ロードバイク チェーン掃除のおすすめ方法
今回は【チェーン掃除】ということです。
※本記事内にて少々追記を使えてみようと思います。
最近メンテナンスや調整で色々とお声をかけていただき行っておりますが、初めてのメンテナンスを行わせていただいたときよりも2回目、3回目、、、どんどん皆様自転車をキレイな状態を保っていただいております。
掃除の仕方や汚れていることによる弊害をきちんとお伝えさせていただいているからです。
自転車はいつもキレイにしておくことはとても大切なことだと思います。
今回はチェーンのお話しなのでどの程度キレイにしておくのか?そんなところからのお話しです。
①チェーンを手で触っても「ゲッ!」とならない
②静かなところでものすごくゆっくりとクランクを回してシャリシャリ音が聞こえない
まずはこの状態にするということです。
▶チェーン掃除の重要性
サイクルスポーツ誌の過去の記事でありました。
和光さんと対談形式の記事でしたね。
ペダルに入力したパワーの5~10%は駆動部のフリクションでロスしている。
(クランクとホイールにパワーメーターを装着して計測。←さすが世界の和光さんです。)
例えば間を取ってロスが8%であれば400Wで考えれば、32Wロスしているということ。
それをきちんとした潤滑剤を使用すればロスを半分ぐらいにできる。
ココからが面白いんですね。
エンジンオイルの世界だと添加剤で1%変わったら大成功!普通はコンマ数%で勝負している。
自転車の世界では潤滑剤だけで数%の差が出る、、、エンジンオイルとかでは考えられない世界です。
金属同士が擦れ合うときに【潤滑油】と言うものが【油膜】を形成して摩耗を抑えて滑らかに動くために用いられますが、何よりの天敵は【異物】ということ。
こんなことがものすごく詳しくかいてありました。
面白いですね。
潤滑油としてエンジン内部は基本的に外部からの異物は入り込むことがありませんが、チェーンはむき出しの状態です。
ということは外部からの異物が入り込みやすいということが自転車のチェーンにおいては大前提としてあるということです。もちろん金属同士が擦れ合うことによってもかけたり削れたり、金属の成分がオイルに交じることもあります。
では上で書いたような【触ってものすごく汚い様な状態】や【シャリシャリ言う状態】であればどうかということです。
金属が回転したり擦れたり、そんな過酷な状況の中で更に異物がものすごく入り込んでいる状態。
これは単純な【フリクションロス】を増加させるだけではなくて、各所パーツへのダメージが考えられ、寿命を縮めることにもつながるということです。
つまり雨天に走行がない場合は必要以上に硬いオイルを使用することはないと思います。
ベッタベタのチェーンでは汚れを巻き込んでしまうということは油膜切れ以上のリスクを伴うということです。
「いつもロードバイクはピカピカに!」ということは大切ということです。
そして柔らかいオイルの難点として【飛び散る】こんなコトをよく耳にすることがあります。
「少し走ったらオイルが飛び散ってしまい、、、」
これの主な原因は【拭き取りが甘い】ということです。
基本的チェーンにオイルは【リンクの内部に入り込む量は決まっている】ということです。
これ以上の量は付けたとしても飛び散ったり、関係のないところに移動するだけです。
結果ゴミを寄せ付けやすくしてします。
詳細は下記の記事にて↓↓↓
チェーンのお話し 分解して注油ポイントを考える
グリスでもオイルでもそうですが、必要以上のものは弊害を生んでしまうこともあるということです。
適材適所、ということが大切だと思いますヨ。
ということで早速本題へ!
