ロードバイクホイール ハブグリスの入れ替え~AZ極圧有機モリブデングリースウレアベース~
先日のグリースのお話しで
ロードバイクに自転車にグリースのお話し
グリースには【極圧性能が大切】ということでお話しがまとまり(※個人的に)先日ポチった物が来ました。

左:極圧有機モリブデングリースウレアベース
右:CKM-002
今回の主役は左側、【極圧通気モリブデングリースウレアベース】です。

例のごとく蛇腹のままだととても使いにくいので空き瓶(確かダイソーで2個入り)に詰め替えます。
ウレアよりもオレンジ色が強いです。
指でこねくり回した(笑)感じではちょう度は同じ【2】ですがモリブデンの方が硬いです。
ですので空転時間は短くなるハズです。
乗って見て【負荷がかかった状態】での判断が必要になります。
今回の交換は表題にあるように【ロードバイク ハブのグリスの入れ替え】です。
今回はウレア→モリブデンですが、グリースの入れ替えは完全脱脂(パーフェクトリムーブwww)が必要なものがあります。多少混ざっても大丈夫なものと混ざってはダメなものとがあります。
特に注意が必要なのは【フッ素系グリース】です。
フッ素系のグリースはリムーブが、、、ぐぐってみてください。(詳細をど忘れしました。。。ゴメンナサイ、、、)
例のごとく実験台になるのはいつものごとく【フルクラム レーシング3】デス。
基本的にやり方は何回かご紹介しているのでザックと重要なところだけをかいつまんでいきます。
早速はじめましょう。

今回使用した道具たちです。
ハブのメンテもこれだけで出来てしまうなんてとても整備性はいいです。
これプラスで今回はガッツリ脱脂をしますので、

※茶こし(ダイソー)
これを使います。
アッチとこっちに六角で正ネジです。

玉押しをゆるめます。

切込みが入った玉押しを抑えているものがありますので少々こじってやればずぼっとなります。
ゴム製(?)のシールがありますのでこれは裏側にアルミっぽいものがあります。

先の尖ったもので外そうとするとアルミを剥がしてしまうことがありますので先の丸いもので外します。
シールを外せばばらばらになります。

これらのパーツに付いた油分をもれなく脱脂します。
基本的には
▶ふき取り
▶脱脂
これだけです。
拭き取らずにグリスがベッタベタの状態でパーツクリーナーをかけるのはチョット、、、
あくまでも拭き取れるべくところは拭きとってからパークリを使います。
拭き取りは繊維・ホコリが出にくい【キッチンペーパー】を使います。
ハブ内にゴミを入れるのはやはりよくないという前回のお話しからです。
細かいところは赤ちゃん綿棒です。

拭き取り終了です。
後は各パーツを脱脂していきます。
ベアリング級は茶こしに入れてざっと流して、

キッチンペーパーで仕上げです。


軸と玉押しも完全に脱脂します。


玉押しの状態も確認します。
かる~く線が入るぐらい、至って正常です。

ホイール側も完全にグリースを落とします。
ホイール側はプラスチック製(樹脂製?)のパーツも有りますのでパークリは直接かけるのをためらってしまいます。ですのでキッチンペーパーににかけて拭き取り、という作業を繰り返してこちらも完全にグリスを落とします。
この作業が一番大変です。
で完全にグリース分のなくなったパーツたちです。
素手で触ってももちろんべたつくこともなく、このままだと錆びそうなぐらいしっかりと脱脂しました。

ここからは汚いグリースを触るわけではなく、あくまでもとても綺麗なグリースましてはホコリや、チリが入っているものを使うわけではないので一度手を綺麗にしてからグリスを入れていきます。
この段階で汚い手でやってしまうと以前の汚い、ヘタをしたら細かい金属片等が入っているグリスを再度ぶち込んでしまうことになります。
あくまでも綺麗な手で行います。
▶組み付け

まずはベアリング級からです。
リテーナーにはめた状態で、まずは玉受けに触れる面(外側)に適量グリスを塗り玉受けにセットします。
グリースは必ず指で塗りこみます。
異物の混入に気がつくだけではなく、グリースの硬さや伸び具合なんかも判断できます。
やはり極圧モリブデンはウレアよりも固く糸を引きます。

玉受けに入れたらグリスを追加します。
この後シールを入れます。
ワタクシはグリスを詰めるときには基本的に【少なくいれて足す】のではなくて【多く入れて減らす】と、いうように行っています。
次はシールです。

