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タグ:ベアリング

ベアリングの健康診断

昨日に引き続きベアリングネタです。
前回さらっと、、、本当にさらっとですが、書きましたとおりベアリングの健康診断のお話です。
とはいっても最終的には開けてみないとなんともいい難いというところもありますが、「怪しい、」「変かも、」そんなことに気がつけることが、いいかと思います。

では実際に具合の悪いベアリング2種類を見てみます。


▶カップアンドコーンの場合
P8024420
まずはこちら、シマノホイールの玉押しです。
左が不健康満載、、、と言うかもう使えない玉押しです。
右は新品の玉押しです。

これはグレード等にもよると思いますが、新品状態を見ていただければわかるかと思うのですが、使い込んでいくうちに内部は鏡面仕上げの用にキレイになります。

PB103936

こちらRS81の玉押しASSYです。
上が使用していたもの、下が新品の状態です。

カップアンドコーンはガタが絶対に出ないように与圧をかけて調整をしますので、薄っすらと線上痕ができます。
新品の状態では(おそらく)機械仕上げのままです。

もう一発
P4204029

こちらはレーシング3の玉押しです。
こちらも薄っすらと線状痕があります。

この状態では問題はないでしょう。
しかし調整・メンテ不足まま乗っているとどうなって行くのかというと、、、

P8014401

コレがカップアンドコーンで比較よく見られる虫食いという状態です。

何らかの原因で過負荷がかかった際に玉押しが負けてしまうというものです。 
こうなったら交換するしかありません。
 
大体カンパ・フルクラムは玉受けまで交換できますが(パーツの入手は別として、)、シマノホイールは 玉受け単体の交換はできません。玉受けがだめになったらハブの死亡宣告です。
とはいってもそこは世界のシマノ様、各所の硬さを少しづつ変えているというお話もどっかで見た気がします。確か硬い順に”玉受け→ボール→玉押し”だった気がします。
それにカップアンドコーンの構造を考えてみれば、
rect5986
こういうことかと(笑


お話を戻しましょう。

では実際に虫食いがあるとどういう状態になるかというと、”ゴロツキ”が1番特徴的なものです。

ハブを持って回した時、また車体に組み付いている場合でもフォークに触れればザラザラとした感触が伝わることもあります。
場合によってはゴロゴロという音まで聞こえてくるときもあるぐらいです。

判断基準がわかりにくい場合は、新品、またはのきれいな状態のハブの回転を触ってみるのがいいと思います。新品状態はすこしざらつきのあるものもありますが、それでも傷が入っているような感触はありません。イメージ的に言うと、「サーーーッ」「ザーーーーッ」は新品ではあり得るかと思います。
「ンーーーーッ」ぐらいが最高の感触です。傷があると「ザーーーーーッ」(玉当たりがキツイのと似ている感覚。)「ザララザラザラ、、、、」「ゴロゴロゴロゴロッ」となります。
全く変な擬音語的なものでゴメンナサイ。詳細をご所望の場合は当店までお越しくださいm(_ _)m

このまま乗り続けていれば玉押しの傷はボールへと広がり、更には傷ついたボールが回転することで玉受けにまで傷が入ってしまうことも考えられなくはないです。
とはいっても大体そこまで至る前に気がつく場合が多いです。




で、「どの位走ったらアウトなの?」「何キロ?」ということはケースバイケースなので一概には言えません。とりあえず、回転なんかを定期的に確認して、「おやっ?」なにか異変を感じたらメンテナンスをする、できなければショップに持っていくということをおすすめします。
自転車をキレイに保ち、異変に気づくためにも状態のいいものをしっかりと触って覚えておくこと、コレが大切だと思います。

定期的にメンテナンスに出していれば問題がない場合が多いですが、もう何年もご無沙汰で、、、そんなメンテナンスをあまり行っていない場合はもちろん全く問題のない場合もありますが、心配なときは一度ショップへ足を運んでもいいと思います。
 
とはいってもロードバイクではこんな虫食い、即交換ですがママチャリだと、、、結構虫食いあっても行けてしまう場合も(イケてるわけではありませんが、ごまかしながら、、、)多分こんなケースも多々あると思います。そもそもハブのシール構造はお粗末極まり無いものちょっとあれなものが結構あります(;´∀`)というかシールなんて無いに等しぃ・・・(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ハウッ


カップアンドコーンの調整は店員さんの腕が問われる所でもあります。
どこまでやってくれるかというと、、、それはもちろんお店にもよるかとは思いますが差が出てくるところも無いといえば嘘になるかと思いますヨ。


✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂
少々余談ですが、もうクイックの締付け加減でガタが出てしまうぐらいの限界ギリギリカリカリのセッティングで試してみたことがあるのですが、それでも線状痕は玉押しの片側にだけうっすらできました。まぁこんなギリギリでやっても、、、大きな違いはわかりませんのでマージンをとったセッティングで楽に楽しく乗るほうが精神衛生上イイと思います。
それならドリンクとっとと飲んで減らしたほうがよっぽど軽いかも(笑
冗談です。。。




▶カートリッジベアリング
 
カップアンドコーンの用に調整は基本的にできません。
メンテナンスも下手にいじるのであれば交換してしまったほうが楽な場合もあります。
またカップアンドコーンのような派手な虫食いは起こりにくいです。
健康状態はと言うと、、、
 
P4264875
 
こちらインナーレースですが、下が状態の良いもので、上が溝に汚れとも見える無数の傷があります。

 P4264873

アウターレースです。
左側に焼き付きとも思えるような色合いの傷が全周に渡って広がっています。
右側が健康な状態のアウターレースです。
こちらはインナーレースとともに 健康状態が良いものはまるで鏡面仕上げの用にきれいな状態でありますが、不健康なものは見れば一発でわかります。

とはいってもここまでバラすのは専用の工具が必要であったり、手技も必要になってきます。
下手すると壊れます。

では判断はどうするかというと、、、
ココもやはり回転させてみての、滑らかさであったり感触・音なんかを元に判断するということです。
基本的にカートリッジベアリングはものすごく滑らかです。
ざらつきなんてほぼありませんし、音もカップアンドコーンのものすごくいい状態のように「ンンンーーーーーーッ」「キモティィィィーーーー!」(←馬鹿ですネ)です。
 使い込んでいくうちに傷まではいかなくとも音が出始めたり、ざら付きが出たり、ということがある場合もあります。

カートリッジベアリングは基本的に、”だめになったら交換する。”コレです。

 ではそこまで頻繁に交換できない場合はというと、”駄目にならないような、””いい状態を少しでも長く保つためのメンテナンスを行う”ということです。

前回も記事内に書きましたが、雨でも、泥でも走り回る自転車は消してベアリングにとって優しい環境であるとはいえません。もちろん車やオートバイなんかもそうです。それでも軽量化のために構造を簡易化したり、ネジ一つ不要なものはないと言われている(かもしれません(笑)ロードバイクではシールを加工してまでも抵抗を減らす、こんなカスタムまである程のものです。。。


健康診断はと言うと、開けてできるものは開けてしまえばてっとり早いのですが、開けれれない、開けるのが困難なものはやはり回してみると言うのがいいと思います。
※回転の軽さは健康状態とは余り関係のないことがあります。
 シール構造、グリスの量、硬さその他モロモロの健康状態とは関係のないこともあります。
 あくまでもなめらかに回るか、それが重要です。

上の画像のような焼付きのような状態であれば触ればすぐにわかります。
「ごろごろごろ・・・」「ざりざりざり・・・」ものすごく引っかかりが多くキモチワルイです。
高回転をさせてみれば「ババババババッ」こんな音が出る時もあります。



では具体的にどのぐらい、、、というとメンテ次第では相当長く使うことができます。
10000km走ってなおも超滑らか!そんなベアリングもお店の中に転がっています。
是非ともうちに起こしの際は触ってみて下さい。
メチャクチャ滑らかですよ。


ということで今回はベアリングの健康診断のお話でした。
基本的にカップアンドコーンだろうがカートリッジだろうが、滑らかであることが何よりの健康です。
(滑らかでもガタがあれば今後不健康になってしまいますのでガタは駄目です。ガタが出ないように適度な与圧をかけて置く、デス)
変な音がしたり、感触が悪かったり、、、
この辺は経験値ということもありますので、もしも不安だったらロードバイクの健康診断、ベアリングの状態の確認というものをショップにお願いしてみるのもいいと思います。

しかしものすごく細かいところになると、カートリッジベアリングでは最終的には開けてみないとわからん!こんな事があるのも事実ですのでお店に持っていって、「開けてみて!」と言っても交換したほうが手間がかからない・工賃も稼げる。ということであれば「開けません!交換です。」と言われてしまうこともあるかもしれません。新品に交換したほうが遥かに速く、確実に調子が良くなりますので。。。
また、開けたことで具合が悪くなる可能性も0ではありませんのでリスクもあります。
難しいですネ。
 
弊店は時間制でご料金を頂いている身分ではございますので、ご希望があればできる範囲内でご希望どおりの内容を行わせていただきますm(_ _)m 

ということで今回はベアリングの健康診断のお話でした。


+++++++++++++++++++++++++++
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シマノ純正コンポ・パーツの各種セッティング方法等など、
まだ熟考中ではございますが、
詳細は決まり次第告知をさせて頂く予定でございます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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ベアリングの種類のお話 カートリッジベアリング

究極の回転性能・効率を実現するロードバイク、タイヤ、クランクを回転させて前へと進めるためには円運動がかかせません。
その為各所にベアリングを使用しているということです。

とはいっても車もオートバイも基本はタイヤを回転させることで前へと進むところは一緒です。
ということで今回はベアリングの種類のお話です。



▶カップアンドコーン

カップアンドコーンは もうお馴染みのベアリングです。
玉押し、玉受け、ボール(リテーナー)主にこの3種類で与圧を自由にかけたり、メンテナンス性に優れたものです。

カップアンドコーンに関しての詳細はこちらまで↓↓↓
ベアリングのお話

メリットとしてはメンテナンス性が挙げられますが、デメリットとしてはカートリッジベアリングのように打ち替えが簡単にはいかないということです。

ともあれシマノはすべて、カンパ・フルクラムは上位機種にはカップアンドコーンを採用しております。MAVICなんかはカートリッジベアリングです。

それでは今回の主役、カートリッジベアリングについてです。



▶カートリッジベアリングの構造


image4144
なんてこと無い普通のベアリングです(笑
”転がり軸受”何ていう言い方もあります。

アウターレースとインナーレースの間にボールがあります。
正にボールベアリング!!
アウターレースとインナーレースには溝が切ってあり、この溝の中でボールが回転するというものです。溝と入っても接点は各ボールの一点ずつ、点での接触となりますのでものすごく軽い回転になるということです。(日本のボールベアリングの技術はものすごいと聞きますネ。)
ボールはサイズによってはそのままだと空間(隙間)を行き来してしまうので保持するための保持器、リテーナーがあります。

シマノのカップアンドコーンではリテーナーが無いものもあります。
ボールサイズが大きい物を使っていますので玉同士が玉受け、玉押しに入ることでピッタリと保持されます。ママチャリのホイールなんかもこの方式のものがほとんどかと。


▶ベアリングのシール構造

ベアリングにには3種類のシール構造があります。

①開放型
シールなんて何にもなくベアリング球までいつも丸見えなものです。

②鋼板、シールド形
これは汎用ベアリングとしてホームセンターでもよく売られているものです。
当然金属製のシールド構造となっているので基本的には(開けられなくはないですが)開けることは困難です。
P4254868



③ゴム製、シール形
ロードバイクのパーツではこのゴムシールが一番多く使われています。
当然種類にもよりますが、BB、カートリッジベアリングのプーリー、ハブなどに使われている場合が多いです。
こちらはゴムシールなのでシールを開けてのメンテナンスが可能です。
P4254867





この3種類のシール構造ともう一つのシール構造があります。

それが主に自転車系で比較的多く目にする”接触型シール””非接触シール”です。
※今回は鋼板ではなくゴムシールでの説明となりますm(_ _)m
ゴムシールが内輪(外輪)に触れていれば接触型、触れないのであれば非接触となります。

rect4257
本当はもっと複雑な構造ですが、今回はものすごく単純な図です。

image4144-9
通常ベアリングは外輪が固定されており、内輪を回転させるために接地点の限りなく少ない球体のボール(ベアリング球にも等級がありますネ)が転がり、内輪が回るというものです。
この構造を考えると、異物の侵入を防いだりするシールは無い方が当然軽っ軽になるわけですが、そうはいかないのがベアリングです。
そう、最大の天敵”異物対策”をどうしようかというと、蓋・シールが必要になってくるわけです。
(グリスの保持等他にも目的はあります)

P4254867
先程の画像ですが、青いゴムシールです。
コレによりベアリングの健康寿命を少しでも伸ばすために保護をするというものです。

しかしこれらの画像で考えたいただくとおわかりかと思いますが、内輪と外輪に触れるものがあれば当然”抵抗”となってしまいます。
ゴムだって抵抗になりえます。

また内輪と外輪だけではなくシール自体がボールに接触することの抵抗も考えられます。
P4254869
※シールの内側にもボールに触れる可能性がある部分には加工がされています。

しかし多少の抵抗があったとしても異物混入のほうが遥かにまずいですので、異物混入が考えられる場合は上記2種類のシール構造を取っているということです。
各シールの一般的に言われている特徴はと言うと、、、

a.非接触シール
摩擦抵抗:低
高速性:高
グリース保持:まあまあ
防塵性:まあまあ
防水性:低


b.接触型シール
摩擦抵抗:高
高速性:限界あり
グリース保持:非接触より高
防塵性:良
防水性:良

接触型シールのほうが当然外輪、内輪ともに接触しているのでハブなんかで回してみるとわかりますが、回転は重いです。

しかし有名所で言うとMAVICなんかは接触型シールのベアリングを採用しています。
空転時間が短いのはベアリングのシールがしっかりしている、そう取ることもできるということです。
これらは耐久性重視といったメーカーの思想なのからなのかもしれません。
乗ってみて重さは、、、全然感じませんヨ。いいホイールです!


どんなに回転が軽くてもすぐにぶっ壊れてしまったら、、、ワンレースにすべてをかけているというのであればいいのかもしれませんが、普段使い、サイクリング、そんな使い方には全く向かなくなってしまいます。

とはいってもママチャリのハブなんかはシールなんて、ほぼほぼ機能しないような少々お粗末さんなものも多くあります。
グリスをもりもり入れてガード、というか新車でも雀の涙ほどのグリス、、、よくあります(笑。。。
そこまでの高回転、回転性能を持たせる、目指していく必要がないのかもしれません。
ママチャリで100km/hとか想定外でしょうし、もし出せたとしてもブレーキは負けるでしょう。フレームも物によってはもうギッシギシ言ってる可能性も十分にあります。

ママチャリには独特の文化があるようです。


ベアリングの健康寿命を縮めるものの原因として1番大きなものが、”異物混入”です。
異物や水分が混入することで潤滑不良、傷がついたり、かじりができたりということが考えられます。自転車は雨でもホコリの中でも走るということはベアリングにとっては過酷な状況であるということです。
ベアリングの健康診断としては一番わかり易いのは音を聞く、回転が滑らかであるかを確認するということがわかりやすいかと思います。

カップアンドコーンがいいとか、カートリッジ式がいいとか、それは各パーツメーカーが試行錯誤、研究に研究を重ねて最良の方法を取っていると思います。(もちろんコストなんかも含めて。)
どちらがいいかというお話ではなくて、どちらでも健康に保つことができればいいと思いますヨ。

ということでベアリングの種類のお話でした。

参考URL
ベアリングの基礎知識
http://ginouzyuku.web.fc2.com/bearing.pdf

シールの役割と種類
http://www.ntn.co.jp/japan/ntnstory/teach/vol043.html


~おまけ~
実際のグリスの量はと言うとカートリッジベアリングで軸受の空間容積の30~40%であるということです。ロードバイクのハブはグリスの硬さでも回転の軽さが変わると言われているほど、繊細な部分もあります。入れ過ぎても駄目ですし、少なすぎても駄目です。
あくまでも足りないよりかは入れすぎたほうがまだいいような気がしますが、適量が良好ということです。

話はぶっ飛びますが、MAVICのホイールってすごいですネ。
ハブ内部にカートリッジベアリングをぶっこむわけですが、特にスポークテンションがかかるリアフリー側はスポークテンションの影響を受けにくようなハウジング(ベアリングを圧入する所)構造になっているとか。

何にせよ、ベアリングの健康状態コレの確認はパワーロスに直接つながりますので大切な点検であると思います。
点検方法は、、、また次回のお話へm(_ _)m



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ロードバイクのヘッドパーツ 構造と仕組み

せっかくの週末3連休が雨でフラストレーションが溜っているかたもおおいのでは、、、

「乗れない時こそロードバイクを綺麗にするチャンス!」

ということで今回はヘッドセットのメンテナンスに欠かせないヘッドパーツの構造と仕組みのお話しです。
これはヘッドパーツのメンテナンスをする上で大切なことだと思います。

ヘッドパーツはしっかりとメンテナンスをしておかないと結構動きが悪くなったり、錆びてしまったり、トラブルのもとになります。一生懸命乗っている方のほうがメンテナンスをしっかりしておかないといけない部分であります。
というのもローラー台、3本でも固定でもですが、汗による影響が大きくでてしまうところなんですね。




