What is the Wishbone?(ウィッシュボーン) 最強の圧入ボトムブラケット
というお話しですが本題に入る前に、、、
え~、ロードバイクっていたるところにベアリングが使われています。
以前ベアリングのお話しをした時にセラミックベアリングがだめ!というお話しでは全くありませんが、はっきり言ってそこまで必要性を感じておりません。
例の有名な日本のG社のお話でも、比較試験で鋼球のほうが僅かに勝っていた、そしてヤング率の差からくるレースへのダメージ等を考慮してもそこまで優位的なものでもない、というようなことが最近は特に多くなってきたように感じます。
※あくまでもレースで1秒を争うような使い方ではない場合は、と言うことです。
そもそもセラミックベアリングはかなり高価であり、今のFSAの普通のPF30でも回転には何も不満はありません。
※ロードバイクで言うセラミックベアリングとはレースまでフルセラミックではなくて、玉だけのセラミックベアリングの場合がほとんどです。
ってことだったんですが、今度圧入BBの打ち替えを依頼されておりまして(そのお話しはまた今度、、、)どんなもんなのか詳細が不明だったので事前調査を、、、ということです。
早速代理店へお電話を。。。
結構詳しくお伺いをしたかったので折り返しで御代表からお電話をいただき直接お話しをさせていただきました。
お話をお伺いするうちに本当にWishboneに絶対の自信を持っているのがよくわかりました。
ワタクシのバイクも通常のPF30規格のBBですが、現状のBB回りの問題点やら何やら、そんなことをお話しさせていただいところ、、、
「一踏み目から違いがわかると思います!!」
「異音にも絶対的な自信を持っています!」
もちろんレースでの実績もしっかりあるということです。
ものすごく端折っておりますが、本当はものすごく丁寧に説明していただきました。
ワタクシのような末端の人間にまでここまで熱く語っていただき、本当にありがとうございました。
情熱を持ってお仕事をしている方の自信作は是非とも使ってみたくなってしましまうものです。
そこまで言われたなら自ら試してみるしか無いと。。。
ということでこうなります!
↓
↓
↓
どんっっっ!!

即納して頂きました。お忙しいところありがとうございましたm(_ _)m
PF30規格のWishbone(ウィッシュボーン)ボトムブラケットです。

内容品はこんな感じです。
本体についている銀色のスペーサー×2、ウェーブワッシャー、アルミスペーサー(赤)これらはSRAM GPX用なのでシマノクランクのときは使用しません。
持った感じすぐに違いがわかります。ものすごく繊細で剛性を感じることができる美しい作りです。
本体中心部のネジ切りの部分の精度もすばらしいです。
左右を組み合わせても強度も十分な印象です。
ちなみに今までのごくごく普通の旧品FSA PF30 はこちら

中心部が樹脂製のカップで、くっついているだけです。
引っ張ったりよじったりするとカポッとカップが抜けます。
なんかこうして比べてみると消して汚いわけではないのですが、、、まぁ値段も違いますので、、、、
この辺の作りがワタクシの期待をするところにどう影響をしてくるのか、、、楽しみです。
ということで早速作業へ、、、
PF30の外し方はこちらから
PF30ボトムブラケットの交換 圧入BB
▶組み付け
作業は例のごとく「美しく!」これが大切です。ガンガン叩くとか嫌なんですよ、、、
組付けは普通の圧入とは少し違います。

しこたまきれいに仕上げたBBシェルに圧入してきますが、通常の圧入とは少し違う方法です。
2本のBBレンチでネジ切りのように締め込んでいきます。

締め込むことでセンター部のネジによって取り付けができるというものです。
無理くりぶっこむのとは違って作業がスマートです。
圧入前にグリスを適量塗り込みます。
と言うか圧入BBでロックタイトを推奨している事自体疑問が残ります。そもそもベアリングを直接入れる構造も、疑問がないわけでは有りませんが、音鳴りやきしみが出るから接着剤!というのも。。。確かに固めることは音は出にくいのかもしれないけど、ソレって、、、

そしてドライブ側(ネジメス側)はまっすぐ挿入。
ワタクシのフレームは根本までまっすぐ入りました。
この挿入感(?)はまるで卒業証書入れの筒のように(笑、ものすごく繊細なBB本体の精度を感じることができます。
「ギュッ」と「ピタッ」と入りました。
半ドライブ側はネジ切りなので固くなるまで手で回していきます。

