cervéloの値下げが発表されたので、R3の魅力を語る

6月1日にcervéloの値下げの発表がありました。
ほんの一例ですが、
R5 Rim LTD フレームセット ¥580,000¥470,000 値下げ額 ¥110,000
R3 Rim フレームセット ¥370,000 ¥299,000 値下げ額 ¥71,000
S5 Disc Ultegra Di2 R8070 完成車 ¥1,150,000 ¥950,000 値下げ額¥200,000
R3 Disc フレームセット  ¥370,000 ¥315,000 値下げ額¥55,000
詳細は下記にて、


なんといってもcervéloと言えば高い!というイメージ的な何かがありましたので、これは嬉しいニュースです。それも結構な値下げ幅、、、

ということで今回はcervéloの値下げが発表されたので、R3の魅力を語る、そんなお話です。



▶cervéloとRシリーズ
cervéloでは主に3種類のカテゴリーに分けれます。
・TT、トライアスロンのP・PXシリーズ
・エアロロードのSシリーズ
・クラシックロードのRシリーズ
(これ以外ではグラベルのAシリーズも。)

✓P・PXシリーズ
ゴリッゴリのTT・トライアスロンバイク、PXシリーズに至ってはシートチューブ、シートステーのないかなり特徴的で究極の形状です。


✓Sシリーズ
エアロロードのSシリーズ、そのコンセプトは、

「トップスピードを1秒でも長く維持し、それを1mmでも遠くまで延ばしていけるか。」
究極を求めるSシリーズは、フレームセットに付属するのは専用のシートポストだけではなく、ハンドルも専用設計品が付属します。

✓Rシリーズ
そしてクラシックロードと呼ばれる軽量オールラウンドフレームがRシリーズです。Rシリーズのコンセプトはというと、
パヴェからコンクリート、湾岸線からヒルクライム。
すべての路面状況において、Rシリーズは究極のパフォーマンスと最高のライドクオリティを五感で味わうことのできるバイクです。
というものです。


▶cervélo R3の魅力
RシリーズにはR3の上にR5というモデルもあります。
Rシリーズが常に追い求めてきたことは、重量剛性値を上げること。剛性強化はディメンションデータからの強い要望でもあったのです。R5とR3ではカーボン素材の原価を含め投入できるコストが異なっていることもあり、それぞれ独立した目標を定めることで個々の性能を高めるようアプローチしました。既にR5、R3共に必要十分な数値は達成していたため、具体的には、R5は重量を増やさずに剛性強化を、R3は剛性を変えることなく軽量化することが目標でした。

しかし剛性やコストの調整を図っているからといって、R3が一般ライダー向けという意味ではありません。最高クラスの重量剛性比をマークしているため、乗り味の好みによって実際にディメンションデータでもあえてR3を選んでいる選手は多く存在します。
https://www.cyclowired.jp/news/node/236555より(※最下部にリンクあり)

以上のことからもR3はR5のただの廉価版、というだけではないということです。
パリルーベではR3 のディスクが使用されていたというのも有名なお話です。

①ネガティブが少ない
フレームを選ぶ際に何がネックになるかということです。
個人的な選び方ですが、ネガティブが極力少ないバイク、これは非常に重要なことだと考えております。
どういうことかと言うと、R3はものすごくシンプルに考えてネガティブなところが少ないということです。

✓重量剛性比
例えばヒルクライムをメインで使いたいのであれば”重量”は気にされる方が多いと思います。重量というものは比較的簡単に数値で確認できるものです。54サイズで約850gであれば特殊な使い方をするのでなければ、十分すぎるかと思います。
それでも軽量な余り、剛性が足りない、また安全性は犠牲にできない問題です。
Rシリーズは十分な重量剛性比をもっているということです。


✓エアロダイナミクス
あとエアロダイナミクスも重要です。
最近は空力性能が非常に重視される時代となり、パイプ形状から翼状型そしてカムテールへと多くのフレームが変わってきています。現在はエアロロード全盛期と言っても過言ではないぐらいのイメージです。
しかしエアロロードも一長一短、その独特のライドフィール(縦方向の硬さ)や何よりもかなりイカツイ見た目でも好みが分かれるところです。
ゴテゴテのエアロロードも個人的にはかっこいいと思いますが、逆にちょっと苦手で、、、という方もいるかもしれません。

R3はオールラウンド系でシンプル、ゴテゴテしすぎない見た目そこはエアロダイナミクスを得意とするcervélo、Rシリーズも(ある程度の)エアロ性能兼ね備えています。

✓癖のないライドフィール
またライドフィールも癖がなく変な癖がなく素直で乗りやすいです。
進む、曲がる、止まるという基本的な動作に無駄がなく、
R3は本当に乗りやすい分類のフレームに入ると思います。


②整備性
ヘッド周りはDi2はもちろんのこと、ケーブル引きで組んでもなめらかなカーブが取れるよう設計されております。(これは結構重要なことで、中にはケーブル引きだとどう考えても辛いと思しき構造のフレームもあります。)
気になるところとするとチェーンステー後方から出るRDのアウターは新型との相性はあまり良くなさそうです。

