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サイクルウェア、ロードバイク パーツのお店 ★FF-Cycle★
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タグ:トラブル

リアディレイラー・フロントディレイラー不調の原因を徹底的に探る

昨日プレオープン・受付開始とさせていただきましたお店の方ですが、多くのお客様にお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
その中でもご希望に添えない方がどうしてもでてしまうのは大変心苦しいものです。
大変申し訳ございません。
しかし当店にできること、ワタクシ自身にできることは惜しみなく、いつも一生懸命行わせていただこうと思います。今後共よろしくお願い申し上げます。

 
ということで本日、週間予報でズラッと20℃前後に日が並びました!

冬の最後というか、、、なかなか雨の続きの週末であったり、かなりガッツリと雨が降り続いてフラストレーションが溜まりがちな方も、雪解けが待ち遠しい方も、本格的なシーズン到来前の調整はとても大切です。

ということでロードバイクのトラブルで圧倒的に多い今回はリアディレイラー・フロントディレイラーの不調の原因を探るというお話です。



▶一番最初に確認するべくポイント


①チェーンは伸びていないか?

チェーンチェッカーを使ったりチェーンをピッとつまんだり、、、
つまむのは経験というか、本当に伸びたチェーンを触ったことがないと不明なところが多いと思いますので、できればチェーンチェッカーを使ったほうが確実です。

チェーンチェッカーは一部分だけではなくて、回しながらいろいろなところで測って総合的に伸びの確認をします。
チェーンは本当に変速不良の原因に直結します。

ギア歯の摩耗ということも考えられないですが、相当な距離を乗ったり、ヘビーユーザーの場合を除いて1000kmや2000kmでもう寿命、、、そんなことはめったにないことなので、まずはチェーンの寿命を疑うのがいいかと思います。



②不調の前兆は?

何かきっかけがあるとしたら間違いなく一番最初に疑います。
・右側に倒した・ころんだ
・なんとなくアジャスターをいじってみた。
・ケーブルを交換してみた。

おそらく外部からの衝撃にみの覚えがない場合一番多いのは
「少し調子が悪くなって、自分でやってみたが上手くいかなかったが、それからだんだんと調子が悪くなってきた。」というものです。

調子が悪くなってきたのに、いじっても治らない。。。
→トップローアジャストボルトもいじっちゃえ!
どんどん悪化するパターンもあります。

なにがきっかけになったかわかっていれば原因究明までの近道になります。

ワタクシ自身も不調でみさせていただくときは「何かきっかけはありますか?」よくお伺いしますヨ。



③ディレイラー本体の不具合は?

ディレイラーは基本的に手で動かすことができます。
動きさえ理解してしまえば何が原因かわかりやすくなります。

ディレイラー本体の不調ということは余り多くはありませんが(と言うか殆ど見ません。)、
・取り付けでガタが出ている
・汚れで動きが渋い
こんなことは起こりえます。

スムーズに動けばディレイラーが原因の不調というものが、取り除きやすくなります。

また組付なんかも時々おかしなことになっている場合がありますので、正しい方法で組み付けられているか?そんなところもアタリマエのことですが、確認すべくポイントではあります。
いつまでたってもなんか調子が悪い、、、原因の根本はものすごく身近なところにある場合があります。



これらが正常であれば大体アジャスターの調整のみでサクッと直ってしまうことがほとんどですが、

それでも直らなければというところが次項のお話です。




▶その他の原因

①ケーブル関係のトラブル

これはもう簡単です。
簡単というのは簡単なんですが、確認は少々メンドクサイです。
コントロールレバーを外して、ディレイラーと20cmぐらいのアウター&インナーを使って直結します。フレームは通さないということです。

ケーブルにトラブル(通り道も、取り回しも含まれます)がある場合は直結すれば一発で解消します。

これで解消すればケーブルがトラブルということです。


②ディレイラーハンガー曲がり

これは解決しない変速不良のなかでも最も多い原因です。
なぜなら「新品でも曲がっている時がある」からです。

フレームの精度にもよりますが、親切なショップなら組付けのときにハンガーの平行ぐらいサクッと見て修正してから組み上げをしてくれると思うのですが、そこはショップによりけりです。

