重いホイールを使ってみて、改めて軽量ホイールの速さを思い知る 

前回までのお話はこちらから




こちらの続き、第3段となります。

もうこの記事を書くため、そしてこれを実際に体感するために先週は重いホイールを使い体を重いホイールの感覚に慣らしてきておりました。
もうすっかりと日頃から軽量ホイールになれてしまったこの体に軽量ホイールとは呼べないエントリーグレードのホイールの感覚をしっかりと体感して、その後いわゆる軽量ホイールに変えるとその効果は如何に?やはり翼を授かるのでしょうか?

ということで今回は重いホイールを使ってみて、改めて軽量ホイールの速さを思い知る、そんなお話です。



▶今回の体験ホイール
第1段、第2段で使ったホイールとタイヤはこちらです。
GIANT PA2+Giant GAVIA AC1(TLR)
フロント:1305g
リア:1620g(1889g)
※CS-R800011-30T 269gを実測値より引き 
合計:2925g

SHIMANO RS21+Panaracer Race A EVO4 TLC(チューブで運用)
フロント:1125g
リア:1422g(1691gスプロケ込)
合計:2547g

そして今回使ったホイールはこちら!
@@@のフルカーボンTLRホイール、35mmハイトのもの、(詳細は近日公開予定です。)
便宜上”謎ホイール”とさせていただきますm(_ _)m
タイヤはHutchinson Fusion 5 GALACTIK TLRです。
IMAG1911-COLLAGE
フロント:937g
リア:1082g(1351gスプロケ込)
合計:2019g

PA2からRS21に交換して378gの軽量化です。
これを今回はRS21から謎ホイールに変えて528gの軽量化です。

さぁその効果は?というのが今回の本題です。

▶実走!
あぁおかえり、、、君を待ち望んでいたんだ。
この感覚、足が回る、パワーが出る、、、

ということで・・・
無事に翼をさずかりました!٩(๑´3`๑)۶

結果:
スタート
軽い、速い

速度を上げる
軽い、速い

上り
クソ軽い!乁( ˙ω˙ 乁)ウェーイ

とにかく全域で速く、パワーが上がります。
こんなに気持ちが良かったのかと思うぐらいの気持ちよさです。

しかしです。
本質的なところのお話で夢を壊してしまうかも知れませんが、PA2とこの謎ホイールははっきり言ってしまうと全く別物なぐらいの違いです。RS21から謎ホイールにしてもめちゃくちゃ軽快であたかも速くなったように感じることができます。

それでもです。実際に数字で見るとは数km/h、おそらくAveで見ればよくても+2km/hぐらいだと思います。

2km/h違えば全然違う!と考えるか、たったの2km/hと捉えるかにもよります。
しかしAveで30km/hとAve32km/hで走るときの違いと考えると、、、個人的には大きな2km/hです。

ちなみに2km/hの違いを区間でみてみます。
距離は14kmちょっとの平地の場合は、
37km/h 23:19
34.8km/h 24:48
Aveで2.2km/hの差が、タイムで見ると1分29秒の差です。
ちなみに平均パワーの差は25Wでした。(当然気温やウェアも違うので直結ではありません。)
余談でしたm(_ _)m

こう考えてみると全然違っているような気がしますが、この差でまるで羽が生えたように感じる、人間の体の敏感さときたら、、、お金のかかる趣味です(笑)


という、数値的なお話を踏まえて、具体的にどんなところが違うのか??というお話です。

▶軽量ホイールの特徴

実際に走ってみるとその違いがよくわかります。
まず一言でいうと”軽い”という感覚ですが、こちらについての詳細を。

✓軽さ
まず踏み出しが軽いです。
ペダルを踏んだ瞬間の動きが軽く、軽快に進むようになったと感じます。

その感覚はスタートだけではなくて、加速や上りの際も顕著にわかります。
軽いという感覚は、今まで重くて踏めなかったギアが踏めるようになります。例えばですが、シフトチェンジを余儀なくされていた上りや加速の際でもギアを落とさずとも踏めるようになります。

軽量ホイールは加速力が上がりますので、重いギアで加速をする際に一踏み、二踏み、三踏み、、、と重いホイールの場合は10回ぐらい重たかったのが、軽量ホイールだと六踏みぐらいで速度が乗って来るようなイメージです。

つまり入力に対しての反応が良く、素直に動くようになります。

よく言うギアが一枚軽い、というのはあながち嘘では有りませんでした。

✓ケイデンス
これは速度的なお話だけではなく、ケイデンスでも違いを感じます。
軽量のホイールは重量ホイールでは踏み切れなかったギアでも踏み抜くことができますし、高回転も回しやすいです。となるとケイデンスのレンジが広く持てるということになります。

