シマノ新 シフトケーブル オプティスリックはいかに!
シマノから新製品 オプティスリックシフトインナーケーブルが発売されました。
ということでインプレッションがてら1周間ぐらい前に変えたばかりのシフトケーブルをまた交換するというなんとももったいないことを orz してみます。
今回はまるっと交換なので前後シフトケーブルの手順のおさらいです。
こちらがオプティスリックシフトケーブルセットです。

内容品はと言うと、、、


・アウターケーブル
・インナーケーブル
・コントロールレバー側のノーズ付きアウターキャップ
・ノーマルキャップ
・樹脂製シールドアウターキャップ
・インナーエンドキャップ
???

ディーラーマニュアルではこうあります。
ロングノーズがコントロールレバー側の分しか付属しないのが謎です、どのグレードの位置なのでしょうか、、、
まぁロングノーズキャップはすぐに潰れるしあんまりいい印象がないのはわたしだけでしょうか、、、
ポリマーコーティングの剥がれ予防?
ブレーキのロングノーズはとても優秀ですが、シフト側はどうにも潰れて抵抗になりやすいイメージです。
これです。

SHIMANO スモールパーツ BC-R680用ノーズ付アウターキャップ Y8Z098100 【メール便可】
ということで早速前後シフトケーブル交換の手順です。
ここからはシフトケーブル交換の手順ですので、インプレッションをご希望の方は下段まで飛ばしていただければと思います。
まずはなにはともあれアウターも交換する際はバーテープを剥がさなければなりません。

キッタナイバーテープを剥がします。
もちろんバーテープを剥がすときはブラケットをめくります。

エンドキャップも忘れずに取ります。

するとどうでしょう、この鬼のようなベタベタの残りっぷり。

これを剥がすのが大変なんのでビニールテープで養生して直接ハンドルバーにベタベタがつかないようにしてあります。
これをはがしていくと、、、

すんばらしく綺麗です。

バーエンドのところはどうしようもないので、ふきふきます。
パークリで若干は落ちますが、後はひたすらどこまで綺麗にするかはアナタ次第!

ちょっと綺麗にしたほうが良さそうですね。毛が生えてるし、、、
ブラケット内側部です。

こういったところも綺麗にしたいのですが、パークリをぶっかけるのはもし内部に入ってしまうとよくないので、何か物を探します。
アウターケーブルのお古(使用済み)です。
もともとアウターケーブルと接触しても壊れないようにできているのであれば削れないはずです、ということでアウターケーブルの皮膜のところで地道にゴシゴシこすります。

傷つくことなくベタベタを落とすことに成功。
ブラケット内は細かいのでアウターの皮膜でこするのは結構やりやすかったです。
(くれぐれも内側の金属でこすらないように注意して下さい。傷だらけになります。)
ここまで来たらアウターケーブルの取り回しを覚えておきます。
ケーブルルーティングを変更したい場合は古いものでいじって新しい物は取り付けるだけにすると綺麗にまとまります。
(新しい物を何回も切るのはナンセンスです。)

(年季が入ってきました、ROTUNDO(なんて読むんだこれ、、、ろとぅんどぅ、、かな、、)多分折れるまで使います。)
でケーブル固定部を剥がしました。

こうなります。
ここまで来たらシフトケーブルの交換なので、ディレイラー側の固定ポイントを緩めてケーブルを引っこ抜きます。
と言いたいところなのですが、引き抜く際も先っちょが毛羽立っていたり、固定ポイントが潰れていると、アウターキャップやフレームに思わぬ傷をつける可能性があります。
そういった場合は固定ポイントを切り落としてから抜いてあげるとスムーズに抜けます。
以前はここは金属製推奨だったと思ったのですが、最近は樹脂製のシールドキャップであればいいみたいです。マニュアルより、、、
割れると調整がめちゃくちゃになるとかなんとか、、、言っていた気がするのですが、、、