シールを入れた時点で一度綺麗にならします。

シールの隙間にもきちんとグリスを入れることで水分の侵入を最大限に防ぎます。
雨天や洗車もしますのでそのための【ウレアベース】です。
軸と玉押しの接点にもグリースを入れてあります。


反対側はキャップも締めます。
逆の手順で仮組みします。

仮組みをした時点で回りにはみ出したりベタベタしますので一旦綺麗にします。

こういった隙間も必要以上はいりません。
ゴミを寄せるトリモチになるだけです。

せっかくなのでハブもスポークも綺麗にしちゃいましょう!
最後は玉押し調整をして、本締めして終了です。

フルクラムカンパは車体に取り付けてからも調整ができるのですが、ワタクシは車体から外した状態で行っています。本当に微妙なところがわかりやすいからです。
ということで完成です。
リアもやらないと何ですが、とりあえずまずはフロントからです。
リアもやり方自体は対して変わらないです。
空転をさせてみると、
やはり重いです。
まぁウレアのほうが柔らかいので当然といえば当然の結果です。
回転は【サーッ】と回転するウレアよりも【ねっとり粘る・ヌルヌル回る】感じの回転です。
回転音はウレアよりも静かな感じです。
まぁ若干硬目なので、、、
と言うのはあくまでも整備での負荷なし回転のお話です。
これが実際に負荷のかかる走行となるとどのように変化していくかが楽しみです。
少し乗ってみて実走の感想は後日追記を致します。
グリースは入れた時よりも入れて少し走って馴染んできた頃がいいですね。
劇的に変わることはないでしょうが、少しの違いが楽しみです。趣味の世界は愉しいです。
ということでまったく乗れてはいませんが、
ロードバイクホイール ハブグリスの入れ替え~AZ極圧有機モリブデングリースウレアベース~
グリースの入れ変えのお話しでした。
明日当店オリジナルのフォーマルハウトサイクルジャージの第1弾が入荷予定です。
先日のグリースのお話しで
ロードバイクに自転車にグリースのお話し
グリースには【極圧性能が大切】ということでお話しがまとまり(※個人的に)先日ポチった物が来ました。

左:極圧有機モリブデングリースウレアベース
右:CKM-002
今回の主役は左側、【極圧通気モリブデングリースウレアベース】です。

例のごとく蛇腹のままだととても使いにくいので空き瓶(確かダイソーで2個入り)に詰め替えます。
ウレアよりもオレンジ色が強いです。
指でこねくり回した(笑)感じではちょう度は同じ【2】ですがモリブデンの方が硬いです。
ですので空転時間は短くなるハズです。
乗って見て【負荷がかかった状態】での判断が必要になります。
今回の交換は表題にあるように【ロードバイク ハブのグリスの入れ替え】です。
今回はウレア→モリブデンですが、グリースの入れ替えは完全脱脂(パーフェクトリムーブwww)が必要なものがあります。多少混ざっても大丈夫なものと混ざってはダメなものとがあります。
特に注意が必要なのは【フッ素系グリース】です。
フッ素系のグリースはリムーブが、、、ぐぐってみてください。(詳細をど忘れしました。。。ゴメンナサイ、、、)
例のごとく実験台になるのはいつものごとく【フルクラム レーシング3】デス。
基本的にやり方は何回かご紹介しているのでザックと重要なところだけをかいつまんでいきます。
早速はじめましょう。

今回使用した道具たちです。
ハブのメンテもこれだけで出来てしまうなんてとても整備性はいいです。
これプラスで今回はガッツリ脱脂をしますので、

※茶こし(ダイソー)
これを使います。
アッチとこっちに六角で正ネジです。

玉押しをゆるめます。

切込みが入った玉押しを抑えているものがありますので少々こじってやればずぼっとなります。
ゴム製(?)のシールがありますのでこれは裏側にアルミっぽいものがあります。

先の尖ったもので外そうとするとアルミを剥がしてしまうことがありますので先の丸いもので外します。
シールを外せばばらばらになります。

これらのパーツに付いた油分をもれなく脱脂します。
基本的には
▶ふき取り
▶脱脂
これだけです。
拭き取らずにグリスがベッタベタの状態でパーツクリーナーをかけるのはチョット、、、
あくまでも拭き取れるべくところは拭きとってからパークリを使います。
拭き取りは繊維・ホコリが出にくい【キッチンペーパー】を使います。
ハブ内にゴミを入れるのはやはりよくないという前回のお話しからです。
細かいところは赤ちゃん綿棒です。

拭き取り終了です。
後は各パーツを脱脂していきます。
ベアリング級は茶こしに入れてざっと流して、

キッチンペーパーで仕上げです。


軸と玉押しも完全に脱脂します。


玉押しの状態も確認します。
かる~く線が入るぐらい、至って正常です。

ホイール側も完全にグリースを落とします。
ホイール側はプラスチック製(樹脂製?)のパーツも有りますのでパークリは直接かけるのをためらってしまいます。ですのでキッチンペーパーににかけて拭き取り、という作業を繰り返してこちらも完全にグリスを落とします。
この作業が一番大変です。
で完全にグリース分のなくなったパーツたちです。
素手で触ってももちろんべたつくこともなく、このままだと錆びそうなぐらいしっかりと脱脂しました。

ここからは汚いグリースを触るわけではなく、あくまでもとても綺麗なグリースましてはホコリや、チリが入っているものを使うわけではないので一度手を綺麗にしてからグリスを入れていきます。
この段階で汚い手でやってしまうと以前の汚い、ヘタをしたら細かい金属片等が入っているグリスを再度ぶち込んでしまうことになります。
あくまでも綺麗な手で行います。
▶組み付け

まずはベアリング級からです。
リテーナーにはめた状態で、まずは玉受けに触れる面(外側)に適量グリスを塗り玉受けにセットします。
グリースは必ず指で塗りこみます。
異物の混入に気がつくだけではなく、グリースの硬さや伸び具合なんかも判断できます。
やはり極圧モリブデンはウレアよりも固く糸を引きます。

玉受けに入れたらグリスを追加します。
この後シールを入れます。
ワタクシはグリスを詰めるときには基本的に【少なくいれて足す】のではなくて【多く入れて減らす】と、いうように行っています。
次はシールです。

シールを入れた時点で一度綺麗にならします。

シールの隙間にもきちんとグリスを入れることで水分の侵入を最大限に防ぎます。
雨天や洗車もしますのでそのための【ウレアベース】です。
軸と玉押しの接点にもグリースを入れてあります。


反対側はキャップも締めます。
逆の手順で仮組みします。

仮組みをした時点で回りにはみ出したりベタベタしますので一旦綺麗にします。

こういった隙間も必要以上はいりません。
ゴミを寄せるトリモチになるだけです。

せっかくなのでハブもスポークも綺麗にしちゃいましょう!
最後は玉押し調整をして、本締めして終了です。

フルクラムカンパは車体に取り付けてからも調整ができるのですが、ワタクシは車体から外した状態で行っています。本当に微妙なところがわかりやすいからです。
ということで完成です。
リアもやらないと何ですが、とりあえずまずはフロントからです。
リアもやり方自体は対して変わらないです。
空転をさせてみると、
やはり重いです。
まぁウレアのほうが柔らかいので当然といえば当然の結果です。
回転は【サーッ】と回転するウレアよりも【ねっとり粘る・ヌルヌル回る】感じの回転です。
回転音はウレアよりも静かな感じです。
まぁ若干硬目なので、、、
と言うのはあくまでも整備での負荷なし回転のお話です。
これが実際に負荷のかかる走行となるとどのように変化していくかが楽しみです。
少し乗ってみて実走の感想は後日追記を致します。
グリースは入れた時よりも入れて少し走って馴染んできた頃がいいですね。
劇的に変わることはないでしょうが、少しの違いが楽しみです。趣味の世界は愉しいです。
ということでまったく乗れてはいませんが、
ロードバイクホイール ハブグリスの入れ替え~AZ極圧有機モリブデングリースウレアベース~
グリースの入れ変えのお話しでした。
明日当店オリジナルのフォーマルハウトサイクルジャージの第1弾が入荷予定です。

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コメント
コメント一覧 (2)
今は、シールドベアリング履いてるから念入りではないが……BBやヘッドはジャバラからグリスガンに入れ替える時点でニヤけてるはずw
回転ものは馴染むまでタイムラグがあり自己満足を感じぬまま時が過ぎていく……
人に任せない我々にしか分からない満足感があるに違いないd(^_^o)
あのハブシールドベアリングなんですね。。。
整備を楽しむのもステキな趣味の世界です。
いやぁ新しい物ってワクワクが止まりません。