LOOK KEO クリート
ビンディングペダルはお使いでしょうか?
有名どころでいうと、
▸TIME
▸Speedplay
▸LOOK
▸シマノ
この変でしょう。
まぁ各社のビンディングペダルの比較はおいておいて、、、
なぜLOOKかというと初めてのビンディングがLOOKだったのでそれに慣れてしまい
他社のものへと移行することなく使い続けているというだけです。
しかしLOOKはシマノものに比べてちょっとだけ軽いですね。
ということで今回はLOOKのKEOシリーズのクリートのお話です。
▸種類
種類が可動範囲3種類とゴムの滑り止めが有り無しの2種類あります。
ゴムの滑り止めはあったほうがいいでしょう。
滑る滑らないではなくて、摩耗の問題です。

これは滑り止めがついていないモデル。
どんどん減っていきます。
滑り止めモデルのほうが値段は張りますが、やはり長持ちします。
では滑り止めつきはどうかというと

常時信号待ちなどで足を外すときは必ず左足を外します。
ですので左側からガンガン減っていくのですが、手前左側をご覧ください。
そうです、もう滑り止めなんかどっかにいってしまったみたいです。
しかしそれでもクリート本体がすり減ることをある程度遅らせてくれます。
長い目で見れば滑り止め付きを選ばない理由はないでしょう。
稼働範囲は色で判別されています。
・赤 9度
・グレー 4.5度
・黒 0度
可動範囲というのはわかりにくいので簡単に言うと
クリートを中心にどんだけ内外に回転させられる【遊び】があるかということです。

赤いラインをが限界線でこれ以上ひねるとビンディングとクリートは外れます。
この時の角度が【何度】として選択できるわけですね。
画像は4.5度のグレーのクリートです。
ちょっと遊びがありますね。
なんというか赤の9度は可動範囲が広すぎて即、、、、

丸のところの隙間の大きさが遊びの角度につながります。
▸セッティング
これはいろいろな方法があり、トルク、回転、好みによって結構
変わってきますので、ほんの一例のご紹介です。

ペダルのアクスル上に【赤丸】母指球がのっかるようにします。

これが【靴を履いたらわからんやんけ!】ということなんですね。
ですので最初はクリートのアクスル上のラインにマッキーで線を引きます。

そこのライン状に母指球がきちんとのっかるようにします。
ライン上で爪を立てて「コンコン」と軽くたたきます。
でドンピシャになるように調整します。
小指側は最初はぺダリングをしても【がに股】にならないようにざっと角度
の調整を行います。片足ずつ調整すれば転倒の恐れはないでしょう。
である程度の調整ができたら後は丸1日つぶすつもりで携帯工具をもって
走ってはずらして、走ってはずらしての繰り返しです。
変な角度になっていたり、体にあっていないとペダリング時に膝がきれいに
上下に動かず膝がとっちらかりやすくなります。
あくまでも腰部からの動きで膝をまっすぐおろして、まっすぐ帰ってくる、
そのきれいな軌道を目指して調整をしていきます。
角度、開き、前後左右、すべてにおいて調整していきます。
またヘロヘロにへばった状態だと辺な力が入りにくいので、
100㎞走った後に微調整なんかも有効だと思います。
またきちんと全力スプリントや、登坂なんかもしながら調整してください。
こればっかりは本当に個人差が大きく、
膝や足首が痛くなってしまうのも、クリートが原因の場合もあります。
ということで慣れるまでというかクリートの位置ががっちり決まるまでは
グレーのある程度可動域があるもののほうが調整が楽です。
多少ずれていても4.5度は足が動かせますから。
「もうここから動かしたくない。」
「クリート交換すらしたくない、」
「1㎜も動くのがいやだ、」
という段階であればとっとと可動域0度のブラックに変えてしまったほうがいいですね。
▸交換
ねじ3つです。
LOOKのKEOシリーズはこのねじがなめやすいです。
ビンディングの裏側は土が詰まっていたりしやすく、
最後まできちんと6角を差し込んでから力をかけます。

LOOKのKEOクリートにはメモリークリップというものがあるのですが、
一部のビンディングシューズしか対応しておりません。
そんな時は【マッキー】で十分です。
靴の裏なんて誰もまじまじとみないでしょ!
がっつりと全周にわたってマッキーでマーキングします。
また交換まで行かなくてもローテーションはしておくと長持ちさせることが
できると思います。
前述したように左側からどんどんなくなっていくのである程度減ったところで
入れ替えることで均等に摩耗させることができます。
タイヤのローテーションはあまりお勧めはしませんが、クリートはOKでしょう。
ということでLOOKのKEOからクリート調整のちょっとしたお話でした。
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8/29追記
ということでブラッククリートの画像がなかったので再アップいたします。
まずは比較から


溝の広がり方で可動域を調整しているようですね。
と前回書き忘れた重要なところを。
LOOK KEO のクリートのねじはとても柔らかいです。
ですので舐めるのに注意をしてください。
そして靴の裏は水分だったり汚れの影響が大きく出ますので
ねじの固着防止、外すときにねじがちぎれてしまうと困るので、
ねじに少量のグリスをのせてから止めます。

傷んだねじはこちら

圧倒的に先頭のねじが一番傷みやすいです。
ねじだけとかは売ってませんしね。
ということで交換の際はご注意ください。
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