こればかりは触ってみないとわからないと思いますが、ものすごいネジ切りの精度がいいのが分かります。緩すぎるでもキツすぎるのでもなく気持ちがいいです。
ある程度まで締め込んだらBBレンチを両側に噛ませて締め込んでいきます。

BBレンチのサイズは最近の一回り小さいサイズではなく、BBレンチにアダプターを噛ませなくてもいいサイズの大きい方のサイズでした。

もう少しです。
ピタッと、美しい仕上がりです。

締め付けトルクも記載があります。
規定トルクまで締め上げたら、グリスがはみ出します。
これをきれいにします。
ここの締め付けたときの美しさときたら、、、こういうパーツは最高ですね。

これで取付作業は完了です。
スレッド式のBBでもよくありますが、最初から工具を使わなくては固くて入らないとか、最後のほうがものすごく硬いとか、、、ウィッシュボーンは全くありません。
最後まで極めて滑らかに入っていきます。
▶初期のベアリングの状態は?
で取付完了後に、、、こんなん「ぐりぐり」して感触を確かめます。

「うんっ!ざらつきありです。。。 ^^;」
初期状態のベアリングにあるある状態です(特にセラミック)。
念のためその他のご用件と合わせてまたまた確認させていただきました。
なんでもウィッシュボーンのセラミックベアリングは一度開けて耐久性のためにグリスを多めに詰めなおしていると言うことです。
【グリグリ】している時点から各所グリスがはみ出してきてはいたので多分、、、そうだとは思っていたのですが、大当たりでした。
初期のざらつきや重さもしばらく乗れば極めて滑らかになるということです。
※初期状態でもドコかのBBよりかはるかに軽いのは内緒です。。
近日動画もアップ予定です。
▶フレームが変わる?
今回の交換の主な目的は別にセラミックベアリングを試したかったわけではありません。
FSAも回転性能的にはものすごくいい状態を保っています。
というか多分普通のベアリングで今の回転はかなり優秀な方だと思います。
しかしセンプレは少々BB回りの剛性感がすこし柔らかすぎる印象があります。
本題は【BB回りの剛性アップ】ということです。
構造を考えればタダの筒よりも真ん中のスレッドでガッチリBB自体のたわみが少なくなる方が剛性が上がることは間違いないです。

