PF30の異音対策のお話しです。
「パキッ、ペキッ、、、」
ンダゴルァヽ(`Д´#)ノ
良くない、良くない、、、
ということでPF30の異音対策です。
そもそもPFなんて規格は筒にぶっこんでるだけなんで、何度も何度も取り外しをしたりするもんではありません。というのがワタクシの考えで、そもそも一度ぶっこんでしまえば当分使えるものであると思います。
しかし万が一音が出てしまったときはなんとかしないといけませんので最小限に被害を留めるための措置を考えます。
まぁ元はといえばPF30という規格自体FSAかどっかが作ったもんなんで基本シャフト径30mmに適合する等にできています。
とはいってもシマノクランクのシャフト径は24mm、、、合いません。
詳細はこちらで、
PF?BB30?乱立するBB規格 シマノ ホローテックⅡ編
というので合わせるための適合として、アダプターを噛ませたり、24mm径のサードパティー製のものを使うってことなんですが、コレがまた、、、しこたま評判が悪いです。
しまいにゃネジ切りの筒を接着剤で固定してしまうという、なんとも【存在自体の否定】のような措置まで出てくる始末です。。。
ドウシヨーモネーナ¬(;´Д`)r
とはいってもまだまだ多いPF30 規格のフレーム、文句ばかり言ってもお話しは進みませんので、今回はどう対応していくか、、、そんなお話しです。
▶交換前に、、、
コイツがなかなか厄介なんですね。
例えば今現在使用しているものが、シマノクランク用の24mmのシャフト径用のPF30だと、通常のBB30 PF30 の打ち出し工具が使えない可能性があります、
パークツール BBT-30.3 というのものです。コレは30mm径用です。
ですのでまずは打ち出すための工具として、24mmの穴(シャフトの穴)に使用できるパークツールならBBT-90.3、シマノならTL-BB13このような工具が必要になることがあります。(たっけぇ、、、)
中には普通にBBT-30 打ち出し工具が使えるものもあるかもしれませんが、もうBBの種類がゴマンとありすぎていちいちすべてを確認しておくのが、、、タイヘンジャゴルァヽ(`Д´#)ノ
コレ以外だとトライピークがちょっと変わったねじ込み式のものを出していますが、、これまたたっけぇです。
▶打ち出した後に、、、
打ち出しが完了したら次は圧入ですが、同じようなものを入れてもまた異音に悩まされる可能性があります。
PF30でシマノクランクを使う方法はというと、、、
①24mm軸径に対応するPF30ボトムブラケット
②30mm径PF30(ノーマル仕様)+24mm変換アダプター
③PF30用アダプター(スラム)+ネジ切りBB
④ネジ切りの筒をぶっこむ(コレはケーブルがフレーム内を複雑に通るモデルでは使用できません。)
こんなに面倒くさいのに何故してフレーム自体PF30こんなにも多いのか、、、
サードパーティー製でわんさかと出ている、PF30規格のBB、なかなか評判が良いものが、、、
「コレはだめだった!」って言う情報は多くありますが、「コレだったら大丈夫!」なんていう情報はあまりないもんです。。。
ってこことで何を選ぶか、、、それもまた大変です。
▶メンテンナンス性を考える
上の①~④で一番安く仕上がるのは例えば①のTOKENのPF30です。
しかしティラミックベアリングってなんでも【セラミックベアリングにチタンコートをしたもの】らしいんですが、たしかに交換が頻繁にできないPF30やBB30圧入式のBBにとってベアリング自体の寿命を延ばす試みというのは非常にいいと思います。
少々、お話しはそれそうでしたが、コレの問題点は脱着が24mm軸径に対応したBB外しが必要になるということです。
それといわゆる一体型で分解不可、ベアリングがフレーム内に収まる構造のものがあるとすれば、メンテナンスのしようがありません。詳細は下で、
どうやってベアリングまでアクセスするのか、、、ここが1番の問題です。
メンテンナンスを考えると本当は余り好ましくはありませんが、シールドベアリングのシールを開けてメンテナンス、そんなことができるのは実際にベアリングが見える、露出している、手が届く、コレが必須になってきます。
▶ベアリングの位置を考える
構造的に考えて音が出にくいと言われるPF30形状のBB、例えばトライピークやKCNCのBB、左右のボトムブラケットをつなぐ筒にネジ切りがしてあるタイプです。
このタイプも異音の報告がないわけではありません。
それと詳細が少々不明瞭ではありますが、一部の商品でベアリングがフレームの外側に付くものもあるように見受けられます。

実際にシャフトを支えるのは、ベアリングの部分ですので、通常の圧入タイプよりも外側ベアリングのほうがペダリング時にフレームのBBシェル部に負担が掛かりそうです。
ネジ切りタイプのボトムブラケットと同じ位置にベアリングがくるというものです。
シャフトはベアリング部で支える形になりますので、強度が不安になります。
タダの筒にぶっこむ圧入と、ネジ切りでは結構固定力にも差が出そうです。

※左右の結合が弱ければ「ポロッ」といきそう。。。
そこでたわみや強度の不安解消のために左右のベアリングをくっつけているタイプが出たのではないかと思います。
コレ以外にもベアリングが内側に配置で更にネジ切り、こんな商品もあるようです。
※なにせ少々情報公開が余りされていないためワタクシの想像で書いている部分もありますので「んなことあるかィ」という部分もあるかもしれませんのでご了承下さいm(_ _)m
▶結局どんなPF30を選びシマノクランクを使う?
