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タグ:ハブ

シマノホイール ハブのシール性能実験 対洗剤・水分


以前からやりたいやりたいとは思っていた企画(?)だったのですが、重い腰が持ち上がらず。。。

ということで今回は題名のまんまなんですが、シマノホイールのハブのシールド性能に関して、実験をしたよってことです。

そもそもホイールのハブって言うと、、、

「水をかけてもいいの?」

「洗車のときに洗剤は?」

そんな疑問がお有りかと思います。

ワタク氏自身もどの程度水の侵入があるかどうかが不明だったので折角なのでやってみました。

ということでうちの2回に転がっていたリム曲がり品のRS21リアホイールがありますのでそちらを使ってシマノのホイールハブのシールド性能の実験です。



ということで早速モデルはこちら!

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なんら変哲のないRS21のリアホイールです。

シマノのロード用のハブは「ラビリンス構造&コンタクトシール」という機構を採用しています。

ラビリンス構造&コンタクトシール シマノ公式ページ
http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/customer-service/s-bike_function/ra-line/labyrinth.html
 
コイツがどの程度のシールド性能なのか楽しみです。


PB224051

何ら変哲はないですが、普通にグリスアップをしたものです。

RS21のグリスはAZのウレアが入っていました。

これは壊す前にグリスアップしているので、、、開けたのは3年ぶりぐらいかもしれません。

グリスの色を見れば全然悪い状態ではないのでこのままです。

グリスの量はこんな感じです。

PB224053

 いい感じにグリスが馴染んでいます。

フリー側は少し盛り気味。

PB224054
 

せっかくなので玉あたりを緩めにセット、、、「入れるもんなら入ってみやがれ!」そんなかんじです(笑

この状態で少々ホコリを被って汚いので徹底的にキレイにします。
要は・・・実験です(笑

PB224057

 もちろんキレイにするものはシマノ推奨の中性洗剤(ごく普通の食卓洗剤)です。

早速ザバザバと洗っていきましょう!

まずは汚れの溜まりやすいフローボディ側から、、、
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いつもより洗剤を少々濃い目でガンガン洗っていきます。

反フリー側も同じくグルングルン回しながら徹底的にキレイにします。

PB224060

だいぶキレイになってきました。

洗剤攻め洗浄はこれにて終了。

かなりの勢いでゴシゴシじゃぶじゃぶしましたよ!


次は(水攻め)すすぎです。

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色々な水圧を試してガンガン流してきます。

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フリー側もしっかりと洗剤分を落とします。

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雨天走行も想定して、ガンガン回していきます。

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普段ではありえない角度まで

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フリー部をもってふってみたり、、、

かれこれ10分ぐらいは写真を取りながら回していました。


そして最後はエアブロー!

コンプレッサーはないので、米バルブとフロアポンプで代用です。

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反フリー側、、、

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 これも回しながらいろいろな角度である程度、水が飛ぶぐらいの風圧はかけて見ました。

あとは通常の洗車のようにマイクロファイバークロスで拭き上げました。

これで水攻め、洗剤攻め 雨を想定した洗車は終了です。

洗車の拭き上げ後に、コレマタ5分ぐらいホイールを空転させてました。



これでどうなったかを見てみます。

ハブの手応えは、、、全く変わりません!

スゾイゾシマノヽ(*´∀`)ノビバッラビリンス!!
このぐらいで侵入するとは考えにくいですが、、、

では実際にハブの洗浄と雨天走行想定の10分ぐらいの雨ではどうなるか?

開けてみてみましょう。

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ヤッパリ洗浄後(?)はめちゃくちゃキレイですね。

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こちらもめちゃくちゃキレイ!


・・・もったえぶりました。

パカっと、、、

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こちら半フリー側のロックナットと間座です。

まったくグリスがうっすら残っています。

PB224087
 
こちらも玉押しを外側から見た部分ですが、軸付近の輝きもすべてグリスで水分の残りはほぼありません。


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パカっと、、、 

玉押しの内側に水滴が数滴(画像玉押しの左側)ありました。

まぁ特に個々はシールド部分ではないのでここまでの侵入は想定内です。

肝心なのはこちら!

