【強風対策】風の強い日のロードバイク走行と注意点

今年は本当に強風の当たり年のようなぐらい、強風の日が多いように感じます。
特に冬は空気が重いですし、強風ともなれば更に進まない過酷な状況となります。

千葉県は風が強めなようです。
 一般的に海岸線沿い、南や北に開いた海に面した地域などで強い風が吹きます。
千葉県内における年間を通しての平均風速は沿岸部でおよそ3~6m/s、内陸部でおよそ2m/s以下です。ただ、内陸部でも成田では風が吹きやすく年間を通しての平均風速は3.7m/sとなっています。
 日最大風速の平年値を見ると、千葉市を中心とした東京湾内湾と、銚子市を中心とした地域は、県下でも強い風が多く、日最大風速10m/s以上の日数の平年値が、銚子では140日以上、千葉では70日以上あります。 また、内陸部でも成田はやはり風が吹きやすく、52日と多くなっています。

銚子地方気象台 千葉県の気象特性 
http://www.jma-net.go.jp/choshi/menu/bousai/met_character.shtmlより抜粋

内陸部では成田が、、、ということでやはりあの辺は風が強いみたいです。

ということで今回は【強風対策】風の強い日のロードバイク走行と注意点、そんなお話にしてみようと思います。



▶風はきまぐれ
特性も何もないのですが、風はいつも気まぐれです。
常に一定の方向から吹くものではありませんし、強さも一定のまま吹き続けるわけではありません。

向かい風で思いっきりきつい!と思ったらフッと楽になる。
楽に走っていたら突然の向かい風でまさかの失速。。。こんなことはよくあることです。

特に強風や爆風の日は気を抜く暇がありません。
”行きも帰りも向かい風。。。orz”

こんなことが”自転車あるある”で言われ続けるのにもわけがあるということです。

▶自転車は風の影響を強く受ける乗り物
家にいる時、家を出たときはそよ風ぐらいだったのに、いざ走りだすととんでもなく辛い。こんなコトもよくあることだとです。

もともと自転車は豪脚の方でも短い時間で出力可能なパワーは1000w+α程度です。峠越え時の約30分間の平均出力は350~400wぐらいが多いとか、、、化け物レベルです。。。
車なんかでよく使われる【馬力】という単位は【1馬力=735.5w】です。
ちなみに馬力に換算すると1000wで約1.3馬力、340wで0.45馬力程度です。
オートバイのワークスマシンでピークパワーが250馬力ぐらい?です。
ちなみに現行の50cc原付は4.5馬力ぐらいです。

ワークスマシンでは差がありすぎて考えづらいのでアレですが、原付きで最高出力が4.5馬力ということは【約3300w】です。
ちなみに現行のスーパーカブ50ccで3.7PSで、W換算で約2720Wです。

重要なのはパワーウエイトレシオですが、この差を考えれば人力でエンジンに勝つということは中々難しそうです。

と言うのはどーでもいい話ですが、自転車はエンジンに比べて絶対的な出力が低いということです。
ということは外的要因の影響を非常に受けやすいということです。風だけではなく、傾斜、路面状況等もです。

ベアリングのグリスをちょっといいものに変えたり、、、そんなことも絶対的なパワーが少ない乗り物だからこそ如何にパワーのロスを減らすか、ということが肝になってきます。

それでも風の抵抗(空気抵抗)に比べれば機材抵抗はとても低いものです。
外的要因としての風の抵抗をきちんと考えるのであれば、ウエアのサイズをピッタリとしたものに変えるだけでもかなり楽になり、風の影響を減らすことができます。


▶風の強い日の機材
高速巡航に有利と言われているエアロダイナミクスの産物、いわゆるディープリムのホイールですが、強風の日は注意が必要です。
最近のワイドリム化等によるエアロダイナミクスの向上で以前のディープリムホイールよりも横風への影響が少なくはなってきておりますが、それでも横風の影響はあります。
特に50mm以上のハイトともなると横風がかなり怖いです。

これと似たようなことで今時流行りのエアロフレームも同じく横風の影響をうけやすいので注意が必要です。
エアロフレームもディープリムもヨー角のデータなんかを見てもせいぜい大きくて30°ぐらいまでの物が多いですが、実際に外を走れば強風の日は90°とかも全然有りえます。

エアロフレーム、ディープリムは風が強い日は要注意ということです。

余談ですが、本当に吹っ飛びそうなぐらいの横風のときはダウンチューブのボトルケージが鳴きます(笑)ボトルケージのなく音を聞くと本格的に身の危険を感じて、家を出たことに後悔し始めます。


▶強風の日に乗る場合・・・

①できるだけ風の影響を受けにくい姿勢(フォーム)で走る
最近ではものすごく注目されておりますが、エアロダイナミクスを意識して、前面投影面積を極力減らしてスムーズに風が体を抜けていくイメージで姿勢(ポジション:フォーム)を作る。ということです。
フォームやポジションというと、ハンドルやステムを変えたり、、、等が考えられますが、それだけではなく、あくまでも乗車姿勢という意味でのポジション(フォーム)は乗り手が作るものです。

