ハイグリップ バーテープを複数ご紹介

バーテープ、、、それはロードバイクで唯一素肌が触れる部分。
握り心地次第で一日のライドが最高のライドになるか、最低のライドになるかといっても過言では無いぐらいにセンシティブであるものだと考えおります。
 ワタクシはバーテープに関してはハイグリップタイプ一択です。
滑るのが嫌だからです。

ということで今回は圧倒的にハイグリップ派のワタクシが選ぶ、、、ではなくてまとめ的にハイグリップ系バーテープ5種徹底比較を織り交ぜながら、ご紹介をさせていただこうと思います。



▶リーザドスキンズ 
ドライグリップ力:★★★★★
ウェットグリップ力:★
握り心地:★~★★★★★
巻きやすさ:★★★★★
IMAG8263

元祖ハイグリップといえばリザードスキンズです。

リザードスキンズのバーテープは、
・1.8mm
・2.5mm
・3.2mm
の3種類の厚みを選ぶことができます。
個人的には太い握りは苦手なので1.8mmが第一選択ですが、2.5mmでギリギリ、3.2mmはちょっとうわっと思うほどの厚みです。

カラーバリエーションも豊富で2色のデュアルだけではなく、カモフラ柄も選べます。
カラー選びで困ることは無いと思います。
薄い系の色、ホワイト、チェレステ、イエローあたりはやはり汚れが目立ちます。

ネットショップでも書いやすく、入手性も問題ないかと思います。

性能的にはドライのグリップ力はヌメッとした感じでまさにリザード(トカゲ)っぽい感じで吸い付きます。ほぼ滑る感じはないと考えていいと思います。
しかし一度ウエットになるとスルスル滑るようになります。
基本的に水分を弾く系でほぼ吸収はしないようなイメージです。
それでもグローブがあればある程度は滑り止めになりますが、素手の場合は要注意です。

耐久性に関してはそこまで高くありません。
グリップ力の良さが仇となって表面が若干破れやすいです。そして破れた穴は広がっていきます。

巻やすさに関してはかなり伸びますし巻きやすいです。インストール難易度は極めて低めです。
(本体には引っ張らないで♪と書いてあるのはご愛嬌。)
巻き直しにも何度か耐えられます。
というのもの裏側のテープの張り付き強度はそこまで高くありません。素材の表面のグリップ力がいいためそこまで強力なテープがいらないためと考えられます。

ただし注意として、傷が入ると引っ張りに対して極端に弱くなります。
スプリンタースイッチで穴を開けたりしたときなんかは特にちょっとひっぱるだけでいとも簡単に切れます。おそらくパッケージの引っ張らないでネ。というのはこういったときの弱さからではないかと思います。

重量は軽めかと思います。

フィニッシュテープの素材もバーテープ同様の素材を使用しているという徹底ぶりです。



▶スパカズ  
ドライグリップ力:★★★★
ウェットグリップ力:★★★
握り心地:★★★★
巻きやすさ:★★
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ハイグリップ系のバーテープの勢力を二分するとなるとリザードスキンズの対極はスパカズだと思います。

リザードスキンズと比べてスパカズは厚みの種類はありません。一種類のみの強気の設定です。
太い握りがあまり好きではないワタクシでもぎりぎりぐらいで絶妙な厚みかと思います。

カラーバリエーションはスパカズ以上に豊富で、なんと言っても基本的に蛍光色のデーハー系(ド派手系)が特徴かと思います。
やはり鮮やか系は汚れがある程度は目立ちます。

入手性もネットショップ、実店舗でも品揃えも多く悪くありません。

性能ですが、こちらはヌメッとしたリーザドスキンズとは少し違ったハイグリップ系です。
グッとギュッと止まる系(?)です。
ウエットの状態でもバーテープ自体に吸水性がある程度あるのでグリップ力は落ちるは落ちますが、ツルツルになるということはありません。
逆に言えば汗を吸うので臭くなりやすいです。。。

耐久性に関してはリザードスキンズのように表皮が破れるように穴が開くということはありませんが、使用期間が長くなるにつれて毛羽立ったようになり、グリップ力が低下していきます。
寿命に関しては比較的長めかと思いますが、アノ鮮やかな色が綺麗に見えるためには定期的な交換が必須です。

巻やすさはリザードスキンズと比べて、かなり巻きづらいです。
素材の伸縮性が悪く、素材自体も固めです。
それでもリザード同様に裏側のテープが強すぎることはなく、巻き直しも結構耐えられます。
穴が空いてもちぎれづらいです。

付属のバーエンドがネジ式の抜けづらいちょっといいやつなのが特徴でもあります。

フィニッシュテープの素材はバーテープとはちょっと違う素材ですが、こちらも滑りづらくていいものですが、分厚いのが難点です。



▶フィジーク VENTO マイクロテックス タッキー
ドライグリップ力:★★★★
ウェットグリップ力:★★★★
握り心地:★★★★
巻きやすさ:★★★
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2019年モデルチェンジをしたフィジークのバーテープです。
フィジークと言えばなんと言ってもその種類の豊富さが特徴です。
厚み、表面素材等を細かくラインナップされておりますが、もう全部を覚えきれないぐらいの種類です。

素材、厚み等のラインアップは他よりも多数ですが、カラーがいまいち、、、(笑)
地味系のカラーを中心にあまり多くないです。
フィジークを使う方は黒ベースに白色ロゴ、こんなカラーが殆どで逆に言えばそれ以外は殆ど見かけません。(時々赤?)
色よりも素材で勝負、といったところでしょう。

実はと言うほどでもありませんが、フィジークのバーテープ本当に山程種類があります。
種類が多すぎてネットの画像だけで判断すると間違えてしまう場合もあり注意が必要です。
似ているものが多いですし、旧モデルなんかも入り混じりだすと収集がつきません。
良くも悪くもラインナップが豊富ということです。

性能的にはリザードスキンズとスパカズの合いの子のようなイメージです。
グリップ力も悪くありませんし、肌触りも特徴的というよりかは堅実にハイグリップ、といった感じです。しいて言うならば特徴があまりないような。。。
ウエットに関しては溝がありますし、弾く系ではないので濡れてもある程度のグリップは保たれます。

前作は寿命が異常に短かったです。
1ヶ月と立たずに毛羽立ちがでてグリップが落ちてきてしまうという少々残念テープでしたが、この新しいものはまだ未検証です。

巻やすさは普通ぐらいです。
伸びも普通ぐらい、若干跡が付きやすく戻りにくい感じがありますので巻き直しはできなくはありませんが、上記2種よりも劣るかと思います。

付属のテープは薄いのはいいと思いますが、伸びが悪く、グリップも悪く時間が経つと異常に剥がれづらくなります。


▶チネリ ボレーリボン
ドライグリップ力:★★★★
ウェットグリップ力:★★★★
握り心地:★★★★
巻きやすさ:★★★
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チネリの最大の特徴は他社にはないオシャンティなデザインです。
あんな柄やこんな柄、珍しいデザインだなぁと思うとチネリだったなんてことも(笑)
カラーでえらぶというよりもデザインで選ぶようなイメージかと思います。

厚みの選択はあまりありませんが、素材は多く選べます。
(厚みはスパカズよりも薄いです。イメージ2mmぐらいかと思います。)
その中でもボレーというものがハイグリップに当たるようです。(複雑なので一部差異があるかもしれません。)

性能的にはものすごく滑りづらくイイです。
イメージ的にはフィジークのVENTO マイクロテックス タッキーの上のようなイメージで、コントロールレバーのブラケットの素材を滑りづらくしたような感じです。
触り心地が好きです。

ウエットも溝がない割に、ある程度は水分を吸収するのでグリップが落ちづらいです。
しかしやはりある程度水分を吸ってしまうので、匂いが気になることも。

そしてなんと言っても上記3種よりもお値段がだいぶ控えめです。

寿命はこれがまた意外と長いです。
やはり他製品と同様に毛羽立ってきて終わりを告げますが、毛羽立ち始めるまでが長いです。
旧マイクロテックス タッキーよりも遥かに長持ちします。

巻やすさは微妙なところですが、フィジークのマイクロテックス タッキーのほうが巻きやすいです。
素材自体の伸びはいまいち、伸びるとほとんど戻らないです。
そして両端が柔らかいためめくれ上がりが少々気になります。
それでも意外と巻き直しができるのが面白いところです。

付属のフィニッシュテープは滑りますが、それでも結構しっかりとした素材で嫌いじゃないです。
しかし少々厚ぼったいので短くカットして使うといいと思います。
エンドプラグは至って普通です。



▶OGK BT-06
ドライグリップ力:★★★★
ウェットグリップ力:★★★★
握り心地:★★★★★
巻きやすさ:★

OGKのBT-06はなんと言っても漢使用!(笑)
カラーは3種類あるのが奇跡に近く、厚みは0.7mm!
衝撃吸収はほぼありません。
良く言えばダイレクト。ダイレクト感満載です。

バーテープで握りが太くなるのが嫌な方にもおすすめです。

こちらは他製品とはちょっと違います。
ヌメッと系でも、ぎゅぎゅっと系でもありません。
なんでしょう。。。(´ε`;)ウーン…難しいですが、滑りずらい布ゴム的なハイグリップ感です。

晴れでも雨でも豪雨でも、素手でもグローブで滑らずです。
完全にオールウェザー対応かと思います。

水は吸い込む系です。

臭くなっても巻き直せばいいというぐらいの入手性とお値段デス。
スパカズ、リザードに対して、OGKは同じお値段で2セット以上買えます。
ワタクシの場合は究極のところ、グリップのいいバーテープも使えば使うほどにグリップは落ちますので、新品に惜しみなく変える、という結論に至っております。

ただし、この子はクッソ巻きづらいです。
引っ張ると両端がキュッと丸まります。
伸縮性も殆どありませんし、テープは極悪の超強力タイプ。
一度貼ってしまったらもう二度と交換まで剥がすことはできずに、巻き直しなんて考えは微塵もない漢使用、そして剥がしたあとはもれなくテープがハンドルに残るというちょっと素敵なおまけ付き。
ビニテの下巻きは必須デス(笑)

フィニッシュテープもエンドプラグも普通すぎる仕様です。




▶ランキングとまとめ

まったくもってワタクシの主観的なランキングです。
※以下製品名を省略してメーカー名で記載致します。

✓ドライグリップ力:
1.リーザドスキンズ
2.チネリ
3.OGK

✓ウェットグリップ力:
1.OGK
2.スパカズ  
3.チネリ

✓握り心地:
1.OGK
2.チネリ 
3.フィジーク

✓巻きやすさ:
1.リーザドスキンズ
2.フィジーク
3.チネリ 

注)これらは多分好みです。m(_ _)m


現在バーテープは2極化していると思います。
リザードスキンズが出始めてから急速に勢力を拡大していった4000円前後の高級バーテープ、
一方数百円という激安の製品です。
どちらがいいかは”好み”というところが究極のところです。
乗り方、目的、問題点等でも変わるかと思います。

安かろうが高かろうが素材でも好みでいいとは思いますが、あまりぼろぼろの状態はやはり見栄えが良くないだけではなくて、危ないので定期的な交換をおすすめ致します。

ということで今回はハイグリップ系バーテープ5種徹底比較、そんなお話でした。

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