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タグ:FD-R9100

新型DURA-ACE FD-R9100 徹底解剖第2段 構造と変更点

前回に引き続き第2段です。
今回はとんでもないボリュームです。
前回の記事はこちらから
新型DURA-ACE FD-R9100 徹底解剖第1段 組付~セッティング編

しかし見ればみるほど構造が変わっております。。。
image16159

もちろん変わったのは見た目だけではありません。
セッティング方法なんかもまったくもって変わっています。

構造が変われば調整方法が変わるのは当然のコトです。

ということで今回は新型DURA-ACEのフロントディレイラー FD-R9100の構造と今までのモデルとの変更点、そんなお話ですが、少々寄り道分かれ道・・・今回もとってもマニアックな内容のお話も織り交ぜながら徹底解剖をしてみよう、そんなお話です。

※今回は最後の方でガラッとお話が変わります。仮説と実証で差が出ておりますので途中まででは理解ができないかと思いますので、お時間のある際に最後までお読みいただければと思います。




▶リンク部の違い

image5276

こちら前から見たリンク部の動きです。
前から見るとまるで旧モデルとの差があまりないように思えます。
2点固定で2点のリンクの位置が動いていきます。

続いて前からです。
これを見ると、、、構造の分解が嫌になります(笑

image5320
2つの4節リンクからなる構造になっています。

公式では”トグル構造”という解説があります。

公式ページ
http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/road/dura-ace_r9100/fd-r9100-f.html

トグル機構とは・・・
2つのリンクとスライダーから構成されるリンク機構の一種であり、入力によって部材が入力方向に移動し、倍力構造によって出力が増大する機構です。

https://jp.misumi-ec.com/maker/misumi/mech/special/leverage/02.html より抜粋

こちらを見ていただととてもわかり易いかと思います。
まさにFD-R9100の構造そのものになっております。


この倍力構造を用いることで引きの軽さ、変速の軽さを実現しているということです。




▶トップ調整ボルト、ロー調整ボルトの役割は?

旧モデルのおさらいです。
rect17414

簡単に言うと三角形の構造が左右に回転するのをトップ・ロー調整ボルトで抑えてあげるということです。
働き的に言うと何度も出てくる”リミット調整”(可動幅の設定)というのが働きでした。

でFD-R9100の構造はと言うと、、、

image6773

トップとローは独立した構造になっています。

これにより従来の”調整機能ではなくなっている”ということです。
正確にはローのみデス。詳細は後述

従来品との構造の違いです。
rect17428
コントロールレバーで引き幅は決まっているので張り調整でインデックス調整、可動域をリミット調整(振れ幅・動ける幅の設定)をしてあげるというものです。

従来品の構造についてはこちらで
お悩み解決 フロントディレイラーが動かない?(トリムのお話し)動画更新

ということで、
①インナーローで内側の調整
②アウターローでケーブルの引き
③アウタートップで外側の調整
これが公式のマニュアルの調整方法となっていました。


これに対して、FD-R9100新型の構造では
rect17434
②はリミット調整と少し関係があります。

ケーブルの引き幅はコントロールレバーで決まっています。



▶新型DURA-ACEとの互換性

フロントのクランクFC-R9100(新型DURA-ACEクランク)はFD-R9100としか互換性がありません。パワーメーター内蔵になった新型クランクを使いたければFDも変えろよっ!てことです。
FC-R9100は旧型よりもより短いチェーンステー長に対応するために、アウターとインナーの歯間(幅)が広がっているからで(インナートップでの接触防止)、旧型11速のフロントディレイラーの振れ幅では新型のクランクの拡張した2点ギア歯距離に対応できないということです。
(各社から多様なフレームが発売される中、互換性を広く持たせるため、ということです。)

逆に新型のFDを使えば対応できる、、、となるわけですが、「だったら旧モデルには振れ幅広すぎてしまうんでないの?」
となりそうです。
正しくいうと振れ幅(引き幅)はコントロールレバーで決まっています。
振れ幅はかえることができない、、、はずですネ。

ここからが”肝”で、新型の構造のお話です。

 互換性表を見れば
・旧型コントロールレバー + 旧型FD FC-R9100 だめです。
・旧型コントロールレバー + 新型FD FC-R9100 OKです。
・新型コントロールレバー + 新型FD 旧型FC・・・OKです。

新型レバーと新型FDでは振れ幅が旧型クランクに合わせて広すぎるのでは?