FSAのように結合部が樹脂製では本体樹脂部のたわみにより左右がよじれ、剛性不足が考えられます。ベアリングがフレームごと動くことでも回転の軸がずれるということも考えれます。
ウィッシュボーンの様にBB自体の剛性が高く左右がしっかり結合されているのであれば、左右のBBがフレームに合わせてバラバラに動くことが抑制されるのでは?ということです。
当然左右がネジ切りで結合されるので装着後は左右からフレームの中心に向かっての力も働きます。
(通常のPF30では全く無いボトムブラケット自体の働きです。)
お値段こそ少々お高い感はありますが、フレームのBB回りの剛性を手っ取り早く上げることができるということを考えればフレーム買い替えなんかよりも遥かにお金はかかりません。
▶メンテナンス性は?
これが何より重要です。
何度も繰り返しになりますが、圧入ボトムブラケットは何度も何度も繰り返し脱着を繰り返すような規格ではないと考えています。
一部メーカーで絶対に使いたくないメーカーもあります。特に取り外しが、、、
外すにしても反ドライブ側はネジ切りで回転で外すことができます。
そしてドライブ側もあんなに嫌なハンマーでひっぱたく作業から開放されるということは何よりの利点です。
耐久性に関しても御代表は自信をもってお話しをされておりました。
「シクロやMTBで激しい泥汚れなどを高圧洗浄をするような過酷な状況下においても1シーズンはしっかり持つ実績があります。」
「時々雨の中を走るぐらいであれば18000kmとか普通に持つでしょう。」
高いシールド性を持った高寿命ということです!
もちろん全てではありませんがシールドベアリングは状態によってはヘタなメンテナンスがかえって状態を悪くしてしまうことがあります。Shimano製品でも某所のシールをカットして回転を軽く!なんてものもありましたがそっちの方がトータル性能が高くなるなら製品化するのですが、それをしないってことはきちんとした理由があります。
玉の打ち替えなんかもできるようなんですが、
「おそらく玉の打ち替えよりも前にフレームに飽きてしまうかもです。。。」
なんとも心強いお言葉です。
交換(取り外し)回数が減るということは何よりいいことだと思います。
ワタクシも自分で言うのもあれですが、【洗車親父】です(笑
BB回りに水をかけるのが怖くて洗車をしないなんてことは全くありません。がんがん遠慮なしにぶっ掛けます。
むしろバイクはいつもピカピカではないと嫌なので汚れたらすぐに洗車で丸洗いです。
そういったことにもしっかりと耐えられる耐久性、、、素晴らしいです。
長期間に渡って付け外しが必要のない耐久性と、なにかで 外さなければ行けない時が来てもフレームのことを最大限に考えられている構造。。。すばらしいです。
▶初期インプレ
「一踏み目(ヒトフミメ)からわかると思います!」
この言葉を信じて(←あんまり信じていなかったのは内緒です・・・BBだけなんでね、、、)親指の爪はまだ少し足りませんが、ものすごくショートコースでの試走です。
Σ(゚Д゚;)アレッ??
ε=( ̄。 ̄;)フゥ
オチツケ、オチツケ・・・ジブン…
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
ハァァァ━(゚∀゚)━!ナンダコレッ!!
「これはスッゲェいいぃぃっっっ!!」
すみません取り乱しました。。。(汗)
ワタク氏過去のお話しを見ていただければわかると思うのですが、あくまでも個人的な主観ではありますが、おすすめできないものって、、、結構皆様が高評価でも、、、あまりおすすめしてないことも、、、某超高級バー@ープとか、、、(;´∀`)だってねぇ、、、いつもお読みいただいている方に申し訳ないじゃないですか。。。
ウィッシュボーン、、、こいつはですね。。。。
「スッゲェイイです!」
BB回りのフレーム剛性が上がります。
ペダルの2時から5時までが気持ちよすぎます。
重いギアでも【まっすぐ】【ストンッ!】と落ちる感じです。
フレームのたわみが減ります。
かなりカリカリのセッティングが出せるようになります。
もうね、、、ワタクシの周辺の圧入式フレームのBB全てこれに交換したい勢いです(笑 (._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; ) ォィォィ
結構鈍感ってことにしているワタクシでも明確に違いを実感することができました。
現段階では回転は以前のFSAのPF30がめちゃくちゃ状態が良かったので不明ですが、悪いという感じは全くありません。ならしが終わった後にまたご報告させていただきますが、少し体の状態が悪いので時間がかかりそうですm(_ _)m
▶結論
2万とちょっと少しお高いですが、ワタクシは多分次のフレームを買ってもこれを付けます。
お気に入りのフレームが圧入式、、、どうしよう、、、あるあるですね。ためらう場合もあるとは思いますが、コレがあればためらいは消えるでしょう。
異音対策の意味でも剛性、精度等を考えれば、コレはおすすめできるものであると思います。
BBシェル側がどうしようもない状態の場合はフレームの問題。。。
ホイールもそうですが、回転だけがトータル性能ではありません。
おそらく部品精度から見てもならし後は回転がとんでもないことになりそうな気がしています。楽しみです。。。
ワタクシ自信まだならしも終わっていませんが、回転性能抜きにしてもコレを選びます。
そのぐらいいい物です。
公式ページはこちらから!
株式会社コリドーレ
堂々なラインナップです。
もうコレって圧入BBほぼすべてのラインナップかと。。
ものすごく簡単にご説明いたします。
6061番のアルミというものは耐食性に優れたアルミニウム、コレの強度を更に上げるために更に上げるための液体化処理・焼入れ・焼戻しこれらを【T6】処理ということです。
なんや難しいことはよくわかりませんが、耐食性(サビ等による腐食)に優れた硬いアルミニウム合金であるということです。
もう言うことなしでしょう。。。ある意味ウィッシュボーンは最強のBBであると、いやマジで、、、、
ということで少々お高いものではありますが、圧入式BBをご使用の方にはかなりおすすめできる商品となっております。
ホイールなんかは重量が同じでも、結構な違いがわかるのは構造や剛性の違いが推進力に、乗り心地に大きく影響をしているからです。ホイールも軽けりゃいいってもんでもありませんネ。
ワタクシの個人的な感想ですが、今回の交換は大正解でした。コレでまたロードバイクに乗ることが楽しみになってしまいます。まだまだ満足に自転車に乗れないことが非常に残念でなりませんがorz
ということで当店でも取扱を開始させていただくこととなりました。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
詳細はメールにてご連絡下さい。
TEL:043-376-1121 平日 9:00~17:00
※倉庫作業・発送作業等お電話にでれない場合がございます。
その際番号通知があれば折り返しお電話させていただきます。
まだまだ慣らしが終わったわけではありませんが100kmぐらいは乗れたかと思います。
動画でお伝えできるのがベアリングの状態だけで非常に残念ではありますが、大方初期の状態のベアリングの状態という動画の公開です。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
というお話しですが本題に入る前に、、、
え~、ロードバイクっていたるところにベアリングが使われています。
以前ベアリングのお話しをした時にセラミックベアリングがだめ!というお話しでは全くありませんが、はっきり言ってそこまで必要性を感じておりません。
例の有名な日本のG社のお話でも、比較試験で鋼球のほうが僅かに勝っていた、そしてヤング率の差からくるレースへのダメージ等を考慮してもそこまで優位的なものでもない、というようなことが最近は特に多くなってきたように感じます。
※あくまでもレースで1秒を争うような使い方ではない場合は、と言うことです。
そもそもセラミックベアリングはかなり高価であり、今のFSAの普通のPF30でも回転には何も不満はありません。
※ロードバイクで言うセラミックベアリングとはレースまでフルセラミックではなくて、玉だけのセラミックベアリングの場合がほとんどです。
ってことだったんですが、今度圧入BBの打ち替えを依頼されておりまして(そのお話しはまた今度、、、)どんなもんなのか詳細が不明だったので事前調査を、、、ということです。
早速代理店へお電話を。。。
結構詳しくお伺いをしたかったので折り返しで御代表からお電話をいただき直接お話しをさせていただきました。
お話をお伺いするうちに本当にWishboneに絶対の自信を持っているのがよくわかりました。
ワタクシのバイクも通常のPF30規格のBBですが、現状のBB回りの問題点やら何やら、そんなことをお話しさせていただいところ、、、
「一踏み目から違いがわかると思います!!」
「異音にも絶対的な自信を持っています!」
もちろんレースでの実績もしっかりあるということです。
ものすごく端折っておりますが、本当はものすごく丁寧に説明していただきました。
情熱を持ってお仕事をしている方の自信作は是非とも使ってみたくなってしましまうものです。
そこまで言われたなら自ら試してみるしか無いと。。。
ということでこうなります!
↓
↓
↓
どんっっっ!!

