ハブベアリングのお話し
レーシング3のベアリング球(ボール)がボチボチらダメになってきて、、、少々実験的に過酷な使い方をされており、、、
交換しようかなぁなんて考えてはいたのですが、どうしようかなぁと。(ちょっと悪いことを考え始めています。)
ベアリング交換といえば等級を上げるや材質を変えるというなんとも楽しいこと満載です。
最初に書いておきますが、等級をあげたり材質を変えたところでまるでロードバイクを乗り換えたように速くなることはありません。
ちょっとの差です。
ワタクシの個人的な考えとしてロードバイクは基本的に長く健康的に生活を豊かにするもの、というのが大前提にあります。
決勝用で1発レースを走って終わり、雨点走行後には必ずオーバーホール、100km走って30cm前に出るための記事ではありません。
なが~く楽しく時には一生懸命趣味を楽しむためのお話しです。
じゃあなんで純正のスモールパーツを使わないのか?というと、ソレは下の方にあります。
▶ベアリング級の等級
1μ=1/1000mm
(※【μ】(ミクロン)=μm(マイクロメートル=1/1000mm))
こんな表を見かけることができます。
ちなみに1μmってどんなもん?ってお話しですが、、、
大体【細菌】の大きさです。※厳密には色々な大きさがありますが、だいたいこんなイメージです。
Σ(゚д゚;)
ブドウ球菌が大体直径1μmと言われています。
ちなみに細菌よりも小さなものといえば【ウイルス】です。
その大きさ、ノロウイルスで30nm(※1μm=1000nm(ナノメートル))
フタタビΣ(゚д゚;)
ホコリってどんなもんなのかというと、、、
1μ以下のホコリは浮遊し続ける。
5μ以上で堆積
さらに【黄砂】は4μm、PM2.5は2.5μm以下です。
、、、等級、、、どうしようってことですが、、、
そんな事を考える前に、、、
グリスを入れた時点で絶対にホコリが入り込みます。
クリーンルームでもあればいいんですが。
変な話どんなに制度がいい鋼球を使っても汚い手やホコリの多い環境でグリスアップなんてしてたら全く意味がなくなってしまいそうな気がします。。。ハブのメンテは青空メンテはお勧めできません。(ママチャリやってたやん(笑))
ほこりや細菌やその他の異物は硬さで鋼球や受け押しが負けない硬さであれば砕けるのかなぁ、、、
どうなんでしょう、、、
ちなみにシマノロード用の鋼球の精度はG28とかって言う噂が、、、ホントのところはどうなんでしょう。
公開はしていないそうですが、ベアリング屋さんの話だとG28でも十分すぎるとのお話し、、、
そもそもシールドベアリングではない時点でどうしても異物の混入はあるはずです。
等級とかの話はよく聞きますが、グリスアップの際の【異物の混入】についてはあまり見たことがありません。
個人的はこの異物についてを考え、屋内で、清潔な環境で行った方がイイと思います。
▶材質
セラミック球に変えると、、、チョット幸せになれるというお話しが、、、
しかし前回のベアリングのお話しで書いたように【玉押し】【玉受け】が負けてしまうことがあるということです。
でフルクラム レーシング3ですが調べてみるとこ~んな、フフフッ、、、

これはワタクシも使っている【フルクラムの展開図】なんですが、リア側の印の付いているところが重要です。
レーシング0はベアリング球が【セラミック】素材です。
レーシング3はベアリングが【スチール】という展開です。
そして玉押し、玉受けの品番は全く同じです。
もっと上のグレードになると【CULT】というものがありますが、0はいわゆる【USB】ですね。