ここが新型構造のトップ調整ボルトです。

新構造のトップ調整ボルトはロー調整ボルトとは全くバラバラの動きができます。ということはバラバラの設定ができるということです。

image6728

 簡易的な画像ですが、左がインナー側の位置で、右がアウター側の位置です。

こちらも構造こそ複雑ではあるのですが、働きとしてはボルト(イモネジ)の入り具合で調整するという構造は旧モデルと同じです。

image5320

 もう一度最初の画像に戻りますが、FD-R9100はトグル構造になっている、これが公式の説明です。
しかし構造の理解のためには”2つの4節リンクからなる”こう考えたほうが構造を捉えやすいかと思います。

この構造によってコントロールレバー開放時(インナーロー状態)のロー側の位置、コントロールレバーを引いた時(アウター側へ)の移動幅をバラバラに設定できます。

そのため新型コントロールレバーと新型FDに旧型クランクだとしてもコントロールレバー自体の引き幅は新型クランクに対応して旧型コントロールレバーに比べて多くの幅を引くことにはなりますが、アウター側への移動幅をH側のトップ調整ボルトによって狭めることができる、コレによって引き幅を上手く殺してあげることができるため(振れ幅を変えることができる)、旧モデルへの互換性を持たせているということかと考えております。

というのが今回の構造の大きな変更点であると考えております。



▶フロントディレイラーの動きの実際は?


画像だけで判断すればそうなるのがおわかりかと思うのですが、そうはいかないのがFD-R9100の難しいところです。
というのも、、、
image6773

この画像をよく見るとわかるのですが、実はインナー側でもHのボルトが画像の青いプレートに触れている(遊びがない)ってことです。(ロー状態)
触れているということは、アウター側の位置でHボルトをいじるとディレイラーが動くということです。いわゆるHのトップ調整ボルトも”きいている”状態です。

ロー側でもトップ調整ボルトも働いていると考えるとドンドンややこしくなってきます。

少しだけ頭を傾けてかんがえてみます。

rect15733
※コントロールレバーの位置で名称です。

すでにロー状態ではHボルトがHプレートに触れているということです。
構造を考えれば当然です。
※便宜上青をHプレート、赤をLプレートとします。
rect18224
※①は固定リンク、②は可動リンクです。 
 赤丸は接点、触れているか触れていないか、です。

これはトップ調整ボルト(Hボルト)の調整しだいにはなるかと思いますが、ロートリムで微妙に触れるぐらいでした。ということはローの状態でもトップ調整ボルトをいじるとディレイラーが動くということになります。当然ボルトが触れない位置までくれば動かなくなります。
これは完全に旧モデルではあり得ない構造です。
 
このまま更に4節リンク①の動きで、Hプレートが押し上げられる(角度が変わる)ことで アウター側に変速が起こります。

更にトップ側ではこうですね。
rect182224

ということを踏まえて考えるとトップ調整ボルトの設定次第ではロー調整ボルトが全く効かない事がある、ということです。
ロートリムの状態でHプレートがトップ調整ボルトに当たっていれば、Lプレートとロー調整ボルトは触れていないことになります。この状態ではロー調整ボルトを回しても空回りするだけです。

この仕組はセッティング次第ですが、あくまでもロー調整ボルトはフロントディレイラーがインナーに落ちすぎることを防止するだけ、ということはロー調整ボルトはリミット調整の機能であることが分かります。

逆にトップ調整ボルトはまさに名前の通り”トップ調整”、リミット(限界振れ幅)の設定ではなくて、ケーブルの引きに対して、どの程度ディレイラー(ガイドプレート)をアウター側に持っていくか、この設定になっているということです。



▶上記を踏まえて再度互換性で考えてみる

互換性表から見るに、、、
・旧型コントロールレバー + 旧型FD FC-R9100 
これは単純に振れ幅不足になってしまいます。
旧クランクの狭い幅幅用の引き幅分しか引っ張れません。
rect22674
実際に試してみたらどうなるのかは不明ですが、考えるとこうなります。
例えばリミット調整が完全にできたとしても、コントロールレバーでの引き幅(可動域)が狭すぎてしまいます。インデックス調整が足りないということになります。
試してないので不明ですが、シマノが駄目というのでおそらく駄目なんでしょう。。。