またこのハンガーの役割は転倒・衝撃時にフレームを守るというものなので、当然フレームよりも破損しやすいものです。
特殊な工具で金属製のハンガーをウンショ、ウンショと曲げるわけですが、あまりにもひどいものは折れる可能性があります。


これらのトラブルを割合別にいくと、、、

調整が上手く行っていないための変速不良・・・80%
ディレイラーハンガー曲がり・・・15%
その他の原因の変速不良・・・5%
このぐらいです。

こんなん言うのは簡単ですが、実はこの5%に入ってしまうととんでもなく大変です。

image4155

しかし普通はこの大変厄介な5%意外の原因であることがほとんどです。
オーナー様がこの5%だと思い込んでいるということ、の場合もあります。

そればかりはみてみないことにはなんとも言えないですが、5%に入ってしまったら、、、色々アンレギュラーな方法も含めて試してみるしかありません。

ということでディレイラー変速不良の原因を探る、そんなお話でした。


どうにも手に負えなくなったら、、、
まずは「やってみる!」
「駄目だったら助けてくれ!」
もちろんお受けいたします。
※ディレイラー不調はチェーンが外れる、巻き込まれる等の重大に事故につながる場合もございます。ご自身での調整はくれぐれもご注意下さい。

その場合ひょっとしたらパーツ代が余計に掛かってしまうこともあるかもしれませんが、それでもやってみたい、知識を身に着けたい、そんな方を応援いたします!
また何かで先でのトラブルとかの際も役に立つと思いますヨ。

+++++++++++++++++++++++++++

FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※プレオープン期間中、当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
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・ご希望の整備内容(希望時間)
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こちらをお申し付け下さい。

ロードバイクの健康診断的なこともお受けいたします。
またご相談等もお気軽にご連絡お待ちしております。



 
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フロント・リアディレイラーのトラブル集


ディレイラーそれは変速機、少しの不調もいつも使っていると不調だということに慣れてしまいがちです。

多少調子が悪くてもなんとなく乗れてしまうこともあります。

しかし見ればヤッパリ具合いが悪い。

具合が悪いのは気持ちが悪い。。。


ということで今回はワタク氏が実際に整備で、遭遇したディレイラートラブルをご紹介いたします。


▶トップローアジャストボルトの調整不備


これがダントツぶっちぎりに多いです。

なんでこんなに多いのかは不明ですが、フロント・リアともにリミットの調整が大幅にずれているものが多いです。

path4168-2

リアディレイラー調整 中級編 トップ・ローアジャストボルト 動画更新


フロントディレイラー調整 簡易セッティング 大幅更新
 
というのも構造を理解することが調整を上手くいくコツかと、
こちらのトップローアジャストボルトの役割はというと。。。


トップローアジャストボルトで可動限界点を設定します。

その中にきちんとディレイラーの振れ幅が収まるようにケーブルを張るということです。

というのも前後ともにそうですが、ケーブルさえ張ってあればなんとか変速ができてしまいます。

変速ができないとなると、トップローアジャストボルトが内側すぎる(狭すぎる)設定、になっているということです。逆に広すぎる設定であれば張り調整さえしっかりとしてあれば変速はできます。

トップローアジャストボルトが原因の変速不良は

・トップローがギアのセンターから見て外側すぎる不備

→ギアを飛び越えてチェーンが落ちるが変速はできてしまう
・トップローがギアセンターから見て内側すぎる不備
→チェーンは落ちないが端っこのほうが変速ができない

これがおそらく調整をミスりやすいところかと思います。


ぶつけたり、転んだりがなければ通常トップローアジャストボルトはほとんどいじることはありません。
ケーブル交換でも、チェーン交換でも、、、スプロケを交換したら確認ぐらいで構造的には何も問題がない場合が多いです。 

