固定ローラーと3本ローラーと実走 パワーの差の要因を推測する

え~、、、今年もシーズンが終わりを告げようとしております(;゚;ж;゚; )ブッ ハヤッ!

ということで、、、ではなくて(笑)

ワタクシ自身 トレーニングは外も走りますが、どうしてもまとまった時間を取りづらいので室内でのトレーニングがメインになってしまいます。
室内と屋外でトレーニングをしておるのですが、パワーデータに非常に差が出るわけです。
同じ室内でも前輪を固定していわば固定ローラーのようにして計測するパワーとフローティング(要は普通の3本ローラーの状態)とで待ったパワーに差が出てくるわけです。

いや、所詮ローラー台なんてトレーニングの一環であって外を実際に走ってのスピード以上に大切なことは無いと思いますが、それでも結構な差が出てくるわけです。

最近乗り方改革をおこなっておりますのでその影響でパワー全然出ていないのかと思いつつ、従来の乗り方をやってみたりしても、やはり差ができます。
ということで、
・室内の3本ローラー
・室内の固定ローラー(3本ローラーでフォーク固定)
・屋外の実走
この3種類のパワーの差は何ぞや??そんなことをまた机の上で考えてみようと思います。

※便宜上フロントを固定する3本ローラーは以下、固定ローラーと表現致しますm(_ _)m



▶使用機材

G7 Proにパイオニアの左側クランク式パワーメーターです。

外を実走するときのホイールはBH EVO38 ULTRAで、室内トレーニングのときはRS21にビットリアのルビノプロ(使い古し)を履いております。(ホイールの重量差はものすごいですが、クランクに関わるパワーはそこまで差は出ないと思います。)

実走の際はスピードセンサーを付け替えるのがめんどくさくて、最近はすべてサイコンのGPSでの速度計測です。ローラー台の際はスピードセンサーを付けております。

ローラーの際は常に負荷マックスです。

固定の際はアクションブリッジでフロントフォーク固定の状態デス。
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3本ローラーですが、アクションブリッジを付ければほぼ固定ローラー化(ハイブリッドローラーの方が近い?)します。


▶ローラー台でフロント固定をやめたわけ
パワーメーターを導入したときはフロントフォークを固定し固定ローラーのよう使っていたのがメインでした。ちょうど2ヶ月前に行ったFTP計測時も固定状態で計測しました。

その後フロントフォーク固定はやめました。。。orz

というのもアクションブリッジなる超便利アイテムをゲットしてからというもの、
”こけないぢゃ~ん!ウェ━━v(o´∀`o)v━━ィッ”
限界まで追い込んでも転ぶ心配もなくエアコンの真下に移動してもできるというなんともナイスな!
な~んてヘタレ満載緊張感なくただただ負荷のついたペダルを踏み降ろすという”作業”を行っていたわけです。

そこにパワーメーターなんて導入しちゃったもんで、
”パワー出すぜ~!出しちゃうぜ!ウェ━━v(o´∀`o)v━━ィッ”
バカ丸出しです。。。(; ̄▽ ̄)ハハハ...

そしてある時、アクションブリッジを外してたまには3本ローラーで、、、な~んて気楽にやってみたわけですが、、、

ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

全然ちゃうやんけ、、、((.;゚;:Д:;゚;.))


ということです。
固定では確かに滅茶苦茶疲れますが、実走とは少々差があり、何かが違っていたようで、、、(ワタクシの使い方が悪い可能性っ!!)久しぶりに行った3本ローラーのトレーニングはまるで実走の筋肉と”ほぼ”同じ筋肉を使えていました。