状態の確認です。

ちょっとだけサビが有りますが、このぐらいであれば磨けばなんとか使えそうです。
樹脂製でなければ潰れたりは基本ありませんので交換しなくてもいけるでしょう。
と言うかオプティスリックのセットはアルミアウターシールドキャップは入っていませんし、、、
アウターケーブルを外した際は各所のダメージや汚れの確認です。
次回の組み付けのヒントになることが多いですヨ。
アウター本体です。

キャップ類。

ものの見事に潰れて状態はよくないです。
特にレバー側のノーズ付きアウターキャップです。

まるでバナナみたいになっております。
アウターキャップ内もサビが出ております。
ということはここにはグリスを少し入れたほうがいいということでしょう。

わずか1周間足らずのインナーケーブルたちです。

今のケーブルがダメになったらフロントで使います。。。
というところでオプティスリックの登場です。

外側の緑がかった方がオプティスリックインナーケーブルです。

美しひ、、、神々しい輝きです。。。
と詳細は後ほど、
新しいアウターを切りそろえます。

前回の長さと同じか、調整したい場合は前回のものである程度長さを決めてから新しい物をきります。
ネジネジとか、フレームプロテクターを入れるときはものによってはこの段階で入れておかないと組んだ後に後悔することになります。ご注意下さい。
フレーム内をケーブルが通る場合はリアはどうでもいいですが、フロントはアジャスターを噛ませて下さい。これがないと調整がとても大変です。
てんちょーはリアは大体の調整はケーブルの取り付け時バッチリの張りに持ってくるので、ディレリラーの調整ボルトだけで十分です。余分なものはないほうがいいです。
リアアウターです。

ロゴが見えるように調整しました。
こういった細かいところは本当に趣味の世界ですwww
リアはディレイラー側も確認します。

これの一番下のパーツ

SHIMANO スモールパーツ 11速RD用ガイドパイプ Y5XX38000 【メール便可】
これです。
こいつはうん、、、消耗品です。

新旧比較です。
もちろん下が旧です。
こんなに潰れて折れていては引きが重くなるのも納得です。
ということで新品に交換。
こういった細かいパーツも内部をチェックしてきちんとグリスアップします。

綺麗ですね。ここにもグリスを入れます。

仮組みです。
このケーブルアジャストボルトは基本的に緩めていく方向にしか使わないので一番締めこんでしまいます。ぶっ壊さない程度ですよ。
これペンチで無理やり回して壊したなんて、聞いたことがあります。
コントロールレバー内のケーブルの通り道ももちろん綺麗にします。

綿棒にグリスを少し付けて汚れを拭き取り、軽くグリスアップします。

今回はこのアウターキャップ(ノーズなし)で行くことにしました。
ケーブルセットにノーズ付きキャップが入っていないのであればまぁなくてもなんとかなるのかと、、、
組んでていく時はキャップの中に少量のグリスを入れてサビの防止と異物(水分)が入らないようにしました。

ツンっと、、、

これでアウターキャップを付けます。
はみ出したものを綺麗に拭き取ります。
インナーケーブルの太鼓部にも少量塗ります。

組み付けはいつもの様に、、、
レバーの外側から通して、頭を押し込みます。
必ずフロントもリアも【小レバー】を操作してケーブルが一番ゆるい状態で通します。
小レバーの操作ができない場合は、ブラケットを戻してあげたりして操作します。
この状態でないとケーブルは通りますが、太鼓の頭が入らないです。

こっちから入れて、、、、(右側のコントロールレバーです)

(左側のコントロールレバーです)ノーズ付きキャップがついています。
どちらも外から内側に入れるということです。
さっきせっかく組み立てたアウターケーブルですが、バラバラにして一個ずつ通していきます。

バラバラのほうがどこかで通りが悪い(通り道に障害がある)場合にすぐに分かります。
この段階で重いまま組み付けてしまうと後で引きが重くなる原因となります。
特に再利用するときはよく確認した方がいいです

コントロールレバー側のアウターキャップは溝がありますのできちんとここにはめ込みます。

レバー内のキャップもきちんとしめます。
あくまでもインナーケーブルがスムーズに通るようかどうか、をきちんと確認しながら入れていきます。
もう一つ注意です。
ケーブルの取り回しがどうなっていたか、ブレーキケーブルとの絡みを確認しながらフレーム内へと動線を決めます。

