3本ローラー1000kmチャレンジに大きな壁が立ちふさがる”オプション用マグユニット(負荷装置)”導入

※一部追記をさせていただいております。


週末はとても天候にも恵まれ心なしか少しだけ春の到来を感じることができた方も多いのではないでしょうか。

また寒くはなるみたいですが、、、

そんなときもまだまだ絶賛1000kmチャレンジ(ハムちゃんチャレンジ)遂行中です(笑

しかしそんな中1000kmチャレンジに大きなが立ちふさがるのです(; ・`ω・´)ナン…ダト!?

ということで今回は 「ミノウラ モッズローラー用”オプション用マグユニット(負荷装置)”を導入する」 というお話しです。


▶導入前に
現在、MINOURAが推奨する標準的なトレーニング方法は、脚力のパワーアップやパワー継続を目的とするには「固定式ローラー台」を使用することであり、3本ローラーに負荷装置を取り付けての練習は、あくまでも最終手段と位置づけ、それほど積極的に勧めていません。
なぜなら、3本ローラーの最大の目的である乗車フォームの形成やペダリングスキルを高めるには、まだそれほどライディングが上達していない時点での練習に負荷装置を用いると、「踏み足」ばかりに力が入ることで、ペダリング自体が「踏み足」主導となり、本来の滑らかかつ高速ペダリングに必要な「引き足」をともなった練習が再現しづらくなるためです。
3本ローラーへの負荷装置取り付けは、ご自身のライディングスキルにより大きく目的が異なりますので、現在のレベルで必要か不必要かを、ショップやチームの仲間とも充分検討した上でご購入ください。  
ミノウラ 公式ページより抜粋
http://www.minoura.jp/japan/trainer/rollers/magunit.html

ということなんですが、引き足の練習がしづらくなる、、、しづらくなる、、、
→「できなくなる。」ではないからいいかなぁと(笑

目的が異なる、、、
→「かてぇことぁいいっこなしだぜッ(`・ω・´)キリッ」・・・少々謎です(笑


こんなことを考えながらなぜ導入を検討したかということなんですが、「うるさいから。」これ以外にありません。

取り合えずうるさいんです。

アウタートップでケイデンス120も回せば約70km/h、130rpmで80km/h手前、ピークは90km未満とは言え60km/hもだせば家の床からいろいろなところに伝わり「ブーン!」ととても響く音が大きくなります。

ということで 単純に”スピード抑制による静音”を目的に導入をするというものです。

というのもワタクシの場合高ケイデンス走が苦手ですorz
ケイデンス120で1時間とか無理だし、、、
苦手克服もいいのですが、とりあえず今は「得意分野を伸ばす」ということにしようかな、と言うものも導入を決めた理由の一つでもあります。

また3本ローラーの軽い負荷でのペダリングスキルの向上って、突っ込めば「負荷がかかってもきれいなペダリング」ができないと意味ないです。3本ローラーでケイデンス200キレイに回すために乗るわけではなくて、外を走って少しでも速く走れるようになりたいために、3本ローラーを使用するという方も多いと思います。
当然外を走れば、低負荷の下り坂だけではなく、高負荷になるヒルクライムや、向かい風のときも、どんな状況でもきれいなペダリングができなければ意味がないということです。