もうコレは運と好みでしかありません。
ボトムブラケット側が何にも悪くなかったとしてもフレーム側、BBシェルの精度が甘かったり、度重なる圧入、取り外しで削れてきたり、、、そんなことでも音鳴りが発生しだすこともあります。
逆に言えばしっかりとメンテナンスをしていればトラブルがほぼほぼ起きないこともありますが、そればっかりは圧入の技術やフレーム精度、乗り方、ライド条件、その他もろもろの要因が大きく絡んでくることでありますので、「これが正解!」というものは、、、わかりません。。。
絶対的な正解がわかるのであればメーカーも正解品を作るはずです。
しかしどこの社外メーカーもPF30、BB30その他圧入規格品については【音鳴りが出にくい】【なめらかなベアリング】この2点を売りにしているところを考えると、この企画自体音鳴りとは切っても切れないご縁があるのだと思います。
以上の事柄を考慮して考えると、ワタクシの個人的な意見としては、、、
・ベアリングまでのアクセスがし易いできる
(一体型ではない)
取り外しの回数を最低限に減らすために。
・通常のPF30のようにフレーム内にベアリングが設置されている。
構造的に考えて、やっぱりBB自体の強度が上がってもフレームもしなりますし、フレームがしなるのに合わせてBBだけ動かなければやはりフレームに何らかのダメージが考えられなくはないと思います。
ということで後はコスト的なことを考えると、高くて音鳴りがしないものがあるのであれば確実かとは思いますが、現状ではまだまだ難しそうです。
ってことで全く個人的な意見ですが、ワタクシのおすすめは
②30mm径PF30(ノーマル仕様)+24mm変換アダプター
コレです。
利点はと言うと、、、まずコスト面です。
通常の
FSAのPF30 は確か4000円ぐらい、+ アダプターも4000円ぐらい。
アダプターはおそらく相当長く使えると思います。
交換になったとしてもBBだけの交換であればそこまでコストは掛かりません。
またアダプターの精度が良ければ、ベアリングへの異物混入のリスクを最大限に減らすことができます。


ここにグリスで土手を作れば水分や異物対策、ベアリングの保護が行えます。
本当はマイナス交差等を考えるとパーツは少ない方、シンプルな方がいいのですが、現状で1万キロを遥かに超えても不具合が出ていない症例がワタクシのバイクです。
だからってコレなら絶対に音の出ない保証なんてどこにもありません。
前述したように原因の可能性が多くありすぎてしまうのもので。
フレームの問題の場合はもうどうしようもありません。
そうはならないためにも、作業を正確に行うことがどれだけ大切かということで、
圧入は「入りゃいいやっ!」ではなさそうですよ、、、
マイナス交差がどうしても出てしまうのであればなんとかして隙間を作らないようにしなければなりませんし、う~ん、冷凍庫で冷やして圧入、、、Σ⊂(゚Д゚ ) ッテアホカイ!
