驚愕のママチャリメンテ、、、第1段前輪ハブ

日本のママチャリは本当に頑丈です。

ホイールなんて1cm近く振れていても結構走りますし、チェーンもギコギコいいながらなんてママチャリはよくみます。

買ってから何年もノーメンテなんてよくある話ではないでしょうか。。。

そういうワタクシも、、、メンテなんてじぇ~んじぇんしていません。


あまりにも振れが酷かったので先日振れ取りはかる~くしましたがソレが初めてのメンテナンスです。


それではお買い物に配送と何気に活躍してくれているママチャリに申し訳ないので少しずつメンテナンスを始めてみようかなぁということです。

ちなみに衝撃的な画像がありますのでご注意下さい。

P4193966
おそらくもう10年選手の何の変哲もない内装3段のママチャリです。
ゴミになるところをいただいてきたものなのですが、意外や意外、変速気はSHIMANO NEXUSでした。これでパーツは取り寄せられるぞ、、、というわけです。

今回は第一回目ということでまずは前輪からです。

先日振れとりは行ったのでハブの状態を見てみましょう。
 P4193968

 逆さまにして、

 P4193970
ママチャリは前輪の抜け落ち防止にこんな金具で引っ掛けてあります。

これを外せば前輪が外れます。
(ハブダイナモライトとかある場合はご注意を)


ハブの状態は、、、

【ゴキゴキバキバキ】です。

よくこんなんで動いているもんだってぐらい尋常じゃないです。

少しワクワクしながら
開けます。
 P4193972
玉押しとかの基本的な構造はロードバイクと一緒です。

しかもママチャリの方がパーツが極端に少なくシンプルです。

ロードバイクのようにこんな感じで2本の工具でゆるめます。


ベアリングはというと、、、
 P4193974

グリスがねぇッス、、、、

そう何を隠そうこの自転車のハブはセラミックてグリスフリーで使えるもの、、、


んなわけねーだろぅ!ヽ(´o`;

奥の方にまるで電子レンジのこびりつき汚れのような、鼻くそのようなグリスがチョットだけミエマス。 
P4193977

虫食いなんてもんじゃないです。

 P4193979

鋼球は無くさないように、、、無くさないように、、、、

ワタクシのように野外で排水口の近くで鋼球を扱うことは絶対にお勧めできません(笑
もう落としたら絶対に見つかりません。。。深さ約1mの排水口があります((((;゜Д゜)))


玉押しを拡大で見てみますか?

P4193988

 バリバリなんてもんじゃないはずなんですが、

何層か剥けてコレはコレで実はなめらかになっているとかいないとか、、、

 コレちなみに掃除後ですよ。

もう汚れとサビと剥がれと削れ、、、これをどうしろと、、、


ってことで気を取り直してきちんとグリスアップを組み直してみましょう。
P4193989

鬼盛りグリスです。

雨ざらしのためウレアをこれでもかとぶち込みます。

P4193990

更にぶち込んで玉押し調整です。

P4193992

なんかもうベアリングが傷だらけでゴリゴリなんでとりあえずガタがでなけりゃいいやってことで調整終了です。

ママチャリって雨ざらし前提なのにハブにシールとかなんもないんすね、、、

結構衝撃です。


で結果は、、、空転時間は測りきれないほど、、、さすがママチャリ

リムのばかみたいな重量も功を奏して一向に止まる気配がありません。

これで乗ってみますが、あんなにベアリングはベリバリゴリゴリなのに普通に走ります。

すげーぞママチャリ!(*`д´)b


ということでこれから先のメンテナンスが思いやられますが、とりあえず前輪は動きが良くなりました。

そして試走へ。。。


まぁ例のごとく体感なんてまったくできません

フレがなくなった時は上から見てて【あぁ、フレがなくなったなぁ、、、】ぐらいは感じましたがハブなんて全くわかりませんよ。。。


ということでママチャリのメンテ第1段ハブの分解とグリスアップのお話しでした。

あんなバリバリのベアリングデモ回るということが驚愕でした。

今回のメンテに使用したものはこちら
圧倒的にコスパが最強のAZさんの油系です。

水に強く適度な柔らかさのウレアグリス。コストを考えてもケチらずどんどん使える便利なものです。
KM-001は錆止めの効果も。正に自転車に適した2種類です。
持ってて損のないケミカルですね。
なんてったって安いです!