以前の記事でも少しだけチェーン掃除についてかきましたが、
実験結果がでたのでご報告を兼ねて記事にしたいと思います。
▶ チェーンの汚れの正体はチェーンオイルと埃、砂、土、ギアの
破片金属とかがチェーンオイルによってチェーンにくっつくものではないか。
ロードバイクのチェーンは当然露出していますし、油がついていればゴミがくっつくのも当然のことです。
私自身も「驚くほど音が消える」とかキリキリなる機械を用いて「摩擦係数が」とか色々いいお話を聞かせてもらいました。
しかしチェーンオイルの役割はどういうものかというと、【チェーンを潤滑しリンク部の摩擦を減らす】効果があればいいんではないかと思ったわけです。これ以外何があんのかって話です・・・
そもそもギアの音、チェーンの音は整備で極無音に近い状態に持っていけば
いいだけの話で、整備がうまいこと言っていない自転車に高価な油を塗ってごまかしちゃうのもちょっと、、、
高価なオイルは最後の一絞りで使うことが大切であり、その前段階としてやるべきことがあるということです。
チェーンの寿命なんて、10速で2500km11速もトントンぐらい3000kmも走れば変速はダラつき、新品に交換してしまいます。(個人的見解)
そんだけで伸びちゃうわけですね。(正確には削れるですか。)
寿命をのばすために高価なオイルをドバドバ使うのであればチェーンを新品に変えたほうが安くないか?というわけです。
11速のチェーンって安いもので3000円ぐらいですから。
【メール便可】シマノ 11速チェーン CN-HG601-11 105グレード
チェーンのお話しはこちらで詳しくあります。
ロードバイクの整備 11速チェーン交換方法
そういえばどこかに転がっていた気が、、、
埃にまみれたこんなものまで、、、
実は水を流せる環境、もしくは野外で洗える場合はこれが一番綺麗になります。
100均の靴ブラシを2つくっつけたもの。これ最強です。
ちなみにダイソーさんで2個100円という情報が、、、安すぎる。。。
難点は汚れが飛び散ること、室内ではちょっと使用をためらいますが、めちゃくちゃ綺麗にできます。
論より証拠、こちらをご覧ください。
今までチェーンを洗ったことがないという方のチェーンです。
指より右側銀色の部分がこの靴ブラシ×2で洗ったものです。
むちゃくちゃキレイです。
お話しを戻しましょう。
一番やってはいけないことは高価なオイルをケチケチ使うことです。
全く意味がありませんね。
ということで今回の実験に至るわけです。
■ ポイント
チェーンがいい状態とはどのような状態のことを言うのか?
→これはもう専門家の意見をききましょう。
ワ@ーズの担当の方にききました。
A.リンクのじゃりじゃり感がなくスムーズに動くもの
これが専門家の答えでした。
状態の悪いチェーンはいつまで掃除をしてもじゃりじゃり感が取れないそうです。
指で摘んで手前奥とぐりぐり動かしたり、
チェーンを縮めてリンク部をウニョウニョ動かしたりして
ジャリジャリしないかということです。
リンク内部に汚れが溜まりすぎていてスムーズに動かない状態、そんな状態で長く乗っていれば当然ロスも大きくなりますし、変速も決まらない、またギアの歯の寿命だって縮めてしまうことにもなりかねません。
この定義からすると私のバイクのチェーンの状態は【しこたまいい】状態を保っています。
どうですか?かれこれ3000km以上使ってます。
チョット伸び気味なのでぼちぼち交換を考えていますが、
まだ行けそうなので変速がどうしても気持ち悪くなるまで使ってみます。
↑注)ウソでした。もうダメポです。交換後は気持ち良すぎました。
じゃあどんな方法で掃除をしていたのかということですね。
これは簡単です。
使うのはこれだけ↓
・ダイソーの【万能オイル】108円(税込み)
・ボロボロのTシャツ(綿素材がいいです。間違っても速乾素材はダメです。)
以上です。
基本的に毎回掃除です。
走り終わったら
ゴシゴシ拭いて下さい。
これだけでめちゃくちゃキレイになります。
万能オイルは柔らかいのが特徴です。
で柔らかいので汚れがすぐに取れます。
でここからがポイント
矢印の内側と外側の部分(チェーンのリンク部)にめがけで惜しみなく
100円のさらっさらの油を多めにかけて下さい。(垂れるか垂れないかぐらい)
さぁ遠慮しないでドバドバ使って下さい。
100円ですからどんどん使いましょう!