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 ラビリンス構造&コンタクトシールここですね。

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シールリングの外側部には水分があります。

ここまでは侵入しているということです。

玉押しの形状や構造を考えれば仕方ないというか、入るでしょう。


この先シールリングを外すと、、、

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 まったく水分の侵入はない模様です。

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もりもりにもった(笑)グリスがほぼほぼ完全なまま残っています。

隙間からの侵入も確認はできませんでした。


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たま受け側です。

フリーボディ側もシールリングの外側はびしょびしょですが、、、

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内側までの侵入は確認できませんでした。

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抜いたシャフトもこんな感じです。

グリスがきれいな状態で変化はありません。

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ちなみにウレアグリスは水分と混ぜると白っぽくなります。

比べていただけれはわかるかと思いますが、白濁化は起こっておりませんでした。



今回は
・洗剤通常の洗車時よりもかなり丁寧に5分ぐらい、
・すすぎに関してもかなり念入りに、ハブを回転させたり、変な角度にしたり様々なアプローチで水をかけること10分以上。
・内部への水分の侵入は十分に防ぐことができた。


これが実験の結果でした。

シマノ社のシール構造はハブもBBもですが、かなりと強いと言うのは有名なお話しです。

変な話シマノ純正品はシールリングを外したり、加工をしたりしてシール性を犠牲にして回転を上げる、そんな裏技的なこともありますが、やはり普段使いをする上で雨の日は乗らないとしても、不意な雨や、ぬかるみだって考えられますのでおすすめができるかというと余りお薦めはできず、、、寿命を犠牲にするようなことをするのであればその他の整備をしっかりとしたほうがいいと思います。

今回はたった一度の洗車や、水の当たる時間も短いので通常の雨天走行の完全な再現とまでは行きませんがそれでもこのシールド性能はやはりいいと思います。

サードパティ製のBBで「雨天走行時はオーバーホールをして下さい、」こんな物もありますが毎回?ということを考えると利便性がいいとはお世辞にも言えないです。

というか異物や水分の侵入に弱いということは寧ろ普段使いとしては非常に不自由なものであると思います。

ジャバジャバ洗車もできないようなものは、、、ロードバイクをきれいな状態を保っておくことが大変だし、個人的にはおすすめできません。

ということで今回はシマノのハブのシール性能を実験で試してみる、、、そんなお話しでした。

※水分の侵入がある程度防げるとは言え、グリスの入れ替えやオーバーホールが必要ないということではありません。必要に応じてしっかりとメンテナンスをしてあげることで、いい状態を長く保つことができます。しっかりとメンテナンスをしてあげましょう!


あとはこのまま半年ぐらいまた寝かせておいて、サビ等が発生していなければ水分の侵入は防げていたということになるでしょう。

ヾ(*´∀`*)ノ<ラビリンス構造&コンタクトシール!




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スポークテンションから見えてくるホイール剛性と進むホイールのお話


最近大変面白い【おもちゃ】工具を使ってよくいじっているものがあります。

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これです。

Parktool TM-1 スポークテンションメーターです。
再構成もしてもらえるといういいもんです。

実はスポークテンションメーターはHOZANからも超弩級の価格(ZONDAよりも高い!)のものが出て入るのですが、あちらはプレーンタイプのスポークのみの適応となっているので、最近のブレード(エアロ形状)タイプのスポークテンションはこちらが適応となります。

※今回は完全にワタクシの主観しかないお話しでして(笑)
体感というもの個々の感じ方だけではなく、体重や乗り方、ペダリング、ケイデンスでも大きく感じ方が変わってくることが御座いますのであくまでもイチアホな主観としてお読みいただければと思います。



ということで本題へ、、、

誰でも見ればパッとわかることなんですが、ホイールは【リム】【スポーク】【ハブ】この3つで構成されています。( ゚Д゚)アタリマエダー

ホイールの剛性とはこの3つのパーツの組み合わせから成り立っているということです。

最近うちにあるRS81-C35をいじくりまわさせてもらっているのですが、これが面白いんですね。

これがスポークテンションの適正値ですが、

Racing3
フロント 110-130kg
リア R(ドライブ側) 120-145kg
リア L  80-100kg

RS81-C35とかRS21とか、、、
フロント 100-140kgf
リア R(ドライブ側) 120-150kgf
リア L  60-90kgf

シマノはリアのL側がものすごくぬるく感じでしまいます。
実際に触って、ニギニギしてもぬるい!