しかし変速の調子が悪くなって
・ケーブルアジャスターをいじる→変わらない→トップローアジャストボルトをいじる→もっとおかしくなる
こんなことが考えられます。

トップローアジャストボルトをいじる必要性が出てくる場合、
①リアディレイラーハンガーが曲がった場合(修正した場合)
②フロントディレイラー取り付け位置、角度をいじった場合

これ以外は通常触らなくてもいいということです。

ということで動きのおさらいです。

rect8876


要は限界値の設定(限界稼働幅の調整)ということです。

極端な話これがギアのセンターからみて内側すぎれば外側のギアにはケーブルのはり調整をいくらしたところで動くことはできません。

逆に外側すぎればチェーンが落ちるという不具合が起きます。

トップローアジャストボルトの調整はチェーンが付いていたり、ケーブルの張りがディレイラーの動きを邪魔してしまうことがあるのでその動きをきちんと理解した上で調整する必要があるということですね。

ちなみにFD-R9100、新型のDURAのFDは少々構造が変わっていますので設定が変わります。



▶ケーブルアジャストスクリューの回しすぎで脱落


リアディレイラー本体に付くケーブルアジャスターのお話しです。 

image9159

これです。

これは分解してみると、、、

 image4144
こうなるわけです。

注目するのは④のところです。

これがケーブルアジャスターの構造なんですが、 1番左のパーツにネジが切ってあります。
これがねじ込まれるとアウターケーブルの長さが実質短くなり(インナーケーブルの張りが緩む)、これゆるめるとアウターのケーブルの長さが実質長くなる(インナーケーブルが張る)ということです。 
なんだか自分で書いててこんがらがってきました^^; 

この構造を見ればわかるのですが、ネジ式なんです。
当然限界を超えて締め込むことはできませんし、限界までゆるめばネジは外れます。

ネジが外れてしまうとどうかというと、、、

ケーブルは結構な張力で固定されていますので、アジャスト機能がなくなるだけではなく、変速は不安定になり、トップに落ちなかったり、、、とりあえずとても変な感じになります。

rect4764
これはリアディレイラーのアジャストボルトが脱落(脱線?)した状態です。

さらに、、、

rect5218
※本当はバネがはいっていますが省略してあります。

ここまで脱落したものもありました。

2箇所の不良です。

ではどんな状態になるかというと、、、

変速は、、、







するんですね。。。
Σ(・∀・;)シマノサンスゲェッス…

なんとか変速はするんですがこの自転車の症状とするとトップ側1,2枚落ちない、というものでした。

これが外れたまま運用していると、全く安定はしませんが、変速しないことはないのでなんとかだましだまし乗れてしまうという。そして発見が遅れてしまうんですね。。。オソロシヤ…

ということでこれはどうするかというと、、、ケーブルが張ったままではどうしようもありません。
ケーブルの固定ポイントを外してあげて、元に戻してあげて再度ケーブルを張るということです。

しかしココでも問題がある場合が多いです。

何かというと、、、「ディレイラー側のネジ穴(メス側)が錆び&異物でネジが入らない、、、orz」
あるあるですね。

リアディレイラーは地面に近い所にありますし、この部分は下向きについています。
外的影響をうけやすいということです。

オス側は最悪スモールパーツを取り寄せられますが、メス側は、、、ネジ山を切りなおすか、ディレイラー交換です。
最悪の場合はってことですので、大体の場合はオスネジをキレイにしてメス側も徹底的にクリーニング、オスネジにグリスを入れてゆっくりまっすぐねじ込んでいくことでネジ穴が復活させます。
このネジはネジ山は切ってありますがあくまでも手で回すことを前提として作らていますので頭は六角もプラスもな~んにもありませんので、あまりにも固い場合はバイスやペンチを使用することもあります。