これはなんかいやな予感が、、、
こうですね。

フレーム内に通すのは男の一発勝負です!Sempreの場合は、です。
変な癖のついていないケーブルだったら素直に通ります。
BB下もきちんとケーブルガイドに通っているかを確認します。
時々通っていても脱線していることもありますのでご注意です。

ここまで来るとこういう状態になります。

でここからアウターケーブルのカーブを考えつつハンドルバーに固定します。
しかしレバー出口に段差ができてしまいました。

このままでは不安定なので
バーテープの切れ端とか、ビニールーテープで厚みを出してケーブルが不安定にならないようにしました。

ワタクシは個人的には全固定推奨派です。
数カ所よりもがっちり固定できます。

また最後の巻き終わりのポイントは3重ぐらいに巻き強度を出します。
これで安定感はばっちりです。

両側巻き終わりです。
ケーブルアジャスターは前回よりも上部に付けました。
取り付け時の注意なのですが、できるだけカーブがゆるいところにつけたほうがいいです。
かと言ってハンドルバーに当たるところにつけてしまうと、走行中にコツコツぶつかって異音の原因となり、とても不快です。ハンドルバーに当たらず、カーブが出来るだけゆるいポイントを探してつけるのがいいと思います。
もう一つポイント、
各ケーブルは振動で干渉した時に音が出る時があります。各ケーブル間のクリアランスも気をつけて取り回しを決めるといいでしょう。
本当はハンドルを持ち上げてもアウターケーブルの力でハンドルが切れないようにまっすぐになるようにケーブルルーティングを決めるのがいいのですが、フレームの構造やサイズ、使用環境によっては無理な時もあります。もちろんまっすぐの方がいいのですが、できれば、、、ぐらいで調整してみるのがいいと思います。
もうここまでくれば後はインナーケーブルをディレイラーに固定して調整→終了です。
リアのケーブルの固定の仕方はこちらで裏ワザを後悔しております。
11速アルテだとトップから4枚目ぐらいでゆる~く張るとバッチリでした。
フロントも指で限界まで押し込んでゆるめに張ればアジャスターはほとんど触らなくて大丈夫なぐらい張れます。
ペンチでコーティングをはがしながら無理くり引っ張って固定、その後アジャスターをグリグリ回すなんてナンセンスですよ。
あとはお好みもバーテープを貼ってインナーキャップをつけるなりハンダ付けするなりボンドで固めれば完成です。
なんだかんだでバラすところからスモールパーツのお掃除グリスアップをしていたら2時間以上かかってしましました。交換だけであればで30分もあれば十分だと思いますが、ここで細かい手間をかけてあげるのがまたまたですが、【趣味の世界】です。
ということでここからが本番です。

【オプティスリックインナーケーブル】です。

3種の比較です。
左から【SIL-TEC】【ポリマーコーティング】【オプティスリック】です。
コーティングの色は【透明】【茶】【緑】でしょう。
まずは触り心地から。
ポリマーコーティングは乾いている系でさらさらしている感じです。
それに比べてオプティスリックはもう【トゥルントゥルン】です。
指の触りだけではポリマー以上の滑らかさです。
グリスとの相性はポリマーに分があるかもしれません。ポリマーのほうがグリスがよく絡みそうなイメージです。
そして余った部分でコーティングを剥がしてみましたが、もちろポリマーのようにケバケバが出ることはありません。
コーティングが剥がれると普通に銀色のケーブルが出てきます。