即納して頂きました。お忙しいところありがとうございましたm(_ _)m
PF30規格のWishbone(ウィッシュボーン)ボトムブラケットです。

内容品はこんな感じです。
本体についている銀色のスペーサー×2、ウェーブワッシャー、アルミスペーサー(赤)これらはSRAM GPX用なのでシマノクランクのときは使用しません。
持った感じすぐに違いがわかります。ものすごく繊細で剛性を感じることができる美しい作りです。
本体中心部のネジ切りの部分の精度もすばらしいです。
左右を組み合わせても強度も十分な印象です。
ちなみに今までのごくごく普通の旧品FSA PF30 はこちら

中心部が樹脂製のカップで、くっついているだけです。
引っ張ったりよじったりするとカポッとカップが抜けます。
この辺の作りがワタクシの期待をするところにどう影響をしてくるのか、、、楽しみです。
ということで早速作業へ、、、
PF30の外し方はこちらから
PF30ボトムブラケットの交換 圧入BB
▶組み付け
作業は例のごとく「美しく!」これが大切です。ガンガン叩くとか嫌なんですよ、、、
組付けは普通の圧入とは少し違います。

しこたまきれいに仕上げたBBシェルに圧入してきますが、通常の圧入とは少し違う方法です。
2本のBBレンチでネジ切りのように締め込んでいきます。

締め込むことでセンター部のネジによって取り付けができるというものです。
無理くりぶっこむのとは違って作業がスマートです。
圧入前にグリスを適量塗り込みます。
と言うか圧入BBでロックタイトを推奨している事自体疑問が残ります。そもそもベアリングを直接入れる構造も、疑問がないわけでは有りませんが、音鳴りやきしみが出るから接着剤!というのも。。。確かに固めることは音は出にくいのかもしれないけど、ソレって、、、