・旧型コントロールレバー + 新型FD FC-R9100 OKです。
引き幅はコントロールレバーで決まってしまっていますが、引き幅=可動幅とはならないのが、新型のFD-R9100デス。
コントロールレバー自体の引き幅自体は決まってしまっていますが、可動幅はFDの調整(トップ調整ボルト)で広くできるということです。
アウター側への移動幅を増やしたいのであればHのボルト(トップ調整ボルト)でHプレートの遊びを最大限に減らしてあげる。(実際は遊びはほぼありませんので、遊びというと語弊があるかもしれませんが、理解のためにデス。)これによりチェーンリング間の広い新型クランクに対応できるとなるのだと思います。

その際も独立したロー調整ボルトのお陰で、ケーブルの引きにかかわらずロー側の設定(リミット調整)もできます。
以前のトップ調整ボルトの仕組みでは移動幅の設定は全くできませんでした。


・新型コントロールレバー + 新型FD 旧型FC・・・OKです。


上記説明の逆に通り(遊びを作ること)で可動幅を減らしてあげれば万事解決です。




▶セッテイングで再度考える。


・ロー調整ボルトは内側に行きすぎないためのリミット調整である
・トップ調整ボルトは可動幅の設定である
と考えてみます。

公式の調整方法では、

旧モデル
※チェーンを取り付けて・ケーブルを取り付けて
①インナーローでロー側のリミット調整
②アウターローでケーブルアジャスト(張り調整・インデックス調整)
③アウタートップでトップ側のリミット調整

新モデルでは
ケーブルを取り付けて
①ケーブルアジャスト(張り調整)
※チェーンを取り付ける前に
②アウターローでトップ側の調整(可動幅調整)
③インナーローでロー側の調整(可動限界幅の調整)

こうなります。
構造が変わっているので1番シンプルにできる方法をとったというところでしょう。

構造を考えればケーブルを張る前にインナーローの設定をしてしまっても問題はないはずです。

ではなんでチェーンを取り付け前にケーブルアジャストをするかというと、、、
チェーンがついているとフロントディレイラーが自由に動けないからです。
外側に移動しようとしてもチェーンがギアに挟まって設定が見えないからです。
P5115122
※4節リンク①の上部2個のリンクから伸びる線を真っ直ぐに設定します。

実際にはクランクを回しながら(変速しながら)であれば調整はできますが、FD交換の際にはチェーンを切らないと出来ないので1番かんたんな方法ということがと思います。

ポイントの箇条書きです。
・ケーブルの張り過ぎでL側の調整が出来ない
(これは旧モデルと同じです)
ケーブルアジャストは印がついてそこまで張る、簡易化したのでほぼほぼ間違えることはないと思います。

・H側の調整
トップトリム+インナートップで行います。
ココでトップ調整ボルトでどの程度アウター(トップ)側に移動させるかを決めます。
トップトリム+インナートップの状態で内側にすらないようにします。
これが先程説明したHプレートの傾きを決めるということです。
rect182224

Hプレートの②リンクが上に上がれば上がるほどディレイラーは外側(アウター側)にでます。

バネの力でフロントディレイラーは内側(インナー側)に入ろうとしますので、それに逆らってケーブルで外側(アウター側)に持ち上げます。
ケーブルを引っ張ることで②が持ち上がりますが、Hのトップ調整ボルトをいじることでどの程度持ち上げるのか、この設定がH側のトップ調整ボルトでの調整になります。

Di2の調整と近い設定方法になっているということです。

構造的に考えればトップトリムが動かない、こんなコトは比較的起こりにくい現象なのではないかと思います。(トップ側のリミット調整がないため)
それにしても限界に来れば動かないということがあると思います。

・インナーローでもH側のボルトをいじればディレイラーが動かすこともできる
ロー側の限界調整を無視するようにねじ込んでいけば動きます。

・ロートリムではH側のボルトでディレイラーは動く。
すでにロートリム状態ではHプレートが接触しているということです。

・ケーブルがいくら張ってあったとしても、トップ調整ボルトの調整次第ではアウターへの変速ができない。
従来品はリミット調整さえ外側によっていればケーブルの張りだけでアウターに持ち上げることができたということです。

・調整は必ず張る方向にのみ行う
緩める場合は必ず数回シフト操作をしないと正常な位置に来ません。

※これなにげにいちばん大切です。
特にアジャストバレルの動きなんかもよくみておかないといつまでたってもセッティングが決まらなくなります。


▶まとめ
トップ調整ボルトの働きの変更によりFDのストローク幅が調整できるようになった。
これが何よりの大きな変更点だということです。

構造が大きく変わって、、、何ていうお話はよく目にするかと思いますが、じゃあどこが?どういう風に?そんなところまで詳しく解説しているところってあまりありません。

ワタクシ自身互換性なんかを実際に試したわけではありませんので、あくまでも現物を見ていま現状の組み合わせでのお話、その他は机上の空論でしかありません。
(わざわざ互換性なしとシマノがしているので特別な事情あったとしても基本的には避けるべきだと思います。)
実際にはHプレートの遊びはなかったり、LとHの関係性であったり、、、細かいところは多少理解に差異があるところもありかもしれませんが、それはもっともっと触ってみないことにはなんとも言えないところもあります。
ドンドンいじって研究して、、、楽しすぎます。。。

ということで本当にざっくりとですが、構造と仕組みのお話でした。

+++++++++++++++++++++++
遊星ギアと格闘しながら記事を書いておりますので、
ひょっとしたら逆に書いてあるかもしれません。
その際はごめんなさいm(_ _)m
コメントいただければ修正させていだきます。



 

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新型DURA-ACE FD-R9100 徹底解剖第1段 セッティング編

昨年新型DURA-ACE(9100系)が発表になってから、しばし様子を見ていました。
しかしホントか嘘かは全く不明ですが、新型ULTEGRA(8000系)の画像がリークしたとかなんとか。そしフロントディレイラーも思いっきりこの新型構造を引き継いているように。。。
繰り返しにはなりますが、全くもってホントか嘘かどうかは不明ですが、もうこの新型のトグル構造を取り入れた形に落ち着いてくる様な。。。

ということで新型に対応すべくFD-R9100、こちらをまるっと素っ裸にしてやろうというお話です(笑
なお今回のシリーズはものすごく壮大な事になりそうなので、最近流行りの3部作的な映画的な、少々めんどくさい構成になるかもしれませんが、お付き合いをいただければと思います。

ということで早速本題へ。




▶フロントディレイラーの種類とは?


リアディレイラーは1種類しかありませんが、フロントディレイラーは3種類のラインナップがあります。
・FD-R9100 直付
・FD-R9100 バンドタイプ34.9mm
・FD-R9100 バンドタイプ28.6mm
こちらはフロントディレイラーの取り付ける位置(シートチューブ)のフレーム形状に合わせての購入となります。 

最近ではエアロ形状の流行りのせいかシートチューブの形が円形ではなくて様々なものがあります。
リアタイヤがシートチューブにめり込んでいるような物、空力的に有利になるとか。。。

image13281
※オルトレ XR4のシートチューブです。

こういったタイプのものは従来のように円形ではないので当然バンドタイプが使用できません。
ということでフレームに何らかの方法でフロントディレイラーを付ける部分(台座)を生やしたものが直付ということです。

ちなみにセンプレのシートチューブは何ら変哲もない34.9mmの円柱形です。
P5115095

少々寄り道ですが、、、
P5115096
ビアンキ車はこうなることが多いようです(塗装の”ヨリ”)
こちらは確認させていただきましたが、こうなっても全く問題がないそうです。
と言うかまるでよくあることのようにお話させていましたので少ないことではないのでしょう。。。


お話を戻しまして、、、この形であれば通常取り付け位置径に合わせたバンドタイプを選ぶのですが、フレームを変えるとするとフロントディレイラーも交換、、、勿体無いデスネ。
ワタクシ自身フレーム購入予定が近々にあるわけではございませんヨ(笑

そこは世界のシマノさんです。

こういった円形のシートチューブであれば直付も使えるようになるとっても便利なバンドが別売りでラインナップされています。フレームを変える予定があったしても、直付を買っておけば別売りバンドを購入するだけで対応ができてしまうというものです。
コイツァ( ・∀・)イイ!!です!

ということなんですが、FD-R9100直付タイプは注意が必要です。9000/6800世代で使用していたものは”SM-AD90/67”という別売りのバンドアダプターなんですが、こちらは9100では使えません。
バンドタイプしか触ったことがない方はピンとこない方が多いと思うのですが、直付式はフロント変速の際にかかる負荷に対して”チェンジサポートボルト”と言うものが構造としてあります。(バンドタイプにはありません。)
直付でフロントディレイラーを自分で組んでいる方なんかでこちらの調整不足、全く調整していないものをときどきみかけます。しかし直付はバンドタイプよりも構造的に変速に対する強度が低いことが考えられ、そのためシマノもチェンジサポートボルトと言う構造を使用しているのだと思います。
ですので必ずFD-R9100に対応している”SM-AD91”というモデルのバンドアダプターを使用するということです。これ以外は互換性がありません。

~まとめ~
シートチューブが34.9mm設計
:バンドタイプ or 直付+SM-AD91(バンドアダプター)34.9mm用
シートチューブが28.6mm設計
:バンドタイプ or 直付+SM-AD91(バンドアダプター)(31.8mm)28.6mm用
シートチューブ(フレーム)が直付設計:直付のみ

※SM-AD91バンドアダプターも2種類あります。

こういった購入方法があるということです。
今後の予定に合わせたりして購入するのがいいでしょう。





▶FD-6800(バンドタイプ)からの交換方法

①FD-6800の取り外し

P5115082
長いこと苦楽をともにしてきたFD-6800ともしばしのお別れです。。。(;_;)/~~~

リアディレイラーの交換はチェーンを切らなくてもできますが、流石にフロントディレイラーは無理です(;´∀`)
チェーンを切ってしまいます。なお今回はチェーンがまだ新しかったため、再利用をします。

P5115083

チェーンを切ったり繋いだりするのは一手間ですが、チェーンを落としてしまうのが楽です。

P5115084

チェーンを再利用したいときはどこを切るかを考えて切った方がイイですネ。
こちらの記事をご参考にどこを切ってつなぐかをご検討下さい。
ロードバイクのチェーン交換 3つの約束事と不具合報告

チェーンが切れればフロントディレイラーがフリーになります。

P5115085

 この状態になったらケーブルの固定ポイントを外して、本体のバンドクランプボルトを外せば取り外しは完了です。

P5115088
 
尚今回はケーブルも「そのまま使えないべかなぁ」なんて横着を考えていたのでケーブルはそのまま残してあります。

P5115089
 
ピロッとです。。。


②FD-R9100取り付け

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今回購入したのはこちらです。
FD-R9100(直付)+ SM-AD91バンドアダプター です。
相変わらずDURAは箱にまでお金がかかってそうなバブリーボックス(?)です(笑
 
 P5115101

中身はこんなんですが、バンドアダプターを観察です。
image13594

組み付け時にバンドアダプターにはチェンジサポートボルトが当たるとこがきちんとあります。

P5115105

サポートボルトはこの位置にあります。
長い2mmアーレンを突っ込んで知っかりと保持します。

基本の組み付け方は従来品と同じです。
まずは”高さ”です。
とても便利なシールが付いていますので、シールに刃先をあわせます。

P5115112

次は角度です。
基本的にチェーンリングと”ど平行”です。

P5115114

完全に平行にします。
本体はこれで本締めしてしまいます。

ということでお待ちかねのケーブルは再利用できるか、、、
P5115108

できません。
素直に交換しましょう(;´∀`)

比較のために今回もタダのステンケーブルです。
P5115109

ヘッド周りのケーブルアジャスターも不要になるのですが、今回はインナーだけの交換ですのでそのまま生かしてあります。

ケーブルの取り付け前に注意があります。

P5115118


アジャストバレルの突起部です。ここが、

P5115117
 
びろ~んとしていては駄目です。

要は右側に見えるボルトがケーブルアジャストボルトですが、これが締め込まれていくことでアジャストバレル突起部が押し込み、ケーブルが張られるということです。
これが出っぱなしの状態だと、ケーブルアジャストボルトを締めてもスカスカ回るだけでアジャストバレルを押し込むことがないということです。 

必ずアジャストバレレル突起部がきちんと戻っていることを確認してから組み付けです。
image13641

ケーブルのルートはこんな感じです。ちとずれてますが、、、(;´∀`)
くるっと後ろに回すのは最後でいいです。。。




▶セッティング方法

 
従来までのモデルとはセッティング方法が全く違います。
従来通りやろうとすると失敗します。
今回は公式マニュアル通りの流れで説明いたします。

①チェーン取り付け前にケーブルアジャスト

まずはケーブルを適当に張ってトップトリムの位置ケーブルアジャストからスタートです。
初期伸びはとっておいて下さい。

rect15733
※コントロールレバーの操作と名称です。

調整はケーブルアジャストボルトで行います。

image15743

image13656
※右は初期の状態、左は張り過ぎの状態です。 
 (本当はチェーンを取り付け前に調整を行います。) 

必ずトップトリムの位置で行います。

印が直線状になったら次はチェーンの取付です。


②チェーン取り付け後にアウターローで調整

チェーンを取り付けてアウターロー・”トップトリム状態”でガイドプレート内側を設定します。
rect1533



P5125175

”H”と書いている方(右側)を締め込んでいくとガイドプレートが外側に寄っていきます。
 
そうなんです、トップ側の調整はマニュアルではトップトリムだけなんですネ。


③インナーローでガイドプレート内側の調整

アウターローが終わったら次はインナーローでのガイドプレート内側の調整です。
上の画像の”L”のボルトで調整していきます。
 P5115151

ギリギリがわかりにくい場合は紙を挟んで動かしてみると抵抗を感じるのでわかりやすいです。

これだけです。
やってみればわかるかと思うのですが、マニュアル通りのセッティングはメチャクチャ簡単です。

でどうかというと、きちんと動くんですネ。
明日画は世界のシマノ!素晴らしいデス。



▶ケーブルの処理


前回まではケーブルを止めてしまえば後はアウターキャップを付けるなり何なりするだけで終わりでしたが今回はくりっと巻きつけるということです。

P5115150
くるっと巻きつけて、リンクカバーにとおします。

P5125152
※出口の穴幅

P5125153
入り口の穴幅

リンクカバーは入り口が広くて出口が狭いですので間違えにくいと思います。

最後はハンダするなボンドするなりアウターキャップを付けるなりお好みの方法で。

P5115131

でこうなります。


▶取り付け~マニュアル通りのセッティングをしてみて

なんというか、、、従来品と全く違います。
セッティングの方法も全く違うのですが、構造がガラリと変わっております。
従来と同じようなセッティングでは全く決まらないでしょう。

ここまでガラリと変えてくるとは、、、

セッティングがうまくいかない場合はマニュアル通りのセッティングを再度確認した方がいいです。
おそらくマニュアル通りにきちんとセッティングをすれば確実に動かすことができますが、逆にマニュアルの1つでも抜いてしまうとバラバラになりそうです。

きちんとマニュアルをまもってセッティングを行うことで従来品よりも簡単にキレイに動かすことができます。本当にマニュアル通りのセッティングが簡単なんですよ。

(ΦωΦ)フフフ…しかしいいことばかりではありません。想像の複雑化で各フレームに合わせた少々手のかかるセッティング、いわゆる普通のお店ではあまりやってくれないセッティング。これが、、、また次回に。。。

肝心の動きはと言うと、、、( ・∀・)イイ!!デス。

DURAはやはり素晴らしいの一言です。

しかし構造が複雑化してしまっているので、この構造をを下位グレードに持ってくるとコストがどうなるのか、またコストダウンの影響をものすごく受けそうな気がします。
また、複雑になることでトラブルなんかが出なければいいなぁと思うのですが、そればかりはドンドン使って、汚して、弄くりまして、、、見ないとなんとも言えないところです。

ということで今回はFD-R9100 新型DURA-ACEフロントディレイラーの序章、組付・セッティング編でした。
次回、少しだけ時間は開くかもしれませんが、従来品との比較、構造、仕組み、そんな記事をもう作り始めていはおりますが、まだまだ時間がかかりそうです。
またマニアックすぎる記事ができそうです(笑

(ΦωΦ)フフフ…タノシスギル。。。




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新型デュラのフロントディレイラー FD-R9100ってどうなのよ?


大幅に構造が変わってしまった(?いいのか悪いのかということではありません。)新型DURAのフロントディレイラー、FD-R9100です。
発売以来結構触らせていただく機会が多く、”どのような差”があって”どんな感じ”なのか?
というところを新旧比較を交えながら少しだけお話をしてみようと思います。 

