フロントインナーの使い方を考える
ワタクシのように平地ばかりを走っているとインナーの使い方を忘れてしまう場合も(笑
特に初心者の方は「ほぼほぼインナーを使わない!」なんて方もいるのでは?
勾配が殆ど無いクリテなんかではアウターのみでいけてしまうかもしれませんが、勾配のあるコースを如何に負担を少なく速く走る上ではきちんとギアを選択して走ることが大切だと思いますす。
ということで今回はインナーの使い方のお話しです。
これを考える上で大切なのが【ギア比】と【ケイデンス】です、
ということで早速ギア比のお話しから、、、
▶ギア比
こちらを考える際はまず【ロードバイク ギア比・速度計算ツール】こちらを使用させていただきます。
http://twelve.rgr.jp/tama/tool/roadbike-gear.html

フロント 50/34T
リア11s 11-25T
このギアを例に上げて考えてきます。
ケイデンスは90rpm/minです。
まず注目するところは最大ギアと最小ギアです。

赤枠はケイデンス90での限界の値です。
これ以上スピードを落としたかったり上げたい場合はケイデンスでカバーするしかありません。
(ちなみにケイデンス120で回せば11Tがあれば69km/hまででます。逆にケイデンス70で12km/hです)
(平地単独で11T/120rpmまわせりゃレースでいい成績を残せそうですね。。。)
そして青枠がフロントの限界ラインということでフロントの切り替えポイントになりますが、たすき掛けはチェーンラインが厳しくなります。
別にチェーンラインが厳しかろうがぶっ壊れることはありませんが、限界に来て変えるよりも余裕があったほうがいいし、厳しいチェーンラインは場合によっては弊害が起こることがあります。無理くり使わなきゃいけない状態にならなきゃいいだけなんでシフト操作を練習したらいいと思います。。ってか多分使わないでしょう。。。
フロントでもケイデンス90で回せば35km/h、ケイデンス120で46.8km/hも出せることができる。ということです。
ギア比を考慮してスピードに合わせて適切なギアを選択するってことが大切です。
たすき掛けを避けてなめらかなギア比を選んでいくとこうなります。


このギア比から考えると、リア変速の延長上のようになめらかに変速をさせる場合は【3段分】の変速が必要ということになります。(場合によっては4段、、、)
インナーからのなめらかな加速のためには【3段シフトダウン】が必要になってくるということです。
最新の11速コンポは3段シフトダウンができるようになっていますね。
操作ではフロント・リアもどちらとも大レバーを目一杯倒すという操作になります。
整備させしっかりできていればまとめてやったって壊れることはありませんし、変速スピードもリアのみの変速とたいした差はありません。
つまりどこかのタイミングでフロントインナー→アウターへの切り替えのときに3段シフトダウンとともに切り替えると【なめらかにいく】ということが分かります。
【なめらかにいく】ことで、ケイデンス幅を極力変えずにスピードを調整できることが有利に働きます。
とここでシマノの究極の兵器を見てみます。
XTRでは導入済みで次期9100 DURA-ACEでは導入されるという【シンクロシフト】です。
シンクロシフトとはリアの動きに合わせてフロントが勝手に動いてくれるというなんとも素晴らしいシフトチェンジのシステムです。
MTBとロードではギア比は全く違うので一概には言いにくい部分がありますが、結局はシフトアップしていくタイミングにあわせてフロントがアウターに上がり、リア側でシフトダウンという現象が起こっています。
シマノの変速システムでフロントインナーからのスタートの場合、速度を上げることに伴ったシフトアップにはシフトダウンが必須になってくるということです。シフトダウンを3速まとめてできるようになっているのは、スピードに乗せることを考えて作られているのかもしれません。(真相は知りませんが、、、)
こんなことを考えてみるとフロントの使い方が見えてくると思います。
たすき掛けを避けて見ると