それに比べて固定でパワーを出すために行っていた”作業”は、、、多分実際の速さとはかけ離れた残念な事になっていたと思います。

それからは固定をやめてフローティング、いわゆる気を抜くと転ぶ3本ローラーでのトレーニングに逆戻りをしたということです。

注)固定ローラーが悪いわけではなく、ワタクシの使い方が悪かっただけです。


▶パワーの差
①固定ローラーと3本ローラー

と、3本ローラーに戻してみて確実に感じることがあります。

確かに現在はフォームの乗り方改革中でパワーは控えめではありますが、それにしてもパワーが一向に出ません。
これは困ったと、試しに以前のような踏み方・ペダリングで踏んでもパワーは出ません。

まったく同様に行ったデータがないので微妙といえば微妙ですが、主観的なお話でも少なくとも固定ローラーと3本ローラーは30~40wぐらいの差がでている。という状態です。

同じ200wだと
固定ローラー:23~25㎞/h
3本ローラー:20㎞/h前後
このぐらいの差が出てきます。

※空気圧、ホイール、タイヤ等はすべて同じ状態です。

②室内ローラーと実走

3本ローラーと屋外走行はそこまで差は出ないようですが少なからずやはり差が出てきます。

固定ローラーは比較的高い数値がでやすいようで軒並み高めの数値は出ますが、それでも登坂のアタック時なんかは”ぬわわわw”で30秒間とか実走のほうが出るんですよネ。。。(´ε`;)ウーン…

実走をすると巡航にも使う軽めのエアロポジションで、もちろん環境にもよりますが大体200wで35㎞/hぐらいは出ます。


▶実走とローラー台各種のパワー差 ①
①実走とローラーのパワーの差
実走だとよほどいい環境のヒルクライムでもない限り脚を止めずに漕ぎ続けられることはあまりないです。
交通ルールというものが絶対について回ります。足を止める、場合によってはスピードが0㎞になることもあるでしょう。
また下りなんかの脚を止めているときのパワー0は平均値をググっと下げるのか否か、この辺もサイコン、または各種データをまとめるソフトによっても変わってくると思います。

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平地で200w平均と下りと上りで平均200w、、、理論上は全く同じタイム全く同じパワーとなるはず(だと思うのですが、、、(´∀`;))ですが、これは多分実走では全くおなじになることはほぼ無いでしょう。
極端な話下りでふせるだけでもスピードは変わってきます(空気抵抗)。
とはいっても今回はパワーのお話、スピードも混合してくるとわけわからんことになってきますのでとりあえず今回はさらっとだけ。

ローラー台であれば基本的に足を止めることはありませんし、信号もありませんので平均値という考え方では停止やその他の要因が複雑に絡む実走に比べて高く出ることは考えられます。

これとは全く逆の考え方もあります。
脚を止めることができるからこそ、一瞬のリカバリーを挟めることでパワーが上がるということも考えられなくはありません。それならば実走のほうがパワーが高くなるはず。。。(´ε`;)ウーン…

②固定ローラーと3本ローラー
これはあくまでもワタクシが感じたことですが、固定ローラーは簡単というか安心です。お弁当食べても転ぶことはないでしょう。(笑)
最初の方にも書きましたが、逆に3本ロ-ラーはワタクシの場合は常に負荷はMAXです。そのほうが静かだからなんですが、重いと感じたらギアを落とせばいいだけですので。

3本ローラーはスピードが落ちれば落ちるほど不安定になります。
踏むにしても回すにしてもキレイに行わないとコケますし、落ちます。
パワーを出すときでも、もがきでもそうですネ。

前述のように明らかに固定のほうがパワーが出ます。
このバランスを取るということでパワーが出にくくなっていることが考えられます。おそらく負荷MAXの状態ではさらにスピードは出づらく不安定になりがち。ただワタクシのペダリングが下手くそということも十分にあり得ます。ペダリングがキレイであれば差が出ない可能性はありますがワタクシの低い技術では検証が、、、m(_ _)m いやそれでもペダリング云々よりもだいぶ踏んだ感じ差があると感じております。
(´ε`;)ウーン…フロントタイヤの抵抗?外してしまうので考えられなくはありません。



▶実走とローラー台のパワー差 ②その他の要因
①ダンシングの有無

ワタクシの環境の場合はフロントは固定の有無にかかわらず、あくまでも後輪はローラーに乗っているだけですのでその状態で更に高負荷となるとダンシングをすると後輪がスリップしてしまいます。
前後荷重の問題もあるとは思いますが、基本的にダンシングは室内では実走ほどは使えないということがあります。
ダンシングはパワーを出すだけではなくて筋肉疲労を流す、ストレッチ的な役割もありますのでやはり使えないよりかは使えたほうがいい結果が出やすいかと思います。

②フォームの違い
ローラー台でパワー計測する場合は、エアロポジションだろうが、ブラケットだろうがパワーには関係ありません。どんなフォームでもパワーさえ出れば、、、と考えることもできます。
考えなくても自然に辛くなってくれば少しでも楽なフォーム・ポジションへと変わっていくでしょう。
車体が安定すればするほど変なフォームでも汚いペダリングでもごまかされる、なんとか乗れてしまうということがあります。3本ローラーなんかはペダリングの汚さが如実に現れてしまうのであまり変なことはできません。実走はスピード次第ですが結構変なことができます。固定ローラーはお弁当食べれます(笑)スピード云々は置いておくとして、ガチャガチャにめちゃくちゃ踏んでもパワーが出せるということもあります。いわゆる効率の悪いペダリング、スピードは出なくてもパワーは出るということも十分あり得ます。

実走とローラーの違いでは実走のときは少しでもパワーを抑えてスピードが上がるように乗ると思います。そこには空気抵抗という最大の壁がありますので、少しでも空気抵抗が減るようにポジションが変わってきます。しかしローラー台では空気抵抗にかかわらず効率良く回せばスピードは出ますので、実走の空気抵抗軽減のためのフォームとはかけ離れてしまいがちです。
つまりローラー台でパワーの出やすいフォーム・ペダリングと実走で速く走るためのフォーム・ペダリングは差が出てきてしまう可能性があります。


③負荷の上下とばらつき

昨年の真冬のほぼ100%ローラー台の時期をあけて感じたことですが、確かに速くなっていることを強く実感できます。しかしです。ローラー台でかかる一定の負荷ばかりに慣れてしまうと刻一刻と変わる傾斜、風向き、路面抵抗等の負荷の上下に弱くなります。

ローラー台は負荷が変わりませんのであとちょっと傾斜がきつくなったら、、、そんなことは全く考えずにいわば20分なら20分、30分なら30分、限界まで追い込めるぐらいのいわば99%の力で踏んでいくことができます。しかし実走となると99%で踏んでいても傾斜や風、、、いきなり高出力が必要になった際にぎりぎりでもうでません、出せません。。。これでは役に立ちません。

実走時は随時細かく変わる負荷に対して常に細かいインターバル走のような状態であるとも考えられます。ローラー台でもインターバル走は有効ということかと思います。


④ケイデンスと効率の違い
外を走って常用するケイデンス90~110rpmと実際にパワー効率がいいケイデンスでは多少なりとも差がでていると考えることもできます。 (パワー効率とスピードとは別のお話です。パワー≠スピードです)
前述のように負荷の上下の振れがローラー台ではありませんので多少筋肉に負荷をかけてもケイデンス80rpmとかで回すほうがパワーが出やすい、というのは効率がいい、無駄が少ないということも実際に感じることがあります。
しかしわたくしの場合はこの低ケイデンス走行は負荷の上下が細かく常に起きている実走では残念ながらあまり使えない方法でした。
低ケイデンスで限界レベルの走りをしているときは筋肉への負担が大きいので少しでも負荷が増えるとたちまち失速につながってします。(絶対的なパワー不足。。。)

低ケイデンスのほうがパワーが出やすいというのも効率の影響が少なからずあると思います。早すぎるケイデンスはペダリングの技術次第では効率が落ちることに繋がります。
とはいっても実走でスピードを出すときは100rpmは回しているというのは、ローラー台と違い負荷が細かく常に振れているような状態ですので、筋疲労と効率のバランスを経験上 体で理解しているものとも考えられます。


⑤慣れ
おそらく初めてローラー台に乗るような場合は実走との違いにかなり戸惑いがあるかと思います。
きちんとしたフォームを取りづらかったり、なんか上半身が疲れたり、ペダリングに違和感があったり。。。それはそうです。すくなからず必ず差はありますので。。。

もちろん初めてローラー台を導入したときから数ヶ月で劇的なパワーアップをするときがありますが、それは純粋に新しい刺激で速くなっていることも もちろんあるとは思いますが、実はローラー台の乗り方・回し方に慣れてきた、、、ということも少なからずあると思います。

慣れないことでいきなり結果を出すということは極めて難しいことです。



▶おまけ 心拍数の違い
これは軒並み屋外のほうが高くなる傾向にあります。

ローラー台だとどんなに頑張っても200bpmいったことはありませんが、外だと死にそうにはなりますが200bpm はオーバーします。ローラー台だって手を抜いている覚えはありませんが実走のほうが限界まで追い込めるような気がしないこともありません。

また気温が高い場合も心拍数は増加傾向にあるようですが、真夏のローラー台で室内でも熱中症になりそうなときでもローラー台では200bpmはいかないです。

ということはやる気の問題?(笑)
答えは不明ですが、屋外のほうが心拍数は高い傾向にあります。

▶まとめ
実際におそらく実走、固定ローラー、3本ローラー各種でFTP測定をすると少なからず差は出てくると思います。

ではなぜかというと、、、わかりません。(; ̄▽ ̄)ハハハ...

個々に複雑な要因が絡み合ってくることですので答えも無数にあると思います。

そして数値はある意味正直ではありますが、使い方・捉え方次第ではかなりアバウトにもなります。

しかしこの差があるとどうしても細かくTSSとかTBSとかΣ(゚д゚) エッ!?管理している場合はやはりばらつきというか誤差が広がってきてしまう事も考えられます。
最近は数値が盛り沢山!なんだかよくわからないことがたくさんありますが、そんなときはやはり改めて自分の体としっかりと自分で感じ取ることが大切だと思います。
自分を知ることですネ。

そして何よりもパワーデータというのはトレーニングにとても役に立ちますが、パワーが全てではないということであくまでも一つの指標ということかと思います。速く走る、結果を出す上では何が重要かといえばパワーよりもスピードであり、タイムのほうが重要ということです。
あくまでもローラー台はトレーニングのためでありゴールではないということです。目的がダイエットや実走目的以外の場合は別として、あくまでも実走をメインにして考えるとなるとやはりローラー台に求めることはあくまでも実走に極力近いことだと思います。

フォームにしても、ペダリングにしてもローラー台専用の動きでパワーがでてバンザイ!ということではなく、たとえローラー台で思うようにパワーがでなかったとしてもより実走に近い方法でのトレーニングが重要かと思います。

ということで今回は、固定ローラーと3本ローラーと実走 パワーの差の要因を推測する。そんなお話でした。

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という記事を何日もかけて作成しながら、Stravaの過去のデータを見ていたのですが、指標となりそうなアフォいデータがありました。とあるヒルクライム区間でL6 5.4倍で3min、何がワタクシをココまで焚き付けたのでしょうか。。。(笑)死んじゃいますヨ。。。
ってことで外でも十分にパワーは出ているようなので、多分ローラー台だからパワーが出るということではなさそうでした。
さらに、ということは普段のパワー値はヘタれているということ??((.;゚;:Д:;゚;.))モウムリデス…
あぁ、、ますますわからなくってきました。。。
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そういえば最近気がついたいのですがFacebookへの自動投稿がサービスが終了してしまっていたようです(; ̄▽ ̄)ハハハ... 
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