ロードバイク初心者の壁?平均速度30km/h説を考える
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初心者の方と思しき質問を、ネット上で見かけることがあります。
「ロードバイクの平均速度はどのくらいですか?」
「初心者を脱却するための速度は?」

平均速度、、、サイコンがついていれば走り始めて走り終わるまで、サイコンで記録を始めてから、サイコンを止めるまでの間の平均速度がわかります。ラップを切ればラップでの平均速度がわかります。
とてもシンプルでわかりやすい指標であり、目安になると思います。

ではよく聞く指標で、”平均速度30km/h”というもの、これはどうなのかということを考えて見るのが今回のお話です。

ということで、今回はロードバイク初心者の壁?平均速度30km/h説を考える、を大幅パワーアップしたお話しです。



▶サイコンの平均速度 30km/hのデータ
まずはデータを見てみます。。
こちらは先日フロントをRS21に変えて走った記録です。
InkedRS21_LI

ざっくりですが、だいたい100kmちょっと足りないぐらい、平均速度 31.4km/hです。
トイレ一回、それ以外は信号ストップのみです。(それでも23分間も止まっています。)

これ、結構頑張ったのでかなり大変でした。

細かいデータを見てみます。
image913
※グラフ内の数値は瞬間的な速度です。

下り基調の道です。
この間で平均31km/hぐらいです。

スピードのグラフが極端に下がっているところ、これが信号や減速、公道を走る上で絶対に必要な減速や停止です。

この間のグラフを見てみると、
”実走行速度はほぼ確実に平均値以上で走行している”、ということです。
(※場所によっては安全上、速度を落とす必要がある道もあります)
道幅も広い道を選んで走っております。
それでも普通に信号があったり、減速をせざるを得ない公道を走る上でのお話しです。

これらの結果から見ても、通常の巡航速度よりも平均速度の方が上回ることは無い。ということです。

ですので、30km/hで走れると一言で言っても、
・走っている最中の平均30km/h
・全体の平均速度30km/h
というお話しだと全然変わってきます。
rect1980
※上の黄色い枠内だけの平均値を取るのと、減速・停止を含めた平均値では全然違ってきます。

これらを見る限り、実走行全体での平均速度 30km/hというのは実際には停止減速の回数等にもよりますが、少なくとも走りながらサイコンを見て30km/hぐらいで走っていては絶対にかなわない速度、ということになります。
30km/hで走ることができてもサイコン上では平均速度 30km/hとは全くならない、ということです。
もうすこし詳しく考えてみます。


▶サイコンの平均速度が下がる3大要因
①交通ルール、マナー等による安全のための減速・停止
ロードバイクを公道で楽しむ上で”安全”ということは最重要課題です。
もちろん自分だけではく他人もです。

前述のデータを見ても、これらの要因で平均速度がガクッと下がります。

特に徐行は平均を大きく下げます。
しかし必ず行わなければいけない場面があります。

②風向き、強さ

風向きや強さも非常に関係があります。
同じコースを往復すれば風向きに関する影響は少ないと思いがちではありますが、それだけではありません。
風に対しては得意不得意が出ます。風に慣れていない場合、速度は落ちる傾向にあります。
また風が強い日の追い風は楽で良い、という考え方もありますが、一定の風の強さをこえるとたとえ追い風でも危なくて踏めずに、スピードが出せません。(下りでも一定以上のスピードは出せない、というのと同じようなものです。)
ですのでたとえ往復コースであっても、風は強ければ強いほどよい、ということでありません。

③どの程度上るか(獲得標高)
これも非常に影響であります。
勾配がゆるいと言われる富士ヒルのトップレベル選手の平均速度が25km/hぐらいです。
上りが多ければ多いほど、速度は落ちます。間違いありません。

上れば下るのですが、上りの方が遥かに時間がかかります。
下りはすぐに終わってしまいます。。。


逆に言えば、これらの逆パターンこそが平均速度が上がる要因となります。

・人通りもほぼ無く、停止の少ない、もしくは停止の無いコース
・風のほぼなく、穏やかな気温の日
・勾配もほぼ無く路面のきれいな平地
これらは平均速度を上げる要因となります。



▶平均時速30km/hを区間で見る
ということを踏まえると、走るコースや環境に大きく影響を受け変わります。
平均時速30km/h、と一概に言ってもかなりの差が出てくるということです。

極力外的要因が少なそうな、信号のない、平地で往復区間をStravaでの記録を見てみます。
若干復路の道は汚いですが、信号がないどんつきまで進みUターンという区間ですので比較的結果がきれいに出ると思しき区間です。
区間①
距離:約3.7km
勾配:0%
計測人数:921人
平均30km/h以上で走行した記録、457番以上です。

皆が皆、全力で走っているわけでは無いと思いますが、30km/hで走れている方は少なくとも、約半分の人ということです。

またちょっと別の区間です。
区間②
こちらも平地で、往復ではありませんが、半周回のような区間で絶対数が多かった区間です。
距離:5.4km
勾配:0%
計測人数:2748人
平均30km/h以上の記録、645番以上です。

上の区間①で考えれば、半分の方が初心者ということになってしまいます。
更に下の区間で見れば、2000人以上、約76%の方が初心者ということになってしまいます。

上の区間はあくまでもライドの一部でありますが、前述のように平均速度で30km/hを目指すためには、こう言った一部の区間でも30km/hで走っていては、平均30km/hという記録を出すことはできない、ということになります。

今回はあくまでも短い一部の区間ですが、基本的には信号はなく、止まらずに走れる場所です。
これで平均30km/hで初心者脱却、と言う説を考えると、どちらも半数以上が初心者ということになってしまいます。


▶結果
こう言った結果を見てみると、前述のようにサイコンでの平均速度 30km/hはなかなか難しいことでありましたが、それどころか一部の信号のない平地区間でも半数以上の大多数の方は30km/hの速度で走行しているわけではないということでした。

という結果からも、平均速度 30km/hという説、は初心者どころか中級者以上でもなかなか難しいのではないか。ということになりました。



▶まとめ
しかしそもそも論のお話しとして、ロードバイクは色々な乗り方があり、使い方があります。
・レースに出るために速く走れるようになりたい
・ブルベに出て完走するために長く走れるようになりたい
・健康・体力維持のためにサイクリング
・景色の良いところに行きたい
・美味しいものを食べにいきたい

今回のロードバイク初心者の壁?平均速度30km/h説ですが、これはあくまでも、
”一番上のレースに出るという、つまり速度を出すことをメインに乗っている人の目標値としての一つの指標として考えることはできるが、条件によっても難易度がかなり変わってくる”
いうことです。
またその場合でも”平均速度30km/hというのは、なかな大変な数値である”と考えられます。

むしろ速度を出せなくても、この人は絶対に初心者じゃない、というような余裕を持った運転をし、長距離ライドを楽しむ方もたくさんおられます。速度だけを指標にするのも当てはまらないこともあると、感じました。

ということで今回はロードバイク初心者の壁?平均速度30km/h説を考えてみた結果、そんなお話しでした。




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