えふえふぶろぐ

サイクルウェア、ロードバイク パーツのお店 ★FF-Cycle★
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2015年04月

フロントディレイラー調整 フロント変速【進化】

フロント変速 第2章 【進化】です。
ではいきましょう

写真が4600系TiagraのFD4600と 5800系105のFD5800です。
どこが違うでしょうか?
P4222007
すでにTiagra4700のお話を読まれた方はお分かりでしょう。

SHIMANOは11速化により大幅に設計を見なおしています。
【デュラ9000系】【アルテ6800系】【105の5800系】です。
そこで今回のFDの進化のお話です。

主な進化が下記の3点です。
▶ ロングプルアーム
▶ スキッドプレート
▶ コンバーター

▶ロングプルアーム

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画像緑色の部分です。
ケーブルを固定して引っ張る部分です。
動きを見てみましょう
text3835
赤丸がケーブルの固定ポイント、黄丸が軸になっています。
ケーブルを引くと赤丸の固定ポイントが下がることによって、変速プレートが
外側に出てチェーンをアウターギア側へに押し上げます。


つまりフロントディレイラーの注油ポイントはもうわかったと思います
黄丸の軸になっている可動部ですね。

黄丸を軸にして動くので当然固定ポイントまでの距離が長いほうが、
力が付くなくて動くということです。
(テコ比)
これにより引きの軽さに貢献しているということですね。

▶スキッドプレート
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変速プレート内側の内側についている黒い樹脂製(?)のような物です。
Tiagraの方にはついていません。
これが今までチェーンをインナーから押し上げる際に金属部分で行っていたものを
樹脂製(?)のチェーンよりも柔らかい素材で行えると言うものです。
これによりよりなめらかなフィーリングになります。

また走行中もリア変速11速化に伴いリア側でのチェーンの移動幅が増えています。
これに伴いインナーロー付近での変速プレートとチェーンの干渉をやわらげます。

なおこのパーツはすり減ったとしても交換がききます。
(だからといってこすっりまくっていいわけではありません。)

▶ コンバーター
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左が5800で右が4600です。
フロントディレイラーもケーブルルーティングが変更になっているんですね
4600は内側周り、11速化モデルは外側周りです。
BB下を通り上がってくる際の角度によってコンバーターを切り替えて適切に
固定する必要があります。


これらの複合要素によりあのここちの良いフロント変速ができるように進化したのが
11速のモデルということですね。

6800のフロント変速は本当にすごいです。リアディレイラーのように変速しますから。
当然フロントディレイラーだけのおかげでなくコントロールレバーの恩恵も有ります。
しかし構造だけ考えて見ればプルアームの短いモデルから長いものに変えるだけでも
(例えば4600から5800や6800)テコ比が変わりますから引きは当然軽くなり、
スキッドプレートのお陰で【インナー→アウターへのチェンジ】は「ガチッ」
と当たるのではなく「グリッ」に変わるでしょう。


★10速のモデルに11速のFDを使えるのか?
「調整をすれば使えます」少なくとも4600Stiで5800のFDは引けます。
若干調整は10速よりもシビアにはなりますのでそこは頑張るしかないです。
しかしこれはSHIMANOでは非公認なのであくまでも自己判断でお願いします。

ということで最後にちょっとだけ商売を。
あの進化した軽い引きをいかがでしょうか?
※在庫は直付のみとなります。

SHIMANO ULTEGRA FD-6800 フロントディレイラー 3810円(税込み)


ということでFDの【進化】ということでした。

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フロントディレイラー調整 フロント変速のしくみ

フロント変速編です。
フロントディレイラーの構造もリア同様に作り自体は単純なものになっています。
むしろリアディレイラーよりも単純な動きですね。

では今回は実際のフロントディレイラー調整の前に
【変速の仕組み】を見て行きましょう。

これを理解しておくと【調整】だけではなくてパーツ交換による【グレードアップ】
の理解もし易いと思います。


では早速フロントディレイラーの動きを見て行きましょう。
下の画像はフロントディレイラー2種類です。
FD4600とFD5800です。今回はTiagra ST4600で引くFD5800を使いながら説明します。
P4222007

フロントディレイラーの動き
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※左が後方から見た画像、【少ギア→大ギア】の動きです。
左が前方から見た画像です。
左側の画像の方が見やすいですね。

フロントディレイラーもリアと同じく、
ケーブルの張力で【インナー】(小ギア)から【アウター】(大ギア)に引っ張り上げて
【アウター】から【インナー】はケーブルの張力を解除する事によりバネの力で戻る

というのが実際の動きです。

しかしリア変速ととの大きな違いがあります。
【2枚の歯の丁数に差がありすぎる】ということです。
リア変速の隣のギアまでの歯数は多くても3~5丁ぐらいですが、
フロントの場合は10丁以上の差は当たり前です。
ですのでこの変速をフロントディレイラーの単純な動き、
(変速プレートは横に動くだけです)で実現するために工夫が有ります。