風対策のフォームで大切なのはこちら
a.エアロダイナミクスを意識する

脇を締めて肘をきちんと曲げ、エアロダイナミクスを意識した前傾姿勢をとる。ということです。
肘はしっかり曲げてタメを作るということです。最近では下ハンよりも上ハンでエアロポジションを取ったほうが空気抵抗が少ないというお話もあります。
しかし深すぎる前傾姿勢はパワーを犠牲にする場合もありますので、あくまでもパワーを犠牲にしないフォームを洗練していくといいと思います。

b.安全に配慮する
極端な前荷重は風の強弱に関わらず危険を伴いますが、強風の日は更にリスクが上がります。不意な横風の際、ハンドルをグイッと持っていかれますので、すぐに修正できるようにしておく必要があります。極端な前荷重は素早いハンドル操作の妨げとなります。
詳細はこちらから、


また追い風の際も楽なだけでは有りません。一定のレベルを超えるとスピードが出すぎて危険を伴うようになります。そんな時でもしっかりと体幹で車体をコントロールできるようにしておくことは安全に繋がります。体幹、体幹、体幹、、、体幹です。

こういったポジションは普段より意識をしてくことは強風の日だけではなく風が穏やかな日でも速く走れることにつながると考えております。


②シフト操作を増やす
風がないとき、平地を一定のペースで踏んでいく場合はそこまでギアチェンジが多くはありませんが、強風の日は平地であろうがなんだろうが、刻一刻と変わる風に対してギアをどんどん変えてきます。
ギアを変えることでできるだけパワーを一定に、省エネ運転を心がけます。
ギアを変えないで頑張り続けるのは効率が悪いですし、パワーの増減が激しければ激しいほど、いわゆるインターバルトレーニングのようになって疲労はたまりがちになります。

強風の日は風が弱い日に比べてこまめなシフト操作をしたほうが負担が少なくなる、ということをしっかりと頭において、強烈な向かい風のときに瞬間的・一時的に無理して頑張ってしまうのではなく、常に頑張り続けられるように走るためのギアの選択が必要となります。

イメージ的には向かい風などで高負荷になっても無理やり踏んで凌ごうとすることは、上り坂で後のことを考えずに力いっぱい踏んでしまうような行為だと考えております。
強風はまるで、先の見えないヒルクライムのようなものと考えて、ゴリゴリに踏みすぎたり頑張りすぎないように自分をマネジメントすることが大切だと思います

③気持ち・心がけ 
これヒルクライムでもそうなんですが、速い人って楽に上っていくように見える・・・、というのはよく聞くお話ですが、それは多分間違いです(ポーカーフェイスと言います(笑))。
ヒルクライムもそうですが、強風も速く走ろうとすれば大変です。

基本的に基礎体力、パワーの差はあるにしても楽に見えてもそれなりの努力をしなければスピードを出すことはできませんし、速度を維持することもできません。
 
強風の向かい風の中 楽に抜いて行かた、そんな時は多分自分よりも速い人ということもありますが、シフト操作がうまかったりポジション作りが上手く強風の走り方を知っている人、いわゆる経験値の高い人、という可能性は十分に考えられます。

しかしそんな人でも、その人だけ向かい風が当たっていないわけではない、ということです。
向かい風が吹けば、誰だってきついですし、風は皆に平等に吹くものです。(体の大きさによって差は出ますが。)



▶まとめ

ロードバイクにとって強風は辛いだけではなくて、時として危険も伴います。
今年の走り込みで強風だけではなくてかなりの爆風の日も何度も経験をしました。その中で感じたことです。

慣れてきた。。。(笑)

そう、強風や爆風はヒルクライム同様に”慣れる”ということです。

多分通勤とかで、雨でも風でも自転車を使っている方はそういった状況に慣れている方も多いと思いますが、ヒルクライムやコーナーの多い道などと同様に繰り返し走ることで慣れてきます。

その中で気がついたことですが、強風とヒルクライムは微妙に似ているということです。
もうこれ以上は強い風は吹かない、だからこの瞬間だけ耐える。。。こんなことをしてはすぐにバテてしまい、まともに走れません。その後風が止まる、またこれ以上強い風が吹かない保証なんてどこにも有りません。
得てしてそんなときはもっときつくなるものです(笑)
となるとやはりあくまでも無理をしすぎず自制心をもってペーシングであったり、自らをマネジメントするということだと思います。

ということでコツはと言うと、
①無理をしすぎない
②ウェアを選ぶ(ピッタリが最強)
③フォームやスキルを身につける
です。

強風の日は本当に頭にくることも多々あります。また向かい風かよ!みたいな(笑)
しかしそれは皆に同じく平等にふき付けるもの、天候は致し方がないと考えるしか有りません。

また限度を超えた爆風ともなると危険が伴いますので、安全を考慮して”乗らない”ということも選択肢の一つだと思います。雨の日のライドを避けるのと同様です。
やはり安全第一はとても大切なことです。

ということで強風続きの千葉より【強風対策】風の強い日のロードバイク走行と注意点のお話でした。


++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


サイクリングエクスプレスはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから