前回の【サイクルジャージをおすすめする理由】に引き続き ウェア選び第2弾です。

自転車専用のウェアはお勧めですよ。と前回書きましたが、
じゃあ実際にどんなものであるのかを例にご説明してみたいと思います。
本日はレーパン(レーサーパンツ)編です。
1.種類 見ていただければ一目瞭然!
①パンツタイプ(画像下側)
②ビブショーツ(肩紐付きタイプ)

パンツタイプ ・脱ぎ着が楽、支えになるのはウエスト
ビブショーツ ・脱ぎ着が大変 支えになるのは肩紐
ここが大きな差です。
当店ではハーフタイプはパンツタイプは在庫限りの販売となりましたm(_ _)m
※ロングのタイプはパンツタイプの販売となります。
それは圧倒的にビブショーツがおすすめだからであります。
ビブショーツは当然ジャージのトップスの下に履きますからトイレにいく時は、上を脱がないと脱げません。
これだけ見ると「じゃあなんでビブショーツなんて・・・」と思う方、多いと思います。
答えは簡単!支えが肩紐になるので、ウエストの締め付けがほぼないんです。(上の画像のウエスト周りを御覧ください)これがビブショーツが支持される理由です。
パンツタイプで気になる場合は使用してみると扉が開けるかもしれません。
またビブショーツなら背中が出ることはありませんし、ビブタイプならではの裏技があります。
ちょっと冷えた時はウエスト周りに腹巻き代わりの物が詰めやすいんです。
ワタクシ自身お腹が弱いので大変役に立ちます。
2.パッド
デリケートゾーンを守るパッドです。

色、形、柔らかさ、厚みすべてメーカーごとに全然違います。
どのメーカーも言えること。それは【普通のズボンとは全く違う】ということ
各メーカーは「立体的設計で」、とか「ゲルを入れて」、色々考えて作られています。
では選び方は?と言うと体にフィットするものがいいです。
体にフィットして柔軟に動くものがいいです。
ごわつくなんてもっての外です。
ただし「ペラペラメッシュの普通のボクサーパンツにパッドのようなものが付いているもの」
ズボンの下に履くようですか。あれはあまりおすすめしません。
レーサーパンツで重要なのは伸縮性とホールド感です。
土台がしっかりしていないと意味が無いどころか残念ながら不快なだけです。
そしてビブタイプはサイクルパッドの安定感が全く違います。
【スボンは常に重力に逆らっている】ということが基本です。
そして通常のズボンはウエストの締め付け(ベルト)でズボンがずり下がるのを抑えております。
レーサーパンツはどうかというと、、、
素材の締め付け(密着感)でズレを防止しております。
ピッタリしている布地ので抑えているということです。

ここで超重要になってくるのが、【サイズ設計】です。
例えば、、、
太ももの太さはバッチリだけれども、骨盤周り(尻回り)がゆるい、、、
主に輸入物のレーサーパンツでよくあることです。
サイズ設計の段階で欧米人向けの設計で作られているということです。
どういう状態になるかというと、ウエスト、尻回りが下がってきます。
尻回りにダボ付きができます。
これがレーサーパンツの最大の天敵です。
【サイクルパッドが浮く】という状態になります。
サイクルパッドは密着しないと弊害が多いです。
サイクルパッドについてですが、サイクルパッドは基本的に【股間に密着させるもの】です。
これはメンズでもレディースでも基本は一緒です。
超重要なのでもう一度!
サイクルパッドは密着させるものです。
このサイクルパッドがピタリと密着した状態がサイクルパッドの性能をフルに引き出せる状態ということです。
初心者の方、100km走っておしりが痛いという方、
もちろんレーサーパンツだけの問題ではございませんが、ぜひともお試しいただきたく思います。
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3.裾部分
これも各メーカーモデルごとに全然違います。

ライド中ペダリングで大きく動く大腿部はずり上がりを防止するために色々な工夫がされています。
左から・編み方でずり上がり防止をする
・シリコンの滑り止加工がされている
・裾の素材自体が変わっていて大きな伸縮性がある
以前は真ん中のものが一番多買ったです。
しかしこれは肌が敏感な方は痒くなってしまうことも有ります。
最近ちょっとお高級な何万円もするモデルはこういった滑り止めはあまり見なくなりましたが、
そんな場合はシリコンのような滑り止めの無いタイプ(両側)をおすすめします。
最近は一番右のような素材自体を替えているモデルもちらほら、ちょっとお値段張りますが、ワタクシの一押しです。
滑り止め加工が何故必要かというと、柔軟性の問題ではないかと考えております。
柔軟性が多い布地や設計を考えられていればずり上がりを底まで気にしなくてもいいかと思います。
柔軟性が乏しいため深く足をたたんだ状態ではずり上がる、伸ばした時にダボ付きができる、、、こんな現象が起きます。
しかし柔軟性が高ければ布地は伸びるだけでずり上がるまではいかないということです。

※体型により個人差はもちろんございますが、このような感じになります。
4.その他(縫製と素材)
フラットシーム・シームレスという縫製があります。

写真左側がそうです。右側のように2枚の布を合わせる際にどうしても「人」のような縫目ができてしまいます。
これが肌触りを悪くする原因になり、レーサーパンツのような直接肌に触れるものは写真左のような「人」のようにならないフラットシームという縫製がより良いということです。
というのがマニアックな話なんですが、ワタクシは鈍感なんで履いた感じではわかりませんが、フラットシームで縫製されていないところは脱いだ時に肌に跡が残る場合があります。
しかしフラットシーム縫製の場合は殆どありません。
ということは肌触りにも貢献しているということでしょう。
素材はと言うと
日本で多分有名なパールイズミさんのカタログを見ても載ってないんですよね。
基本はポリエステルが多いです。しかしポリエステル100%だと伸縮性が悪い。
そこで当店取扱商品はライクラという素材を10~20%使用しているものが多いです。
→ライクラとは、伸縮性ポリウレタン繊維といい伸縮性に富んだ素材ということです。
自転車という競技は素材からでも下半身は大きな伸縮性が必要になるということがわかりますね。
上半身はパンツの伸縮性よりも吸汗速乾姓を求めてポリエステルが多くなっているものが多いです。
それでは総まとめ!
レーパン選びで大事なのはぴったり密着するサイズでありホールド感が安定につながる
是非レーサーパンツでお悩みの場合は当店のモデルをお試しいただければと思います。
ということで今回は少々マニアックなお話も含んでしまいましたが、
レーパンの選び方のお話しでした。
是非当店自慢のレーサーパンツ・ビブショーツの宣伝も兼ねさせていただきました。
当店のハーフ丈のビブショーツのご紹介から。
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そして当店ブランド【Fomalhaut(フォーマルハウト)】もビブショーツのセットのラインナップとなります。
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レディースも大変ご好評いただいております。
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