土踏まずのアーチとペダリングの関係性とは?
なんでこんなお話になったかというと、、、
「クリートってなんで拇指球前後につけるの?」
って言うことです。
「土踏まずじゃいかんのかい?」
不思議です。←ワタクシだけでしょうか。。。
実際にやってみればわかるんですが、踵(足首の関節の動きがないような)では回転するペダル軸を踏むことはとてもむずかしいです。
そこで足首の角度を変えられる踵を含まない前方方向でペダルを踏むということです。
しかしママチャリなんかでは9割以上の方は土踏まずで踏んでいると思います。
それがなぜスポーツタイプの自転車だと拇指球付近になるのかというと、、、
(ペダル軸をどこに持ってくるのかというお話です。)
やはり研究がでております。
ペダリング運動における足の固定位置が足・膝・股関節モーメントに及ぼす影響
http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2007/1K04A174.pdf
ものすごく簡単に言いうと
→土踏まずで踏むと腓腹筋の内側を使いづらくなる。
→腓腹筋を使いづらくなると、その動きを補うために股関節伸展を用いるようになる。
(足首の動きが小さくなるとその動きを補うために股関節を使用するようになる。)
→ 特に高回転時に腓腹筋が制限されるということは不利になる
要は、足首の動きが制限されることで、その動きを補うために股関節の運動が加わることで、疲労が溜まりやすくなる、といったところでしょう。
ペダリングという動作の中で、最近はアンクリングは無理に行わないほうがいい、そんな傾向が少し見られるようになってきましたが、それにしたって足首の自由な動きというのは股関節に掛かる負担を減らすことができるということなのでしょう。
なんだか今ひとつさっぱりしない感じではありますが、う~ん、
シューズももう少しクリートの可動幅があると楽しそうな実験ができるのですが、、、
そういうワタクシはクリートMAX後退です(笑
というのはあくまでも前置きであって、土踏まずとアーチのお話しです。

※ココデスネ。
▶ペダリング(踏み足時)の足の動き

ペダリング時は下方向に押し下げようとします。
クリートは拇指球付近に固定されていますので、足は力の動きは当然下方向に行きますが、足先に力が入っていなければつま先が持ち上がってしまいます。
つま先が持ち上がって行き過ぎれば当然アキレス腱がちぎれてしまいますし、足首の角度を保つことにヒザ下の筋肉、腓腹筋やヒラメ筋をつかい、足首が反り返らないようにします。
すると足に掛かる力はどういう力がかかってくるのか、ということです。
足はわかりにくいの手でやってみました。

拇指球は指先だとすると、下方向に力をかければ足のアーチが潰れます。
実際にこれが足の動きとして起こっているか、いないかではなくて、こういった負担が足裏のアーチにかかっていることが十分に考えられるということです。
▶足裏のアーチが潰れると?
足裏のアーチが潰れるとよくないと言われているのを聞いたことがあっても実際にどういうことが起きるのかがわからない方が多いと思います。