クランクを回しながらチェーンにまんべんなくぶっ掛けます。
塗り終えたら【拭き取ります】これがポイントです。
【余分な油は拭き取って】下さい。
油の汚れに水をかけても弾いてしまうのですが、
油の汚れは油で流してあげればいいというのがこの掃除方法のコツです。
(クレンジングオイルと同じ方法です。油には油で流すということ。)
以上で終了です。
で時々洗車でもした時に洗剤で一緒にチェーン流してみてください。
びっくりするぐらい汚れが出てきません。と言うか
軽く洗剤つけて水で流すとあら不思議、まるで新品のチェーンのような輝きに!
じゃりじゃり感も全くありません。
ココ特に感動する場面ですよ。
最後にまた100円のオイルを塗って完成です。
高価なチェーンオイルを使いたい場合は思いっきり拭きまくったあとに最後の仕上げにリンク内に向けて少量を注油するのがいいと思います。もったいなしですしね。
たま~に気が向いて洗車でもするかという時にチェーンの汚れがいつまで
立っても綺麗にならないなんてことはあるでしょう。
それは硬いチェーンオイルがべったべたギトギトの汚れを呼び込んで固まっているからです。
要はチェーンの汚れの元はチェーンオイルということですね。
これが厄介でチェーンオイルに絡んだ、砂粉塵や金属片がギアの歯を傷つけ寿命を縮めてしまう直接の原因の一つとなります。
多分油分を完全脱脂して走ればほとんどチェーンは汚れないでしょう。
でもそれでは動きが悪くなってしまうので、最低限度のサラサラの油を使い汚れを呼び込まないようにする。
というのが今回の実験でした。
まったくもっていい結果でした。
そもそも自転車の空気抵抗を除くとチェーンの抵抗って1番じゃないかと、
いい状態を保っていたいものです。
ということで、今回は3000km超にも及ぶ実験結果です。
チェーンオイルは100円でいいかもしれない、、、
少しだけものすごく少しだけ気持ちよくなるために高価なオイルもありかと(笑
尚今回の実験はドライ環境のみですのでご注意下さい。
***************************************
2016年追記です。
残念ながらダイソーの黄色いボトルのチェーンオイルがなくなってしまいました。
現在使用しているオイルはこちら。
420mlで620円!すっばらしいです。
水置換ということで水に置き換えられるです。
それに防錆性もすごいとな!
なんてったって安いのが一番。
じゃんじゃん使えます。
またこのスプレーノズルの先端が細いので、チェーンだけではなくディレイラー可動部にもとっても注油しやすいです。液状のタイプだとディレイラーの細かいところなんてどうやってつけたらいいんだよっ、という時ありますね。
シマノマニュアルにもこうあります。
【変速機を洗浄し可動部に注油して下さい】
性質はワタクシの大好きなサラサラ系です。
汚れも落ちやすく、汚れていなそうなチェーンに多めにスプレーしてふきふきすると汚れが浮き出てきます。
よ~く見て下さい。
【いくわよ!】レジェン@
はいっ!汚れが出てきてますね。
見事に汚れを浮かせて出してきます。
サラサラ系のオイルが苦手な場合も【チェーン掃除】にも使えそうです。
油は油で落とす、正に女性のクレンジングオイルと同じ原理です。
ちなみにこちらのスプレーは水置換(水の下に潜り込む)性能が素晴らしいので、洗車の後なんかもこれでオイル潤滑を行う(リンク内の水分を追い出す目的です)、その後雨天もガンガン乗りたいということであれば、ウエットルブを時間をおいて塗布してもいいかと思います
ワタクシAZの回しモンではありませんが、コスパという点ではこのメーカーはやはりすごいです。
1000円で送料無料とかですし、たしか送料無料の日もあったり、おまけもついてくるものもあります。
そしてラインナップもすんごいです。
ウエット系や細かく分類されています。
ワタクシメインは2種類だけですが、、、CKM-001とKM-001だけです。
AZ自転車関連特設コーナー
使用用途にあわせて好きなモノを選べるところもGoodです!
抑えるところは抑えてしっかりとお金をかけるところはお金をかける!