見づらくて申し訳ありませんが、これは削った後です。
いわゆる他社で言うテフロンコーティングのようなイメージでしょうか。
でこすったらどんだけ落ちるのかというといわゆる黒いテフロンコーティング(B@B)よりも耐久性があります。すぐには剥がれないですが、ヤスリを使ってゴリゴリやってると剥がれてきました。ヤスリには勝てないですね。
で使用感ですが、、、あくまでもワタクシの感想ですよ。
間違いなく【すっげぇ軽い】です。
おいっ!シマノさん!
ナンデ早くこれを作んないんだ!
ポリマー。。。うちの在庫をどうしてくれるんだよ!
えぇ、こんなこと言っていいのかって、、、う~ん、、、嘘はつけません。
なんというか、、、軽いです。
ヘタしたら今までの力で操作すれば2段変わってしまうようなイメージです。。。
シフトフィールはやはりポリマーのように柔らかいコーティングではありませんので、カキカキ固めのフィーリングですが、なにせ軽さが気持ち良すぎます。。。
ポリマーとの比較でシフトフィールはどちらかと言うとワタクシポリマーのほうが好きです。
しかし剥がれがどうにもこうにも汚くて、気になります。
軽さはどっちが軽いのかというと、多分同じぐらい軽いのではないかと思います。
今回の環境はスモールパーツも含めグリスアップやケーブルの取り回しも含めての結果となりますので、ポリマーのほうが分が悪いということがあります。ポリマーコーティングを使用していた時はスモールパーツは交換していませんでした。
ひょっとしたらスモールパーツも含めての交換だったらやはりポリマーのほうが軽くなる、、、と信じています。
世界のシマノの技術力というところもありますし、ポリマーよりも上回っていたらDURAと置き換えになるはずです。
オプティスリックは軽さもしかり、シフトの正確さが際立っている感じです。
シフトダウンよりもシフトアップの時の速さ、正確さが素晴らしいです。
ってことは要は滑りがとてもいいってことでしょう。
後はコーティングの耐久性ですが、それはまだ不明です。
1000kmほど走ってみてどうなるかを後日のインプレをお待ち下さい。
※あくまでもワタクシの独断と偏見いっぱいな個人的な感想ですので、ご了承下さい。
ちなみに当店FF-Cycleでも販売中です。
オプティスリック シフトケーブルセット 2180円
在庫があまりありませんので、在庫切れの場合はできるだけすみやかにお届けできるようにさせていただきます。代理店在庫ありで、通常3営業日以内に発送可能となっております。
ということでオプティスリックは予想以上のシロモンだった、、、というはてんちょーとしてはどうすっべかな、というお話しでした。
困った困った、、、
いやぁしかしキンモチイイなぁ、、、
シマノから新製品 オプティスリックシフトインナーケーブルが発売されました。
ということでインプレッションがてら1周間ぐらい前に変えたばかりのシフトケーブルをまた交換するというなんとももったいないことを orz してみます。
今回はまるっと交換なので前後シフトケーブルの手順のおさらいです。
こちらがオプティスリックシフトケーブルセットです。

内容品はと言うと、、、


・アウターケーブル
・インナーケーブル
・コントロールレバー側のノーズ付きアウターキャップ
・ノーマルキャップ
・樹脂製シールドアウターキャップ
・インナーエンドキャップ
???

ディーラーマニュアルではこうあります。
ロングノーズがコントロールレバー側の分しか付属しないのが謎です、どのグレードの位置なのでしょうか、、、
まぁロングノーズキャップはすぐに潰れるしあんまりいい印象がないのはわたしだけでしょうか、、、
ポリマーコーティングの剥がれ予防?
ブレーキのロングノーズはとても優秀ですが、シフト側はどうにも潰れて抵抗になりやすいイメージです。
これです。

SHIMANO スモールパーツ BC-R680用ノーズ付アウターキャップ Y8Z098100 【メール便可】
ということで早速前後シフトケーブル交換の手順です。
ここからはシフトケーブル交換の手順ですので、インプレッションをご希望の方は下段まで飛ばしていただければと思います。
まずはなにはともあれアウターも交換する際はバーテープを剥がさなければなりません。

もちろんバーテープを剥がすときはブラケットをめくります。

エンドキャップも忘れずに取ります。

するとどうでしょう、この鬼のようなベタベタの残りっぷり。

これを剥がすのが大変なんのでビニールテープで養生して直接ハンドルバーにベタベタがつかないようにしてあります。
これをはがしていくと、、、

すんばらしく綺麗です。

バーエンドのところはどうしようもないので、ふきふきます。
パークリで若干は落ちますが、後はひたすらどこまで綺麗にするかはアナタ次第!