これはワタクシも愛用中のオンヨネの健力ソックスのカタログなのですがものすごくわかりやすいです。
土踏まずのアーチが潰れると「回内過多(オーバープロネーション)」という現象が起きます。
オーバープロネーションについてはこちらから
簡単に、手軽にオーバープロネーションを克服!夢の新技術
疲労等が原因でアーチが潰れることで、スネは内側に落ち込むことで膝も内側に倒れます。
これによって膝痛や、足裏の痛み、股関節異常等不具合が起きやすくなるということです。
ペダリングの踏み込んだ瞬間に膝が内側に入ってしまう。
こんな現象はアーチの潰れによる、オーバープロネーションが原因の可能性も考えられなくはないです。
これはわかりやすい動画があります。
そういうワタクシも実は左側はそんなに起きないのですが、右側はペダリングの2時~の一番負荷のかかる瞬間に膝が内側に向いてしまう傾向にあります。
やはり土踏まずはものすごく高い目だと自負しておりますm(_ _)m
どんなにクリートをいじってもサドルを調節しようがうんともすんとも変わらないので余り気にしないようにしていました(;´∀`)
体の構造上、多少はそうなると以前のサイスポかなんかの記事にあったような気がしますが、左足では起きない現象です。
実際に膝や股関節に不具合が生じたわけではありませんが、「足裏」だけはツボ押しがいっつも苦手です。もう健康サンダルなんてワタクシに取っては不健康サンダルですヨ(笑)というかおそらく足の裏(足底筋膜)にペダリング時にはそこまで気にならないような疲労が溜まっていることが考えられます。
「これはいかん!」と、不具合が出る前になにかか対処を。。。
オーバープロネーションを防ぐためには手っ取り早い方法として「インソール」があります。
しっかりと土踏まずをサポートしてあげるような機能のあるインソールでアーチの潰れを防いであげるということです。完全にアーチの機能の制限をしてもいいのか?、、、もう少しあとの方で、、、
しかしロードバイク・自転車用のインソールってスッゲぇ高いでしょ。。。
下手したらシューズ買えるぐらいの、、、
どうしたものか、、、
▶土踏まずの働き
・衝撃吸収
・バランスをとるためのセンサー
・バネのように反発を生み出す
このような機能が有名なところですが、では自転車に乗るときに必要になるのかというところです。
ランニングや陸上競技のように硬い地面と直接接していない自転車はタイヤであったりフレームも衝撃の吸収をすることができます。
バネのような反発も後方に蹴り出すというよりも、踏み下ろす・円運動が主体の運動となりますので必要かと言われると、、、
センサーもクリートがバイクとの接地点となりハンドル・サドル・ペダルの3点でバランスを取るとすると、2足歩行用バランスセンサーとしても余り必要がなさそうです。
寧ろシューズ内でアーチが(潰れたり戻ったり)動いてしまうことで踏み込んだ力のうち、アーチに吸収されてしまう力をなくすこと、またオンヨネの言うように疲労等でアーチが潰れてくることを考えるとアーチを完全に支えてしまったほうがより効率が上がるのでは?ということです。
こういったロスであったり不具合は机の上で考えれば、扁平足気味の方よりも土踏まずが高めの方が顕著に現れそうです。
足の裏のロスって結構大きいものです。
オンヨネのサイクルソックスを試してみて一番効果を感じたのは適切な厚みと足裏のすべり止めのお陰でダイレクト感が上がったことです。
かなりの力で締め上げているシューズの中でも靴下次第ずれてたり、すべったり、ロスが発生しているということなんだと思います。
詳細はこちらから↓↓↓
自転車専用高級ソックスを試してみた 【オンヨネ 腱力ソックス サイクル】コンプレッション?
この違いを体感しているからにはソールのこんなお話しを考えるとなおさらなんとかしたいものです。
ということで今回は「土踏まずのアーチとペダリングの関係性とは?」というお話しでした。
次回はビンディングシューズ用インソールのお話しです。

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しかしママチャリなんかでは9割以上の方は土踏まずで踏んでいると思います。
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シューズももう少しクリートの可動幅があると楽しそうな実験ができるのですが、、、
そういうワタクシはクリートMAX後退です(笑
というのはあくまでも前置きであって、土踏まずとアーチのお話しです。

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▶ペダリング(踏み足時)の足の動き

ペダリング時は下方向に押し下げようとします。
クリートは拇指球付近に固定されていますので、足は力の動きは当然下方向に行きますが、足先に力が入っていなければつま先が持ち上がってしまいます。
つま先が持ち上がって行き過ぎれば当然アキレス腱がちぎれてしまいますし、足首の角度を保つことにヒザ下の筋肉、腓腹筋やヒラメ筋をつかい、足首が反り返らないようにします。
すると足に掛かる力はどういう力がかかってくるのか、ということです。
足はわかりにくいの手でやってみました。

拇指球は指先だとすると、下方向に力をかければ足のアーチが潰れます。
実際にこれが足の動きとして起こっているか、いないかではなくて、こういった負担が足裏のアーチにかかっていることが十分に考えられるということです。
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バネのような反発も後方に蹴り出すというよりも、踏み下ろす・円運動が主体の運動となりますので必要かと言われると、、、
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こういったロスであったり不具合は机の上で考えれば、扁平足気味の方よりも土踏まずが高めの方が顕著に現れそうです。
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この違いを体感しているからにはソールのこんなお話しを考えるとなおさらなんとかしたいものです。
ということで今回は「土踏まずのアーチとペダリングの関係性とは?」というお話しでした。
次回はビンディングシューズ用インソールのお話しです。
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