くれぐれも異物がものすごいまま無理やりねじ込んでシボンヌしないように注意が必要です。


☆張り調整のポイント☆

ケーブルアジャスターは通常ペンチで回さないと行けないほど固くはありません。

1番ケーブルが張られている状態
・リア、ロー側
・フロント、アウター側
この状態ではアジャスターが硬いのは構造上仕方がないことです。

1番ケーブルテンションが緩んでいる状態
・リア、トップ側
・フロント、インナー側(トリムも解除)
で回してみれば回るはずです。

これで回らなければ何かおかしいところがあると疑っていいと思います。

ケーブルアジャスターは回し過ぎにご注意を!ということです。



▶社外プーリーにご注意を

こんな事書くとメーカーから怒られてしまうかもしれませんが、、、どこのプーリーとかは書きませんのでいいでしょう!

社外プーリー、最近注目されています。

セラミックベアリングを使っているもの、吐息で回り出すものや、削り出し、ビックプーリー、、、様々です。

が、正直な所あまりいい印象を持っていないです。

ぶっちゃけ純正ではほぼ落ちることがない変なところでチェーンの脱落が起きます。


Case1:テンションプーリー下部の脱落

走行中に落ちたということです。

でこの部分から落ちるとチェーンづまり(チェーンが回らなくなる)現象が起きることがあります。

タイミングにもよりますが、ほぼほぼディレイラーハンガーが曲がります。

実際に見たのはハンガー曲がりでした。

しかも結構微妙なハンガー曲がりで、チョットだけ変速不良を起こすというなんともショップに持ち込むのをためらってしまうぐらいのレベルでした^^;

ひどい場合はホイールに巻き込まれると、ハンガーがちぎたり、ホイールが昇天することも考えられます。

この減少はたすきがけのような使い方で起こりやすい印象です。


Case2:ガイドプーリーからの脱落


SSよりもGS(ロングゲージ)のほうが多い印象です。

基本的にディレイラー調整は相当激しいことをしても絶対にチェーンが落ちないように設定することが大切です。
起こり得る最速の動きを再現して調整を仕上げるのですが、駄目ですね。

レバーでゆっくり操作をする分にはチェーン落ちは落ちませんが、手でディレイラーをガンガン動かすと確実に落ちます。ガイドプーリーとテンションプーリー間でのチェーン落ちは上記Case1よりも確実にチェーンづまりが起きます。

このチェーンの脱落は純正ではまず起きません。ディレイラーを触っていて「んっ?」と思うと社外だった、そんなことがあります。

これの現象はリア変速を激しく使う場合に起こりえます。


基本的に走行中にチェーンが落ちる・脱落するということは滅茶苦茶危ないです。
ワタク氏自身もママチャリで親指の爪をふっ飛ばしたのは記憶にあたらしいです。
完全にチェーンが詰まったわけではなくて、一瞬飛んだだけです。それだってものすごく痛い思いをしました。

何がいいのか、自分で選択をするということは消費者として大切なことですネ。


▶まとめ

ロードバイクはディレイラーだけではなく、例えばホイールのフレであったり、ヘッドパーツのガタであったり、壊れる前に前もって対応することで寿命を伸ばしたりすることができます。

自分で整備ができなければ重症化する前に早めにショップへ相談に行くということも、結果的にはコスト安ですむ場合も多くあるということです。

自分で整備を行うときは”愛情をもって”気合を入れてしっかりと事故のないように行いましょう。

ということでできれば避けたいディレイラートラブルのお話しでした。



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フロントディレイラー調整 トラブルバスター
フロントディレイラー調整の続きです。

