ロードバイクのペダリング 背中の筋肉編


本格的にムチウチになってようやっと気が付き始めました。。。(オセーヨッ(#゚Д゚)ドルァ!!) 

ペダリング背中


ロードバイクをはじめとする自転車ってに使う筋肉って下半身中心のイメージが有りますが、実は全身運動であることを再度実感いたしました。

力強いペダリング、持続力のあるスピード維持には欠かせないのは他でもない上半身の筋肉だということです。

ということで今回はペダリングと言いつつも、上半身(背中中心)の筋肉の動きのお話しをしようと思います。



▶上半身(背中等)の筋肉

ワタクシが考える上半身の筋肉で最も重要なのは背中の筋肉です。

そう、ムチウチ全開でもう【ビッキビキ】いっているあの筋肉です。

その中でもワタクシが重要視するのが、

・僧帽筋
・後背筋
・脊柱起立筋
・大円筋


この4つです。

背中以外だと

・上腕三頭筋(腕の裏側)
・前腕伸筋群


上に出てくるような筋肉群を見ておそらく一部の方は【ハッΣ(゚Д゚)】となると思います、、、

すべてが当てはまるわけではありませんが、コレっていわゆる【ヒットマッスル】と呼ばれることがある部分が多く含まれています。

ヒットマッスルっていうのは 簡単に言うと、格闘技で力強い突き・パンチを出すときに主に使われる筋肉群のことを指す場合が多いです(結構曖昧なものですが、、、)
 

逆にあんまりいらねぇんじゃねぇの?と思う筋肉は、大胸筋デス。ゴメンアブ・・・
背中と対になって動くことはありますが、長距離を乗ってもスプリントの練習をしてもどちらにせよ、胸筋が疲れてしかたがないことはないです。あまり使われていないんでしょう。ロードバイクに乗って【胸筋が筋肉痛で仕方がないよっ】て余り聞きません。

かのブルース・リーも大胸筋に関しては前方へ腕の動きのジャマになり、スピードがおちるため、と大きくすることを嫌ったとか、、、大胸筋に比べて背中の筋肉が大きいのが彼の最大の特長だと思います。

そして彼の特長といえば肩甲骨の使い方や可動域、肩甲骨周りの筋肉の発達だと思います。

彼の伝説的になっているパワーの検証ではとんでもない結果が出ているようです。
おそらく彼のパワーウェイトレシオ(正確にはちょっと違いますが、)はとんでもないことになっていると思います。

▶パワーウエイトレシオとは
簡単に言うと重量とパワーの関係のことです。
オートバイや車ではよく使われる言葉ですが、1kg辺り(ウエイト)にどのくらいの出力(パワー)を出せるかということと考えていただくと簡単かと思います。
重いよりも軽いほうがパワーを抑えてスピードを出すことができますし、登りも強いでしょう。
ロードバイクだと傾斜も考えなければいけないのでより複雑になってきますが、基本的には登りも平地も含めて軽くてパワーが大きい方が速いです。


ロードバイクで速く走るためにはパワーウエイトレシオを上げるのがもっとも速く走れることだと考えています。
そのために自転車を軽くする、人間がダイエットするということが有効ということはよく耳にすることだと思います。


【ロードバイクと格闘技なんて全く違うじゃない!】
、、、正にその通りかもです。

しかしそれをいってしまったら何も発展がありません。

面白いことを考えるということ、人と違うことを考えるということは楽しいことです。
誰かが考えたようなことをアタリマエに文章にしたって読んでて飽きちゃうでしょう。
だったら少し頭を柔らかくして新しいこと、珍しいことを考えてみるともっと楽しいです。
否定をすることは簡単ですが、肯定するところを探すというところが腕の見せどころです(笑
Googleのアルゴリズムもそんなこと言ってますね。
(切りが無くなりそうなのでココらへんで、、、)


そう、ロードバイクは持久走、格闘技は瞬発力、全く違うように見えて相重なるところは多いはずです。
ボクシングは1ラウンド3分しかありません、それなのにロードワークを1時間も2時間も取り入れています。
内藤選手もとても印象に残るようなことをいっておりました。
たしか賞金をかけた鬼ごっこのようなTV番組に出ていた時のことです。
内藤選手の作戦はずっと走り回ることでした。そこで担当になったカメラマンがずっと走り続ける彼を見て、付いて行くのが大変で内藤選手に聞いていたんです。
「どのくらい走り続けられるんですか?」
「このくらいのペースなら終了までずっとです。」(そこまで遅いペース(ジョギング程度ではありません)ではなく結構なペースでした。)
、、、カメラマンさん大変だ。。。
瞬発力の競技と思われがちなボクシングも3分に一度の休憩ありますが、ここまで持久力が必要ということです。※消してワタクシはボクシングに詳しい訳ではありませんヨ。