ちょっと綺麗にしたほうが良さそうですね。毛が生えてるし、、、
ブラケット内側部です。

こういったところも綺麗にしたいのですが、パークリをぶっかけるのはもし内部に入ってしまうとよくないので、何か物を探します。
アウターケーブルのお古(使用済み)です。
もともとアウターケーブルと接触しても壊れないようにできているのであれば削れないはずです、ということでアウターケーブルの皮膜のところで地道にゴシゴシこすります。

傷つくことなくベタベタを落とすことに成功。
ブラケット内は細かいのでアウターの皮膜でこするのは結構やりやすかったです。
(くれぐれも内側の金属でこすらないように注意して下さい。傷だらけになります。)
ここまで来たらアウターケーブルの取り回しを覚えておきます。
ケーブルルーティングを変更したい場合は古いものでいじって新しい物は取り付けるだけにすると綺麗にまとまります。
(新しい物を何回も切るのはナンセンスです。)

(年季が入ってきました、ROTUNDO(なんて読むんだこれ、、、ろとぅんどぅ、、かな、、)多分折れるまで使います。)
でケーブル固定部を剥がしました。

こうなります。
ここまで来たらシフトケーブルの交換なので、ディレイラー側の固定ポイントを緩めてケーブルを引っこ抜きます。
と言いたいところなのですが、引き抜く際も先っちょが毛羽立っていたり、固定ポイントが潰れていると、アウターキャップやフレームに思わぬ傷をつける可能性があります。
そういった場合は固定ポイントを切り落としてから抜いてあげるとスムーズに抜けます。
以前はここは金属製推奨だったと思ったのですが、最近は樹脂製のシールドキャップであればいいみたいです。マニュアルより、、、
割れると調整がめちゃくちゃになるとかなんとか、、、言っていた気がするのですが、、、

状態の確認です。

ちょっとだけサビが有りますが、このぐらいであれば磨けばなんとか使えそうです。
樹脂製でなければ潰れたりは基本ありませんので交換しなくてもいけるでしょう。
と言うかオプティスリックのセットはアルミアウターシールドキャップは入っていませんし、、、
アウターケーブルを外した際は各所のダメージや汚れの確認です。
次回の組み付けのヒントになることが多いですヨ。
アウター本体です。

キャップ類。

ものの見事に潰れて状態はよくないです。
特にレバー側のノーズ付きアウターキャップです。

まるでバナナみたいになっております。
アウターキャップ内もサビが出ております。
ということはここにはグリスを少し入れたほうがいいということでしょう。

わずか1周間足らずのインナーケーブルたちです。

今のケーブルがダメになったらフロントで使います。。。
というところでオプティスリックの登場です。

外側の緑がかった方がオプティスリックインナーケーブルです。

美しひ、、、神々しい輝きです。。。
と詳細は後ほど、
新しいアウターを切りそろえます。

前回の長さと同じか、調整したい場合は前回のものである程度長さを決めてから新しい物をきります。
ネジネジとか、フレームプロテクターを入れるときはものによってはこの段階で入れておかないと組んだ後に後悔することになります。ご注意下さい。
フレーム内をケーブルが通る場合はリアはどうでもいいですが、フロントはアジャスターを噛ませて下さい。これがないと調整がとても大変です。
てんちょーはリアは大体の調整はケーブルの取り付け時バッチリの張りに持ってくるので、ディレリラーの調整ボルトだけで十分です。余分なものはないほうがいいです。
リアアウターです。

ロゴが見えるように調整しました。
こういった細かいところは本当に趣味の世界ですwww
リアはディレイラー側も確認します。

これの一番下のパーツ

SHIMANO スモールパーツ 11速RD用ガイドパイプ Y5XX38000 【メール便可】
これです。
こいつはうん、、、消耗品です。

新旧比較です。
もちろん下が旧です。
こんなに潰れて折れていては引きが重くなるのも納得です。
ということで新品に交換。
こういった細かいパーツも内部をチェックしてきちんとグリスアップします。