ぬるいがいけないかというと「全くいけなくありません。」

ワタクシは複雑な計算は中学生ぐらいからリアタイヤ気味なのでよくわかりません(笑

しかし自転車が進む仕組みをものすごく単純に考えてみます。

rect4211
①ペダルを踏む(クランクが回る)
②チェーンが動く
③チェーンの動きでリアハブが回る
④スポークからリムへと力が伝わる
⑤リム(タイア)が回る

例えばチェーンがゴムのように伸びる素材だったら、ものすごく気持ちの悪い進み方をすると思います。

踏んだ瞬間③の動きに【タメ】が生まれます。

ためられた力はのびたチェーン(ゴムと考えて下さい。)が縮むことによって一気に開放されてハブが周ります。それとともにゴムが戻る(縮む)ときペダルへの反作用がものすごく働きます。この場合のペダル踏んだときの重さはこの「戻る力」が大きく働いているときに感じることになります。

チェーンをゴムとして考えると考えやすいですね。


これが実際の自転車ではスポークの柔らかさ等で起こり得ると考えます。

「ゴンッ!」
と踏んだ瞬間にハブまでは一気に力が伝わります。

ハブが回ろうとする力でスポークが引っ張られてリムへと力を伝えます。

スポーク溜め込まれた力は反作用と作用の釣り合いが作用側に傾いた際に前に進む力としてリムまで伝わり自転車が進むということです。


当然スポークだけの動きだけではなくてリムも、、、と考える必要はありますが、(わかりやすく考えるためにです)こういった動きがホイール自体の「動き」であると考えられます。


これともう一つスポークやリムの役割としては衝撃吸収ということがあります。

トラック競技のように路面状況がものすごくいい場合は路面をタイヤが追従しやすく影響が余りありませんが、一般道路はいわゆる路面の【荒れ】であるとか、【ギャップ】その他もろもろの影響で後輪(駆動輪)のトラクションが頻繁に抜けることがあります。

駆動輪のトラクション抜けは当然進みませんのでトラクションがかからないというのは致命的です。
これはフレームも関係してきますが今回はホイールだけのお話しです。

それに路面のあれをもろに拾ってしまうようであればものすごく乗り心地が悪くなります。


ではどうすれば路面を上手く追従できる、いなすことができるようになるのか?ということですが、それはある程度スポークがハブ軸に対して自由に動く必要があります(もちろんタイヤもですが。)

タイヤの動きと、スポーク(リム)の動きで路面の細かい起伏に追従する動きがきちんとできるということが、路面をしっかりと掴んで【進む】ことにつながりますし、衝撃をもろに伝えないように乗り心地と言うものを確保できるようになります。

スポークの編み方、太さ、テンションこれらを適切にしてあげることで、踏んだときはかかりがよく、衝撃吸収に対しても柔軟に対応することで進ませる事ができる、このとても微妙なラインの調整、これがメーカーの長年の技術の結晶であるということですね。




もちろん乗り心地だけではありません。ハブベアリングへの負担も減らす事ができます。

似たような動きをハブ内に取り入れたのが有名なG社のハブですね。

これはリムの動きではなくて、ハブの回転を振動がジャマをしないようにハブ内にサスペンション的な要素をもたせたものです。

路面の状況等によってかかる衝撃荷重をベアリングに伝えないという構造です。

ベアリングは回転性能を司るもので、衝撃や過負荷を旨いこと「いなす」ことでベアリングを超スムーズにまわす、回転効率を飛躍的に向上させるということです。

住宅で考えるとわかりやすいですが、
耐震住宅:強い揺れにも耐えられる強度を持つ
免震住宅:強い揺れをいなすことで住宅に掛かる負担を減らす。

まさにこういうことだと思います。

路面のあれている状況でスピードがガクッとおちたり、ペダルがなんだか重くなる。こんな状況は正にベアリングに負担がかかっていることも一つの要因(もう一つはリム、後述)だと考えられます。