フロントディレイラー調整がうまくいかない場合の
ポイントをまとめてみましょう

▶ 変速不良
 ・インナーに落ちない
 ・アウターに上がらない

▶ 音鳴り

▶ チェーン落ち

フロントディレイラーの調整のポイントは
【走行中リア全段で音鳴しない】
を目標に調整をしていくといいと思います。

リア段数が多ければ多いほど調整はシビアになります。
以前の記事でもかきましたが、リアの段数が多くなるということは
ギア間が詰まっている状態です。

そこで【トリム】という機能を使ってインナートップ、アウターローでの
チェーンの干渉を完全に取り去る必要があります。

しかしこのあたりの調整は好みの問題でもあります。
「インナートップは使わなから多少擦れてもイイ」とか
「全段完璧に使いたい」とかです。

自分好みの調整にしましょう。

またペダリングの癖でも微妙なラインで音鳴が出る場合があります。

それはペダリング時「ガッ」と一番力のかかる部分で
フレームがしなり音鳴が出るものです。
右足だけ出ることもあれば左足だけ出ることもあります。
この時の音鳴りは「カラカラ、、、カラカラ、、、、カラカラ、、、」
ペダリングに合わせてトルクのかかるところのみ発生します。

ですので【台の上の調整】はあくまでも【仮調整】
走行しながらに最終調整をします。

今回はトラブルバスターということなので一個づつ行きましょう
※なぜその症状が出たかにもよります。
また、ディーラーマニュアルにもあるように
「変速機操作がスムーズにいかなくなった場合は、
洗浄し、すべての可動部に潤滑をして下さい。」
ですので潤滑はしましょう。
「リンク部のガタが大きくなると寿命です」ってことです。
しかしそこは世界のSHIMANO様、早々寿命を迎えることはないでしょう。

▶ 変速不良
 ・インナー(軽い方)に落ちない
  あまりないパターンです。ケーブルの張り過ぎが原因の場合が多いです。
  もしくはインナー側の調整ボルトが回ってしまった、
  ディレイラーの歪み、
  ディレイラーの固着 こんなところでしょう。
  
  状態を判断するためにケーブルをゆるめる、
  ケーブルを外す、これでも落ちないのであれば調整ボルトをゆるめる。
  スムーズにディレイラーが動いているかを確認
  スムーズに動いていないのであればディレイラーの潤滑不良、故障が考えられます。
  
  この辺りまで行けば解決できそうですね。

 ・アウターに上がらない
  よく見るパターンです。ケーブルを張ってみましょう。
  もしくはケーブルを一旦外してクランクを回しながら指で押してみましょう。
  これでスムーズに動くかどうか確認します。(前回の記事参照)
  これで動けば原因はケーブルです。しっかりと張りをもたせましょう。
  1年以上変えていないのであれば大した作業ではないので
  新品に変えてしまってもいいかもしれませんね。

  スムーズに上がらないのであればアウター側の調整ボルトをゆるめます。
  何をしてもチェーンが外側に脱落しない程度に調整しておくと楽です。
  後はケーブル側の調整で何とかなります。

▶ 音鳴り
  本日のメインディッシュです。
  音鳴りが消えない場合の調整です。
  まずどこのポジションで音鳴がでているかを確認します。
  
  リミット制御を少々いじります。
  前回に記事参照
  ケーブルを外しインナーローでどんなことをしてもチェーンが落ちないよう
  かつできるだけインナー側(内側)に調整します。

  クランクを回しながらアウタートップにして、アウター側でもどんなことをしても絶対
  にチェーンがアウターを飛び越えることがないようにできるだけ外側に調整します。

 
  ■この段階で指でフロントディレイラーのプルアームを押して操作しますので
   ディレイラーがスムーズに動くかどうか確認できる
はずです。
   ロングプルアーム以前のアームは鬼のように硬いのでくれぐれも指を挟まない
   ように注意をして行って下さい。
   ショートのモデルは動かないかもしれないぐらい硬いです。
   あまりに硬くて動かない場合はケーブルをゆるめに固定してダウンチューブ下の
   ケーブルを引っ張って操作した方がいいかもしれません。
   (ケーブルがインフレームの車体はできません。)
   そらぁ、レバー操作も硬いわけだ、、、
   こういったことからもロングプルアーム化は整備の質もあげられる素晴らしい
   改良であったことが伺えます。
   