フロントアウターでおよそ24~50km/h
フロントインナーでおよそ15~30km/h
たすき掛け可で限界まで考えれば
フロントアウターでおよそ22km/h~
フロントインナーでおよそ~35km/h
この幅を使うことができます。
つまり平地巡航が35km/h以下での巡航であればインナーだけで事足りてしまうということです。
まぁ下りとかが入ると足りなくはなってしまうんですが、、、
簡単に言ってしまうと【実際に走るステージに合わせて、ギアを選択する。】これにつきます。
例えば登りが多いようであればインナー主体で使っていきますし、平地や下りが多いのであればサクサクアウターに入れてしまったほうがいいです。
インナーのメリットとして、、、
・チェーンテンションが緩い(?)ため音が静か
・変速がなめらか(調整による)
・ギアがクロス気味(近く)になる
デメリットは
・35km/h以上で変速が必要
・クロスしすぎる(?)
インナーの使い方というか、ギアの選択は人それぞれです。
ワタクシなんかは登りはすぐにインナーに入れてしまいますし、平地はほぼインナーに入れることはありません。
ギアの選択は教科書通りの選択をすることよりも、何より【自分の走りやすいギアを積極的に選択していく。】これが大切なのではないかと思います。
ってことができるようになるためにもシフト操作の練習も大切です。
自分の好きなギアを瞬時に選択できるようになるためには、な~んも考えなくても勝手に体が動いているぐらいまで慣れてこないと自由にギアを選ぶということは難しいです。
リアならできるけど、フロントまで一緒にとなると、、、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「フロントを変えたら予想以上に重くて、、、とか予想以上に軽すぎて、、、」とかこんな状態になるということはギアの選択が下手くそということです。
こういった状態はパワーのロスがおおきくとてももったいないということです。
そんな事にならないために、まずは今自分の使っているギア比を考える。それでもってなめらかにいくにはフロントと一緒に何段まとめてシフトすることが必要になるのか?そんなことを考えながら、どんどんフロントもシフト操作・ギアチェンジをして、自分の思い通りのギアを頭で考えなくても体が勝手に反応してくれるぐらいまで練習してくことが大切ですね。
マニュアル車のシフトチェンジだっていちいち全部頭で考えて行っていないはずです。
「このぐらいのスピードに・・・」と考えれば勝手にシフトチェンジできますよね?
そんないわゆる【体オートマ】な状態ができるといいと思います。
ということで平地ばかりだと疎かになりがちなフロントインナーの使い方を考える、そんなお話しでした。
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ワタクシのように平地ばかりを走っているとインナーの使い方を忘れてしまう場合も(笑
特に初心者の方は「ほぼほぼインナーを使わない!」なんて方もいるのでは?
勾配が殆ど無いクリテなんかではアウターのみでいけてしまうかもしれませんが、勾配のあるコースを如何に負担を少なく速く走る上ではきちんとギアを選択して走ることが大切だと思いますす。
ということで今回はインナーの使い方のお話しです。
これを考える上で大切なのが【ギア比】と【ケイデンス】です、
ということで早速ギア比のお話しから、、、
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こちらを考える際はまず【ロードバイク ギア比・速度計算ツール】こちらを使用させていただきます。
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フロント 50/34T
リア11s 11-25T
このギアを例に上げて考えてきます。
ケイデンスは90rpm/minです。
まず注目するところは最大ギアと最小ギアです。

赤枠はケイデンス90での限界の値です。
これ以上スピードを落としたかったり上げたい場合はケイデンスでカバーするしかありません。
(ちなみにケイデンス120で回せば11Tがあれば69km/hまででます。逆にケイデンス70で12km/hです)
(平地単独で11T/120rpmまわせりゃレースでいい成績を残せそうですね。。。)
そして青枠がフロントの限界ラインということでフロントの切り替えポイントになりますが、たすき掛けはチェーンラインが厳しくなります。
別にチェーンラインが厳しかろうがぶっ壊れることはありませんが、限界に来て変えるよりも余裕があったほうがいいし、厳しいチェーンラインは場合によっては弊害が起こることがあります。無理くり使わなきゃいけない状態にならなきゃいいだけなんでシフト操作を練習したらいいと思います。。ってか多分使わないでしょう。。。
フロントでもケイデンス90で回せば35km/h、ケイデンス120で46.8km/hも出せることができる。ということです。
ギア比を考慮してスピードに合わせて適切なギアを選択するってことが大切です。
たすき掛けを避けてなめらかなギア比を選んでいくとこうなります。