上記を踏まえてフロント変速が実際にどのように起こるのか見てみましょう
▶小ギア→大ギア(インナー→アウター)
フロントクランク裏側に秘密があります。
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先ほども書いたようにフロントディレイラーは左右に動くだけです。
ですので【インナー→アウター】への変速時は
フロントディレイラーの仕事はチェーンを無理やり大きいギアに押し付けます。

もう感のいい方はお分かりかと思いますが、大きいギアに押し付けられたチェーンは
行き場を失いそうになりますが、画像の緑枠【チェーンライン】に押し付けられた
チェーンは赤枠の【変速ポイント】をめがけて上がっていきます。

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そして変速ポイントを超えるときに大ギアの歯に引っかかるように乗っかります。
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ココに乗り上げることにより大ギアの歯を乗り越えられることができます。
ココを全部削りとってしまえばガラガラいうだけで歯を乗り越えられないでしょう。

これがフロントの【小ギア→大ギア】の変速です。

では逆を見てみましょう
▶大ギア→小ギア(アウター→インナー)
フロントディレイラーの動きで、
【大ギア】に乗ったチェーンを【小ギア】方向に移動します。
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すると大ギアの歯がチェーンの【アウタープレート】と【インナープレート】に付けられた段差にハマり
チェーンを脱落させます。
text3970
画像左で、チェーンの脱落がおきます。
脱落の始まったチェーンはインナー側へと吸い込まれていきます。

これが【大ギア→小ギア】の動きです。

★フロント変速の性能
【フロントディレイラーの動きは極めて単純であること】
【チェーンとチェーンリングの変速ポイント、歯の精度】
【適切な振れ幅での調整】

がフロント変速に大きく関わってきていることがわかります。

では次回は具体的に4600と5800のフロントディレイラーを比べてみましょう。
比べてみるとわかりやすいです。

ということでフロント変速のしくみ のお話でした。

その2へ続く コチラから

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リア変速がきまらない3大要因

今回はリアディレイラー編でもったいぶっていた
【リア変速不調】の3大要因のご紹介です。
今回はちょっと長かなるかもしれませんが、少々お付き合いを。

1.チェーンの伸び
 一番代表的な要因かと思います。
 主に起きやすいのはリア変速が10速11速の車体です。
 ■症状:最近リア変速がだるい、音鳴、異音がする
 ★走行距離が2000~3000km以上

 この場合はこれを真っ先に疑います。
 9速はかなり丈夫ですが、10速11速はチェーンの寿命が本当に短いです。
 チェーンの伸びは変速不良に直接つながる大きな要因となります。
 
 確認方法
 チェーンチェッカーで確認します。下の画像
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 もしくは3000km以上走行しているようであればもう交換してしまいましょう。
 多分一般的なハイグリップタイヤの次ぐらいに寿命の短い消耗品です。

 使い方はいたって簡単
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 チェッカーの数値は【%】です。
 奥まで入れれればその分だけ伸びているということ。
 0.75%は多少刺さりますが、1.0%は刺さりません。
 伸びを確認するための指標にする道具ということです。
 
 しかし印象的には0.75が途中まででも入るぐらいだと変速はだるさをかなり感じます。
 あくまでも目安というぐらいで使用するのがいいでしょう。
 あとは自分で感じる変速フィーリングと走行距離でしょう。
 走り方にもよりますが、2000㎞も走っていればかなりシャキッとするはずです。

 伸びたチェーンはスプロケ、チェーンリングにダメージを与えます。

 よくチェーン交換2回に1回はスプロケ交換、とありますがチェーンをマメに
 変えていれば乗り方にもよりますが、もっともつはずです。


2.ケーブル(インナー・アウター、ルーティング)
 主に原因になりやすい車体は【インナーケーブルがフレーム内を通る車体】もしくは
 【シフトケーブルをハンドルにはわせるタイプ】のコントロールレバー搭載車です。
 ■症状:最近リア変速がだるい、音鳴、異音がする
 ★走行距離にかかわらず、ケーブル交換後等

 インナーケーブルのみの交換でも適切な処理をしていない場合この症状は出ます。
 組み付け時に汚れを巻き込んでいた、適切な種類のケーブルを選んでいない等です。
 
 前者についてを詳しく。
 アウターケージングを交換せずにインナーケーブルのみの交換時によく有ります。
 インナーケーブルは少なからず必ず外部に出ている部分があります。
 外部に出ている部分は少なからず汚れが付きます。
 ケーブル交換の時の方法を思い出して下さい。
 コントロールレバー側から引き抜きます。
 その際にこの部分にたまった汚れをアウターケージング内で【こそげとってしまう】こと
 によりアウターケージング内に汚れがたまり、潤滑に影響をおよぼすということです。