なるほどです。
しかし【USBベアリング】はグリスフリーでは使えません。
セラミック球は硬いという利点もありますね。
・金属とは違い弾性、塑性変形しない。そして軽い。
ダイレクト感が増すとか、、、
いいですね。
しかしもちろんデメリットもあります。
▶フルクラム・カンパのスモールパーツの問題
まぁ、これが一番大きな問題でしょう。
スモールパーツ、、、ありません。
ワタクシも某そっち系の問屋さんとは取引がありませんので、いち消費者として近所から都内のお店まで在庫抱えているお店はないもんかと【タウンページ】ふるっ!抱えて探しますが、ヤッパリありませんね。
取り寄せも代理店在庫で1週間~2週間、代理店欠品で・・・オソロシヤ
う~ん、ヤッパリ不自由、、、
シマノでも同サイズの5/32の鋼球を扱っていますが、ちと高い、、、
ということで当店FF-Cycleでもベアリング球を販売することにいたしました。
等級はせっかくだったら少しだけと精度を上げて~~~と考えていたので【G16】のものを入れます。
チョットいいものを~~~、ということです。体感はできないでしょうが。
等級:G16
サイズ:5/32
クローム球
です。
フルクラム・カンパでこのサイズを使用している場合が多いですね。
シマノはほんの1部だけです。
※シマノは純正パーツの流通が結構いいので必要はほぼないでしょう。
入荷し次第順次アップ予定となっております。
まぁそもそも上ででてくるようになんで【セラミック球】じゃねぇのかよっ?ってことですが、理由があります。
・コストが掛かり過ぎる
1球300円ぐらいしちゃいますからチョット、、、鋼球だけで1万円、、、
クローム球であれば1/20ぐらいで販売予定です。
それに例えばこのぐらいの値段であれば純正パーツがくるまでのつなぎとしてでも悪くはないかなぁと。
余ったお金でちょっと良いタイヤとか、チェーンとか、バーテープとか、たくさんお買い物ができてしまいます。
新品のチョット高いタイヤのほうがおそらく体感できるものが大きいような気がしてなりません。
・メンテ性
玉押し、玉受けの高度の問題ですが、いわゆる【保険】のためです。
確か玉押しが4コセットで8000円ぐらいだった気がします。
通常の鋼球を使って鋼球が傷つく分にはまぁなんとかなるでしょう。
ワタクシの場合は鋼球が先に傷つきました。
旨いこと使っていればベアリング3点は傷つくことは少ないでしょうが、実験的に色々行っていると何かしらにダメージが行く場合があります。そんな時に【受け・押し】が傷ついてしまうことがあると交換にコストが非常にかかっていしまいます。
特に玉押しの交換は簡単ですが、玉受けは専用工具が必要になってしまいます。
これではお手軽におすすめがしにくくなってしまいます。
壊れるならば安いほうが壊れたほうがいいです。
ということで失敗するのであれば鋼球をダメにしてどんどん変えたほうがいいのでは、ということです。
なんてったって安いし!
直接確認はとれませんでしたが、多分【USB】と【玉押し・玉受け】が同じものを使っているとすれば結構【精度】も【硬度】も高めのものを使用しているはずです。
いやぁ趣味の世界は面白いです。
繰り返しになりますが、セラミックがダメっていっているわけではありません。
デメリットこそなくはありませんが(主に高い!)、【CULT】【USB】という技術をカンパもフルクラムも使用しています。
効果がなければ作る意味がなくなってしまいます。
お金があれば間違いなく【CULT】です。
グリスいらないって、、、オイルフリーですよ。すっげぇ!