これ大切なところですね。
ちなみに購入したのは昨年の8月、ボチボチ次の買わないとかなぁと思っているぐらいなので、1本で1年ぐらい持ちました。
値段が値段なのでケチらずにドバドバ使ってもこのぐらい持ちます。
ワタクシは走りに行く毎にチェーン掃除は毎回しますのでそれでも約10ヶ月の経過、、、水置換性もあり防錆性もGOOD、ママチャリにもつかっています。コスパを考えればコレは間違いないくオススメできます。
最近ではちょっと新しい物が出て少し高いものを試してみた記事もあります
こちらから↓
AZ CKM-002 超極圧・極潤滑 オイル 比較インプレッション
Vipro's(ヴィプロス)オイル ムオン・ケイテンを試してみた!
余裕があればこんな物も上の高級オイルもいいかもですヨ。
ということで追記のお話しでした。
チェーン交換についてはこちらの記事から
ロードバイク整備 11速チェーン交換方法
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
今回は【チェーン掃除】ということです。
※本記事内にて少々追記を使えてみようと思います。
最近メンテナンスや調整で色々とお声をかけていただき行っておりますが、初めてのメンテナンスを行わせていただいたときよりも2回目、3回目、、、どんどん皆様自転車をキレイな状態を保っていただいております。
掃除の仕方や汚れていることによる弊害をきちんとお伝えさせていただいているからです。
自転車はいつもキレイにしておくことはとても大切なことだと思います。
今回はチェーンのお話しなのでどの程度キレイにしておくのか?そんなところからのお話しです。
①チェーンを手で触っても「ゲッ!」とならない
②静かなところでものすごくゆっくりとクランクを回してシャリシャリ音が聞こえない
まずはこの状態にするということです。
▶チェーン掃除の重要性
サイクルスポーツ誌の過去の記事でありました。
和光さんと対談形式の記事でしたね。
ペダルに入力したパワーの5~10%は駆動部のフリクションでロスしている。
(クランクとホイールにパワーメーターを装着して計測。←さすが世界の和光さんです。)
例えば間を取ってロスが8%であれば400Wで考えれば、32Wロスしているということ。
それをきちんとした潤滑剤を使用すればロスを半分ぐらいにできる。
ココからが面白いんですね。
エンジンオイルの世界だと添加剤で1%変わったら大成功!普通はコンマ数%で勝負している。
自転車の世界では潤滑剤だけで数%の差が出る、、、エンジンオイルとかでは考えられない世界です。
金属同士が擦れ合うときに【潤滑油】と言うものが【油膜】を形成して摩耗を抑えて滑らかに動くために用いられますが、何よりの天敵は【異物】ということ。
こんなことがものすごく詳しくかいてありました。
面白いですね。
潤滑油としてエンジン内部は基本的に外部からの異物は入り込むことがありませんが、チェーンはむき出しの状態です。
ということは外部からの異物が入り込みやすいということが自転車のチェーンにおいては大前提としてあるということです。もちろん金属同士が擦れ合うことによってもかけたり削れたり、金属の成分がオイルに交じることもあります。
では上で書いたような【触ってものすごく汚い様な状態】や【シャリシャリ言う状態】であればどうかということです。
金属が回転したり擦れたり、そんな過酷な状況の中で更に異物がものすごく入り込んでいる状態。
これは単純な【フリクションロス】を増加させるだけではなくて、各所パーツへのダメージが考えられ、寿命を縮めることにもつながるということです。
つまり雨天に走行がない場合は必要以上に硬いオイルを使用することはないと思います。
ベッタベタのチェーンでは汚れを巻き込んでしまうということは油膜切れ以上のリスクを伴うということです。
「いつもロードバイクはピカピカに!」ということは大切ということです。
そして柔らかいオイルの難点として【飛び散る】こんなコトをよく耳にすることがあります。
「少し走ったらオイルが飛び散ってしまい、、、」
これの主な原因は【拭き取りが甘い】ということです。
基本的チェーンにオイルは【リンクの内部に入り込む量は決まっている】ということです。
これ以上の量は付けたとしても飛び散ったり、関係のないところに移動するだけです。
結果ゴミを寄せ付けやすくしてします。
詳細は下記の記事にて↓↓↓
チェーンのお話し 分解して注油ポイントを考える
グリスでもオイルでもそうですが、必要以上のものは弊害を生んでしまうこともあるということです。
適材適所、ということが大切だと思いますヨ。
ということで早速本題へ!