そしてドライブ側(ネジメス側)はまっすぐ挿入。
ワタクシのフレームは根本までまっすぐ入りました。
この挿入感(?)はまるで卒業証書入れの筒のように(笑、ものすごく繊細なBB本体の精度を感じることができます。
「ギュッ」と「ピタッ」と入りました。
半ドライブ側はネジ切りなので固くなるまで手で回していきます。

こればかりは触ってみないとわからないと思いますが、ものすごいネジ切りの精度がいいのが分かります。緩すぎるでもキツすぎるのでもなく気持ちがいいです。
ある程度まで締め込んだらBBレンチを両側に噛ませて締め込んでいきます。

BBレンチのサイズは最近の一回り小さいサイズではなく、BBレンチにアダプターを噛ませなくてもいいサイズの大きい方のサイズでした。

もう少しです。
ピタッと、美しい仕上がりです。

締め付けトルクも記載があります。
規定トルクまで締め上げたら、グリスがはみ出します。
これをきれいにします。
ここの締め付けたときの美しさときたら、、、こういうパーツは最高ですね。

これで取付作業は完了です。
スレッド式のBBでもよくありますが、最初から工具を使わなくては固くて入らないとか、最後のほうがものすごく硬いとか、、、ウィッシュボーンは全くありません。
最後まで極めて滑らかに入っていきます。
▶初期のベアリングの状態は?
で取付完了後に、、、こんなん「ぐりぐり」して感触を確かめます。

「うんっ!ざらつきありです。。。 ^^;」
初期状態のベアリングにあるある状態です(特にセラミック)。
念のためその他のご用件と合わせてまたまた確認させていただきました。
なんでもウィッシュボーンのセラミックベアリングは一度開けて耐久性のためにグリスを多めに詰めなおしていると言うことです。
【グリグリ】している時点から各所グリスがはみ出してきてはいたので多分、、、そうだとは思っていたのですが、大当たりでした。
初期のざらつきや重さもしばらく乗れば極めて滑らかになるということです。
※初期状態でもドコかのBBよりかはるかに軽いのは内緒です。。
近日動画もアップ予定です。
▶フレームが変わる?
今回の交換の主な目的は別にセラミックベアリングを試したかったわけではありません。
FSAも回転性能的にはものすごくいい状態を保っています。
というか多分普通のベアリングで今の回転はかなり優秀な方だと思います。
しかしセンプレは少々BB回りの剛性感がすこし柔らかすぎる印象があります。
本題は【BB回りの剛性アップ】ということです。
構造を考えればタダの筒よりも真ん中のスレッドでガッチリBB自体のたわみが少なくなる方が剛性が上がることは間違いないです。