お小遣い内で楽しみたいのであれば、鋼球を変えてみたりも体感できるかというと多分難しいとは思いますが、チョットだけ、すこ~しだけニヤッとできるかもしれません。
インプレ記事ももちろん作成予定となっております。
ということでベアリングのお話しでした。
う~んヤッパリ、異物の問題のほうが気になっちゃいますね。
どうすれば極力異物を少なくできるのか、、、、
相変わらず価格はぶっちぎりのWiggleさんです。。。
CULTだって手が届きそうな、、、、
レーシング3のベアリング球(ボール)がボチボチらダメになってきて、、、少々実験的に過酷な使い方をされており、、、
交換しようかなぁなんて考えてはいたのですが、どうしようかなぁと。(ちょっと悪いことを考え始めています。)
ベアリング交換といえば等級を上げるや材質を変えるというなんとも楽しいこと満載です。
最初に書いておきますが、等級をあげたり材質を変えたところでまるでロードバイクを乗り換えたように速くなることはありません。
ちょっとの差です。
ワタクシの個人的な考えとしてロードバイクは基本的に長く健康的に生活を豊かにするもの、というのが大前提にあります。
決勝用で1発レースを走って終わり、雨点走行後には必ずオーバーホール、100km走って30cm前に出るための記事ではありません。
なが~く楽しく時には一生懸命趣味を楽しむためのお話しです。
じゃあなんで純正のスモールパーツを使わないのか?というと、ソレは下の方にあります。
▶ベアリング級の等級
1μ=1/1000mm
等級 | 真球度 | 表面の粗さ |
---|---|---|
(G) | (μ) | (μ) |
3 | 0.08 | 0.012 |
5 | 0.13 | 0.2 |
10 | 0.25 | 0.025 |
16 | 0.4 | 0.035 |
20 | 0.5 | 0.04 |
28 | 0.7 | 0.05 |
40 | 1 | 0.08 |
60 | 1.5 | 0.095 |
100 | 2.5 | 0.125 |
200 | 5 | 0.2 |
こんな表を見かけることができます。
ちなみに1μmってどんなもん?ってお話しですが、、、
大体【細菌】の大きさです。※厳密には色々な大きさがありますが、だいたいこんなイメージです。
Σ(゚д゚;)
ブドウ球菌が大体直径1μmと言われています。
ちなみに細菌よりも小さなものといえば【ウイルス】です。
その大きさ、ノロウイルスで30nm(※1μm=1000nm(ナノメートル))
フタタビΣ(゚д゚;)
ホコリってどんなもんなのかというと、、、
1μ以下のホコリは浮遊し続ける。
5μ以上で堆積
さらに【黄砂】は4μm、PM2.5は2.5μm以下です。
、、、等級、、、どうしようってことですが、、、
そんな事を考える前に、、、
グリスを入れた時点で絶対にホコリが入り込みます。
クリーンルームでもあればいいんですが。
変な話どんなに制度がいい鋼球を使っても汚い手やホコリの多い環境でグリスアップなんてしてたら全く意味がなくなってしまいそうな気がします。。。ハブのメンテは青空メンテはお勧めできません。
ほこりや細菌やその他の異物は硬さで鋼球や受け押しが負けない硬さであれば砕けるのかなぁ、、、
どうなんでしょう、、、
ちなみにシマノロード用の鋼球の精度はG28とかって言う噂が、、、ホントのところはどうなんでしょう。
公開はしていないそうですが、ベアリング屋さんの話だとG28でも十分すぎるとのお話し、、、
そもそもシールドベアリングではない時点でどうしても異物の混入はあるはずです。
等級とかの話はよく聞きますが、グリスアップの際の【異物の混入】についてはあまり見たことがありません。
個人的はこの異物についてを考え、屋内で、清潔な環境で行った方がイイと思います。
▶材質
セラミック球に変えると、、、チョット幸せになれるというお話しが、、、
しかし前回のベアリングのお話しで書いたように【玉押し】【玉受け】が負けてしまうことがあるということです。
でフルクラム レーシング3ですが調べてみるとこ~んな、フフフッ、、、

これはワタクシも使っている【フルクラムの展開図】なんですが、リア側の印の付いているところが重要です。
レーシング0はベアリング球が【セラミック】素材です。
レーシング3はベアリングが【スチール】という展開です。