 ですので交換の理想的な方法はリア側でケーブルを外して少々ゆるめたあと、
 インナーケーブルを何分割かにして外部露出しているほうから抜きとる方法です。
 これならば汚れを巻き込むことは少ないでしょう。 

 また以前ケーブルの記事でご紹介したように、ケーブルにはパーツ毎に適切な
 種類があります。SHIMANOが設計や試験の段階で基準をクリアした商品です。
 チョイスは間違えないようにしましょう。


 ルーティングに関しては次回記事にて詳細を書こうと思います。

3ディレイラーハンガー曲がり
 突然の不具合はこの場合が多いでしょう
 どんな車体でも起こりえます。
 ■症状:突然リア変速不調、【特定のギアで不調】音鳴、異音がする     
 ★落車、転倒(駐輪中を含む)、リア周りに衝撃があること全般

  ※ディレイラーハンガーを交換した
 上記のことで当てはまることがあればハンガーの曲がりを疑います。
 ※の場合は新品のハンガーは曲がっていることはありませんが
  車体側が曲がっている可能性があります。
納車整備の時に親切なお店は
  ココもチェックしてバッチリに決めてくれることが有ります。

 ~ディレイラーハンガーとは~
 車体右側のリアエンドにつけるリアディレイラーを支持するためのパーツで
 転倒、衝撃があった時にフレームを守るために折れやすく柔らかくできている。
 (※右側に倒れるとリアディレイラーぶつけることが多いため)
 これがないとフレームに直にダメージがいってしまうためです。
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 ※緑枠の部分がディレイラーハンガーで、黄色の部分にディレイラーを固定します。

 path3979
 後ろから見た画像ですが、緑の線は直線でなければいけません。
 少々内側に入っているようですが、衝撃を受けるとここが後ろから見たときに
 内側に入り込みます。見た目で内側に入っていることがわかるぐらいの曲がり方
 である場合はリア変速をローに落とした時にチェーンがホイール側に落ちる危険
 があります。
もちろんその場合は修正か交換が必要になります。

 ディレイラーハンガー曲がりは専用工具にて修正、
 もしくはハンガー単体の新品交換です。
 交換には専用工具が必要な場合があります。
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 ディレイラーハンガー交換、またチェーンリングの交換にも必要になります。
 しかしこの工具最悪に使いにくいです。力は入りにくいし、あまりいい印象はないです。
 他社のもののほうが力が入る物がありそうです。

 ハンガー修正は専用工具がない場合は代用で、クイックレリーズタイブではないホイール軸
 のピッチと同じ為、そういったホイールがアレばそれを使うこともできなくはないです。
 しかしハンガー修正は精度が求められ、修正中に折れることがあります。
 工具の強度も極めて重要です。
 もともとフレーム保護のために折れやすい性質で作られているためです。

 ディレイラーハンガーはストックをしておきたいパーツの一つです。
 理由は簡単です。専用パーツである場合が多く、取り寄せに時間がかかります。
 またネットでも取扱が少ないからです。

 
 上記のことを踏まえたうえで修正方法です。
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 工具はこちら【ディレイラーハンガーアライメント修正ツール】というものです。
 注)いろいろな呼び方があります。
 
 外したディレイラーハンガーにつけて力技で並を出します
 ◆必ずリアのクイックはしっかりとしめた状態で行います◆
 
 ディレイラーを外してグリスを塗ったツールを装着します。
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 上下前後すべての方向で確認します。
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 ◆ディレイラーの取り付けアライメントはホイールと並行が基本です◆
 ここで隙間の確認をして必要があれば車体をがっちりと支持し力技で曲げます。
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 ホイールのリムを基準にしますが、ホイールとハンガーのセンターはずれていますので、
 そこでツールのゲージをセンターから遠ざけたり近づけたりして確実に並行を出します。
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 必ず上下前後360度確認します。
 時々上下しか行わない場合があるようですが、
 【ハンガーとホイールは並行】ですから当然360度必要です。

 修正が終わったらリアディレイラーの調整が必要になります。
 ずれたまま調整して何とかなっていても角度が変わりますので、再度調整して
 ばっちりに合わせましょう。
 まがっていたハンガーからの修正がきれいに決まり、ディレイラーの調整も決まれば
 見違えるほどの変速になるはずです。

ということで今回は【リア変速不良の要因】を3点書きました。

リア変速の不具合は複合要素がからんでいる場合が多く全体的に
アプローチをかける必要があります。
しかしその中で確実につぶせる要因、【ハンガー曲り】【チェーン交換】を
確実につぶしていくことで原因を特定していくのが遠回りですが
一番の近道になるのではないかと思います。


長文になってしまいましたが、最期までお読みいただきありがとうございました。
くれぐれも修正は自転車を壊さないようにご注意ください。

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