オイルの話 その2

今回はオイルの話です。
グリスではなくてオイルの話です。
前回のオイルの話で↓↓↓

【オイル】と【グリス】と洗車のお話
こんなお話をしました。
しかし調度よい粘度だったダイソーオイルが無くなってしまって、
途方に暮れていました。

AZのミシンオイルはやはりほんのきもーちやわらかいです。
使えないわけではないのですが、でもなんだかこだわりがでてしまって。
そしてついに100円以上のオイルを買っていみようかと一大決心をしたわけです。

今回購入したのはコチラ↓↓↓
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油といえばAZ!世界のAZ様です(?)
購入したのは真ん中2本です。
両サイドのものはおまけで付けてくれるんです。

左から
▶おまけの耐水性抜群(らしい)ロードレース用のオイル 無料!
▶ガラス系コーティング アクアシャインコート 908円
▶KM-001 極圧・水置換スプレー 665円
▶パークリ 無料!
そして送料無料♪

2本買って4本送られてきましたよ!
税込みで1698円です。

素晴らしいですね。さすがAZ様。

今回はオイルの話なのでコチラの製品を見てきましょう。
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■KM-001(一番右)
ちなみにどのくらい使えるかというと、
多分じゃぶじゃぶ使っても1年は持つでしょう。

チェーン掃除のおすすめの方法
でお伝えしたように汚れたら
【拭き掃除→ドバドバオイルを付けて→完全に拭きあげ】です。
こんな使い方をしても相当持ちそうな容量です。

オイルの選定で非常に需要なことは【硬くないこと】です。
ベタベタの油は汚れを集め、チェーンやギアの寿命を縮めることになります。
そしてオイルアップ後の拭きあげでキレイに取れないものも同様に
汚れの【トリモチ】と化します。
チェーンは触ってベタベタするようではダメです。
さらっとしているぐらいで十分ですね。

チェーンのオイルアップはリンクの内側にオイルが回っていればOKです。
そのためにも硬すぎるオイルは使い勝手が悪いです。

むしろきちんとリンクの内側まで行き渡らずに表面だけをベタベタにするような
オイルの塗り方では「むしろ塗らないほうがいいんでないか、、、」と思ってしまいます。


そして汚れても柔らかい粘度のオイルは汚れが浮きやすくオイルをプラスして
あげるだけでほとんど汚れは落ちてしまいます。


選定理由
▶安定の供給体制
いつでも同じメンテナンスがしたい。例えば新しいメーカーや海外のメーカーだと
突然輸入が止まったり、場合によっては商品自体が無くなってしまうことがあります。
AZ様は多分大丈夫だと思います。リスクは低いでしょう。
▶値段
コストパフォーマンスは抜群にイイです。
宣伝費をいっぱいかけて雑誌やテレビに売り込めば商品の値段はバンバン
上がりますし本来の物の値段からかけ離れてしまいます。
油って本来の値段はいくらなんだ、、、と疑問なところが多いですからね。
1本100円からすればとんでも無いジャンプアップですが、
それでもいわゆる自転車用のオイルの中ではかなり安い方でしょう。
▶スプレータイプ
ちょっとだけディレイラーの動きの渋いところに、(本来はグリスアップですが、)
ケーブルの滑り用に、ちょっとだけちょっとだけ、と
スプレー式は便利なところもあります。特にこのAZ様のスプレーはスプレーノズルの先
が極細です。液状ではちょっと厳しいところにも届かせることができます。
▶水置換性
水滴の上からぶっかけても効果が有りますよ、ということ。
時間の退縮です。洗車後チェーンが乾くのをまたずにスプレーできます。
またこれが水だけではなく汚れの下にも入り込めるということです。
「なんと素晴らしい、、、」
まさに普段のチェーン掃除にクリーナーを使わないてんちょーにはもってこいの商品です。
▶海水噴霧試験60時間A級認定
要は海水をぶっかけ続けてもある程度錆びずにいられますよ、ということです。
てんちょーの住む千葉は海が近く、強風の日は波しぶきを浴びながら走ることもあります。
試験クリアしている言うのがなんだか心強いですね。
実際にそういった環境で錆るかというと、ボルトの頭が錆びたことはあります。

とこんなところでしょう。

■CKM-001(真ん中)
KM-001の上位製品でしょう。
しかしちょっと高すぎます。1380円税別
オイルはケチって使うもんではありません。
ドバドバ使ってキレイに拭きあげるもんです。

性能は間違いありませんが、今回の主役はあくまでKM-001です。

コストの面を考えて今回は出番を少なめに行きます。

■BDS-004(左(おまけで貰ったやつ))
長距離レース用、耐水タイプ、高級エステルを、、、
難しい話は公式HPをご参照下さい。
折角なのでインプレに参加してもらいましょう!

でまずは粘度から
いつものように金属製のパンを使います。
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で少量をスプレーします。
上の画像順にスプレーしました。
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一番柔らかいのはKM-001
一番固いのはBCS-004です。
CKM-001は一番硬そうです。
しかしそれでも十分なぐらいサラサラしています。

で耐水性はというと、、、
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スプレーで洗い流して、

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水滴の上からスプレーします。
水置換と書いていないBCS-004でさえ全く問題なくオイルアップができています。

【耐水性】と謳っているだけあってBCS-004は水には一番強いようです。

やはりスプレータイプは液状のものよりだいぶ柔らかい印象があります。
どんどん洗浄にも潤滑にも使うにはいいかもしれません。

粘度では 
柔らかい順にKM-001→BCS004→CKM-001

ウエット性能は
BCS004>CKM-001≒KM-001
金属パンではこんな感じでしょう。

ということで後は走ってみないと何とも言えないところなので
コチラも後日持ち越しとさせていただこうかと思います。


アクアシャインコートはいいですよ。
洗車の後に吹きかけて拭きあげるだけでピカピカになります。
本日はオイルの話なのでココらへんで。

ということでAZのオイルの話でした。

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追記 8/22

KM-001にオイルを入れ替えて、100kmほど走ってきました。

一言で言うと【素晴らしい】です。
オイルのノリ、リムーブのしやすさ、ともにGoodです。

あえて拭き取りを甘くして汚れがのりやすいようにしての実験ですが、
走行後は黒い油汚れがでていますが、ボロ布で拭きとるだけキレイになります。
そして【極厚】が聞いているのかわわかりませんが、なんだかなめらかな気がします。
あまり敏感な方ではありませんが、漠然とそんな気がしました。

そしてダイソーの油もスプレータイプばかりになってしまい、
スプレータイプでないものは50ml100円です。
そうなるとKM-001はスプレータイプではありますが、420mlです。
そう考えると意外に高くはつかないかもしれません。

AZさんは本当に安いですね。

ということでまずは1品目【KM-001】Goodという報告でした。



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