う~ん、悩ましいですね。。。
ということで、PF30の異音対策のお話しですが、
何が正解で、何が解決になる。そんなことではありませんが、異音対策として考えられることをまとめてみました。
「パキッ、ペキッ、、、」
ンダゴルァヽ(`Д´#)ノ
良くない、良くない、、、
ということでPF30の異音対策です。
そもそもPFなんて規格は筒にぶっこんでるだけなんで、何度も何度も取り外しをしたりするもんではありません。というのがワタクシの考えで、そもそも一度ぶっこんでしまえば当分使えるものであると思います。
しかし万が一音が出てしまったときはなんとかしないといけませんので最小限に被害を留めるための措置を考えます。
まぁ元はといえばPF30という規格自体
とはいってもシマノクランクのシャフト径は24mm、、、合いません。
詳細はこちらで、
PF?BB30?乱立するBB規格 シマノ ホローテックⅡ編
というので合わせるための適合として、アダプターを噛ませたり、24mm径のサードパティー製のものを使うってことなんですが、コレがまた、、、
しまいにゃネジ切りの筒を接着剤で固定してしまうという、なんとも【存在自体の否定】のような措置まで出てくる始末です。。。
ドウシヨーモネーナ¬(;´Д`)r
とはいってもまだまだ多いPF30 規格のフレーム、文句ばかり言ってもお話しは進みませんので、今回はどう対応していくか、、、そんなお話しです。
▶交換前に、、、
コイツがなかなか厄介なんですね。
例えば今現在使用しているものが、シマノクランク用の24mmのシャフト径用のPF30だと、通常のBB30 PF30 の打ち出し工具が使えない可能性があります、
パークツール BBT-30.3 というのものです。コレは30mm径用です。
|
ですのでまずは打ち出すための工具として、24mmの穴(シャフトの穴)に使用できるパークツールならBBT-90.3、シマノならTL-BB13このような工具が必要になることがあります。(たっけぇ、、、)
|
|
中には普通にBBT-30 打ち出し工具が使えるものもあるかもしれませんが、もうBBの種類がゴマンとありすぎていちいちすべてを確認しておくのが、、、タイヘンジャゴルァヽ(`Д´#)ノ
コレ以外だとトライピークがちょっと変わったねじ込み式のものを出していますが、、これまたたっけぇです。
|
▶打ち出した後に、、、
打ち出しが完了したら次は圧入ですが、同じようなものを入れてもまた異音に悩まされる可能性があります。
PF30でシマノクランクを使う方法はというと、、、
①24mm軸径に対応するPF30ボトムブラケット
②30mm径PF30(ノーマル仕様)+24mm変換アダプター
③PF30用アダプター(スラム)+ネジ切りBB
④ネジ切りの筒をぶっこむ(コレはケーブルがフレーム内を複雑に通るモデルでは使用できません。)
サードパーティー製でわんさかと出ている、PF30規格のBB、なかなか評判が良いものが、、、
「コレはだめだった!」って言う情報は多くありますが、「コレだったら大丈夫!」なんていう情報はあまりないもんです。。。
ってこことで何を選ぶか、、、それもまた大変です。
▶メンテンナンス性を考える
上の①~④で一番安く仕上がるのは例えば①のTOKENのPF30です。
|
しかしティラミックベアリングってなんでも【セラミックベアリングにチタンコートをしたもの】らしいんですが、たしかに交換が頻繁にできないPF30やBB30圧入式のBBにとってベアリング自体の寿命を延ばす試みというのは非常にいいと思います。
少々、お話しはそれそうでしたが、コレの問題点は脱着が24mm軸径に対応したBB外しが必要になるということです。
それといわゆる一体型で分解不可、ベアリングがフレーム内に収まる構造のものがあるとすれば、メンテナンスのしようがありません。詳細は下で、
どうやってベアリングまでアクセスするのか、、、ここが1番の問題です。
メンテンナンスを考えると本当は余り好ましくはありませんが、シールドベアリングのシールを開けてメンテナンス、そんなことができるのは実際にベアリングが見える、露出している、手が届く、コレが必須になってきます。
▶ベアリングの位置を考える
構造的に考えて音が出にくいと言われるPF30形状のBB、例えばトライピークやKCNCのBB、左右のボトムブラケットをつなぐ筒にネジ切りがしてあるタイプです。
|
このタイプも異音の報告がないわけではありません。
それと詳細が少々不明瞭ではありますが、一部の商品でベアリングがフレームの外側に付くものもあるように見受けられます。

実際にシャフトを支えるのは、ベアリングの部分ですので、通常の圧入タイプよりも外側ベアリングのほうがペダリング時にフレームのBBシェル部に負担が掛かりそうです。
ネジ切りタイプのボトムブラケットと同じ位置にベアリングがくるというものです。
シャフトはベアリング部で支える形になりますので、強度が不安になります。
タダの筒にぶっこむ圧入と、ネジ切りでは結構固定力にも差が出そうです。

※左右の結合が弱ければ「ポロッ」といきそう。。。
そこでたわみや強度の不安解消のために左右のベアリングをくっつけているタイプが出たのではないかと思います。
コレ以外にもベアリングが内側に配置で更にネジ切り、こんな商品もあるようです。
※なにせ少々情報公開が余りされていないためワタクシの想像で書いている部分もありますので「んなことあるかィ」という部分もあるかもしれませんのでご了承下さいm(_ _)m
▶結局どんなPF30を選びシマノクランクを使う?
