【第3弾】SWISS SIDE社によるエアロダイナミクス効果
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前回に引き続きエアロダイナミクスです。
Swiss Side社はの実験通常の空力テストでよく言われる40km/hよりも少々控えめで、35km/hがベースとなっているようです。この点はワタクシ貧脚としては非常に想像がしやすく良いです。

今回はF1マシンの解析にも使われる風洞実験装置を用いて、F1のテクノロジーを取り入れたSwiss side社のエアロダイナミクス実験に基づくデータです。



▶ウェア:10~15W削減
空気力学に関しては。私たちはプロのアスリートや高齢者を対象に多くの風洞テストを実施してきましたが、何が世界で最も速いスーツまたはジャージであるかはわかりません。この理由は、サイクルウェアはライダーの位置、背中の形や頭の位置に強く依存しているためです。
覚えておくべき最も重要なことは、空気は肌が好きではないということです。そのため、できるだけ腕を覆う長袖のスーツまたはジャージが必要です。ワンピースまたはサイクリングパンツの場合も同様です。脚:できるだけ膝に近づけたい。
しわの数ができるだけ少なく、体にぴったりと合うスーツまたはジャージが必要です。特に注意を払うべき領域は、肩の外側と同様に体の側面の外側です。これらの領域を覆う布は、しわがなく、できるだけフラットでなければなりません。内側、つまり胸部にしわがある場合でも、それほど大きな違いはありません。
よくフィットするスーツやジャージの空力の利点を数字で見てみましょう。私たちが見たのは、優れたスーツで時速35 kmで最大15ワット節約できるということです。これは、自転車で1時間あたり1.5〜2分を意味します。したがって、優れたワンピーススーツを使用すると、大幅なコスト削減を実現できます。
ぴったりとフィットするジャージで、体をしっかりと包み、袖も長いので、空気力学的にも大きなメリットがあります。 35 km / hの風洞では、より短いアームのゆるいフィッティングジャージーと比較して10ワット節約できました。これは、1500メートルの高さのクライミングで100 kmコースを走行する場合、約2分45秒に相当する時間です。
したがって、一般的に、ジャージまたはワンピースのスーツを選択するとき、それがうまくフィットするものであり、しわができるだけ少なく、袖が長いものであることが非常に重要であることは明らかです。




▶ヘルメット:3~6W削減
35km/h時、100km 1500mUPのコースでTTヘルメットを基準とします。
TTヘルメット:0
通常のロードバイク用ヘルメット:+3W 、+45秒
ロード用エアロヘルメット:+6W、+1分30秒
※TT用のヘルメットは通気性が悪かったりするので要注意です。

またストラップをしっかりと締めることは安全のためだけではなく、空力的にも有利になり5Wの削減にもなるというデータも。




▶タイヤ:溝有りのタイヤ推奨
前輪ではタイヤの上部ショルダーエリア(タイヤサイド部)に一定量のトレッドパターンがあったほうが空力的には有利になります。前輪の太さは23cを推奨。
後輪タイヤに関してはエアロダイナミクスは関係ないので、転がり抵抗を重視するのがよいです。後輪の太さは25c推奨。

クリンチャーではコンチのGP4000S2 のトレッドパターンはベスト。
チューブレスではシュワルベプロワン。


▶ハンドルバー(コックピットエリア):5~6W削減
通常の非エアロハンドルからフル内装型エアロコックピットに変えると、35km/hで5~6W削減になります。



▶ポジション:最大で47W削減
35km/h時、100km 1500mUPのコースを基準とします。
フラット部センター位置(カフェポジション)と比べて、
・ブラケット部:17W削減、約4分短縮
・ドロップ部(上では伸ばす):25W削減、約7分短縮
・ブラケット部(エアロポジション:肘を90°曲げる):37W削減、約10分削減
・ドロップ部(エアロ(シッティングでスプリント)ポジション):47W削減、約13分削減



▶ハブについて
フロントのホイールの総空気抵抗のうち約15%がフロントハブの抵抗となるということで、できるだけ小さい方が良いということです。正しい設計であれば、剛性やベアリングの寿命に影響を与えません。
リアハブは空力的には余り関係がなく、剛性、重量、そして信頼性が重要な要素です。

またハブ軸で測定するスピードセンサーはフロントハブには付けない。なぜならリアハブに装着することで1Wの削減となります。



▶まとめ
3回に渡ってエアロダイナミクスについての内容となりました。
そしてやはりと言ってはやはりですが、上に乗っかっている人間の空力的な影響の大きさ、そして上り以外での重量の影響の小ささ。ということで、、、
・ピタッとしたウェア
・エアロフォーム練習
この2点だけでも下手たら40w削減、50mmリムのエアロホイールよりも効果的ということも。

また第1段でコメントを頂きましたがすね毛でエアロホイールを超えるという効果、、、当然濃さにもよるとは思いますが(笑)
エアロダイナミクスの世界は深いです。

ということで今回は【第3弾】SWISS SIDE社によるエアロダイナミクス効果、そんなお話でした。



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