室伏広治(バケモンデス)のトレーニングから学ぶこと

今回はロードバイクから離れたちょっと番外編です。
しか~しめちゃくちゃ「ためになります。

自転車とは全く関係ないわけではありません。
絶対にロードバイクのトレーニングにも使えるお話です。

まずはこちらを御覧ください。

すんごい面白いです。

スクワット一つをとっても普通じゃありません。

投擲のフォームのトレーニングだと思うのですが、綺麗なフォームでゆっくりと繰り返しています。

負荷をかけるトレーニングも鉄球をぶら下げてゆらゆらゆらゆら、、、筋肉にいろいろな刺激が加えられそうです。

こういったことをなぜするのかということです。

①「トレーニングっていうのは、反復すると効果があるっていう風に思うじゃないですか、現に筋肉としては反復したほうが、つくかもしれないですけどでも、運動としてはちょっと厳しいと思うんです。慣れてしまったら、それはもうトレーニングとは言わない。反復しないようにするにはどうしたらいいか、ってことで毎回違うパターンにしてる、自分が読めないようにする、で、慣れてしまったらもうトレーニングだと僕は言わないようにしてるぐらい。慣れたら練習じゃない、出来てるんですから、練習じゃないじゃないですか、だから慣れないほうがいいんですよ」
 
→皆さんひたすら同じ練習をくりかえしていませんか?ワタクシも偏りがちな練習を(アキショウナダケダロ!?)ずっとフルアウターで走ってみたり、帰りはすべてダンシングとか変化を取り入れています。(アキショウメッ)
巡航はケイデンス90、スプリントはケイデンス110(ワタクシの得意な数値です。)と決めてソレばっかりのトレーニングになっていませんか?
個人的には反復運動も非常に大切だと思います。しかしそれだけでなく、体にも飽きを感じさせないようにトレーにグするのもいいと思います。


「慣れたときに怪我するじゃないですか、慣れた頃になんでも、怪我とかね」

→まさに仰るとおりです。皆さんご経験されたことはありませんか?最初のうちは転ばなくても慣れてきた頃に「アッ」とビンディングでの立ちごけ、、、
またひどい落車をするのもロードバイクに慣れてきた(自分で慣れてきたと思っている)頃が最も危険が多いです。


本題は2:50~です。
途中で終わってしまいますが、非常に残念です。この続きがむちゃくちゃ気になるところです。
この動画はワタクシのになりそうなぐらいとっても大切なことを言っています。


③ 「私のウォーミングアップは、まずハンマー投に必要な基本的な「動きづくり」と神経や筋肉を呼び覚ますような「身体の動き」から始める。

こうしたウォーミングアップを行うことで、身体の土台(ファンダメンタル)が強化され、いわゆる身体の安定性(スタビリティ)が高まり、筋肉などの動きがスムーズになる。身体が正常に機能して動くなかで筋力(ストレングス)強化を加え、使えている筋肉と使えていない筋肉を確認し、どのように稼働させるかというフィジカルトレーニングをおこなっていくのである。
 
④身体の癒着を取るトレーニングも重要だ。
わかりやすい例が、手の小指だけを曲げようとすると、薬指も曲がってしまうことがある。これが癒着である。これを意識して小指だけ曲げるように集中すれば、癒着を取る訓練となる。

癒着を取る訓練をしていると、歳を重ねても身体感覚が鋭敏になり、身体の部位を自由に動かすことができる。私は背骨の一つ一つを動かすこともできる。余分な動きがなくなれば疲労が蓄積しにくくなり、ケガの予防にもなると考えられている。

まさに神経を鍛えるということです。
ワタクシも三十路をこえまして、もうそろそろ肉体的な衰えが、、、ふわ~にぉう!まだまだ感じることはございません!がソレは気持ちの問題(笑) 実際に体の中では起きてきているのでしょう。動画でいう、筋骨格系・可動域的な衰えです。
そこでみなさん!
神経を鍛えましょう!
体を自由に動かせるようにしましょう!


前回のロードバイクのペダリング(全身稼働!腰のから踏む)~続編~の記事でも書きましたが、なんだかクリソツなイメージです。
繰り返し【体は連動して動く】と言っておりますが、【連動して動く】と言うのは結果です。
【癒着】を取ることで【連動を解く】ことと、別の【部位と連動させる】、ということができるようになるといいと思います。

簡単に言うとゴールは【体を自由に動かせる状態にする】ということです。
文章にしてしまうととても簡単な言葉になってしまいますが、これはとても難しいことです。
例えば【足の指を「ぱー」「ちょき」にする】【大胸筋を片方だけ動かす】、ロードバイクだと【腕をまっすぐ前に出して手のひらをあわせます。その状態から肘のみを下に向ける】、こういったことから初めて、最終的にはペダリング時に大腿四頭筋と、ハムストリングスを疲労に合わせて使いわける。というところまで持って行きたいところです。
神経をしっかりと鍛えることでできるようになる!かもです。


お尻歩きで普段は使う機会がほどんどなく、固く休眠状態に入っている骨盤の動きを起こす、骨盤回りの筋肉もさることながら、頭と体をつないでいる神経もしっかりと鍛えて太く効率を良くする、ということです。ソレは骨盤だけではなくて、全身に言えることだと思います。

ロードバイクって下半身の乗り物って言うイメージがある方もいるかとは思いますが、ワタクシは全身運動だと考えております。足だけで踏むよりも体全体で踏んだほうが出力は大きいでしょう。これが腰から踏むということで、その軸をブラさないためには体幹の筋肉、バランス感覚が必要ですし、上半身の筋肉を使う時もありますね。バランスは左右だけではなく、上下、前後のバランス感覚も非常に大切です。

ワタクシは自転車も何も考えずに乗る1年としっかりといろいろと考えて乗っった1年では上達に差がでると考えております。趣味や健康のために乗るのであればロードバイク用だけではなくしっかりと【体を上手に使える】方法を模索して乗ることでより健康的な趣味として楽しめるのではないかと思います。

ということで本日は室伏広治さんのトレーニングのお話でした。


超える力 [ 室伏広治 ]
超える力 [ 室伏広治 ]より

※参考サイト(「慣れたらもうトレーニングじゃない」、室伏広治から学ぶ自分を超えていく力


おまけ動画の追記です。
やはり兄貴はトンデモないです。