こういった振動、衝撃によるベアリングへの衝撃荷重はハブだけでではなくて、BBにも影響があります。

そのうちBBにもダンパー内蔵のものができるかも、、、理屈で考えれば回転効率は細かい振動が吸収されることで上がりますし、乗り手への負担も減らすことができると考えています。

踏んだときのリニア感を損なわないが、衝撃だけを上手く吸収する、、、難しそうですが、現在のフレームの傾向もそうですが、乗り手への負担を減らす、こんなことも重要なことと捉えられてくていますからネ。
未来の技術ですね。



とお話しはそれまくりましたが、

進まないホイールを考えるということです

やれたホイール(スポークテンションの落ちた)のスポークテンションを適正値にもどすことで「シャキッと感が出る」
これは有名なお話しでありますし、ワタク氏自身も体感できたところです。

理屈的に考えれば間違いないことです。

踏んだ瞬間にタイヤまで一気に力が伝わるということはスポークが硬ければ硬いほうが、リニアに素早く、確実に伝わります。

これがスポークテンションの落ちたホイールの「進まない感」の原因の一つだと思います。

ということは、スポークテンションがダラ付いたホイールは適正値内でしっかりと戻してあげることでシャキッと感が出る。ってことですね。



これと進まないホイールにはもう一つの理由が考えられます。

リムの剛性です。

実体験からのお話しですが、リムの剛性はいわゆる【進む】ことに大きく関係していると思います。
「ゴンッ」と踏んでも「ギュンギュン」回してもリムが真円を保っていられるということは大切だということです。

リムの剛性が弱いとどう云うことが起きるのかというと、、、

①スポークテンションを上げることができない。

スポークテンションを上げていくことでリムが耐えられないことが考えられます。
適正スポークテンションがめちゃくちゃ低いリムはチョット怖いです。。。

リムが頑丈であればスポークテンションは高くも設定できるはずです。ものすごく単純に考えるとメーカー推奨の許容範囲が低く狭すぎるものはリムの剛性不足を疑ってしまいます。

②踏んだとき・外部的要因でのたわみが大きすぎてしまう。

=剛性不足、コシがない、いわゆる進まないホイールであるということです。
よくリムハイトの低いホイールでパワーのある方が乗ったときの感想であるものですネ。

リムの剛性は基本的に高ければ高いほど進むのでは?ということです。
そのために昨今かっこよくて人気のディープリムこれは空力的なお話しだけではなく、リムの剛性を確保するという意味でも理にかなっていると思います。

太く、薄く、軽く、しっかりと剛性を確保する。昨今のフレームのトレンドもこうなってきていますね。

ワイドリムなんかも剛性アップには役に立ちますね。



ではリム剛性が弱いホイールはどうするのか?ということですが、

もうこれしかありませんが、スポークテンションを上げ気味にするということです。
これによりたわみがへり、剛性が若干上がることが考えられます。その為ダラッとした感が減り、進むように感じることがあります。

ということから例えばWH-R500シマノの超有名所のホイールです。
これなんかは200kgfまで上げても大丈夫なんて言う情報も、、、ホントか嘘かはわかりませんので絶対にやらないで下さい。
※メーカー推奨外の整備はおすすめ致しません。
これはリムが頑丈だからということが考えれらます。

頑丈と剛性が高いということはほぼほぼイコールの場合が多いですが、イコールではない場合もあります。

しかし200kgfまで上げた、問題がなかった。ということが本当だとするとかなり強いリムであることが考えられます。
こういった場合で進むor進まないということを考えれば、例えば
200kgfまでスポークテンションを上げた。
→進むようになった。

これは乗り手のパワーの入力に対して剛性が足りなかったことが考えられます。
「エイっ」て踏んだときに各所が剛性不足で、たわんだり、歪んだり、パワーが上手く伝わらないことで気持ちが悪い状態になるということですね。

例えば150kgfではどうだったのか?

