3T Ergonova LTD ハンドルの話

昨日に引き続き3T Ergonova LTDとハンドルのお話です。
ほぼ雑記の用な感じもします。

前回の記事にもありましたとおりちょっと過去のお話を。

以前は6種類のラインナップがあり
・Ergonova(アナトミックシャロー)
・Ergosum(アナトミック)
・Tornova(ラウンド)
・Rotundo(シャロー)
エアロ系では
・AERONOVA(エアロ+アナトミックシャロー)
・AEROTUNDO(エアロ+ラウンド)
こちらです。



実はAERO(エアロ)とつくのはフラット部が本格的に扁平している形状のハンドルですが、ハンドルのカーブ自体はAERONOVAとERGONOVAは似ています。
しかしAEROTUNDOに至ってはシャローではなくてラウンド形状なので、本当はAEROTORNO、なんですが、おそらくAERONOVAと紛らわしいのTUNDOをくっつけてしまったのでは、、、
かなりどうでもいいですが。。。
それにしてもそっくり品(偽物)が多いのはAeronova、、、逆にRotundoの偽物なんて目にしたことがありません。(´ε`;)ウーン…

いや実はですネ。。。
3Tだけではないんですヨ。

高コスパメーカーのシマノPROも実はシャロー形状が過去にはありました。PLTはラウンドと言っていますが、いわゆるシャロー形状で、現在よくあるようなラウンド形状ではありません。
00430195_1_M
こちらPLTグレードのシャロータイプのハンドルです。


Products_thumb[1]

シャローとラウンドは少々違います。

そしてPROもシャローはラインナップから消えました。。。
というものシマノの中の人とお話をしていたんですが、、、売れないから。。。だそうです_(꒪_꒪ )…チーン 本当に売れないみたいです、、、過去の上のPLTで全体の数%以下というお話まで、

仕方がありません。

続いてFSAデス。


かろうじて、Traditionalとモデルがシャローです。

が!アルミのみです。

まぁFSAはVision のMETRON 買えよってことなのかも、、、デス。

時代はMETRON!METRON!
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ


それにしても75,000円。。。(ー'`ー;)ムムム…

もう丸ハン(シャロー形状)は絶滅する運命なのでしょう。。。(´;ω;`)

ちょっとお話を戻して。。。

現在では前述の6種類が廃盤となり、
・SUPER ERGO(ERGONOVAの後継:アナトミックシャロー)
・SUPER LEGGERA(フラット部オーバーサイズ:ラウンド形状)
・AERONOVA(エアロ形状:アナトミックシャロー)

あとグラベル用に
・SUPER GHIAIA(ドロップ部が鬼広がり:400mmでエンド部が478.5mm)
というものもあります。

各社グラベル用のハンドルも増えてきました。
グラベルロードが増えてきたというところもあると思います。

3Tの各ハンドルにはグレードが3種類があります。
・LTD(ハイモジュラスカーボン:高弾性)
・TEAM(カーボン:結構軽量)
・PRO(7075系のアルミ)
※STEALTHは・・・複雑ですネ。。。

現在はAERONOVAのみ
・LTD STEALTH
・TEAM STEALTH
があります。

このグレードの違いによるお値段の差ですが、スゴイですヨ。。。

3T SUPERERGO
・LTD 49,000円(税抜)
・TEAM 41,000円(税抜)
・PRO 13,000円(税抜)

SUPERLEGGERA
・LTD 49,000円(税抜)
・TEAM 41,000円(税抜)
・PRO 13,000円(税抜)

AERONOVA
・LTD STEALTH 52,000円(税抜)
・TEAM STEALTH 43,000円(税抜)
・TEAM 40,000円(税抜)
・PRO 19,000円(税抜)

LTD・TEAMグレードの値段がパないっす。。。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

5万円のハンドルって、、、下手したらゾンダとかレー3とか買えちゃいますが。

ちなみに公式ページの各グレードの説明を見てみます。

・PRO(アルミ)グレード
PROはトップクラスの機能を持ちながら、コストパフォーマンスに優れ、幅広いライダーに支持されています。
AL7075を使ったハンドルの良くも悪くもカチカチで嫌いではありません。
1万円ちょっとなのでなんとか手が届きやすいかと思います。

・TEAM(カーボン)グレード
TEAM製品は、機能的にはLTDと同等ですが素材や仕上げによって価格を抑えています。
LTDに比べたらちょっとだけリーズナブルですが、それでもちょっと高いです。
下手したらままチャリ2台分ぐらいで、、、(笑)

・LTD(HMカーボン)グレード
LTDは剛性や重量のスペックについて最高を求める人へ向けて製造されたパーツで、一切の妥協を許さず機能を追求して作られ、トップレベルの選手が使うのに最適なパーツです。
ぶっちぎりの高級パーツです。
もうロードバイクのパーツ相場を知らない方からしてみれば、ちょっと異常と思われそうなぐらいの価格です。

国内定価では鬼のような価格設定ですが、海外通販では時々信じられない価格のときがあります。
それとも国内価格が高すぎる?
そもそもの適正価格というものがよくわからなくなってきます。。。(´ε`;)ウーン…


▶TEAMとLTDの違い(インプレ付き)
※比較は同形状ではなくて、
・ROTUNDO TEAM
・ERGONOVA LTD
での比較となりますので形状、構造による違いはあるかと思います。
IMAG8389

ということをふまえて、、、
前回のお話でも少々でてきましたが、まずは重量が違います。

LTDのほうが軽いです。
・ROTUNDO TEAM 400mm 204g
・ERGONOVA LTD  420mm 195g正確な秤で計測したところ177gでした。m(_ _)m
その差は10g程度なんですが、ERGONOVAのほうが一段階軽く感じます。

計り方の誤差もあるのかと思うぐらいにLTDは軽いです。
(精度の高いスケールで測ればよかったデス。。。)

ちなみに多分気にされている方が多いと思いますが、結構違うの?ってところですネ。

え~、、、全然違います。

LTDはハイモジュラス(高弾性)カーボンを使用しているということですがワタクシが実際に感じたところとすると、

軽い、そしてよく動く。

ということです。

まぁ実測重量でも差があるのであれですが、LTDのほうが結構しなります。
ハンドル形状の違いも関係しているとは思います(ERGONOVAはハンドルに内装用の穴があります。)
それを考慮してもLTDは柔らかいです。
フンと力を入れればギュンギュンしなります。
モルさんのしなり方とはちょっと違う感じです。
少々不安が・・・

しかしです。

柔らかいというのは悪いことばかりではありません、衝撃吸収は柔らかさ?しなやかさもあってものすごくいいです。振動吸収性はRotundo Teamで初めてカーボンハンドルを使用して、まぁ若干、、、幾分はましになったかも、、、と感じましたが、LTDははっきりわかります。
少なくとも形状の違うRotundo TeamとErgonova LTDですが、手への衝撃やダメージを考えてのハンドル交換を検討するのであれば、LTDのほうが明らかに柔らかいと感じました。

とRotundo もErgonovaもそうですが、規定の上限トルクで締めても全く不安はありませんでしたので、軽量ながらもクランプ部の強度かなり高いと思われます。
(※トルク管理は重要です。)

ちなみに現行モデルのLTDとTEAMはより差が広がって、
例えばSUPERERGOで
・LTD 173g(420mm)
・TEAM 200g(420mm)
この様に差があります。

これはもうまったく別物だと思ってもいいぐらいの差かと思います。

今使っているErgonovaでもかなり怖いぐらいの重量ですが、Superergoでざっと見積もっても20gも軽くなります。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
大丈夫なんでしょうか、、、
というかだめなものを販売するわけはないと思いますが。(笑)

形状的な違いのお話からすると、、、シャロー(Rotundo)に比べて、アナトミックシャロー(Ergonova)のブラケット位置は高くなり少々遠くなります。
それでも実際に握るものはブラケットなのでブラケット握っている限りは、角度等が一緒であれば全然気になりません。

全然違うのが、やはり下ハンです。
シャロー形状の下ハンは、手を引けば水平、奥に行けばかなり深い前傾姿勢を作り出せますし、もうやる気満々な感じが好きです、
コンパクトでアナトミックシャローな形状はブラケット位置と下ハンの差が少ないですし、深く握ってもいわゆる下ハンの深い握り位置が浅く、近いです。

それでも極端なことを言えばハンドルが高くても早く走れないことはありませんし、下ハンが低くなくても肘をしっかり曲げれば深い前傾を作ることはできます。

この違和感がなくなるのは慣れが必要そうです。

で実際に走ってみると、、、

楽!(笑)∵:.(:.´艸`:.).:∵プププ

ナニイッテンダ!(((((;`Д´)≡⊃)´Д)、;'.・

意外と楽でいいかもです(笑)
楽ということは慣れるまでの時間が短くてすみます。

それでも最大の難点は下ハン時のブレーキの遠さです。
この点だけ慣れるまで時間がかかりそうです。

ブラケット先端を持つことが多いので、そこをメインに合わせるとブレーキが遠くなって、、、というジレンマというか、バランスがポジション調整の肝ですネ。



ともあれ実際に使ってみて思いましたが、やはり強度を求めるのであれば7075のアルミ、いわゆるProグレードはかなり硬いと思います。
Proグレード製品はおそらく相当激しく転んでも曲がるぐらいで自走不能にはならなそうな、むしろ多分レバーがもげたり折れたりしそうなぐらいの硬さのイメージです。

TeamグレードのRotundoもそこまで不安はなくしなりは少なめでした。
それでも使ってみてこれは”転んだらちょっとやばいかも、、、”とは思っておりましたが、ErgonovaのLTDグレードのほうが更にヤバさを感じるような、、、
実際に折れたわけではないのでどの程度のしなりをこえて折れるのかは不明ですが、あの軽さ慣れていないということもありますが、少々怖いです。

ロードバイクのパーツって高級であれば長持ちするという限りではないということ、そして使い方に合わせて適切なものを選択することが大切だということですネ。

ともあれ軽さは正義だ!(笑)
ヾ(- -;)オイオイ

ということで3T Ergonova LTD ハンドルの話、、、ほぼほぼ雑記のようなお話でした。

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サイズに制限はありますが、旧作がWiggleでかなりオトクな価格のものも。。。
Superergo Teamが2万前後です。


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