FSAのように結合部が樹脂製では本体樹脂部のたわみにより左右がよじれ、剛性不足が考えられます。ベアリングがフレームごと動くことでも回転の軸がずれるということも考えれます。
ウィッシュボーンの様にBB自体の剛性が高く左右がしっかり結合されているのであれば、左右のBBがフレームに合わせてバラバラに動くことが抑制されるのでは?ということです。
当然左右がネジ切りで結合されるので装着後は左右からフレームの中心に向かっての力も働きます。
(通常のPF30では全く無いボトムブラケット自体の働きです。)
お値段こそ少々お高い感はありますが、フレームのBB回りの剛性を手っ取り早く上げることができるということを考えればフレーム買い替えなんかよりも遥かにお金はかかりません。
▶メンテナンス性は?
これが何より重要です。
何度も繰り返しになりますが、圧入ボトムブラケットは何度も何度も繰り返し脱着を繰り返すような規格ではないと考えています。
一部メーカーで絶対に使いたくないメーカーもあります。特に取り外しが、、、
外すにしても反ドライブ側はネジ切りで回転で外すことができます。
そしてドライブ側もあんなに嫌なハンマーでひっぱたく作業から開放されるということは何よりの利点です。
耐久性に関しても御代表は自信をもってお話しをされておりました。
「シクロやMTBで激しい泥汚れなどを高圧洗浄をするような過酷な状況下においても1シーズンはしっかり持つ実績があります。」
「時々雨の中を走るぐらいであれば18000kmとか普通に持つでしょう。」
高いシールド性を持った高寿命ということです!
もちろん全てではありませんがシールドベアリングは状態によってはヘタなメンテナンスがかえって状態を悪くしてしまうことがあります。Shimano製品でも某所のシールをカットして回転を軽く!なんてものもありましたがそっちの方がトータル性能が高くなるなら製品化するのですが、それをしないってことはきちんとした理由があります。
玉の打ち替えなんかもできるようなんですが、
「おそらく玉の打ち替えよりも前にフレームに飽きてしまうかもです。。。」
なんとも心強いお言葉です。
交換(取り外し)回数が減るということは何よりいいことだと思います。
ワタクシも自分で言うのもあれですが、【洗車親父】です(笑
BB回りに水をかけるのが怖くて洗車をしないなんてことは全くありません。がんがん遠慮なしにぶっ掛けます。
むしろバイクはいつもピカピカではないと嫌なので汚れたらすぐに洗車で丸洗いです。
そういったことにもしっかりと耐えられる耐久性、、、素晴らしいです。
長期間に渡って付け外しが必要のない耐久性と、なにかで 外さなければ行けない時が来てもフレームのことを最大限に考えられている構造。。。すばらしいです。
▶初期インプレ
「一踏み目(ヒトフミメ)からわかると思います!」
この言葉を信じて
Σ(゚Д゚;)アレッ??
ε=( ̄。 ̄;)フゥ
オチツケ、オチツケ・・・ジブン…
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
ハァァァ━(゚∀゚)━!ナンダコレッ!!
「これはスッゲェいいぃぃっっっ!!」
すみません取り乱しました。。。(汗)
ワタク氏過去のお話しを見ていただければわかると思うのですが、あくまでも個人的な主観ではありますが、おすすめできないものって、、、結構皆様が高評価でも、、、あまりおすすめしてないことも、、、某超高級バー@ープとか、、、(;´∀`)だってねぇ、、、いつもお読みいただいている方に申し訳ないじゃないですか。。。
ウィッシュボーン、、、こいつはですね。。。。
「スッゲェイイです!」
BB回りのフレーム剛性が上がります。
ペダルの2時から5時までが気持ちよすぎます。
重いギアでも【まっすぐ】【ストンッ!】と落ちる感じです。
フレームのたわみが減ります。
かなりカリカリのセッティングが出せるようになります。
もうね、、、ワタクシの周辺の圧入式フレームのBB全てこれに交換したい勢いです(笑 (._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; ) ォィォィ
現段階では回転は以前のFSAのPF30がめちゃくちゃ状態が良かったので不明ですが、悪いという感じは全くありません。ならしが終わった後にまたご報告させていただきますが、少し体の状態が悪いので時間がかかりそうですm(_ _)m
▶結論
2万とちょっと少しお高いですが、ワタクシは多分次のフレームを買ってもこれを付けます。
お気に入りのフレームが圧入式、、、どうしよう、、、あるあるですね。ためらう場合もあるとは思いますが、コレがあればためらいは消えるでしょう。
異音対策の意味でも剛性、精度等を考えれば、コレはおすすめできるものであると思います。
BBシェル側がどうしようもない状態の場合はフレームの問題。。。
ホイールもそうですが、回転だけがトータル性能ではありません。
おそらく部品精度から見てもならし後は回転がとんでもないことになりそうな気がしています。楽しみです。。。
ワタクシ自信まだならしも終わっていませんが、回転性能抜きにしてもコレを選びます。
そのぐらいいい物です。
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堂々なラインナップです。
もうコレって圧入BBほぼすべてのラインナップかと。。
