しくじり先生の富士ヒル参戦記 ~2つの過信と2つの呪縛~

一時はうぬぼれながらもゴールドを目指して日々のトレーニングにあたっていたワタクシの富士ヒルの記録はこちらです。

1時間15分5秒、

シルバーにも届かないという大敗でした。

練習は?なぜこの結果となったのか、、、
そんなお話、しくじり先生の富士ヒル参戦記 ~2つの過信と2つの呪縛~デス。

第1段はこちらから。

※てめぇの敗戦の言い訳なんて糞の足しにもなりゃしねぇ、という方にはおすすめできる内容ではございませんm(_ _)m

これからしばらくは、過去の実際のトレーニング記録を見ながら文章に起こしていきます。



確実に泥舟は沈み初めています。

3月の後半、ふくらはぎから始まった痛みは4月には腰下(小殿筋)から足裏まで、いわゆるペダリングに関わる主要可動部位全体までに広がってきました。

痛みの部位が広がりを見せ、更には症状も変わってきました。
疲労感、倦怠感、しびれ、だるさ、重い、日常生活にも影響が出始めます。
左側の脚が冷たいです。

結果のでないトレーニングを重ねる日々ですが、モチベーションだけは変わりません。
充実感、満足感を得る唯一の方法、自分の記録が伸びること、それが徐々に叶わなくなってきます。

このときのことを非常によく覚えています。

どうしたの?と聞かれても自分でもよくわかっていませんでした。
症状はわかるのですが、なぜ?とか、どういうこと?とか自分でも不明です。

要は自分の体に何が起きているかわかりませんでした。

いや多分わかっていたのかもしれませんが、わかりたくなかった、理解したくなかったのかもしれません。

結果的にご来店時にお尋ねいただいた方にもふわっとこう答えていたと思います。

「ちょっと体調が悪くて、、、」
「あまり調子が良くないんですよネ。」
「ちょっとやりすぎちゃったんですかねぇ、、、」

慢性的な疲労、しびれ、痛み、、、その時々によっても多くの症状が現れ始めます。

体が思うようは動かなくなってきました。
整備で膝を曲げた瞬間にピキッと痛みが出て力が抜けて尻もちをついてしまうことも。

ロードバイクでも当然影響が出始めます。
痛みで踏めなくなってしまうことです。

パワーをあげて踏んでいく、そんな場面でも痛みが邪魔をして力をかけることができません。
乗らない時の主症状だったしびれは広がりをみせ乗車中にもでてくるように、
練習は時には叩きながら、時にはもみながら走っていた気がします。

また一部分に痛みが出るとその痛みは徐々に広がっていきます。
他でカバーをしようとするからでしょうか。
筋肉の痛みだけではなく、筋?腱?のような部分もキシミだします。

ワタクシの場合はヒルクライムの際は比較的ケイデンスは低めです。
重いギアをしっかりと踏んでいく登り方ですが、重いギアを踏めません。

重いギアを踏めないということは進みません。
軽いギアを回すだけではスピードが出ません。
思うように登れなくなっていきました。


自分でも薄々感づいていたはずです。
4月中頃にオーバートレーニングについての記事を書いております。
記事最後には
ワタクシもどこまでできるか挑戦をしてみましたが、絶対におすすめ致しませんし、後悔をしております。そんなお話はまたの機会に。。。
こう記してありました。

それでもあと2ヶ月を切ってもうこのまま走り切るしかないと、自分を信じて駆け抜けることを選びます。
選択です。

むしろ当時は休むという選択肢は微塵もなかったのだと思います。

というのもまだ自分でも少し休めば元通り、そう甘い考えがあったような気がします。
まだこのときは本格的にやばくなる前でした。

その時々、悪あがきをしております。
これは本当にスゴイ効きました。
疲れの抜けが全然違うように感じました。
もちろんこういったものも少しでも症状が緩和されればと思い取り入れてみたりもしました。

これ以外にも
・テニスボールマッサージ
・ストレッチは毎日1時間
こんなことも行っていました。

また乗り方が悪いとも考え、乗り方も変えてみたりもしました。
重いギアが踏めないのであれば回せばいい、と高ケイデンスで走ったり、、、
結局は付け焼き刃ってやつです。

※これらの方法はどれも良い方法だと思います。しかし”根本的な原因”をないがしろにしたまま、取り除かないで行うことは折角のいい方法も台無しになるということを実感しました。

それでもなにかを少し変えれば、少しだけいいような気がします。
しかしそれも最初だけ、またすぐに辛くなります。

しかしです。

こんな状態でもトレーニングを休むことだけはしませんでした。

いや違います、休めなかったのだと思います。

むしろ休むということは頭の片隅にもありませんでした。

なぜかというと、少し休めば簡単に元通り回復できる、と完全に軽視していたからだと思います。
・すこし休めば元通りになるから休まなくてもいい、
・できるだけ休みたくない、
・休んではだめだ、
・休むことはサボること、まだ頑張れる
こうなっていきます。
1つ目の過信です。


過信はいたるところに悪影響を及ぼします。
乗れば乗るだけどんどん記録が伸びる過去の記憶が休むという選択肢を消し去ります。
乗れば速くなれる、乗らなければ速くなれない、今はサボるときじゃない、
今思えば記憶と言うよりかは”呪縛”と言ってもいいぐらいだと思います。

これが1つ目の呪縛です。

そしてさらに、
今日サボれば明日もっと辛くなる、
今日サボればまたおいていかれる、
周りはもっともっと練習しているはずだ、

これらの焦りというものも練習を休めなくなる怖さであったと思います。

これが2つ目の呪縛です。

この2つの呪縛が冷静な判断を鈍らせていたのだと思います。

それとこの時期は特になにか原因があるような気がしていて、その原因さえ突き止めればすぐに治る気がしていたと思います。
もがいていたと思います。
ペダリング、クリート、サドル、ハンドルありとあらゆる方法を試しました。
本もたくさん読みました。
しかしやはり変わりません。
何かを少しいじってみて、直後はなんとなく少しだけ調子がいいように感じますが、しばらくするとまた元通りの最悪の体に戻ります。

こんな日々を繰り返しました。

しかしです。
当然といえば当然ですが、根本的に小手先だけでなんとかなる問題ではなかったようです。
後のお話になりますが、結局このことに気がついたのは5月後半でした。

これが2つ目の過信です。


4月前半~4月後半にかけてはまともに踏めなかったと思います。

もちろん実走だけではなくて、バーチャルでもです。

この頃から記録は落ち始めます。

4月前半 26分、293W

4/10 7:08 2.38㎞ 踏めない
   1:23 0.49㎞ やっぱり踏めない
   7:00 2.34㎞ くそったれ
   4:00 0.87㎞ どれもくそったれ

個人的なメモより抜粋ですので少々言葉が汚いです。
結果を出すこともできずに、もがいていたようです。

4月後半で26分 291W、
     32分 281W

ピーク時は30分なら300W以上は確実に踏めていたのに、30分で300W下回るようになりました。

1ヶ月の練習で1Wも上がることがないどころが20W以上落ちています。

今でこそこう見ると冷静に判断できますが、当時は冷静な分析も判断もできなくなっていたのだと思います。

確実に踏めない日が増えてきています。
むしろ踏める日なんてもうほぼないです。

・だめだ、
・ちょっと~~変えてみたらいけるかも、
・だめだ、
・久しぶりに低強度だったら踏めた
・だめだ
・だめ
・だめ

どんどん”だめ”が増えてきて、まともな記録が出せなくなりました。

記録が出せないのに、記録が急激に伸びていたときのこと、周りはもっと練習してもっと追い込んでいる、そんな2つの呪縛が頭というか、心を蝕んでいるようでした。
そしてこの時期でも2つの過信は”希望”という都合の良い、いい加減な言葉に言い換えられていました。

記録は伸びていないから、もっと練習をしないといけない、
練習をしていてもなにかきっかけがあればすぐに元通りになるはず。

これは練習ではありません、体を壊してく行為に他なりません。


5月に入ってライド記録が極端に減ります。

それでも前半はまだいいほうです。

45分280Wという記録が残ってしました。
まさに最後っ屁の練習記録です。

後半に入り自転車に乗っているのに、記録がひどすぎてクラウドにアップロードすらしなくなったようです。
自分で見るに耐えられなかったのだと思います。

どんな練習をしていたのかも詳しく覚えておりません。
それでも心肺機能だけでも落としたくないと、短時間で心肺系に負担をかけるミドルパワー系の短時間練習を1日1度だけ行う、そんなことをしていた気がします。

それにしても鹿野山の記録をみてもそこまで落ちていないのが不思議です。
10分程度だったら頑張れるのでしょうか。。。
激坂だったら大丈夫なんでしょうか。。。

謎です。


5月中旬に初めてスポーツ整形外科にかかりました。
現在もかかっている千葉の某所です。

藁にもすがる思いでした。

治してほしかった、というよりも自分の体に何が起きているのかを知りたかったです。

そして練習が満足にできない自分に対して決定的で、ある意味なにか言い訳が欲しかったのかもしれません。

このときはしびれ、鈍感覚が一番ひどかったです。
腰のヘルニアを疑いレントゲンとMRIも。
これで原因がわかるなら、そう考えてどら焼きのようなMRIに挟まれました。
そんなことになるなんて思わずに朝からいつものようにアイスコーヒーをがぶ飲みしていたのでMRI中に膀胱が限界を迎え大事故寸前でした。

放射線科の陽気な技師の方は、バックナンバーをかけてくれました。

基本的に撮影中は動いてはいけないのですが、ハジ恋の歌がかかって思わず熱唱するところでした。

MRIの中でなんとも言えないようなことをいろいろと考えていました。
もしもこれで決定的な原因が見つかったら、、、
しかし自分の中でもそれが良いことなのか悪いことなのかもわからない不思議な気持ちでした。
心の何処かでは諦めるきっかけ、やめる口実を求めていたのかもしれません。

結果はヘルニアはなし。
結局原因は不明、

理学療法士の方からいろいろと説明を受けることに。
その日は適当に電気ぐらいで後日リハビリに行きました。

ものすごく良かったです。
下半身を中心にこねくり回されること1時間以上はかかったと思います。

左側に症状がひどく出るのは左が弱いからだと思っていたのですが、実は右が弱くて左のほうが強いため左側に負担がかかっているのではないかということでした。
また症状のひどい左側の筋肉が張りすぎている。
痛みの根源を数箇所教えてもらいました。

そして筋肉のマッサージ方法、ストレッチ、筋トレ方法などを教えてもらいました。

最後に最も効きたかった質問をしました。

「あと数週間、徹底的に体を休めるのとこのまま休まず駆け抜けるのどっちがいいですか?」

回答は休まず駆け抜ける、ということでした。
もう完全に休むという選択肢はなくなりました。
最後に気合を入れてもらったような、再度もっと頑張ろうとなった言葉と思います。

今でも週に1回通ってリハビリを受けています。

自分の体のことを教えてもらえるのは本当にためになります。



そして富士ヒルの2週間前に富士ヒルの試走に向かいました。



Lezyneがダメダメでしたが、かろうじて記録があります。

詳細はこちら

全然踏めませんでした。

Ave 199W 1:16:36

いくらLezyneがぶっ壊れて、、、壊れてはいないと思いますが、200Wも踏めていないという結果。

心肺機能的には余裕があります。
足が痛くて重いギアが一向に踏めません。
回すことなら多少はできるのでくるくる回すも全然進みません。
勾配がゆるいのにスピードが出ません。
くるくる回したってちっとも進まないということを実感しました。

料金所を超えて15分ぐらいで痛みがピークを迎えました。
もう帰りたかったです。
体が思うように動きません。
どうしようもありません。

もちろん時と場所はわきまえますが、ワタクシは抜かれたら通常はついていきます。
たとえしばらくしてちぎられたとしても少しでも自分よりも早い人から何かを盗みたいからです。

しかしです。

この日は1mmたりとも追いかけることができませんでした。
体が微塵も反応できませんでした。

当日は良いお天気でヒルクライムも観光バスも多くいました。
自分の不甲斐なさが溢れてきます。

なんだこれ。。。

肉体的な痛みや心肺が苦しい、疲労感の辛さよりも精神的な辛さ、悔しさとか歯がゆさのほうがはるかに辛いということを実感しました。


もうこれは練習どころではありません。
練習している意味すら疑問に感じます。

むしろ何も練習しなかったほうがタイムが出るんじゃ、、、

もう練習をやめました。
自転車に乗らなくなりました。

とは言ってもやけくそになったわけではありません。
最後の望みをかけて、残り2週間を回復に当てることにしました。

5月26日の試走から本番までに2回だけ乗りました。。

2週間で2回だけです。

最後の一週間は一切乗りませんでした。

こんなことはもう何ヶ月ぶりぐらいだろうというお話です。

2週間まともに乗らなければ心肺機能も落ちると思います。
多少心肺機能を落としたとしても少しでも体の回復を望み、乗車中の痛みを軽減させたかったからです。

本当に申し訳ないと思いながらも、最後の最後で理学療法士のアドバイスを参考にすることはできませんでした。最後の希望を込めてただひたすら回復させることだけに集中しました。

続く。



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