そんなことを考えればどうすればよいかがわかってくると思います。


前述したように、パワーがある、体重がある、トルク型のゴリマッチョのスプリンターであれば少しでも硬いほうがパワーのロスが少ないのかもしれません。

しかしワタクシの様な怪我持ち貧脚のものには高すぎるスポークテンションとリムのバランスで剛性のほうが勝ってしまうことでメリットよりも、むしろ弊害が大きくなります。

硬すぎる弊害を考えた上で、しっかりと適当なスポークテンションに導くことが進むホイールを作るということにつながると思います。

というのも頑丈なリムだからできるお話しであって、いわゆる決勝用であったり限界ギリギリのセッティングの超軽量ホイールはスポークテンションをあまり上げられ無いことあります。
上げることで「ペキッ」と・・・orz

弱いリムはびっくりするぐらい簡単に折れますので。。。




しかし、しかしです。これだけではありません。

逆にリム剛性が高いホイールはスポークテンションをむやみに上げるとどうなるか、、、
これが味噌醤油なんです(笑

「進む進まないの問題ではなく、余り変わらなく、乗り心地が悪くなります。」
ではもう少しでも進むようになるかというと、、、一定の値を超えると余り変わりません。

スポークはと言うと、リムに回転のパワーを伝えるたり、路面に対して力の入力等に大切なものです。

しかしココだけを固くすれば反応は速くなるのかもしれませんが、よっぽどダルンダルンでなければある程度のしなったとしても前へ進む推進力として、伝えることはできます。

さらにデメリットとして、前述したようにハブベアリングへの衝撃増加が考えられます。
ハブベアリングへの衝撃負荷は回転性能の低下につながるということはG社のハブの構造からも考えられることです。

適正なスポークテンションにしましょう。ということです。

一定の硬さまではレスポンス向上、パワーロス減少が見込めますが、ある一定のラインを超えるとあとは「乗り心地が悪くなるだけ、、、」こんな減少が起きます。

ではそれがどのくらいかというと、、、一人一人全く違いますし、ホイールによっても全く違います。


路面からの振動、衝撃のことを考えると、リムが弱い、ハブが弱いということは致命的です。

つまりホイールの各所が真円を保っていられなければ失速や、パワーロスにつながります。

細かい振動を上手く吸収したりすることで、寧ろリムの変形を抑えて、前へ前へとすすめるためにはある程度スポークには柔らかさ(動き)が必要なのではないかと思います。


レー3もスポークを鬼のように張ったり、かなり緩めてみたりもしましたが、
・激ダルダル、、、たしかに反応が悪い
・適正、、、もともとの硬めと言われているだけあって硬いがリニア(素直)に進む
・パツンパツン、、、気持ち進むように感じ、反応は確かに良くはなるがトータル的に見てそれが速く走れることにつながるかというと、、、
疑問なところが多いです。

※ダルダルからビシっと適正値まで張って上げるとすごく気持ちがいいですよ。


以上のことから、ワタクシにとってのRacing3というホイールはリムの剛性は十分、いわゆるバランスの良いホイールということにつながります。

ですので必要以上にスポークを引っ張ることはレスポンス向上よりも、寧ろデメリットの方が際立ってしまうということです。


さらにRS81は35mmハイト、レー3よりもリム高も高く、重いです。
ということは単純に考えても、リムの剛性がレー3よりも高いことが考えられます。
このことから考えるに、RS81-C35でスポークテンションを必要以上に上げることは総合的にみても良いことではない、そんな事が考えられます。

RS21、コスパ抜群のいわゆる結構進むホイールです。
コイツもリムの剛性はバッチリ、、、と言うかあんだけ重いリムなんでしっかりと確保してある可能性が高いです。
ということを考えると、スポークテンションをむやみに上げないほうがトータル性能的に見て進むホイール、ということが考えられます。

RS21は進む感じが気持ち良いので寧ろスポークテンションに関しては出荷状態からほぼほぼいじらないで乗るということがいいと思います。変にパツンパツンにしたりせずに落ちてきたものを直してあげるぐらいにしておく。ということです。