以前の記事でも少しだけチェーン掃除についてかきましたが、
実験結果がでたのでご報告を兼ねて記事にしたいと思います。
▶ チェーンの汚れの正体はチェーンオイルと埃、砂、土、ギアの
破片金属とかがチェーンオイルによってチェーンにくっつくものではないか。
ロードバイクのチェーンは当然露出していますし、油がついていればゴミがくっつくのも当然のことです。
私自身も「驚くほど音が消える」とかキリキリなる機械を用いて「摩擦係数が」とか色々いいお話を聞かせてもらいました。
しかしチェーンオイルの役割はどういうものかというと、【チェーンを潤滑しリンク部の摩擦を減らす】効果があればいいんではないかと思ったわけです。これ以外何があんのかって話です・・・
そもそもギアの音、チェーンの音は整備で極無音に近い状態に持っていけば
いいだけの話で、整備がうまいこと言っていない自転車に高価な油を塗ってごまかしちゃうのもちょっと、、、
高価なオイルは最後の一絞りで使うことが大切であり、その前段階としてやるべきことがあるということです。
チェーンの寿命なんて、10速で2500km11速もトントンぐらい3000kmも走れば変速はダラつき、新品に交換してしまいます。(個人的見解)
そんだけで伸びちゃうわけですね。(正確には削れるですか。)
寿命をのばすために高価なオイルをドバドバ使うのであればチェーンを新品に変えたほうが安くないか?というわけです。
11速のチェーンって安いもので3000円ぐらいですから。
【メール便可】シマノ 11速チェーン CN-HG601-11 105グレード
チェーンのお話しはこちらで詳しくあります。
ロードバイクの整備 11速チェーン交換方法
そういえばどこかに転がっていた気が、、、
埃にまみれたこんなものまで、、、
実は水を流せる環境、もしくは野外で洗える場合はこれが一番綺麗になります。
100均の靴ブラシを2つくっつけたもの。これ最強です。
ちなみにダイソーさんで2個100円という情報が、、、安すぎる。。。
難点は汚れが飛び散ること、室内ではちょっと使用をためらいますが、めちゃくちゃ綺麗にできます。
論より証拠、こちらをご覧ください。
今までチェーンを洗ったことがないという方のチェーンです。
指より右側銀色の部分がこの靴ブラシ×2で洗ったものです。
むちゃくちゃキレイです。
お話しを戻しましょう。
一番やってはいけないことは高価なオイルをケチケチ使うことです。
全く意味がありませんね。
ということで今回の実験に至るわけです。
■ ポイント
チェーンがいい状態とはどのような状態のことを言うのか?
→これはもう専門家の意見をききましょう。
ワ@ーズの担当の方にききました。
A.リンクのじゃりじゃり感がなくスムーズに動くもの
これが専門家の答えでした。
状態の悪いチェーンはいつまで掃除をしてもじゃりじゃり感が取れないそうです。
指で摘んで手前奥とぐりぐり動かしたり、
チェーンを縮めてリンク部をウニョウニョ動かしたりして
ジャリジャリしないかということです。
リンク内部に汚れが溜まりすぎていてスムーズに動かない状態、そんな状態で長く乗っていれば当然ロスも大きくなりますし、変速も決まらない、またギアの歯の寿命だって縮めてしまうことにもなりかねません。
この定義からすると私のバイクのチェーンの状態は【しこたまいい】状態を保っています。
どうですか?かれこれ3000km以上使ってます。
チョット伸び気味なのでぼちぼち交換を考えていますが、
まだ行けそうなので変速がどうしても気持ち悪くなるまで使ってみます。
↑注)ウソでした。もうダメポです。交換後は気持ち良すぎました。
じゃあどんな方法で掃除をしていたのかということですね。
これは簡単です。
使うのはこれだけ↓
・ダイソーの【万能オイル】108円(税込み)
・ボロボロのTシャツ(綿素材がいいです。間違っても速乾素材はダメです。)
以上です。
基本的に毎回掃除です。
走り終わったら
ゴシゴシ拭いて下さい。
これだけでめちゃくちゃキレイになります。
万能オイルは柔らかいのが特徴です。
で柔らかいので汚れがすぐに取れます。
でここからがポイント
矢印の内側と外側の部分(チェーンのリンク部)にめがけで惜しみなく
100円のさらっさらの油を多めにかけて下さい。(垂れるか垂れないかぐらい)
さぁ遠慮しないでドバドバ使って下さい。
100円ですからどんどん使いましょう!
