ロードバイクの登竜門!? ~ビンディングペダルのすすめ~



今回は【ロードバイクの登竜門!? ~ビンディングペダルのすすめ~】ということです。

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ワタクシの愛用品、LOOKのKeoClassic、、、だったような気がします。

一番初めに使用したものがLOOK製のビンディングペダルだったというものもあるのですが、シマノ製のものよりも軽量でやすいというところがLOOKの利点、そしてビンディングペダルといえば元祖LOOKということもあります。

スピードプレイなんかもありますが少々お高めなので初心者におすすめなのはクリートを入手しやすやすいのでLOOK、シマノがいいかと思います。
※クリートは消耗品です。特にLOOKのグリップクリートでないものは減りが少々早いです。

ロードバイクに慣れてくれば一時停止も信号待ちもクリートはずさなくてもスタンディングスティルでなんとかなってしまう場合もありますが、初心者の頃は立ちゴケ試走になって、【ずるっ】、歩き方が分からなくて【ズリズリ】なんてよくある話です。


LOOK(ルック) KEO EASY イージー ブラック ビンディングペダル 【自転車】

価格:5,500円
(2016/7/7 08:51時点)
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固定力:弱め(調節不可)
重量:139g(片側) 


重量と固定力は商品ページより抜粋ですがシマノと比べてみましょう。

どのぐらいの硬さかは数値を見てもわかりにくいと思いますので例のごとくいつものワタクシの主観的な表現で表します。

8Nm:サクッと外れる感じです。

10Nm:しっかりと手応えがあります。

12Nm:バチンッ、です。

15Nm:ゴリッ、、、

うん、、、とってもわかりやすいですね(笑

Keo Easyの固定力でも走行中に外れてしまうようなことはありませんでした。

ある程度力がついてきた全力モガキのときは10Nm以上は欲しいかなぁといった感じですが、ワタクシの貧脚ではどんなに頑張っても10Nmあれば十分という感じです。


どちらがいいかは一長一短、お好きな方で!

ちなみにルックはシャフト部のベアリングがシールドベアリングです。
玉当たり調整などは必要はありませんが、打ち替えは面倒くさいです。

ベアリングを交換しなければならないぐらい乗り込んでいれば、ベアリングプーラーを買うよりも新しく固定力の強いものを購入してしまったほうがいいかと思います。

他には

ペダルといえば三ヶ島からは固定を軽く外せるモデルも去年発売されました。

クリートが完全固定を選べないのが難点ですが、初心者のうちは外しやすいものを選ぶというもの一つの選択だと思います。

ちなみにこの三ヶ島US-L、ペダルの回転はDURAよりも、、、と言うのは内緒です。


お話しを戻します。

「ビンディングペダルって何?」というところからご説明いたします。
簡単に言ってしまえば【シューズ】と【ペダル】を合体(くっつける)させるものです。
ではなぜおすすめなのか、というところから行きましょう。

1.安全のため
まず一つ目はこちらです。
「ビンディングペダルってペダルと足がくっついたら逆に危ないんでは?」
確かにその通りです。信号待ちなどで止まる際にうまいことはずれないと足をつくことができないので転びます。
(ペダルと足がくっついているので、2輪は静止状態の時最も不安定な乗り物です。)
いわゆる立ちごけですね。ワタクシ自身も何度立ちごけ、低速ゴケをしていることか、、、
ex路面は土、ウエット状態、穴にハマり突然停止、そしてぱたっと、、、、
ex2なんか異音がする、走行中気になりすぎて音のことばっか考えながら停止、ビンディング外れず、パタッと

みんな一度はやるはずです!

では【なんで?】というところなんですが、、、

ロードバイクはがんばれば初心者の方でも40km/hぐらいは出してしまう方もいるでしょう。
下りを使えば60km/hも行けるかもしれません。
そんなスピードで走行中ペダルから足がずれたら、、、と考えます
また平地50km/h以上出せるようになってくると50km/hからの加速でダンシング(立ち漕ぎ)をするとしましょう。
その際に路面からの衝撃や、突風、何らかのはずみでペダルから踏み込む足が外れたら、、、
考えるだけでも恐ろしいですね。

またペダルが濡れるような状況であれば、、、、雨や水たまりもそうですね。
滑るということはとても恐ろしいことです。


逆に固定されていれば外す動きをしなければ外れませんから【安心感】が有ります。

超低速で立ちごけをしてもすりむけるとか、打撲が多いとは思いますが、40km/h以上で落車となると怪我は立ちごけの比ではないでしょう。

これが安全のためということです。



2.スピードアップのため
初心者の方がビンディングペダルのイメージで
「引く力も使えば倍のスピードが、、、」とか「ビンディングで10km/hスピードアップだ!」とかイメージが有るかもしれませんが、ほぼほぼそんなことはありません。

「そんなマイナスなことばかり言われても」、、、ですよね。しかし初心者の方でもわかりやすい方法があります。
「急な坂道を低ケイデンスで登るとき」、これは恩恵を感じられます。ゆっくりゆっくり回して、ケイデンス50ぐらいであれば【引き足】も使う感覚がわかるでしょう。
また【回すペダリング】を意識していれば【引き足】も徐々にできてくるかもしれません。
ペダリングの詳細はう~んと長くなりそうなのでまた今度。