このヒットマッスルに近い部分の強化が重要なのではないかと考えております。
足を蹴りだす動作、というところで見ると特に共通点がみつかりやすくなるのではないでしょうか。


本題が遥か彼方へとんでいきそうなので、もうそろそろ本題へ戻ります。。。

背中、セナカ、、、φ(・_・”)カキカキ

背中の筋肉を使うということですが、ワタクシが考えているところです。
ロードバイクはコーナーリングも含む舗装路をどれだけ速く効率的に走れるかを追求した究極の形だと思います。
(リカべ・・・~l(≧ロ≦)l~ ワーワーワー!ソレヲイッチャダメ!  (;・∀・)ホラ、コーナリングトカ、ネェ、、、)

なぜ、フラットバーではないのか?ブルホーンではないのか?
なぜブラケットがあの方向で付いているのか?

ロードバイクの特長って多分ロードバイクに詳しくない方でも【ドロップハンドル】を見て、「ロードバイク」と認識する場合が多いと思います。それだけ特徴的ということです。

ドロップハンドルやブラケットはフラットバーと違って握りが縦になります。
ここに一つのヒントが隠されていると思います。

実際に乗ってみるとわかると思いますが、特にダンシングなんかのときには縦の握りが脇が開かずに一番力が入りやすいです。
逆にフラット部で綺麗にダンシングって難しいんじゃないかなぁと、、、できなくはないですよ。MTBなんかはフラットですが、あれは路面状況が激しく変わるのでそれに対応しやすくなっているのでは?と思います。

簡単に引く、押すを考えると鉄棒をイメージしていわゆる順手で鉄棒を握ります。
このまま曲げ伸ばし(押す・引く)の動作を行うと、肘が外側に開き、脇が開きます。

しかし縦の握りではどうでしょう。
握りが縦方向の場合は脇が締りまっすぐに腕が動きます。

肘

それはダンシングの時は主に【腕で引く・押す動作】になるからです。
この【押す・引く動作】こそがヒットマッスルを主に使い似た動きなのではないかと考えています。

また過去の記事にも書きましたが、肘が開くと肩(僧帽筋)に力が入りやすいです。
僧帽筋に力が入るということは腰の自由な動きの妨げになります。

逆に肘を締めて引く・押す動作は広背筋主体となり、肩に力が入るというよりかは脇に力がはいり、腰の動きの妨げになりにくいです。

ペダリングのことを考えられてこの形状になっていると言っても過言ではないですね。(言いすぎじゃね?)

少し上のボクシングの話に戻りますが、ボクシングって足を使ってはいけません。当然ですね。
だったら上半身だけを鍛えるのかといえばそうではないはずです。
下半身からの動きを上手く伝えることで強い力を発生させることができるということです(はじめの一歩より(笑)

これが結構大事だと思うのですが、
【体が安定しないと強力なパワーが生み出せない】
【強力なパワーを生み出すためには安定が必要不可欠】

ということです。

2輪は極めて不安定な乗り物です。ほっとけば転びますしね。
自転車なんてもっとです。
機材との接点は3つの【ル】しかありません。(ハンドル、サドル、ペダル)
この不安定な車体の上で如何に体を安定させるか、バイクと一つになるのかということが大切だと思います。

そのためにもロードバイクの場合は手でペダルをこぐことはありませんが、上半身もものすごく使っています。
・ペダリングを安定させるため
・ダンシング時など強い力を出すためにはパワーの流れが大切

 (流れを綺麗に伝えるには上半身の安定感が非常に重要)

コレがワタクシが今回の事故で背中を全く使えなくなって強く実感したところです。

背中

ここまでの姿勢ではなくて、通常のダンシングなんかでも特に感じます。

背中に力が入らないと全く進みません。。。


シッティングの時・休むダンシングとかの時なんかは、通常のポジション・姿勢の安定にも上腕三頭筋を使います。
一見単純の用に見られがちなシッティングですが、安定してパワーを出し続けるには短い時間でハンドルを押すこともあります。枠を締めて押す動作は正に上腕三頭筋の動きです。

またパワーを出すときには一番の根本は握るということです。
上の図の様なダンシングの時はもちろんのコト、力をれたいときは【グー】握ったほうが力が出ます。
しかし人差し指主体で握ってしまうと方に力が入りすぎてしまうので、薬指・小指主体がいいと思います。
引くにしても押すにしてもどちらにせよ【前腕伸筋群】のパワーも必要ということです。


ということで、背中がダメになって改めて実感した上半身の大切さ、というお話しでした。
下半身ばかりに目が言ってしまいがちなロードバイクですが、自分のペダリングを研究してみて更にスピードを上げるためにはまた、伸び悩んでしまっている場合なんかは上半身を見なおしてみると思わぬ効果が出るかもしれませんネ。

しかし背中がダメだと全然進みません、、、安定もしないしパワーも出ないし、、、ワタクシのペダリングは背中を重視していたということだったのでしょう。。。