クランクを回しながらチェーンにまんべんなくぶっ掛けます。
塗り終えたら【拭き取ります】これがポイントです。
【余分な油は拭き取って】下さい。
油の汚れに水をかけても弾いてしまうのですが、
油の汚れは油で流してあげればいいというのがこの掃除方法のコツです。
(クレンジングオイルと同じ方法です。油には油で流すということ。)
以上で終了です。
で時々洗車でもした時に洗剤で一緒にチェーン流してみてください。
びっくりするぐらい汚れが出てきません。と言うか
軽く洗剤つけて水で流すとあら不思議、まるで新品のチェーンのような輝きに!
じゃりじゃり感も全くありません。
ココ特に感動する場面ですよ。
最後にまた100円のオイルを塗って完成です。
高価なチェーンオイルを使いたい場合は思いっきり拭きまくったあとに最後の仕上げにリンク内に向けて少量を注油するのがいいと思います。もったいなしですしね。
たま~に気が向いて洗車でもするかという時にチェーンの汚れがいつまで
立っても綺麗にならないなんてことはあるでしょう。
それは硬いチェーンオイルがべったべたギトギトの汚れを呼び込んで固まっているからです。
要はチェーンの汚れの元はチェーンオイルということですね。
これが厄介でチェーンオイルに絡んだ、砂粉塵や金属片がギアの歯を傷つけ寿命を縮めてしまう直接の原因の一つとなります。
多分油分を完全脱脂して走ればほとんどチェーンは汚れないでしょう。
でもそれでは動きが悪くなってしまうので、最低限度のサラサラの油を使い汚れを呼び込まないようにする。
というのが今回の実験でした。
まったくもっていい結果でした。
そもそも自転車の空気抵抗を除くとチェーンの抵抗って1番じゃないかと、
いい状態を保っていたいものです。
ということで、今回は3000km超にも及ぶ実験結果です。
チェーンオイルは100円でいいかもしれない、、、
少しだけものすごく少しだけ気持ちよくなるために高価なオイルもありかと(笑
尚今回の実験はドライ環境のみですのでご注意下さい。
***************************************
2016年追記です。
残念ながらダイソーの黄色いボトルのチェーンオイルがなくなってしまいました。
現在使用しているオイルはこちら。
420mlで620円!すっばらしいです。
水置換ということで水に置き換えられるです。
それに防錆性もすごいとな!
なんてったって安いのが一番。
じゃんじゃん使えます。
またこのスプレーノズルの先端が細いので、チェーンだけではなくディレイラー可動部にもとっても注油しやすいです。液状のタイプだとディレイラーの細かいところなんてどうやってつけたらいいんだよっ、という時ありますね。
シマノマニュアルにもこうあります。
【変速機を洗浄し可動部に注油して下さい】
性質はワタクシの大好きなサラサラ系です。
汚れも落ちやすく、汚れていなそうなチェーンに多めにスプレーしてふきふきすると汚れが浮き出てきます。
よ~く見て下さい。
【いくわよ!】
はいっ!汚れが出てきてますね。
見事に汚れを浮かせて出してきます。
サラサラ系のオイルが苦手な場合も【チェーン掃除】にも使えそうです。
油は油で落とす、正に女性のクレンジングオイルと同じ原理です。
ちなみにこちらのスプレーは水置換(水の下に潜り込む)性能が素晴らしいので、洗車の後なんかもこれでオイル潤滑を行う(リンク内の水分を追い出す目的です)、その後雨天もガンガン乗りたいということであれば、ウエットルブを時間をおいて塗布してもいいかと思います
ワタクシAZの回しモンではありませんが、コスパという点ではこのメーカーはやはりすごいです。
1000円で送料無料とかですし、たしか送料無料の日もあったり、おまけもついてくるものもあります。
そしてラインナップもすんごいです。
ウエット系や細かく分類されています。
ワタクシメインは2種類だけですが、、、CKM-001とKM-001だけです。
AZ自転車関連特設コーナー
使用用途にあわせて好きなモノを選べるところもGoodです!