BBシェルは剛性のためだと思われますが、筒状です。ですのでケーブル交換等でBBを外しても意味がありません。それでも下部はBB下部は比較的大きく空きますのでメンテナンス性が悪いということではありません。
IMAG9177
※ダウンチューブの形状もあってケーブルは意外と通しやすいです。

ヘッドパーツのアンカーは接着式のアンカーです。ですのポジションが決まるまではアンカーナット等を用いてポジション確定後にビシッと接着し、カットが良いと思います。
あの接着式のアンカーは強度も出ますし、軽量なので個人的には良いと思います。

またRシリーズはパーツの汎用性も高いところも利点です。
Sシリーズは究極性能を求めシートポストだけではなく、ハンドルコラムまで専用設計ですが、RシリーズのR5は専用シートポスト、R3はシートポストは付属してきますが一般的な27.2mmサイズでハンドルコラムは一般的なものが使用でき汎用性が高いです。

▶軽量フレームの取り扱い
R3は軽量フレームの分類に入ると思います。
フレーム単体:54サイズ(ハンガー、シートポストクランプ等の小物類込)で実測845gでした。
IMAG9139
もちろん手元のフレームの実測値ですので、小物類だけではなく塗装も込みです。
よくある記載だと塗装前の重量をカタログスペックとしたり、小物を除くとしたり、サイズが小さめのサイズだったりということもありますが、こちら実測値でやはり軽いです。

正直なところ、軽量フレームということで各所取り扱いが怖かったりがあるのかと当初は少々不安もありました(特に実測値をみてから特に(笑))。シートステーは極細、前後エンドは一般的なフレームよりも少々薄めです。
しかし実際に使ってみると不安はすぐに消えます。全く問題ありませんでした。
各所、細かったり薄かったりするのですが、ペラペラ感があるわけではなく、硬い部分はものすごく固くしっかりできています。

唯一の弱点??といえば、ディレイラーハンガーです。
ディレイラーハンガーは一般的なフレームよりも少々曲がりやすいので倒してしまうだけではなく、ディレイラーをぶつけてしまった時、輪行時などは要注意です。(本来の目的は十分に果たしております。)
ですのでハンガーのスペアは持っていたほうが良いと思います。

そして最近のブームでもあるZwift等の室内トレーニングです。
以前はcervéloはローラー台の使用は保証の対象外でしたが、、、
というのは去年のお話でその後、、、

ダイレクトドライブと3本ローラーはOKということになったようです。
これは非常にありがたいことです。

要は実際に壊れてしまった時に保証が云々、、、という問題ではなくて、ローラー台(ダイレクトドライブ式と3本ローラー)での使用に耐えうる強度があるとメーカーが認めているということです。これは消費者としても心強く感じるところです。

▶10000km乗り倒しインプレ
もうかれこれ10000キロはゆうに超えるぐらい乗ってきました。
暑い日も、寒い日も、雨の日も、爆風の日も、恐怖のナイトライドも(笑)。

その中で個人的な感想として一言で言うならば”シンプルにものすごく気に入っている”ということです。

R3は本当によく進みますし、よく登り、よく止まります。
どの領域からでも踏めば加速しますし、ダウンヒルのコーナーリングもしっかり曲がります。個人的な印象としてはかなりフラットに近いの性能曲線を持ち、本当に悪い部分がほとんど見当たらないフレームです。

軽量バイクといえば剛性を気にされる方が多いと思いますが、剛性が足りない、もっと硬いほうが良いと思ったことは、、、そう言えばありませんでした。
ワタクシの体重は62~64kgぐらい、フルパワーで踏んでも800W程度でパワー不足感が否めませんが、本当に思いっきり踏んでみてもまったく問題ありません。
初めて思いっきり踏んだときフロントが上がってびっくりしました(笑 ヘタクソデス)踏んだ力はしっかりと伝わるようにできているのだと感じました。

それでいて硬すぎるということがないというのが気に入っているところです。ロングは苦手な方ですが、100km走ったあとでもしっかりと踏めます。
一発、人蹴りの反応的にはおそらくR5のほうが良いと思いますが、バランス的なものが気持ちが良いと感じております。

悪いところを強いて言うならば、逆に尖ったところがなく、普通すぎる、地味。。。というところぐらいでしょうか。
あと艶消し黒色は少々汚れが目立ちます。




▶まとめ
cervéloと言えばワタクシ自身もどうしても少々お高いブランド、というイメージが有りました。
この値下げは嬉しいお話です。

当店でもご注文承ります。
お買い得車をご案内できることもございます。
お乗り換え、お載せ替え等、ページ下部よりお気軽にお問い合わせください。

ということで今回はcervéloの値下げが発表されたので、R3の魅力を語る、そんなお話でした。




参考ページ
 

 



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