▶本体素材:6061 T6. FULL CNC-MACHINED
ものすごく簡単にご説明いたします。
6061番のアルミというものは耐食性に優れたアルミニウム、コレの強度を更に上げるために更に上げるための液体化処理・焼入れ・焼戻しこれらを【T6】処理ということです。
もう言うことなしでしょう。。。ある意味ウィッシュボーンは最強のBBであると、いやマジで、、、、
ということで少々お高いものではありますが、圧入式BBをご使用の方にはかなりおすすめできる商品となっております。
ホイールなんかは重量が同じでも、結構な違いがわかるのは構造や剛性の違いが推進力に、乗り心地に大きく影響をしているからです。ホイールも軽けりゃいいってもんでもありませんネ。
ワタクシの個人的な感想ですが、今回の交換は大正解でした。コレでまたロードバイクに乗ることが楽しみになってしまいます。まだまだ満足に自転車に乗れないことが非常に残念でなりませんがorz
ということで当店でも取扱を開始させていただくこととなりました。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
詳細はメールにてご連絡下さい。
TEL:043-376-1121 平日 9:00~17:00
※倉庫作業・発送作業等お電話にでれない場合がございます。
その際番号通知があれば折り返しお電話させていただきます。
まだまだ慣らしが終わったわけではありませんが100kmぐらいは乗れたかと思います。
動画でお伝えできるのがベアリングの状態だけで非常に残念ではありますが、大方初期の状態のベアリングの状態という動画の公開です。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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※ご連絡をいただく際には
・お名前
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・ご希望の整備内容
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。当店の特徴・詳細ははこちらから
コメント
コメント一覧 (12)
エンジン鍛えるか……(笑)
いやぁそもそも論としてPF30とかBB30ってのはシマノクランクを使うための規格では無いですからね。このBB乱立はほとほと困ってしまいます。
何を隠そうエンジンではどうにもならない場所を何とかするもの、、、それがWishbornのBBってことです!
2017FOCUS CAYO Ultegra Mixを買いたい衝動をBBがFP30だからと自分に言い聞かせて我慢していましたが…
てんちょーさんのせいで財布の紐が決壊寸前です(白目)
シーズン明け、もしくはてんちょーさんの爪が復活するくらいに我慢できずにこのBBとニューバイク買ってしまいそうです笑
欲しいものは欲しいですよね。。。決壊しちゃって下さい(悪魔の囁き)
圧入式でフレームをためらう方の救世主になりえますヨ。
いやぁウィッシュボーン、、、本当にいいです。
本日も1台取り付けをしてまいりましたが、めちゃくちゃ気に入っていただくことができました。
「笑っちゃうぐらい回るわ!めちゃくちゃ気持ちいい!」とおっしゃっていました。
ぜひぜひ購入の際はご一報をいただければと思います(笑
たった今やってみましたが、ドライブ側も通常の圧入式BBを外すほど「ガンガン!ゴンゴン!」なんて全く叩く必要はありませんでした。(当然キツさはフレームの精度等にもよるとは思いますが。)
まっすぐかるくコンコンぐらいで少しずつ出してくる感じです。例えるとちょっときつめのクランクぐらいです。
通常の圧入式を叩くぐらいの勢いで叩いたらものすごい勢いで飛んでいってしまうかもしれません(笑
わざわざ検証までして頂きありがとうございました!
フレームにもよると思いますが、叩きまくる作業から解放されると嬉しいですね。
いえいえ、、、こちらこそm(_ _)m
BBやホイールにしてもフレームにしてもですが、パッと見軽ければいいとか、回転が軽ければいいとか。。。しかしぶっ壊したら供給!そんなことが普通に叶わない一般ユーザーが使う上ではそれだけではないと思っています。
メンテナンス性や耐久性の面もとても大切なことだと思います
あの圧入BBの叩く作業は本当に美しくないというか、、、とても好きにはなれません(笑
耐久性に関してはワタクシ自信で試したわけではありませんが、もっともっと乗り込んで再度耐久性インプレも更新予定です。
多分フレームは変わっているかもしれませんが(ΦωΦ)フフフ… 圧入規格であれば継続して使っていく予定です。
ところで...商品名、WISH"BONE"ですよね。
絶賛しているのに名称間違いは中々失礼かと。
何を持って耐久性がないというのかは不明ですが、個人的にはまったくそんな印象はありませんし、もしもベアリングがだめになっても打ち換えができるのはいいことだと思いますヨ。
記事のご説明にあるように取り付けるとフレームの中心に向かって力がかかると思いますが、フレームに過剰に負荷が掛かってしまうことは無いでしょうか?アルミのスリーブが入ったBBなら安心できますが、フルカーボンのBBシェルでもしっかり左右を連結させるために締め付けても大丈夫でしょうか?フレームの破損や寿命を縮める事にならないか、少し心配しています。