おそらくこれを落としてしまうと逆に気持ち悪くなると思います。
要はリムの剛性とスポークテンションのバランスがものすごく大切ということです。


というのがワタクシがココ最近ホイールをいじくり回して実際に体感できた効果ということです。

スポークテンションをいじるのはものすごく楽しいです。

時々とんでもないのがあります(笑

RS81、、、うちに来た当初はフロントは160kgf超、、、なんでこんなことになるんだかは不明ですが、ワタクシの足では完全にホイールに負けた状態であったということです。

ホイールに負けた状態とは、、、

剛性が高すぎてただ乗り心地が悪い状態のことを指します。

これを130kgfぐらいまで落としたんですが、ダル感はまったくありません。

寧ろ乗り心地が良くなってトータルバランス的に良くなったと考えることができます。


その人にとっての適正スポークテンションは実際に乗って、感じたところをいじってみる他ないと思います。

体重や脚力、乗り方、ペダリングでも全く変わってきますので。。。

シマノもある程度の許容幅をとってあるのはマニュアルにも記載があります。


ある程度の幅であれば自分好みに調整ができるというのが完組でもいいところだと思います。

ということで進むホイールということを考えると、、、

①リムの剛性
②スポークの編み方、テンション等
③ハブの剛性


この辺がとても重要になっていると思います。

・リムの剛性が高ければスポークテンションで味付けがしやすくなる。
・ハブの剛性が高くなれば【耐震住宅】のように回転性能が向上する
・上げすぎたスポークテンションによってハブベアリングの性能を落とすことも考えられ、またリムを壊したり、スポークが切れたり、デメリットも多くある。
ただただ上げればいいってもんでもないってことです。

・高すぎるホイール剛性はデメリットも多くある
・剛性が低すぎると感じたらある程度できることはあるが限界があるためゴミ箱行きのことも、、、


こんなことがまとめとして考えられるでしょう。

とういうことで軒並みのお話しにはなってしまいますが、
「ディープリムやワイドリムホイールは空力的なお話しだけではなくて、剛性の面から見ても進むホイールを作りやすい」ってことです。

そうそう、ホイールの剛性ってなんて貧脚だとよくわからない、、、そんなお話もよく見ますが、貧脚だってしっかりわかりますよ。
これに関してはパワーの有るなしではなくて、分かる人はわかる、分からない人はわからない、というところですが、何にせよ、今あるものとしっかりと向き合っている方はものすごくわかりやすいと思います。

ということで手元にあるちょっとステキなロードバイクを大切にして、しっかりと向き合って、乗りまくる!まずはここからということですね。

ということでホイールは千差万別。

硬さと剛性、パワーと乗り方、、、全てにおいてバランスがとっても大事!

そんな「スポークテンションから見えてくるホイール剛性と進むホイールのお話」ということでした。


※上げすぎ・上げすぎ等過度の調整は機材破損のリスクを伴います。
 おすすめはできませんし、くれぐれもご注意してプロの判断を仰ぐことをおすすめします。




Wiggleさんでブラックフライデーが控えてますよ。。。


+++++++++++++++
今回使用したものはこちら

PARKTOOL(パークツール)のTM-1です。
アフターサービス等を考えてもコスパいいのではと思います。
Amazonが現在結構お買い得ですね。

なにはなくともこれがないとスポークはいじれません。
安いからといって侮るなかれ!です。
ママチャリからロード用のホイールまで一個でこなしてしまういいやつです。


ダメだったらもっといいやつを買えばいいやなんて考えていたのですが、なんだかんだで結構長いこと使っています。
固定するテーブルがジャストサイズのためおもいっきり回してもびくともしないです。
個人的には振れ取り台は安定感が超重要と思います。
これって結構いいんでないかな。。。
テーブル固定は床に置くよりも目線が高くなるし、腰痛持ちのワタクシにはとても優しいです。

自転車ひっくり返してやるよりももう少し細かく作業ができます。


あったら絶対に便利なデジタルノギスです。
スポークの幅をはかったり、、、
APに行った際に衝動買いしてしまいましたがヤッパリあれば便利です。



エアロ形状のスポークはこれがないと作業効率だだ下がりです。
ただただスポークを挟んで供回りを防ぐだけなのですが、もうこれなしでは考えられません。
お持ちのスポークがエアロ形状(ブレード型)の場合は必須かと、、、