抑えるところは抑えてしっかりとお金をかけるところはお金をかける!
これ大切なところですね。
ちなみに購入したのは昨年の8月、ボチボチ次の買わないとかなぁと思っているぐらいなので、1本で1年ぐらい持ちました。
値段が値段なのでケチらずにドバドバ使ってもこのぐらい持ちます。
ワタクシは走りに行く毎にチェーン掃除は毎回しますのでそれでも約10ヶ月の経過、、、水置換性もあり防錆性もGOOD、ママチャリにもつかっています。コスパを考えればコレは間違いないくオススメできます。
最近ではちょっと新しい物が出て少し高いものを試してみた記事もあります
こちらから↓
AZ CKM-002 超極圧・極潤滑 オイル 比較インプレッション
Vipro's(ヴィプロス)オイル ムオン・ケイテンを試してみた!
余裕があればこんな物も上の高級オイルもいいかもですヨ。
ということで追記のお話しでした。
チェーン交換についてはこちらの記事から
ロードバイク整備 11速チェーン交換方法
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
コメント
コメント一覧 (6)
重要なのはオイルを塗ったことで返ってゴミを寄せ付けないということです。
例えば雨の日に乗らいないのに固いウエットルブをたっぷりと塗っておくとどんどんチェーンは汚れてそれが原因でギア歯の寿命を縮めることにもなりますし、抵抗も増えます。
走る状況に合わせて適切なオイルを適切に使うということが大切だと思います。
特にドライブトレインは常に綺麗にしておくことが大切です。
メンテナンス記事は多数ありますが、ここまで具体的な記事はありませんでした。私自身は最初にセールで購入したPEDROS GO!を常用していますが、確かにしっかり拭いてしまっても油がなくなることもなく、綺麗にすることが出来ました。
また色々と情報発信お願いします。
ロードバイク始めて2ヶ月でそろそろ初チェーン洗浄と思ってました。
雨の日は走らないのでazのドライルブが良いかなと思ってました。
洗浄はパーツクリーナーでやろうかと思ってたんですがパーツクリーナーで全部落とすよりkm-001だけで洗浄潤滑でokと言う事でしょうか?
ダイソーの万能オイルでママチャリのチェーンに塗ってます。
シマノ公式マニュアルではチェーン及びギアは「中性洗剤」で洗浄して下さい。となっております。
というのも現行のチェーンのSIL-TECコーティングに及ぼす影響が中性洗剤以外はわからないと言っていたような気が、すみませんウル覚えで、、、
KM-001で落ちきる汚れであればもちろんKM-001だけでもいいと思います。
しかし2ヶ月掃除がなかったということは結構汚れが付着していることが想像されます。ジャリジャリ間が抜けなかったり、いつまでたってもベタベタするのであれば一度洗車のようにチェーンを洗剤と靴ブラシ×2でガッシガッシと洗ってみてもいいと思いますよ。
もちろん汚れがオチきらずに残ってしまうようであれば、パーツクリーナーも使用して徹底的にキレイにします。汚れが残ることが1番チェーンによくないことだと思います。
AZのドライがどの程度の硬さかはわかりませんが、硬い油は汚れが付着した際にキレイにするのがものすごく大変です。中性洗剤だけではとても落ち切らないようなイメージです。
雨の日にのらないのであればKM-001とかでも全く問題ないと思います。
ブルベで超ロングライドとかであれば少し硬さがいるかもしれませんが、100kmぐらいであれば全然余裕です。
ちなみにチェーン掃除は毎回走り終えたら行います。
少しずつ汚れをためないように掃除を繰り返すか、限界まで汚して一気にキレイにするか、、、ということです(笑)
個人的には後者のほうが大変なような気がしてしまいますので、普段は柔らかい油を使用し、走行後はサッとひと拭き(柔らかい油は拭き取るだけで結構キレイにできますよ)、あまり汚れを溜め込まないように運用してしますヨ。