このギア比から考えると、リア変速の延長上のようになめらかに変速をさせる場合は【3段分】の変速が必要ということになります。(場合によっては4段、、、)
インナーからのなめらかな加速のためには【3段シフトダウン】が必要になってくるということです。
最新の11速コンポは3段シフトダウンができるようになっていますね。
操作ではフロント・リアもどちらとも大レバーを目一杯倒すという操作になります。
整備させしっかりできていればまとめてやったって壊れることはありませんし、変速スピードもリアのみの変速とたいした差はありません。
つまりどこかのタイミングでフロントインナー→アウターへの切り替えのときに3段シフトダウンとともに切り替えると【なめらかにいく】ということが分かります。
【なめらかにいく】ことで、ケイデンス幅を極力変えずにスピードを調整できることが有利に働きます。
とここでシマノの究極の兵器を見てみます。
XTRでは導入済みで次期9100 DURA-ACEでは導入されるという【シンクロシフト】です。
シンクロシフトとはリアの動きに合わせてフロントが勝手に動いてくれるというなんとも素晴らしいシフトチェンジのシステムです。
MTBとロードではギア比は全く違うので一概には言いにくい部分がありますが、結局はシフトアップしていくタイミングにあわせてフロントがアウターに上がり、リア側でシフトダウンという現象が起こっています。
シマノの変速システムでフロントインナーからのスタートの場合、速度を上げることに伴ったシフトアップにはシフトダウンが必須になってくるということです。シフトダウンを3速まとめてできるようになっているのは、スピードに乗せることを考えて作られているのかもしれません。(真相は知りませんが、、、)
こんなことを考えてみるとフロントの使い方が見えてくると思います。
たすき掛けを避けて見ると

フロントアウターでおよそ24~50km/h
フロントインナーでおよそ15~30km/h
たすき掛け可で限界まで考えれば
フロントアウターでおよそ22km/h~
フロントインナーでおよそ~35km/h
この幅を使うことができます。
つまり平地巡航が35km/h以下での巡航であればインナーだけで事足りてしまうということです。
まぁ下りとかが入ると足りなくはなってしまうんですが、、、
簡単に言ってしまうと【実際に走るステージに合わせて、ギアを選択する。】これにつきます。
例えば登りが多いようであればインナー主体で使っていきますし、平地や下りが多いのであればサクサクアウターに入れてしまったほうがいいです。
インナーのメリットとして、、、
・チェーンテンションが緩い(?)ため音が静か
・変速がなめらか(調整による)
・ギアがクロス気味(近く)になる
デメリットは
・35km/h以上で変速が必要
・クロスしすぎる(?)
インナーの使い方というか、ギアの選択は人それぞれです。
ワタクシなんかは登りはすぐにインナーに入れてしまいますし、平地はほぼインナーに入れることはありません。
ギアの選択は教科書通りの選択をすることよりも、何より【自分の走りやすいギアを積極的に選択していく。】これが大切なのではないかと思います。
ってことができるようになるためにもシフト操作の練習も大切です。
自分の好きなギアを瞬時に選択できるようになるためには、な~んも考えなくても勝手に体が動いているぐらいまで慣れてこないと自由にギアを選ぶということは難しいです。
リアならできるけど、フロントまで一緒にとなると、、、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「フロントを変えたら予想以上に重くて、、、とか予想以上に軽すぎて、、、」とかこんな状態になるということはギアの選択が下手くそということです。
こういった状態はパワーのロスがおおきくとてももったいないということです。
そんな事にならないために、まずは今自分の使っているギア比を考える。それでもってなめらかにいくにはフロントと一緒に何段まとめてシフトすることが必要になるのか?そんなことを考えながら、どんどんフロントもシフト操作・ギアチェンジをして、自分の思い通りのギアを頭で考えなくても体が勝手に反応してくれるぐらいまで練習してくことが大切ですね。
マニュアル車のシフトチェンジだっていちいち全部頭で考えて行っていないはずです。
「このぐらいのスピードに・・・」と考えれば勝手にシフトチェンジできますよね?
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ということで平地ばかりだと疎かになりがちなフロントインナーの使い方を考える、そんなお話しでした。

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