ないカタカタなることが許させるパーツ

さぁなんでしょうか。
前輪の落下チェック、降臨後輪側の落下チェックも含めてもどうしても止められないパーツがあります。
実際に落下チェックをしてみればわかると思いますが、、、







チェーンですネ。

ここは暴れを抑えることが難しいです。
構造上どうしてもカタカタ、チャキチャキが止められないパーツですネ。

あと実は細かいところでいうとコントロールレバーも少しだけカタカタなるものがあります。
レバーの遊び分だけほんのすこしだけです。



▶まとめ
上記のようにチェーン、レバー等の構造的にでてしまう音以外のカタカタ音は基本的にNGだと覚えておくといいと思います。
そもそも論として自転車乗っているときに振動でカタカタ言うのって不快だと思います。その不快だと思う気持ちを忘れないということです。

それとともに大切なことは毎回走り出す前にほんの数秒でできるチェックです。
毎回行うことで変なカタツキ、ガタツキがないかどうかを確認することを癖のようにしてしまうといいと思います。
それと最初の方にも書きましたが、あれっ?と思うことにも慣れないということです。

またチェックして聞き慣れないカタカタ音がでた、お店にもっていたらバルブナットの緩みでした。。。それだけだった。全然いいと思います。
何もバルブナットを締めて何千円も取られるようなことは無いと思います。

バルブナットが緩んでいてもすぐに事故につながったりするわけではありません。
しかしこれはバルブナットであってよかった、ということです。
例えばヘッドパーツであったり、ホイールであったり、、、機材を壊してしまうかもしれませんし、また場合によっては非常に危険なこともありえるということです。

安全であることを確認するということですネ。

落下チェックで100%の不調を見つけられるわけではありません。
しかし趣味を楽しむ上で少しでもリスクを減らす、これはやはり大切なことだと思います。

なにか変だと思ったら、自分で確認するのもいいと思いますが、もしもわからない場合はわからないまま放置せず、お店にもってくということが大切なことだと思いますヨ(≧∇≦)b
大事ではなくとも店員さんと日頃よりコミニュケーションをよく取っておいて損はないはずです(≧∇≦)b

ということで今回は、諸悪の根源 ロードバイクのカタカタ音を見逃してはいけない理由と原因、そんなお話でした。



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