こうして少しずつ、家に整備用品の山が出来上がってくるわけです(笑

大幅にスポークテンションをいじる場合はあったほうがいいのはセンターゲージです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

PWT プロフェッショナル リム センターゲージ WAG1930
価格:3659円(税込、送料別) (2016/11/21時点)

ワタクシも使用していますが、必要十分な性能です。


 
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カップアンドコーンベアリング 徹底的にハブの玉当たり調整②


RS81、、、
デジタルコーンベアリングアジャストシステム、、、
ぐるぐる回る、、、、

昨日はほぼほぼ丸一日深夜まで永遠と玉あたりの調整をやっておりました。。。orz

なんとかある程度納得のできる範囲に収めることができました。

これだから楽しくて仕方がありません!


ということで今回はカップアンドコーンの玉当たり調整のかな~り突っ込んだマニアックなお話しです。

通常「ココまでは必要ねえッペ、、、」そんなところのお話しもおり混ぜながら行きましょう。
 
※今回は机上の空論的なことも多くあるかもしれません、と言うか本記事はほぼワタクシの妄想です(笑 何が正解かはわかりません。いろいろな意見や考え方の中で自分にとって最良の方法を選択することをおすすめいたします。





▶デジタルコーンベアリングアジャストシステム


クイックリリース締付の影響がなく、なめらかな回転を保つ新機構。

これがシマノのテクノロジーということなんですが、コイツを検証してみます。

では実際はどうかというと、、、

簡単ですね。画像左がクイックをユルユルの状態、右がクイックをしっかりと締めた状態です。
image4155

これで回転に差がなければ確かにクイックの締め付けの影響が全く無いといえると思いましたが、、、

Σ(゚Д゚)...エッ,,,


まぁ差は出ますね。。。なんでやッ?