image4144
※旧モデルは5800だろうが9000だろうが基本的に構造は一緒でした。



もう見た目だけでものすごいことになってしまっていそうです。。。

従来のフロントディレイラーの動きとしては何度か記事にさせて頂いておりますが、
”設定した振り幅間の間での左右の動き”と言うものでした。

今回は少し変わっています。
何が変わったかというと少し難しいんですが、
”アウター側の調整ボルトの設定が、そのまま調整幅になる。”ということです。

滅茶苦茶わかりづらくてゴメンナサイm(_ _)m
なんというかリミットの調整がうまくいかないというか、オーバーシフトが上手く殺せないというか。。。

おそらくこれは今まで構造を理解した上で整備をしていた方にはものすごくやりづらい調整だと思います。
従来の方式は良くも悪くも(悪いところは特に余りありませんが、)構造がそこまで複雑ではなかったので、
マニュアル通りの整備はもちろんのこと、好み、フレームの種類に合わせた微調整、絶妙セッティングがしやすかったりしたわけです。(公式セッティングではない方法でも調子を良くするために採用する方法があったり、公式の調整幅の中でも微妙なセッテイング。)
まったくもって個人的な感想ですが、公式の見解としては”セッティングの簡易化”というところもあるということなのですが、慣れ親しんだこの旧型の方式からすると新型は少し複雑すぎてセッティングが出しにくいです。
多種多様化するいろいろなフレームに対応する、ということも利点であり、難点にもなりそうな雰囲気です。

image41255

 FD9000のロングプルアーム化したときは”こいつはいい!”素直にこう感じましたが、9100の進化は素直に喜べないところがあります。

・太いタイヤに対応するため
・引きが安定して軽い 

こんな利点はあるようですが、では9000のFDとどんだけ違うのかというと・・・
「9000とめちゃくちゃ違いますか?」
「う~ん、軽いといえば軽い気がするんだけど。。。」
ワタクシ自身まだまだそこまでこの新型の設定になれていないということもあるのかもしれませんが、従来方式との引きの軽さでそこまで大きな軽さを感じることはありませんでした。
9000のFDとか6800もそうですが、滅茶苦茶軽くできますからネ。

構造が大きく変わることで厳密に言うと”引き心地”は変わりました。
そこがシマノがよくいう「引きが安定して軽い」というところだと思います。
良く言えば「引きが安定して軽い」悪く言えば「不思議な引き心地」デスネ。




これとは全く別に、ケーブルの固定ポイントは逆ネジでもいいんでないかなぁと思います。
これは過去モデルとも似たところなんですが、ネジを締め込んで固定する際に、
ケーブルが緩む方向=ネジが閉まる方向、これはチョットやりにくいと感じる方が多いのではないかと思います。
そもそもアジャスターなんて微調整のためについているわけであってグリングリン回すもんではありません。あくまでも張りの調整はケーブルの固定時にビシっと張れていればアジャスターをそこまでひねる必要もありません。


あと確かこのFD-R9100はフルアウターにも対応していたと思います。
ワタクシ自身フルアウターFD車は触ったことがないのであれですが、アウターキャップ(樹脂製)を使用ができるということです。


最後は個人的に「こいつはいい!」と思ったところです。
”ケーブルアジャスター内蔵!!”
これはいいですね。
フレーム内を通るケーブルの場合はアジャスターを噛ませないといけなかったのが、必要なくなります。リアは本体にアジャスターが付いていたのでもともと不要だったんですんが、ついにフロントも来たか、いいと思います。
アウターなんかは最近ハンドル内を通ったり、「マジカヲ!?」というところからフレームにはいっていく方式のルーティング採用車を見ることがありますので、できるだけスマートに、、、アジャスター1個ないだけでもトラブルが一個減ります。(あんまり多いことではありませんが、というか本体側(のo゚Д゚)=◯)`3゜)∵ ·ハウッ)


ということでFD-R9100、新型DURAのフロントディレラーに関してのお話でした。
構造が複雑化することでどうなるのかというと、、、ちょっと高くなりますネ(;´∀`)

あとはFD本体のトラブルとして動きが悪くなったりするとなると、悪さをし易いのはリンク部です。
今回はリンク部が増えておりますのでそこら辺のトラブルが長い期間、過酷な状況下(雨、泥等)の影響を受けにくいか、そんなところは今後の動向として要観察かと思います。
次期ULTEもこの方式を採用していくるか否か、そればかりは不明ですが個人的には今までの・・・o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ ·ハウッ

ということでFD-R9100、初物は、、、様子を見よう!となると消極的で面白くないのですが、すこし様子を見てもいいかも、、、というのが個人的な率直な感想でした。

ご自身でのセッティングは方法が全く変わっているので良くマニュアルを読んで行う、これが大切だと思いますヨ。



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