もうコレは運と好みでしかありません。
ボトムブラケット側が何にも悪くなかったとしてもフレーム側、BBシェルの精度が甘かったり、度重なる圧入、取り外しで削れてきたり、、、そんなことでも音鳴りが発生しだすこともあります。
逆に言えばしっかりとメンテナンスをしていればトラブルがほぼほぼ起きないこともありますが、そればっかりは圧入の技術やフレーム精度、乗り方、ライド条件、その他もろもろの要因が大きく絡んでくることでありますので、「これが正解!」というものは、、、わかりません。。。
絶対的な正解がわかるのであればメーカーも正解品を作るはずです。
しかしどこの社外メーカーもPF30、BB30その他圧入規格品については【音鳴りが出にくい】【なめらかなベアリング】この2点を売りにしているところを考えると、この企画自体音鳴りとは切っても切れないご縁があるのだと思います。
以上の事柄を考慮して考えると、ワタクシの個人的な意見としては、、、
・ベアリングまでのアクセスがし易いできる
(一体型ではない)
取り外しの回数を最低限に減らすために。
・通常のPF30のようにフレーム内にベアリングが設置されている。
構造的に考えて、やっぱりBB自体の強度が上がってもフレームもしなりますし、フレームがしなるのに合わせてBBだけ動かなければやはりフレームに何らかのダメージが考えられなくはないと思います。
ということで後はコスト的なことを考えると、高くて音鳴りがしないものがあるのであれば確実かとは思いますが、現状ではまだまだ難しそうです。
ってことで全く個人的な意見ですが、ワタクシのおすすめは
②30mm径PF30(ノーマル仕様)+24mm変換アダプター
コレです。
利点はと言うと、、、まずコスト面です。
通常の
FSAのPF30 は確か4000円ぐらい、+ アダプターも4000円ぐらい。
アダプターはおそらく相当長く使えると思います。
交換になったとしてもBBだけの交換であればそこまでコストは掛かりません。
またアダプターの精度が良ければ、ベアリングへの異物混入のリスクを最大限に減らすことができます。


ここにグリスで土手を作れば水分や異物対策、ベアリングの保護が行えます。
本当はマイナス交差等を考えるとパーツは少ない方、シンプルな方がいいのですが、現状で1万キロを遥かに超えても不具合が出ていない症例がワタクシのバイクです。
だからってコレなら絶対に音の出ない保証なんてどこにもありません。
前述したように原因の可能性が多くありすぎてしまうのもので。
フレームの問題の場合はもうどうしようもありません。
そうはならないためにも、作業を正確に行うことがどれだけ大切かということで、
圧入は「入りゃいいやっ!」ではなさそうですよ、、、
マイナス交差がどうしても出てしまうのであればなんとかして隙間を作らないようにしなければなりませんし、う~ん、冷凍庫で冷やして圧入、、、Σ⊂(゚Д゚ ) ッテアホカイ!
う~ん、悩ましいですね。。。
ということで、PF30の異音対策のお話しですが、
何が正解で、何が解決になる。そんなことではありませんが、異音対策として考えられることをまとめてみました。
コメント