▶金属も縮む(圧縮される)と考える

上のことからもシマノの見解としては締め付けの影響がないとのことですが、実際にでているからには何か考えなくてはいけません。

ということで「金属は縮む」と考えてみます。


rect4448

玉押し(水色)を締め込んでいくことで適切な【アタリ】を出すというものです。

これが緩ければベアリング球と玉押し、玉受けに空間が生まれます。

いわゆる【ガタ】があるという状態です。


この状態での運用を続ける事によって「衝撃」等の影響で玉受けやボール、各金属にキズが入るというものです。

P8014401
※参考画像、いわゆる玉押しの「虫食い」状態です。

これがあるとベアリングの「ゴロツキ」「ざらつき」につながり回転抵抗が増してしまいます。

こうなってしまったら基本的には交換になります。

このままの運用では更にボールを傷付けることになったり、傷ついたボールが回転することで更に周りの玉押しにもキズが入ることも考えられるということです。


しかしこの言わゆるガタがある状態はいわば究極にベアリングが自由に動ける状態、「スルッスル!」ということです。

ということは前回チラッとお話しを出しましたが、無負荷状態(無負荷ということは理論的にありえませんが、荷重がないという意味です)での回転はものすごく軽くなります。



では逆にキツすぎるとどうなるのかというと、、、

rect4593

画像ではオーバーに書いてありますが、ボールが強く押し付けられることで当然金属同士の摩擦が強くなることで回転が悪くなる、いわゆる【ゴロゴロ】という状態が起きます。

またこのままの運用を長く続けていくとボールやレースが削れていくことが考えられます。


ということは結果的に見てボールと受け押しがちょうどいい塩梅に調整されていることで本来の力を発揮することができるということですね。



というのが長い前置きでして、、、、


まずはクイックの締め付けによる影響のことを考えます。

 基本的にクイックはアクスル(シャフト・軸)を圧迫する形なりますので、ハブ外側(フランジとか)に直接圧力がかかるものではありません、

image4233

画像の赤い部分がロックボルトと呼ばれる物でコイツを締めるることで最終的にアクスルを固定します。

 
金属が圧縮により縮むのか、その他のものが圧縮されて縮むのかはワタクシの専門外ですので詳しいことは不明ですが、重要なのはそこではありません。

重要なのは結果の方「クイックの締め付けで玉当たりが変わる」ということです。

これは実験、上の方にも書きましたが現象として現れています。

「回転が鈍くなる、」「玉当たりが渋くなる、」こんなコトを考えれば玉押しがより強くベアリング球を押しているという可能性が高くなります。

rect4600

 画像の濃い色の部分が実際にクイックの影響を受けると考えられる部分です。

それ以外は間接的にクイックの影響を受けることはありますが、基本的に直接的な影響は考えられないとします。



これともう一つ重要なところがあります。

無負荷状態の回転ではなくて、荷重がかかった際に金属がどういった動きをするのかというところです。

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※ものすごくオーバーに書いています。
 
実際にはこんなことはおきるかどうかは不明ですが、荷重がかかった際はクイックの締め付けで影響を受ける可能性があるのであれば高負荷状態ではこのような状態も考えられなくはないということです。

アクスルも荷重がかかると変形するのではないかということ。
(クイック?)

これともうひとつ

金属が変形するのであればベアリング球も負荷によって少しは変形する可能性は無いのか?

ということです。

もしもベアリング球が荷重によって変形が考えられるのであれば、玉当たり調整は限界キリキリの玉あたりにしてしまえば荷重がかかった状態ではガタが出てしまいます。

ということは無負荷の状態では多少ゴリがあるぐらいキツめに調整をしておくことで、荷重がかかった際にちょうどよくなる。そんなことも考えられなくはありません。



とまぁこんなコトを考え出すと止まらなくなってしいます(笑

頭のなかでの考えのお話しですので、何が正しいとかではまったくなく、そんなアホなこと考えて、、、そのぐらいに考えていただければと思います。

いやぁしかしハブの調整で午前様とか、、、これだから楽しくて仕方がないのですね。。。



「でぇ、結局どうすんのっ?」ってお話しですが、ワタクシはやはり、

・どうあってもガタが出るのは嫌です。
・虫食いのあるベアリングを使うのは嫌です。
・無負荷状態の回転が重いもの嫌です。

↑↑↑もう我儘言いたい放題です(笑

ってことで
①完全にガタが無くなるように外した状態で調整
②クリックをガンじめしても回転が重くならないような調整

ものすごく針穴に通すような調整ですが、必ずできます。
・・・と信じてやることが大切なんです。
②の許容範囲によって針穴の大きさが大きくも小さくもなります。
また無負荷の回転力は空転時間で測ったりもするようですが、時間は結構どうでもいいです。
10分とかストップウォッチ見ながらまってるのめんどくさいし、時間が勿体ない
静止後の逆転、ココだけ見ればいいと思います。

批判をするわけではありませんが、時々ネットでハブの玉当り調整を紹介している動画があります。
しかしフルクラムでもシマノでもカンパでもそうですが、よく見てみると最後の玉押しを固定する段階で玉押しが動いてしまっている方を時々見かけます。

本当にカリッカリのぎりぎりの設定を出すのであれば最後の固定までココと決めたところからは1°たりとも動かしたくないものです。
調整後は全く玉押しが動かないように玉押しを固定するまでは気を抜くことはできません。

深夜の作業で最後の最後で動いてしまったり、、、

ヽ《 ゚Д゚》ノ ア゛ァァァァァァ

orz...


ということでまとめです。

①360°ガタは出ないほうがいいと思います。

②実際の乗車時を考えて多少きつめでも良い?



う~ん、こんなコトを考えると、緩すぎることによる「虫喰い」よりも、キツすぎることによる「摩耗」のほうが幾分 ましのような気がしますが、、、


何を選んで、どんな調整をするかはアナタ次第!

おそらくショップでは殆どの場合は必ずガタを消してくるはずです。
ガタが出たまま「これでいい!」というところあったら紹介してほしいぐらいです(笑
虫食いは整備不良の可能性が高いですし、摩耗は使用していれば仕方がない、とも言えなくもないです。



しかしこれだけはきちんと守りましょう。

セイビハアイジョー!( ゚Д゚)//

ありがとうございましたm(_ _)m


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