そして初めてのビンディングペダルでも走り出してしまえば、走っているときのバイクとの一体感を感じることができるでしょう。
ビンディングペダルで走るからスピードが上がるのではなくて、ビンディングペダルで走ることでスピードが上がっててきたときでも安定した走行ができる、ようにしておくのがいいと思います。


3.綺麗なペダリングのため

拇指球付近を固定するため、初心者の男性に多い【ガニ股ペダリング】の強制になります。

後ろから見ていてフラットペダル(フローティングされていないペダル)でがに股でロードバイクに乗っている方を時々見かけます。

詳細はこちら↓↓↓
クリートセッティングとペダリング


大きく分けてこの3点がおすすめする理由です。


ではビンディングペダルを導入したい、どうすればいいかをご説明します。
ビンディングペダルには2種類あります。
【SPD】【SPD-SL】です。
違いは接地面の違いです。ロードであれば間違いなく【SPD-SL】をおすすめします。
一般的に【SPD-SL】方が接地面が広いので拇指球から外側までペダリングのパワーを効率良く伝えることができると言われています。
難点は【しこたま歩きづらい】ことです。

ということで必要なもの
・ビンディングペダル(新品であれば通常クリートが付属します)【SPD-SL】
※クリートとはシューズ側に取り付ける物です。
・ビンディング用シューズ(SPD-SL用)
※ビンディングシューズには専用のものがあるのでご注意下さい。
以上2点でOKです。

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最後ははめ方です。
必ず右足からはめるようにして下さい。お約束事です。
つま先から滑りこませるように、クリートの【つめ】を矢印の部分にはめて足首を固定し拇指球をまっすぐおろします。「ばちんっ」といえば成功、後輪を浮かせてみると片足だけでこげます。
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これで右足がハマりました。
それでは左足をはめる前に、まず外し方からですね。
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左がまっすぐ、右が外れる瞬間の角度です。
何度か繰り返して、今度は左側も何度か試してみましょう。
この動作はひたすら慣れるしかないです。
ただただ繰り返しましょう。

外すときの力というのはこの外側に回してクリートがキャッチから離れる瞬間の力のことです。
最初はビンディングペダルには【キャッチ力】の調整が付いているので最弱にしておくと安心です。
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※キャッチ力の調整はモデルごとに多少異なり、調整ができないエントリーグレードのものもあります。
【キャッチ力】とはペダルがクリートを捕まえておく力のことです。

このキャッチ力が従来通りなのに外す力が約半分でいいのがコチラ


【ペダル 自転車 MKS 三ヶ島 ミカシマ】「US-L 左右ペア」ビンディングエントリーユーザーや女性の方におすすめで、ひざへの負担も軽くなります。疲労時にも簡単にはずす事ができるので、長距離走行時にも最適です。ロードバイク ビンディングペダル クリート【BICYCLELAB】

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(2016/7/7 09:31時点)
感想(0件)



このようなエントリーグレード向け比較的ラクな商品もあります。
いざという時多少荒い操作でも「バチッ」と外れてくれます。
立ちごけ防止に最初のうちはこういった商品は非常にオススメです。
慣れてきたらキャッチ力を上げればいいだけです
※キャッチ力は調整することのできないモデルもあります。そのときはがっちり固定できるモデルへ変更してもいいと思います。




ここまで行けばいよいよ走り出しです。

しつこいようですが、必ず【右足】からはめます。
これは左側通行ならではの日本のルールのためです。
自転車は基本指定がなければ【車道】を走るものと決められています。
そして基本はキープレフト(左側によれ)です。
なので左足をついておくものです。右足は車道側に出ていることになります。
これは2輪はみんな同じです。
白バイの警察官は静止時必ず左足をつきます。必ずです。
発信する際にギアを入れるときのみ後方確認後に右足を出します。右足を着くのはこの時だけです。機会があったら確認してみて下さい。

白バイは公道を走る2輪のお手本、教科書です。

話はそれましたが、後は左足で蹴りだして、バランスが崩れる前にクリートをはめます。
そして走りだす~ということです。片足でペダリングしてもいいんですけどね。停止するときは最初のうちは停止したところのちょっと手前から外してしまいましょう。そうすれば焦ることもないと思います。
最初はやはり慣れないと停止が怖いかもしれません。安全な場所で練習しましょう。すぐに慣れます。

そして完全に慣れてきたころ【アレ】がやってきます。
そう【立ちごけ】です。大丈夫!みんなやりますから!
さっと置きて車体の確認後何事もなかったかのように走り出しましょう。

道端のおばちゃんとかに「大丈夫~?」なんて声をかけられたら、、、ちょっと恥ずかしいかもです。。。

もしロードバイクにフラットペダルで乗っている方がいるのであればぜひ変えてみることをおすすめします。

ということで今回は【ビンディングペダルのすすめ】でした




クリートは消耗品です。
シマノクリート



LOOKクリート


※色によってフローティングの遊びの角度が違います。


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