そして玉押し、玉受けの品番は全く同じです。
もっと上のグレードになると【CULT】というものがありますが、0はいわゆる【USB】ですね。
なるほどです。
しかし【USBベアリング】はグリスフリーでは使えません。
セラミック球は硬いという利点もありますね。
・金属とは違い弾性、塑性変形しない。そして軽い。
ダイレクト感が増すとか、、、
いいですね。
しかしもちろんデメリットもあります。
▶フルクラム・カンパのスモールパーツの問題
まぁ、これが一番大きな問題でしょう。
スモールパーツ、、、ありません。
ワタクシも某そっち系の問屋さんとは取引がありませんので、いち消費者として近所から都内のお店まで在庫抱えているお店はないもんかと【タウンページ】ふるっ!抱えて探しますが、ヤッパリありませんね。
取り寄せも代理店在庫で1週間~2週間、代理店欠品で・・・オソロシヤ
う~ん、ヤッパリ不自由、、、
シマノでも同サイズの5/32の鋼球を扱っていますが、ちと高い、、、
ということで当店FF-Cycleでもベアリング球を販売することにいたしました。
等級はせっかくだったら少しだけと精度を上げて~~~と考えていたので【G16】のものを入れます。
チョットいいものを~~~、ということです。体感はできないでしょうが。
等級:G16
サイズ:5/32
クローム球
です。
フルクラム・カンパでこのサイズを使用している場合が多いですね。
シマノはほんの1部だけです。
※シマノは純正パーツの流通が結構いいので必要はほぼないでしょう。
入荷し次第順次アップ予定となっております。
まぁそもそも上ででてくるようになんで【セラミック球】じゃねぇのかよっ?ってことですが、理由があります。
・コストが掛かり過ぎる
1球300円ぐらいしちゃいますからチョット、、、鋼球だけで1万円、、、
クローム球であれば1/20ぐらいで販売予定です。
それに例えばこのぐらいの値段であれば純正パーツがくるまでのつなぎとしてでも悪くはないかなぁと。
余ったお金でちょっと良いタイヤとか、チェーンとか、バーテープとか、たくさんお買い物ができてしまいます。
新品のチョット高いタイヤのほうがおそらく体感できるものが大きいような気がしてなりません。
・メンテ性
玉押し、玉受けの高度の問題ですが、いわゆる【保険】のためです。
確か玉押しが4コセットで8000円ぐらいだった気がします。
通常の鋼球を使って鋼球が傷つく分にはまぁなんとかなるでしょう。
ワタクシの場合は鋼球が先に傷つきました。
旨いこと使っていればベアリング3点は傷つくことは少ないでしょうが、実験的に色々行っていると何かしらにダメージが行く場合があります。そんな時に【受け・押し】が傷ついてしまうことがあると交換にコストが非常にかかっていしまいます。
特に玉押しの交換は簡単ですが、玉受けは専用工具が必要になってしまいます。
これではお手軽におすすめがしにくくなってしまいます。
壊れるならば安いほうが壊れたほうがいいです。
ということで失敗するのであれば鋼球をダメにしてどんどん変えたほうがいいのでは、ということです。
なんてったって安いし!
直接確認はとれませんでしたが、多分【USB】と【玉押し・玉受け】が同じものを使っているとすれば結構【精度】も【硬度】も高めのものを使用しているはずです。
いやぁ趣味の世界は面白いです。
繰り返しになりますが、セラミックがダメっていっているわけではありません。
デメリットこそなくはありませんが(主に高い!)、【CULT】【USB】という技術をカンパもフルクラムも使用しています。
効果がなければ作る意味がなくなってしまいます。
お金があれば間違いなく【CULT】です。
グリスいらないって、、、オイルフリーですよ。すっげぇ!
お小遣い内で楽しみたいのであれば、鋼球を変えてみたりも体感できるかというと多分難しいとは思いますが、チョットだけ、すこ~しだけニヤッとできるかもしれません。
インプレ記事ももちろん作成予定となっております。
ということでベアリングのお話しでした。
う~んヤッパリ、異物の問題のほうが気になっちゃいますね。
どうすれば極力異物を少なくできるのか、、、、
相変わらず価格はぶっちぎりのWiggleさんです。。。
CULTだって手が届きそうな、、、、



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