早速本題へ

rect4147

 
ものすごく簡単な構造です。

▶トップキャップ

主にコラム・フォークを引き上げるためについています。

▶プレッシャープラグ(アンカー)
コラム部がカーボン製品の場合に使用します。
コラム内に挿入してアンカー(イカリの用に)しておくパーツです。
コラムがアルミの場合は通常【スターファングルナット】と言うものを打ち込みます(文字通りトンカチで叩いて固定する少し乱暴といえば乱暴な取り付け方をするパーツです)が、カーボン製の場合は強度の問題などから使用ができません。

トップキャップの役割と構造

rect4378
トップキャプを締め込んでいくとしっかりとアンカーされたプレッシャープラグ、またはスターファングルナットとともにコラム部が持ち上がってきます。

つまりこんなイメージです。
rect4147-1

プレッシャーアンカー・スターファングルナットで固定されたコラム部を引き上げることガタをなくして適切な玉当りを出します。


しかし適切な量のスペーサーがはいっていないとどうなるかというと、、、
P9164029

このままの状態でトップキャップを締めても、、、
rect4644
アンカーがもちあがるだけで何も意味がありません。

ですのでしっかりとコラム部を引き上げるために適切な厚みのスペーサーが必要になるってわけです。
P9204055

こんな感じで5mmぐらいコラムよりもスペーサーがでている状態で締め込んでいくと、、、

rect4644-8
しっかりとコラムを持ち上げることができます。


簡単に考えると、、、

rect4824

地中の土管につっかえ棒をしてあみあみのグレーチングの隙間からロープで引っ張り上げることと同じです。
地面の位置までは引っ張り上げることができます。
しかし地面(グレーチング)と土管の隙間がなくなった時点でそれ以上は引き上げることができなくなります。
※地面がトップキャップってことです。

★トップキャップを締め付けすぎると?
プレッシャーアンカーやスターファングルナットがずれます。
もしくはトップキャップがぶっ壊れます。

トップキャップの締め付けはガタが出なければいいぐらいで最初は思いっきり締める必要はありません。
プレッシャーアンカーの場合は適正トルクを守って作業を行います。

スターファングルナットはずれてしまうほどだと再利用は不可の場合が多いですので、曲がったものを抜去、その後新品を打ち込む必要があります。



コラムカット時なんかにビシっとツラを揃えてしまうといつまでたってもガタが取れないどうしようもないヘッド回りが出来上がります(笑
というものこういう理由ですね。

rect5155
ピンク色の点が【引き上げしろ】ということです。

トップキャップ→ステムのほうがスッキリするのですが、アンカーかなんかのコラムカットのページで「強度を保つためにスペーサー分を残してねっ♪」ってあった気がします。
確かにこうしてみてみると、コラムは締め付ける方向に力が加わり、ピンポイントでプレッシャーアンカーが入っていたほうが強度が出るような気がしてきます、、、
プレッシャープラグ云々を抜きにしても、サランラップの芯を潰すときにさきっぽの方を潰したほうが潰れやすいですが、真ん中を潰そうとしても難しいです。
ってことでワタクシはスペーサー1枚分残してしてあります。

超低予算カーボンコラムカットはこちらから


▶コラムスペーサー
トップキャップでしっかりとフォークを引き上げる動きのために必要になります。


構造を理解してしまえばわかりやすいと思いますが、ステムを固定してしまえばトップキャップは締め込むだけではプレッシャープラグやスターファングルナットに負担がかかるだけで特に変わりません。
少々乱暴な言い方ですが、トップキャップの調整でガタが取れていれば、ステムが飛んでいかなければいいかなぁと思います。


▶ダストカバー
主にベアリングがむき出しでは、ゴミや異物が混入する恐れもありベアリングの保護のために使用します。
特に上側のベアリングは汗やスポーツドリンク、雨の影響をうけやすいです。

P6084010

このパーツは厚みが色々あります。
ステムをもっと下げたい場合は薄いものを使用したりします。

▶上ベアリング

▶下ベアリング


ヘッドチューブ内には上下2つのベアリングがはいっています。
最近は殆どシールドタイプのベアリングの場合が多いです。
なんだっけ、、、インテグレーテッド、、、?

image4874

上ベアリングと下ベアリングの大きさが全然違います。

これが【上下異径ヘッド】とか呼ばれるものです。
その他だと【上下異径ベアリング】【上下異径コラム】、、、なんでもいいんですが、要はヘッドパーツの上と下のベアリングの径が違うよってことです。

