Bianchi センプレのヘッドパーツ グリスアップとクリーニング
ということで今回はセンプレのヘッドパーツのグリスアップです。
センプレには【FSA ORBIT C-40-ACB】こんなマニアックなパーツが使われています。
もうそろそろ前回から5000km位走ったので頃合いかなぁと、、、
まぁほとんど思いつきです。

BianchiのヘッドパーツはFSAが入っています。
これがなかなか、、、FSAのヘッドパーツは使っている場合が少なく
情報が非常に少ないんですね。
ということで対して汚れてもいなそうですが、分解清掃をしてみようかと。
早速トップキャップから外しします。
んでステムをゆるめてぶっこ抜きます。

ヒラメのプレッシャーアンカーに比べてたいそう貧相なFSAのアンカーです。
でスペーサーを抜いて、ステムを抜いて、またスペーサーを抜いて
次はこんなのがあります。

裏側、やはりそこまで汚れていないですね。
砂利も少なくグリスも生きていていい状態です。

上部終了。

フレームからスッポ抜くとこんなかんじです。
ちょっと汚れはありますが、状態は悪くありません。

ブレーキの本体が付いているととても邪魔で完全にバラすことはできません。
ここまで行ったら完全にグリスを落とします。
完全にグリスが落ちたら大切な工程です。
「状態の確認」です。
傷、異物の混入、等々状態を確認後にきれいなグリスをいれます。
すみません。
このへんから手がグリスまみれで写真が減ります。

めちゃくちゃ綺麗になります。
錆、傷もなくとてもいい状態です。
やはり下側は砂埃の混入があり、キレイに砂利を残さないようにクリーニングをします。
グリスアップして元に戻していきます。
多すぎるグリスはすべてはみ出してしまいますので適量が需要です。

上部も元通りにグリスアップをして戻していきます。


コツも何もありませんが、
しいて言うならば【ぴっちりはめる】です。


でスペーサーも戻して、
ステムを戻して、ヘッドキャップとプレッシャーアンカーの挿入です。

トップキャップには異音対策に細工をしてあります。
なにかって大したものではありませんが、ビニテを2周巻いているだけです。
極めて微妙なことですが、これがあるとトップキャップと
プレッシャーアンカーがピッタリと密着するので異音がでません。
FSAのプレッシャーアンカーをご使用で異音がある場合は
この方法で一つ除外できると思います。ぜひお試し下さい。
でプレッシャーアンカーを入れるのはコツが有ります。

プレッシャーアンカーには2つネジが有ります。
トップキャップのネジと、アンカー部のネジです
アンカー部のネジはトップキャップの穴から深い部分にあり、
トップキャップには大きめの6角が開いております。

アンカー部をちょっとキツイかなというぐらいまで開いた状態で
差し込まないと、アンカー部を締めいているつもりがトップ部が回ってしまい
アンカーがフォークの深部に吸い込まれていきます。
フレームほどブラックホールではありませんが、落っこちるとひっくり返さないと
取れないので面倒くさいです。
ということでアンカー部を入れるときはちょうどいい幅まで開いてから入れましょう。

でちょうどいいところまで落とし込んだら締め付けをします。
トップキャップは邪魔なら外してしまっても構いません。
ある程度アンカー部を開いていいれば落ちる心配はありません。
くれぐれもぐいっと押し込まないようにご注意下さい。
でプレッシャーアンカーがしっかり固定できたら、
最後のスペーサーを入れてトップキャップの締め込みです。
この時にトップキャップやスペーサーにロゴが入っている場合はロゴの向きに
こだわりを見せるとおしゃれさんです。
最後は調整です。

トップキャップの締め込み具合でガタが出たり、シブくなったりしないように
調整をしながらベストポイントに持っていきます。
トップキャップを締める段階で画像のように足でタイヤを挟んでセンターを出します。
この段階で1ミリたりともセンターからずれないように調整します。
あっちから見たり、こっちから見たり、レーザーを使うほどでありませんが、
自身がなければレーザーで見ると確実に直線が出せます。
で最後にステムを適正トルクで締め付けて完了です。

心配な方はやはりトルクレンチがいいでしょう。
カーボンフォークは特にですね。
ステムの内側にはファイバーグリップ何かを塗りこんでおくと
やはりずれ防止になりますね。
ここずれるととても危険ですからくれぐれもご注意下さい。
ということで本日はヘッドパーツのクリーニングとグリスアップでした。
難易度はハブなんかよりも全然簡単です。(個人的感想)
その代わり締め付けだけは絶対にずれないようご注意下さい。
ワタクシのAZのグリスの手持ちは3種類
少しだけご紹介を!
全て調度は2ですが、硬さが少しだけ違います。
一番柔らかいグリスです。
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場所によって使い分けております。
ハブはBGR-006
ヘッドは有機モリブデン
それ以外はウレア
水分の影響を受けることが多いロードバイクでは基本的にウレアベースを使うことが多いです。
うん、、、なんともマニアックな使い分けですが、趣味の世界はこれだから楽しい!
サイクルウェアとロードバイクパーツのお店
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