綺麗ですね。ここにもグリスを入れます。

仮組みです。
このケーブルアジャストボルトは基本的に緩めていく方向にしか使わないので一番締めこんでしまいます。ぶっ壊さない程度ですよ。
これペンチで無理やり回して壊したなんて、聞いたことがあります。
コントロールレバー内のケーブルの通り道ももちろん綺麗にします。

綿棒にグリスを少し付けて汚れを拭き取り、軽くグリスアップします。

今回はこのアウターキャップ(ノーズなし)で行くことにしました。
ケーブルセットにノーズ付きキャップが入っていないのであればまぁなくてもなんとかなるのかと、、、
組んでていく時はキャップの中に少量のグリスを入れてサビの防止と異物(水分)が入らないようにしました。

ツンっと、、、

これでアウターキャップを付けます。
はみ出したものを綺麗に拭き取ります。
インナーケーブルの太鼓部にも少量塗ります。

組み付けはいつもの様に、、、
レバーの外側から通して、頭を押し込みます。
必ずフロントもリアも【小レバー】を操作してケーブルが一番ゆるい状態で通します。
小レバーの操作ができない場合は、ブラケットを戻してあげたりして操作します。
この状態でないとケーブルは通りますが、太鼓の頭が入らないです。

こっちから入れて、、、、(右側のコントロールレバーです)

(左側のコントロールレバーです)ノーズ付きキャップがついています。
どちらも外から内側に入れるということです。
さっきせっかく組み立てたアウターケーブルですが、バラバラにして一個ずつ通していきます。

バラバラのほうがどこかで通りが悪い(通り道に障害がある)場合にすぐに分かります。
この段階で重いまま組み付けてしまうと後で引きが重くなる原因となります。
特に再利用するときはよく確認した方がいいです

コントロールレバー側のアウターキャップは溝がありますのできちんとここにはめ込みます。

レバー内のキャップもきちんとしめます。
あくまでもインナーケーブルがスムーズに通るようかどうか、をきちんと確認しながら入れていきます。
もう一つ注意です。
ケーブルの取り回しがどうなっていたか、ブレーキケーブルとの絡みを確認しながらフレーム内へと動線を決めます。

これはなんかいやな予感が、、、
こうですね。

フレーム内に通すのは男の一発勝負です!Sempreの場合は、です。
変な癖のついていないケーブルだったら素直に通ります。
BB下もきちんとケーブルガイドに通っているかを確認します。
時々通っていても脱線していることもありますのでご注意です。

ここまで来るとこういう状態になります。

でここからアウターケーブルのカーブを考えつつハンドルバーに固定します。
しかしレバー出口に段差ができてしまいました。

このままでは不安定なので
バーテープの切れ端とか、ビニールーテープで厚みを出してケーブルが不安定にならないようにしました。

ワタクシは個人的には全固定推奨派です。
数カ所よりもがっちり固定できます。

また最後の巻き終わりのポイントは3重ぐらいに巻き強度を出します。
これで安定感はばっちりです。

両側巻き終わりです。
ケーブルアジャスターは前回よりも上部に付けました。
取り付け時の注意なのですが、できるだけカーブがゆるいところにつけたほうがいいです。
かと言ってハンドルバーに当たるところにつけてしまうと、走行中にコツコツぶつかって異音の原因となり、とても不快です。ハンドルバーに当たらず、カーブが出来るだけゆるいポイントを探してつけるのがいいと思います。
もう一つポイント、
各ケーブルは振動で干渉した時に音が出る時があります。各ケーブル間のクリアランスも気をつけて取り回しを決めるといいでしょう。
本当はハンドルを持ち上げてもアウターケーブルの力でハンドルが切れないようにまっすぐになるようにケーブルルーティングを決めるのがいいのですが、フレームの構造やサイズ、使用環境によっては無理な時もあります。もちろんまっすぐの方がいいのですが、できれば、、、ぐらいで調整してみるのがいいと思います。
もうここまでくれば後はインナーケーブルをディレイラーに固定して調整→終了です。
リアのケーブルの固定の仕方はこちらで裏ワザを後悔しております。
リアディレイラー調整 中級編 トップ・ローアジャストボルト
11速アルテだとトップから4枚目ぐらいでゆる~く張るとバッチリでした。
フロントも指で限界まで押し込んでゆるめに張ればアジャスターはほとんど触らなくて大丈夫なぐらい張れます。
ペンチでコーティングをはがしながら無理くり引っ張って固定、その後アジャスターをグリグリ回すなんてナンセンスですよ。
あとはお好みもバーテープを貼ってインナーキャップをつけるなりハンダ付けするなりボンドで固めれば完成です。
なんだかんだでバラすところからスモールパーツのお掃除グリスアップをしていたら2時間以上かかってしましました。交換だけであればで30分もあれば十分だと思いますが、ここで細かい手間をかけてあげるのがまたまたですが、【趣味の世界】です。
ということでここからが本番です。

