ロードバイク タイヤの空気圧について BAR? PSI? kgf/㎝2?

最近はもう振れ取りばっかりです、、、

ママチャリの振れとりして~、、、倉庫のRS21の振れ取りして~、、、フルクラムの振れとりして~、、、妖怪振れ取り親父です。。。

ニップルレンチの精度はとっても大切です。
特にママチャリなんてガンガン錆びついて固着してますので。
おすすめ品はこちら↓ 確か1000円でお釣りが来るぐらい安いです。
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クロモリ製のこれがいいんです。

※普段使うところはビニテなし、印をつけてサイズをわかりやすくしてあります。集中し過ぎると違うサイズでトライしてしまうことの防止に目印にしています。

ICETOOLかなんかのクロモリ製のニップル回しなんですが、やっすい割にママチャリのトンデモなく錆びたニップルも舐めませんでした。精度がいいんだと思います。

こんな形の銀色のやつは全くダメなものもありました。ご注意です。



ママチャリなんてもう普通に乗ってるだけでもグワングワンゆがんでいます。

それをビシっと振れとりしてみるとさぁどうか!

全く乗っててわかりませんでしたorz


ということで気を取り直して空気圧のお話しです。

まずは単位からです。

一番良く使う単位
▶BAR
BAR(バール)≒kgf/㎝2 (キログラム/平方センチ)
ほぼ同じです。
概ね1気圧 100kPs←どうでもいですね。

▶PSI

要は圧力ってことです。

実際のタイヤを見てみます。
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PRESUURE-MIN 7 BER MAX 10 BAR 
ビットリア ディアマンテ プロ

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Inflate to min 100psi 7 BAR max 145psi 10 BAR
Vittoria ルビノプロ

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Infrate to 6 BAR (87 psi) min - 8 BAR (116psi) MAX
ミシュラン リチオン2

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REC Pressure 7.0 BAR (100psi)
MAX Pressure 7.7 BAR (110psi)
ハッチソン エキノクス2

大体タイヤには適正空気圧が書いてあります。
しかも丁寧にBARとPSI両方共書いてあります。

やはり他社に比べてVittoriaは空気圧の調整幅も広く持っています。
さすがVittoria、、、昨今の値上げはちょっと・・・ですが、、、

フレンチバルブ対応のフロアポンプには大体空気圧計がついてていてそれにも両方の表記があります。
P3243667

とても便利です。

ということでここまで入れればOKということです。

後は体重や乗り方、乗る場所によってこの数値内で調整しておけばいいということです。

※ホイールによっては最大空気圧の指定がある場合がありますのでご注意下さい。

また熱い路面の走行や、長いブレーキによる摩擦熱の影響で内部の空気は暖められて膨張、その結果空気圧が上昇することが考えられます。これらも考慮して自分にとって適正空気圧を探します。


タイヤやフロアポンプによっては2つの表記がない場合もあります。
そんな時は
■圧力計算■

こんな便利なサイトがありますので、数値を入力してポチっとなで計算できます。


家では適切な管理をするとともに、感覚もとても大切です。

空気圧を入れたら必ずその硬さの感覚を指でニギニギしてきます。
P3243676

この感覚を覚えておくと、出先でもなんか変だぁ、と思ったらすぐに確認できます。
外出中携帯工具の中にエアゲージまで持っている方ってあまりいないですよね。

もしものパンク時、修理するにしてもこのぐらいエアーを入れるとか、スローパンクも発見できることもあるかもしれません。
もちろん正確な数値での管理も大切ですが、ないときなんかに全くわかんねっす、、、ってことだと困っちゃいますね。


空気圧って結構人それぞれで硬いのが好きな方とか、柔らかいのが好きな方とか、、、
プロはどのぐらいなのかと思って調べてみました。


空気圧は体重も大きく関わってくるので各選手の体重も入れてあります。

コンティションは晴、路面状況はとても綺麗なところ(ドバイ(?))ということです。



 Dan LLoyd Asks

How much tyre pressure do you run?
(どんぐらい空気圧入れてまっか?)