まぁ多少の負荷があってもいいじゃない!ということです。

だ・か・ら本来のもくて ドルァ(#゚Д゚)≡○)Д`)・∴'.ハウッ…



※ペダリング効率についてのお話しは次回ぐらいからシリーズで記事にする予定です。



▶オプション用マグユニット(負荷装置)の取り付け

至って簡単です。

P1294499

物を開けると3つのパーツの説明書です。

P1294500

まずはモッズローラー側の準備として2箇所ナットを外します。

P1294502
 
もちろん取り付けたい側を外します。

1箇所だと入れるのが結構キツイです。
マニュアルにも2箇所と書いてあるので2箇所ははずした方がいいということでしょう。横着はダメですね。

17mm六角なので車のホイール交換用の十字レンチやハブコーンレンチの1番大きなものが使えます。

P1294504
 
ネジが外れたら「フンッ!」とフレームを持ち上げてベルトを1番後ろのローラーに噛ませます。
この作業はどう考えても1本ナットを外したぐらいではびくともしません。
 
そしてこの1番後ろのローラーのナットを締める際に金属のパーツを挟み込みます。P1294505
※左側は本締め、右側はまだ仮締めぐらいです。

最後に負荷装置をベルトをきちんと通して、3本ローラーのフレームに挟み込みます。

image4276

赤枠が「カチッ」となってロックされます。
取り外しはここにスプリングでロックされていますので指で押し込んであげれば簡単に外れます。

先程の金具で横にズレるのを防いでいるということですね。

この時点で、負荷ベルトの張りを測定します。

image4254
 
マニュアルには「指でグッと押してみて10mmぐらい沈む程度に」ということですが、ピッタリと合わせて金具を付ければ大体10mmになるようです。

もしも緩ければ先程仮止めしたナットを緩めて金具をスライドさせて適正な張りにするということです。

P1294512
 
こんな感じで装着ができます。

※しかしこれって、商品には「Super MAG TURBO」とかいてありますが、商品名は公式ページでも「オプション用マグユニット」となっています(笑
「スーパーマグターボ」のほうが名前かっこいい( ・∀・)イイ!!、、、と思うのはワタクシのセンスの問題でしょうか。。。

横幅もほとんど変わらずにいけますし、折りたたみも最後まではできなくなりますが、ある程度は折りたためます。
 
P1304513

こんな感じならなんとか収納場所もそのままで行けそうです。




▶負荷をかけると・・・実際の負荷は?


比較対象として1000kmチャレンジのデータです。

image4166

大体一定で乗るとアウタートップ(50×34T)ケイデンス90で平均50km/hちょっとです。

image4199

逆に”きれいなペダリング”の確認のために行った低ケイデンス走は負荷がなさすぎてしまい、運動の強度としてはかるすぎてしまう感じです。後半のダラつきがひどい、、、
ついでに細かくポジションをいじりながら乗っていたので山がガッチャガチャです。

※個人的には重いギアでゆっくりとキレイに回すこと、これって結構練習になると思います。
ケイデンス50回でキレイに回せなければ90なんてもっと難しいです。キレイに、キレイに、、、と考えながらゆっくり回す練習です。これもペダリングの効率に繋がりそうですネ。

積算距離:290km


そしてこれがオプション用マグユニット(負荷装置)を取り付けて走ったものです。

image4232

負荷は4番目を使いました。 

負荷は7段階から選べます。
rect4334
 Low↔Highまでデス。

漕ぎ出しとかは軽いギアを使えば対して変わらないですが、なんだか「強烈に後ろに引っ張られている感」がものすごくヤッパリ重いです。

数値を見れば一目瞭然、平均が50km/hぐらいだったものが、負荷4番目で速度は約半分の25km/hに。

一番軽い負荷は、、、使ってないんでよくわかりませんが、4番目ぐらいがちょうどいいかと。

無負荷状態で7km位を超えると汗がしたたり出しますが、4番目の負荷をかけた状態だと2kmぐらいで”ボッタボタ”です(笑

最後の1kmは最大負荷で30km/hで試してみましたがかなりきつかったです。
(;゚Д゚))=3イロンナトコロガプルプル・・・
貧脚御免(_ _,)/~~
しかしサイコンの山がでないのは謎です。。。


パワーメーターはありませんが、アマゾンのレビューで一例としてこんな情報も。

ライダー体重54㎏ バイク7.5㎏ タイヤ700×23C 前後7bar パイオニア 
ペダリングモニター 5秒平均値 負荷装置無し
20km/h 80w
30km/h 120w
40km/h 160w

負荷装置有り 負荷最弱
20km/h 130w
30km/h 210w
40km/h 280w
負荷装置有り 負荷最強
20km/h 230w
30km/h 400w
40km/h 多分650~700w
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B001PMG7VS/ref=cm_cr_othr_d_paging_btm_2?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent&pageNumber=2
より抜粋

最大負荷の30km/hで推定400w。
これが正しいか否かは不明ですが、数値だけを見る限り結構いい感じの負荷がかけれると思います。
今度パワーメーターついている人に乗ってもらいましょう!