当然違う系のベアリングが入るためにはコラムの太さが上下で違います。

image4901

こんな感じです。

でこれを踏まえてFSAのヘッドセットのカタログを見てみます。

ima144

・1-1/8in Upper,1.5in Bottom
→これはベアリングの寸法で【1-1/8インチ上部、1.5インチ下部】ですよってことです。
 つまり上下異径(大きさが違うっす!)ってことです。

P6084025

外したベアリングにもかいてありますね。

【36°×45°】ってなんじゃって言うとこんな画像を見てみるとわかるかと思います。

angel
これの【OA(アウターアングル)】【IA(インナーアングル?)】ですね。
(※なんか最近は色々な規格が乱立しすぎて複雑です。間違っていたらご連絡お願い致しますm(_ _)m)

これ以外だと
ID(インナーダイヤメーター)(内側の径)
OD(アウターダイヤメーター)(外側の径)
H(ハイト)(高さ)、、、かな。




▶クラウンレース

P6084021

この部分です。
よくちょうどいいサイズの塩ビパイプかなんか用いてハンマーで圧入するものです。
本当はきちんとした工具を使いましょう(笑

rect4404
つまり下部ベアリングの内側とクラウンレースの角度はあっていないとだめよってことです。


ピッタリはめるとこんな感じになります。
P6084042

フレームはベアリングの角度に合わせて成形させています。

image4414
※左が上部、右が下部です。

P6084043

上部ベアリングにはスリットの入ったコンプレッションリングをはめることでセンターをびしっと出します。

P6084010

これがコンプレッションリングまでハマった状態です。

でダストキャップを付けて、ステムを入れた際に最初の方にお話したトップキャップの調整が入ります。

rect4700


多少オーバーな絵ですが、トップキャップのボルトを締めることで、フォークコラム全体を引き上げて、各所のガタ(隙間)をピチッと締めてあげるってことです。

コノの調整をトップキャップで行います。
シールドベアリングは締めすぎても通常のむき出しのベアリングよりも弊害は出にくいですが、ヘタすれば各所がぶっ壊れます。

つまりトップキャップの締め付けトルクはよく【固くなったところから1/4回転】なんて言いますが、要は締め付けすぎてはだめよってことです。
このときにしっかりとハマっていなかったり、どこかがずれていたりしたら乗っているうちに振動で隙間が埋まることでガタが出る場合もあります。、

ガタが出た場合はステムのボルトを緩めて(多分理解ができていると思います、分からなければ上の方に説明があります)トップキャップで再度ガタをとってあげてステムボルトを締めて、最後に更にトップキャップを締め込み直して終わりです。

トップキャップを締め込み直すのはステムのコラムクランプを締め込んだ際にすこ~しだけズレる、ズレるというと嫌なんですが、緩んだり締まったりすることが理論的には考えられるからです。


ということでヘッドパーツの構造と仕組みのお話しでした。

上部ベアリングは汗、ドリンク、雨等の影響を受けやすく、下部ベアリングは路面から拾ってしまう砂や泥水の影響をうけやすいです。
でどっちが汚れやすいかというと、、、圧倒的に下部のベアリングのほうが早くダメになることが多いです。
そうならないためにもしっかりと定期的にグリスアップ等のメンテナンスをしておくことで長持ちさせることができると思いますヨ。


ヘッドセットやベアリングはこちらから。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

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ヘッドセットはものすごく色々な種類のものがあります。
サビやゴリががでていたら交換になる場合が多いです。
フレームによって合う合わないがありますので購入する際は外したベアリングを確認するなり、メーカーに適合を確認するなりしてお間違えのないようにお願い致します。


プレッシャープラグです。


プレッシャープラグといえばヒラメ?そんなぐらいの信用性ですが、難点は少々重い。

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この辺はある程度のしっかりと固定できれば後はお好きなものでいい気がします。
これもコラム径がありますのでお間違えのないように。。。



こちらはアルミコラム用のスターファングルナットです。


ぶっちゃけ、、、安いです。。。
こちらもサイズがあります。


ヘッド用グリスはもうしばしこれしか使っていないです。

伸び、硬さ、極圧性、防錆性等全てにおいて何も不満はありません。
高コスパ商品です。


実際のメンテナンスの様子はこちらから↓↓↓
ロードバイクメンテ【ヘッドパーツのオーバーホール】
 
適切なトルク管理はトルクレンチで↓↓↓
ロードバイクの締め付けトルク管理 トルクレンチ選び
 

ということでヘッドパーツの構造と仕組みのお話しでした。

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