■ALEX DOWSETT 75kg
(Movister team)

110~115psi
7-8 BAR


■MATT GOSS 70 kg
One pro cycling

140~150psi
10 BAR


■SAMMY SANCHEZ 68 kg 
BMC racing team

116~145psi
8~10 BAR

 
■KOEN DE KORT 70 kg
Team GIANT-Alpecin

130 psi
9 BAR


■OWAIN DOULL 71 kg 
Team Wiggins


■LIEUWE WESATRA 74 kg
ASTANA Pro team

130~145 psi
9~10 BAR


■LARS BOOM 75 kg
ASTANA Pro team

116 psi
8 BAR


■YOROSLAV POPOVYCH 64 kg 
TRAK Segafredo

130~145psi
9~10 BAR


■MATTEO TRENTIN 74 kg
Etixx Quick step

130 psi
9 BAR


■ILJO KEISSE 72 kg
Etixx Quick step

116psi
8 BAR


■BEN SWIFT 69 kg
Team SKY

116 psi 
8 BAR


■MATT BRAMMEIER 72 kg
Dimension data

130~140psi
9~10 BAR


■TONY MARTIN 75 kg
Etixx Quick step

109~116psi
7.5~8 BAR


■BEN HERMANS 72 kg
BMC Racing team

130psi 
9 BAR


■MARK RENSHAW 72kg
Dimension data

116psi
8 BAR


■DANIELE BENNATI 73kg
Tinkoff

123psi
8.5 BAR

いやぁめちゃくちゃ【ハイプレッシャー!】と思っていたら、最後の方で、、、

「チューブラーは 抜けるのがちょっと速いため・・・」

おいっ!チューブラーかよ、、、

といっても チューブラーとは言え結構高めです。


さすがプロはわかんないって言う方もいますね。
「メカニックを信じているから、、、」流石です。


ということで空気圧低めと高めに合わせるとどうなるのか、というところを見てみます。

▶乗り心地
低圧のほうが乗り心地はマイルドになる傾向にある。
高過ぎると路面のギャップ、荒れで跳ね(トラクションが抜け気味に)がでることも。

▶転がり抵抗
一般的に同サイズであれば高圧のほうがころがり抵抗は少なくなります。

▶グリップ
低圧のほうが上がるとされています。
Vittoriaの公式ページにも路面がウエットの場合は0.5BAR減らして下さい、とあります。
Vittoriaジャパン公式ページ http://www.vittoriajapan.co.jp/vittoria-tire-faq/


■低すぎることによる影響
リム打ちパンク(スネークバイト・蛇噛み)の恐れがあります。
更に低いとリムへのダメージの可能性がでてきます。

■高過ぎることによる影響
タイヤの限界を超えることでタイヤの破損が考えられます。
またタイヤだけではなくリムの限界値も超えるとホイールの破損の可能性も。

その他の限界をを超えたり下回ったりしている場合は予期せぬトラブルが発生することがあります。
パンクぐらいであれば対応はできると思いますが、タイヤ自体の大きな破損は自走不可になる可能性もありますので、ご注意下さい。

結論
▶路面状況→GOOD→空気圧高め
      →BAD→低め(要調節)
      →ウエット→低め
▶体重→重い→高め
   →軽い→低め
▶スピード域→高速→高め
       →低速→低め
▶乗り心地→快適→低め
        →固め→高め
▶反応→速い→高め
    →ゆっくり→低め

ライダーの実際に乗る環境、路面状況、体重、パワー、その他の機材の状況(フレーム・ホイール等)にあわせて自分で適正空気圧を探る。ということが大切ですね。

Vittoriaジャパン公式ページより抜粋
理想的なタイヤの空気圧は?
ウェットな路面や荒れた路面状況の場合は、0.5bar (7.5psi) 減らして下さい。 チューブラーの場合は0.5bar (7.5psi)増やして下さい。
最適な空気圧は、路面状況や天候状態、バイクの素材やセットアップ状況、ライダーの体重やライディングスタイルなど、多くの要素によって変わってきます。 適切な空気圧を見つけるには、様々な空気圧で何度かテストしてみることが一番です。いくつかコーナーのある、短めのクリテリウム・コースのような場所でテストしてみるのも良いでしょう。

推奨空気圧で始めて、少しずつ走りながら空気圧を5psiずつ減らしてタイヤが少し窪んでいるように感じたら、それがあなたにとっての最低空気圧になります。 そして上記の適正空気圧まで5psiずつ増やして、タイヤが路面から跳ねたり弾みだすようになったら、それがあなたにとっての最大空気圧になります。 そこから5psiずつ減らして、コンディションに合わせてベストだと感じる空気圧まで調整して下さい。

タイヤの空気圧、路面状況やコースの詳細、天候状態、タイヤの種類、ブランド、TPI、使用したバイクとあなたのその日の体重などを一緒に記録して下さい。 その記録がレースの際に、路面コンディションに合った最適なタイヤを選ぶための効果的なツールになるでしょう。


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