✓パワーと負担
実際に外を走る実走ではローラー台、たとえ自動負荷のスマートローラーなどでも違い、常に細かい加減速を繰り返しています。それは風や、勾配、路面状況等によるものです。
この外的要因による速度の上下に伴い、必要パワー値も上下に動きます。

この加減速によるパワーの上下は、重いホイールは慣性が大きく減速しづらいという影響がありますが、一度速度が落ちると速度を上げるのに苦労をする、ということがあります。
逆に慣性が働きづらい軽いホイールは速度の低下も速いですが、速度を戻すのに必要なパワーも低くすみます。
この必要パワーの上下の影響で、実際に体に掛かる負担が変わってきます。
体への不安を表す数値でTSSというものがありますが、同じ数値TSSでも重いホイールを使ったほうが疲労感が大きく感じました。特にPA2では顕著に違いを感じました。

軽いホイールを使っている!という気持ち的なプラセボ的な要因もあるかとは思いますが、それでも軽量ホイールの方が負担が軽いと感じた、ということです。


▶軽量ホイールの存在意義と注意点
もうこれはズバリですが、
・レースでいい成績を残したい
・少しでも速く走れるようになりたい
・体の負担を軽減したい
これらの全てにおいて軽量ホイールは有利になると思います。

しかしです。
ただただ軽ければいいのか、という疑問が残るところもあります。
それは重いホイールには少ないと思しき、軽量ホイールならではの問題点も考えられます。

①剛性
基本的に素材と形が同じであれば剛性は重いほうが高くなるはずです。
逆に軽くなれば剛性は落ちます。
軽くしすぎることで、ホイール剛性や強度が低下してしまえばいわゆる進まないホイールであったり止まらないホイールということになり、ホイールとしていいホイールとは言えなくなってしまいます。
重量だけでホイールを判断できないところはホイール選びでも難しいところです。

②強度
剛性はいわゆる変形のしにくさ、踏んだときの力の入力に対してのホイールの反応のようなものですが、強度は壊れにくさであり外部からの力に対しての強さです。
これは更に2つに分かれます。

a.ブレーキ
リムブレーキならではのお話になりますが、ブレーキに対しての強度、壊れにくさです。
重量級の重いアルミリムに比べてカーボンリムは熱問題があります。具体的には長い下りで永遠とブレーキをかけ続けることで熱に負けてリムがダメージを負うことがあります。(一昔前は意外と少なくなかったようですが、最近のリムは過去のリムに比べてかなり強くなっている印象です。)
これを防ぐために最近では高耐熱エポキシ樹脂などを使用しているカーボンリムもあるということです。

b.物理的な強さ
こちらはブレーキとは違い、実際にリムがぶつかった、またぶつけてしまったときの壊れにくさです。
当たりどころが悪いとカーボンは割れるということは有名なお話です。
ホイールとしては縦の方向、普通の乗車を想定された強度で作成されておりますが、例えば倒してリムの側面をぶつけてしまったとかの際は重量級のアルミよりも致命的なダメージを負う可能性が高いです。
IMAG0038
※カーボンのリム構造ですが、側面は極めて薄く作られています。

あとグレーチングや路面の穴、裂け目による不意な衝撃に関してもカーボンは弱いと思われがちですが、これに関しては意外と強いということもあります。もちろんメーカーやモデルによっても差は出るかと思いますが、下手したらアルミよりもカーボンの方が硬いというお話もあるぐらいです。

どちらにせよアルミでも、カーボンでも思いっきりエアが低めで穴に突っ込めば壊れる可能性はあるということです。

アルミでもそうですが、ホイールをただ重量だけで判断するのはあまり良いことではないということを理解しておくことは大切なことだと思います。



▶まとめ
重いホイールから軽量ホイールに変えると、ということですが、
①ケイデンスの幅が増える
②体への負担が軽くなる
③速く走れるようになる

ということで、どうみてもどう乗っても全域に渡り速かった!これに付きます。
(もちろん重量だけではなくホイールの種類によっても差が出ます。)

ただし初めての軽量ホイールとなると回し方、踏み方等慣れるまでちょっとだけ時間が必要になる場合もあるかと思います。(重いホイールに変えるよりも短いとは思いますが。。。)

ともあれ今回の実験ではっきりと分かりましたが、ホイールを変えるとやはり劇的に変わるゾ!ということは間違い有りませんでした。
ということで今回は【第3段】重いホイールを使ってみて、改めて軽量ホイールの速さを思い知る、そんなお話でした。




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