+++追記です+++

ということで負荷付き3本ローラーを持っていき、パワーメーター(Garmin Vector)装備の自転車で乗っていただこうと思ったのですが、
「自分で乗っていただいて構いませんよ!」
ということだったので自転車をお借りして計測することに。

負荷4番目:
30km/hで300w

最大負荷:
30km/hで400w


ということでした。
大方上記の情報と同じ値ですね。

あくまでも目安でしかありませんが、大体このぐらいのパワーということでした。

参考までに、というお話しでした。

++++++++




肝心の静音もやはり回すことが大変ですし、スピードも抑えられるので静かです。

負荷装置から音が出ているのかは爆音で音楽を聞きながら(イヤホン)なので不明ですが、床やら何やらが「ブーーーーン!」と鳴ってしまうことはだいぶ抑えられます。

いつもよりも小さな音でもしっかり音楽が聞こえているので音を抑えるという意味でも結構ありだと思います。



▶負荷装置ありか、なしか?

全くもって個人的な意見ですが、ワタクシは”大いにあり”だと思います。

と言うか負荷なしだとうるさいし、、、

音という面だけを考えても利点は大いにありますが、負荷をかけたらきれいなペダリングができなくなるのかといえばミノウラさんの公式ページにもありますが、
・行えなくなる場合もあります
・練習が再現しづらくなるためです。


絶対にできなくなるということではないでしょう。

外を走れば様々な条件があります。
それは坂であったり、風であったり、路面状況がよくなかったり、、、
そんな刻一刻と変わる負荷条件の中でもきれいなペダリングをしたいのであれば多少の負荷がかかったぐらいでペダリングが乱れてしまうようであればダメという考えです。

っというのは頭の中だけの話であって、単純に3本ローラーのトレーニングとして、負荷に耐える・乗り越えるそんなトレーニングにも使えるようになるということはいいと思います。

寧ろ軽すぎてしまって適当に(You Tubeでも見ながら)流すような3本ローラーを1時間も2時間も続けたりするのであればしっかりと120%集中できる範囲で負荷をかけたトレーニングのほうが成果が出てくると個人的には信じています。

そしてなによりいいと思ったのは負荷をかけたほうが実走に近いトレーニングができる、と感じたところです。
スピードは出なくなりますので、バランスは取りづらくなりますが平らなはずなのに何故かヒルクライム・向かい風気分です。(それが負荷ってもんだ、、、)正に足を止めたらすぐに止まってしまうのはヒルクライムそのものです。

3本ローラー本来の使い方とは少し変わってきてしまいうということはもちろんあり、すこし効果に変化はありますが、効果がないなんてことはありません(と信じて、、、)。
とはいってももちろん外を走ることも大切だと思います。3本ローラーと実走行では若干の差があることもしっかりと理解をした上で使用するということも大切ですネ。


少々脱線ですが、、、
①ペース配分を気にしすぎていつも抑えめのトレーニングをしているAさん
②猪突猛進、いつも最初っから全開で最後にはバテバテになってしまうBさん

AさんBさん双方同じタイムだとします。

もちろんAさんの様なトレーニングだけでは足りないこともありますし、Bさんも速く走りきるためには頭を使わないといけません。双方ののトレーニングが大切です。

しかし特に初心者の頃なんかはBさんのほうが後々の伸びしろを確保できるということもあります。

トレーニングはいっつも頭を使わないのはよくありませんが、たまにはバカになることも大切だと思います。
限界の向こう側に足を突っ込んだことのない場合は限界はわからないでしょう。

たまには馬鹿になって限界の向こう側に足を突っ込んでみる、そんなトレーニングには固定ローラーもいいですが、負荷装置をペチッとくっつければ3本ローラーでもできてしまうというのは結構いいと思いますヨ。



ということで、大体「40分未満で30km走れるところが負荷装置で半分の距離になっちまっただヨゥ・・・」

積算距離:約305km

どうなる3本ローラー1000kmチャレンジ!
1/3終了前に巨大な壁が立ちふさがる。。。

そんな話でした。


しかしこれで1000km走り終えれば平地なんかを走れば羽が生えたように軽く感じる・・・ことを願っています。
20マソのホイールよりも効果が、、、出るのでしょうか?乞うご期待!




++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから