一年間使ったカーボンホイールはどうなるのか?BH ULTRA EVO 38 




BHのカーボンクリンチャー ULTRA EVO 38です。
昨年の5月頃から使い始めて早1年以上が経過しました。

よく聞くお話では、
カーボンホイールは弱い
カーボンホイールは普段使いには向かない
カーボンホイールはブレーキが効かない

そんな疑問にお答えするため普段使いに、サイクリングに、トレーニングに、レースに1年間結構ラフに使ってみました。
その結果、、、そんなお話にしてみようと思います。

※尚ワタクシが実際にBHのカーボンチューブレスレディホイール ULTRA EVO 38 を使ったものであって、すべてのカーボンクリンチャーに当てはまるということは一切ありません。乗り手の体重、乗り方等でも大きく変わることもございます。



▶BH ULTRA EVO 38スペック
リム:フルカーボンチューブレスレディ
リム重量:405g
スポーク:Pillar スーパーライト ブレード
ニップル:アルミ
リム幅:26.3mm(外)19mm?(内)
リムハイト:38mm
重量:1330g(カタログ)1360g前後(実測)
前:610g 後:750g(実測)
IMAG8550

▶使い方
結構ラフです。(笑)
と言うのもスペアのホイールを用意しているわけではありませんので、雨でもなんでもULTRA EVOを使用しております。

✓普段使い
千葉の道は正直あまりキレイではありません。
ちょい乗りとなると海の周りが多いのですが、路面がキレイなところばかりではありません。
工業地帯の方はうねり、あれ、ヒビ等自転車にとってはかなり過酷な路面が多いです。

湾一(東京湾一周)を経験した方はおわかりかと思いますが、357号線北上すると、千葉の五井、姉ヶ崎付近はとくに、路面のあれ、砂利浮き、事故の痕跡の破片?、うねり、穴等かなりひどい道です。
そのような道でも使ってきました。

✓雨
雨の日もゲリラ豪雨サイクリングから、富士ヒルも含めて使いました。
雨の強さ的には昨年のゲリラ豪雨は本当にすごかったです。

✓未舗装路
自転車は乗っているときが一番安定する、という謎の座右の銘があり(笑)基本的に結構ひどくないと降りません。それでも積雪は流石に諦めましたが。。。
砂利道もそこまでひどくなけれれば全力で踏むなんてことはありませんが、基本的には乗ったまま、気持ち的にはそっと通過します。

✓ダウンヒル
カーボンホイールは熱問題がありますので、永遠とブレーキを握り続けるようなことは避けるようにはしておりました。
定期的に勾配がゆるくなったところで解除する、また前後で使い分ける等は行っておりました。それでも安全第一は基本中の基本、安全を損なうようなダウンヒル、ブレーキングは行いませんでした。


▶調整
使い始めて初期状態からしばらく使ったあとでスポークテンションが落ちてきましたので張り直しました。それからは微細な振れ取りをしていますが、振れは出にくい方なのではないかと思います。(C24比較)

ラチェット部のグリスを任意のものを入れてみたり色々としてみましたが、はっきり言って必要だったかというと疑問が残ります(; ̄▽ ̄)ハハハ...
むしろ分解してみたかったというか練習というか、、、そんなイメージです。


▶1年間つかった状態
早速本題へ。
フロント:
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IMAG8538

ブレーキ面にブレーキによる小傷はありますが通常の摩耗程度のものです。
目立った傷といった傷は確認できませんでした。

止まりそうで止まらない振り子も健在、まったく問題なしです。
このまままだまだ頑張ってもらいます。


リア:
フロントに比べて小傷があります。
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パンクをしたときのものでしょうか。
止まるまでの間についたと、考えられてる小傷が数箇所ありました。

IMAG8547

ブレーキ面、サイドの小傷です。
ブレーキ面の使用感はやはりフロントよりも少ないです。

IMAG8549

一箇所飛び石を受けたような1.5mm程度の傷がありました。

これはたしか使い始めてから早い段階でついていたような気がします。
広がることもなく、完全放置です。

強いて言うならばフロントに比べてフリー側ベアリングが90点ぐらいです。
だめになったらNSKのステンに変えようと思っておりますが、まだまだ時期尚早です。



▶まとめ
1年間結構ラフに使ってみて、、、と言うお話でしたが、どうだったのかをまとめます。

ブレーキついては晴れの日の全く問題ありませんでした。
それでも長い下り坂、ダウンヒルは永遠とブレーキを握り続けるのではなく、定期的に解除したり、前後で使い分けたり熱が溜まりにくくはしていました。
アルミと違いカーボン素材の特性上熱が逃げづらいのは仕方がありません。
それでも安全性を犠牲にするような遠慮したかけ方はしませんでした。
ホイール壊したって事故になるようなことは避けなければいけません。

ウエット路面でも問題はありませんが、リムのブレーキ面がしっかりと濡れてしまうような雨の場合はやはり効きは悪くなります。
イメージ的にブレーキをかけた一周目、スルッと滑ります。そして一周目意向でぎゅーっと効いてくる感じでありますが、雨で常にリムが濡れてしまうような場面では基本的にドライと比べても効きは落ちます。
それでも雨の富士ヒルぐらいの下りであればブラケットからのブレーキのみで全く問題ありませんでした。もう少し勾配がきつくなってくると下ハン使わないとちょっと怖いかもしれません。

でリムに関してですが、こちらは全く問題ないと思いました。
グレーチングの隙間や、路面の大穴にハマればおそらくアルミリムでもただでは済まないと思います。
場合によってはアルミでも歪んでしまったり、ヒビが入ってしまったりもすると思います。

実際にワタクシが1年間使った感じだとはっきり言って、
アルミのリムよりも明らかに弱い、使いづらいとは一切感じることはありませんでした。
(もちろん乗り方やある意味運的なものもあったのかもしれません。)

という事で今回は一年間使ったカーボンホイールはどうなるのか?と言うお話でしたが、今でもガンガン使っておりますが、めちゃくちゃ気に入っている。と言う感想でした。

当店でも販売中のBHの軽量カーボンホイールお気軽にご相談ください。

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