   なんでこんなことをするかというと慣れてくればケーブル張ってでも調整は
   全然できますが、ケーブルによってディレイラーの動きを制御されてしまうと
   慣れていないうちは混乱しやすいため、できるだけ混乱しにくいように
   さっぱりと整備を進めるためです。 

  ★POINT★
  リミット制御の状態で絶対にどちら側にもチェーン落ちがしないように調整します。
  
  ここまできてからようやくケーブルを張ります。
  張り方は 前回に記事参照 して下さい。
  プルアームを押しながら張るでしたね。

  ここでケーブルを固定後にインナーローで音鳴がないか確認します。
  
  ★POINT★
  ケーブル固定後に更にケーブルを張ります。
  でインナーローで音鳴がしないぎりぎりのラインまで貼っていきます。
  これは見てやるよりも音を聞きながら調整するのがいいでしょう。

  普通ここまでの調整でほぼ調整は終わっていることが多いです。
  
  次はアウタートップに変速します。

  アウタートップで音鳴がないようにケーブルを張ります。
  
  ここまでくると気づいた方も多いでしょう
  そうです、最終調整はケーブルの張りだけなんですね。
  前回もかきましたが、フロントディレイラーの【振り幅】は
  Stiで制御されているので、振り幅をどっちよりに動かしてあげるか
  の調整をするだけ
なんです。

  インナー側に寄せたいのであればケーブルをゆるめる
  アウター側に寄せたいのであればケーブルを張る


  これだけです。
  
  後はフレームのしなりとか、ペダリングの癖とかで好みのように調整してきます。
  これは乗りながら調整していくことになります。

  そして全段の音鳴りを消すようにする。
  ということですね。

  ■ トリム操作で動かな場合
  それはアウター側のトリムで動かない場合はケーブルの張りすぎ
  インナー側で動かない場合はケーブルが緩すぎ です。
  またリミット制御が【トップローアジャストボルト】の調整がうまくできていなくても
  同じ現象が起きます。
  
  適切な位置までケーブル自体では引いていてもリミット制御が邪魔して、
  所定の位置まで行けない、その状態でトリム操作をしても、変わらないか
  あまり動かないためです。
  
▶ チェーン落ち
  これは主な原因はリミット制御です。
  またディレイラー本体の取り付けが変な方向、位置についている場合に起きます。
  取り付けはマニュアル通りに適切な高さ、適切な方向を再度ご確認下さい。
  チェーンリングと並行、プレートと歯の距離は1~3mmです。

ということで今回は前回の内容とかぶる部分も多少ありましたが、
トラブルバスターでした。
原因の解明は構造を理解してしまうのが一番早いので、
構造が理解できるように回りくどくなってしまいましたが
これが自分で調整をしていく上で重要なポイントだと思います。


調整系はマニュアルも大事ですが、SHIMANOパーツとフレーム(自転車)の
相性も大きく関係があります。
自転車はフレームとパーツとで全く違うメーカーが作成しているのが
面白いところであり、問題点でもあるところですね。

シマノはパーツごとに許容範囲を設定しているらしいのですが、
なにせフレームの材質や固さ、しなりまでは完全にはまるはずもなく
不具合が解消するのが非常に大変なこともありますから。

今回紹介した解決方法が全てではないです。
実はフロントディレイラーからの音ではなかった、とか
リアの調整不良で音が出ていた、とかもなくはないですから。

どうてしもできない時は信頼できる自転車屋さんに持って行って
正直に聞いてみてもいいかもしれません。
購入したとこじゃなくてもいいと思います。

どうしても解消できない問題を自転車屋さんは欲しがるものです。
私は欲しいです、、、
それは「特殊事例を解消するための技術」を手に入れることが
できるかもしれないからです。。
自転車屋として技術を売りにしているお店は金額は高いですが、
他店には持っていない技術を持っているから高いんです。

自転車屋さんは技術の差の開きが大きいです。
ディーラーだから大手だからいいということは一概に当てはまらない
場合もあるかもしれませんね。

今回はフロントディレイラーのトラブルバスターでした。

TOPsumaho9

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