11速チェーンの交換とイロハ
今回は11速チェーンのお話です。
では早速、
現行の11速用チェーンの種類は
CN-HG900-11 DURA-ACE 247g¥4506
CN-HG700-11 ULTEGRA 257g¥3218
CN-HG600-11 105 257g¥2521(※価格は値上がりしている可能性あり)
です。
この種類が出る前は CN9000とかCN6800と言った製品がありました。
旧モデルと新モデルでの大きな違いは裏表ができたことでしょう。
CN9000のモデルは裏表はありませんが、新モデルは裏表が復活しました。
後はMTBとロード用が共通になったということです。
MTB用はもともと泥汚れや砂利にを想定しているはずなので、
それと共通になったということはロードとしてはいいことではないかと思います。
多分、、、、
正式な情報がありました。
・高負荷ペダリング、泥コンディション対応
・軽量化よりも耐久性重視
・泥抜けが良い
やはり泥汚れ対応ですね。
画像は現行チェーンの裏表の画像です。

違いがお分かりでしょう。
見た目ではほぼわかりませんが、アウタープレートの端の部分に差があります。
後は見た目ではほぼ差はありませんね。
外側に
グレードごとの違いは中空ピンやSIL-TEC処理をどこまで行っているか、
ということです。
SIL-TECについては下の動画を見てみて下さい。
shimanoさんのSIL-TECのチェーンのご紹介です。
もちろんヅラをこまめに替えるのが一番いいですが、
個人的には値段を考えるとヅラチェーンを長く使うのであれば
105を倍のスパンで変えたほうがいい気がします。
何を選ぶかはお財布と相談してがいいですね。
大切なのはどんなにイイチェーンでも掃除をしっかりしないと全く意味
のないことになってしまうのはみなさんもうご存知がと思います。
▶ チェーン交換
ということで現在使用していたチェーンはコチラです。

CN9000のヅラチェーンです。めちゃくちゃキレイです。我ながら良い管理です。
これは左右対称(オモテウラがないタイプ)のチェーンです。
使用は3000kmぐらい。多分
ローラー内部の砂利付きも全然なく非常に良い状態です。
伸びはというと【びっくりするぐらい伸びていない】です。
チェーンチェッカー↓

こんなのでブスブスやるんですが、0.75全然刺さりません、、、
なんでこんなに耐久性があるのでしょうか、、、
10速のチェーンなんてひどければ2000kmで交換してました。
11速SHIMANOさん、、、なんでかわかりませんが、素晴らしいですね。
しかしなんとなく左右非対称チェーンを使ってみたくなったので、
倉庫を捜索、、、
見つけました!

CN-HG700 いわゆるアルテグラのチェーンです。(OEM品)

OEM品ってこんなピンが付いているんですね。。。
これまっすぐ入るんかいな、、、
気を取り直して、早速交換です。
チェーンのカットやつなぐ作業はチェーンが弛んでいないと難しいので
やり方が2点あります。
①リアトップ+フロントインナーでフロントをBB側に脱落させる。
②タイヤを外す
個人的にはフレームに直接チェーンが当たるのが非常にイヤです。
ですのでタイヤを付けたり外したりして行います。
チェーンステーにボロ布をかけてしまえばチェーンはフレームに触れることはないです。
でまずチェーンを外す作業なので自転車をひっくり返してタイヤを外しチェーンを
切ります。
以前はKMCのミッシングリンクでつないでいたのですが、
再利用不可の11速は使い捨てです。
優位性を全く感じないので、今回はピンでつないじゃいます。
切ったチェーンを元に長さを決めます。

いらない部分はチェーンカッターで切ってしまいましょう。

あくまでも力をかけずにまっすぐです。(画像は片手なので少々曲がっています。)
チェーンを外し終えたらタイヤを付けます。
長さを調整したチェーンを通して最終的な長さの確認を行います。
チェーンの通す道を間違わないようにして下さい。
特にリアディレイラーの上下プ-リーの間は要注意です。
で接続の際はタイヤを外すかチェーンをインナー側におっことします。
でもてんちょーはそれは嫌なのでやっぱりタイヤを外します。
で接続は説明書通りに行います。

A の方法ですね。
つなぎはピンをチェーンカッターで押しこんで調整します。

アウター側に飛び出していてはいけません。
これではダメなのでもう少し押し込みます。

インナー側にちょっと気持ち出るぐらいでアウター側には絶対にでないように
両側から押して微調整をします。
つないだ後は滑らかに動くかどうかきちんと確認します。

他のローラー部と同じ動きをするようにします。
どうしても動きの悪い場合はチェーンを横向きにこじります。
エゴエゴ動かしているとスムーズに動くようになります。
で最後はベタベタをキレイにします。

サラサラ系の油でいいのでAZのミシン油でベタベタを拭き取ります。
SHIMANOさんいわく
「昔よりも新品のチェーンはベタベタにならないようにしている」
「しかし気になるようだったら中性洗剤で洗って下さい」とのことです。
パークリ、灯油等は脂分を摂り過ぎるだけではなく、
【SIL-TEC】コーティングにも悪影響を与える、とのことです。
↑↑↑超重要ですね
日頃の洗浄方法も要検討ですね。
そうそう、SIL-TECといえばケーブルのコーティングのイメージですが、
チェーンのコーティングのほうが強く作っているそうです。
ケーブルのコーティングと同じだったらあっという間に無くなってしまいそうです。
当たり前ですね。
チェーンの外側ベタベタすぎるのは【トリモチ】くっつけて走っている
ようなもんですからキレイに拭き取ります。
チェーンは触っても油がつかないぐらいに拭きあげます。
それでもローラー内部の潤滑は十分です。
これで十分サラサラになります。
これで完成。
で感じのシフトはというと、、、
↓
↓
あんまり変わりません。
チェーン自体あまり伸びていなかったので、予想はしていましたが、
左右対称チェーン、非対称チェーンあまり差はありません。
まぁまだ実走はしていないので、まだまだ、、、
実装してもあまり変わらないのであれば、CN9000やCN6800のほうが
セールとかでお買得価格がありかもしれません。
しかし11速で3000km走ってもまだ使えるようなのはすごいです。
いやぁこんだけ持つとイイですね。
ということで実走レポはまた後日。
11速チェーンのお話でした。
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