【オプティスリックインナーケーブル】です。

3種の比較です。
左から【SIL-TEC】【ポリマーコーティング】【オプティスリック】です。
コーティングの色は【透明】【茶】【緑】でしょう。
まずは触り心地から。
ポリマーコーティングは乾いている系でさらさらしている感じです。
それに比べてオプティスリックはもう【トゥルントゥルン】です。
指の触りだけではポリマー以上の滑らかさです。
グリスとの相性はポリマーに分があるかもしれません。ポリマーのほうがグリスがよく絡みそうなイメージです。
そして余った部分でコーティングを剥がしてみましたが、もちろポリマーのようにケバケバが出ることはありません。
コーティングが剥がれると普通に銀色のケーブルが出てきます。

見づらくて申し訳ありませんが、これは削った後です。
いわゆる他社で言うテフロンコーティングのようなイメージでしょうか。
でこすったらどんだけ落ちるのかというといわゆる黒いテフロンコーティング(B@B)よりも耐久性があります。すぐには剥がれないですが、ヤスリを使ってゴリゴリやってると剥がれてきました。ヤスリには勝てないですね。
で使用感ですが、、、あくまでもワタクシの感想ですよ。
間違いなく【すっげぇ軽い】です。
おいっ!シマノさん!
ナンデ早くこれを作んないんだ!
えぇ、こんなこと言っていいのかって、、、う~ん、、、嘘はつけません。
なんというか、、、軽いです。
ヘタしたら今までの力で操作すれば2段変わってしまうようなイメージです。。。
シフトフィールはやはりポリマーのように柔らかいコーティングではありませんので、カキカキ固めのフィーリングですが、なにせ軽さが気持ち良すぎます。。。
ポリマーとの比較でシフトフィールはどちらかと言うとワタクシポリマーのほうが好きです。
しかし剥がれがどうにもこうにも汚くて、気になります。
軽さはどっちが軽いのかというと、多分同じぐらい軽いのではないかと思います。
今回の環境はスモールパーツも含めグリスアップやケーブルの取り回しも含めての結果となりますので、ポリマーのほうが分が悪いということがあります。ポリマーコーティングを使用していた時はスモールパーツは交換していませんでした。
ひょっとしたらスモールパーツも含めての交換だったらやはりポリマーのほうが軽くなる、、、と信じています。
世界のシマノの技術力というところもありますし、ポリマーよりも上回っていたらDURAと置き換えになるはずです。
オプティスリックは軽さもしかり、シフトの正確さが際立っている感じです。
シフトダウンよりもシフトアップの時の速さ、正確さが素晴らしいです。
ってことは要は滑りがとてもいいってことでしょう。
後はコーティングの耐久性ですが、それはまだ不明です。
1000kmほど走ってみてどうなるかを後日のインプレをお待ち下さい。
※あくまでもワタクシの独断と偏見いっぱいな個人的な感想ですので、ご了承下さい。
ちなみに当店FF-Cycleでも販売中です。
オプティスリック シフトケーブルセット 2180円
在庫があまりありませんので、在庫切れの場合はできるだけすみやかにお届けできるようにさせていただきます。代理店在庫ありで、通常3営業日以内に発送可能となっております。
ということでオプティスリックは予想以上のシロモンだった、、、
困った困った、、、
いやぁしかしキンモチイイなぁ、、、

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